202311
Friday
神輿渡御です。
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今年は天候にも非常に恵まれました。
恵まれすぎて暑いくらいでした。
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昔は、相川祭りの頃といえば霙が降るくらい寒かった記憶があります。
そして、いつも「お祭りの日は冷たい雨」でした。
子どもながらに「大人になったら担ぎたい」と思ってはいましたが、滝行のようにずぶ濡れになることを覚悟していました。
ところが、大人になって憧れのお神輿を担ぐようになってからはお祭りの日が雨という記憶はほとんどありません。
「佐渡へ移住してきて、お神輿を担ぐのは初めてです」という方とお話をする機会があったんですが、その方、夜は冷えると思ってヒートテックを着てきたそうです。
「こんなにいつも暖かいんですか?」と目を丸くしておられました。
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今年は佐渡地域振興局へも立ち寄りました。
私がお神輿を担がせていただくようになってから、初めてです。
毎年、鉱山祭りや相川祭りを盛り上げてくれるのも地域振興局の方々です。
今年も担ぎ手には職員の方がたくさんいらっしゃったんじゃないかと思います。
庁舎から大勢の方がお出迎えに出て来てくださいました。
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時刻は17時少し前です。
空が夕焼けに染まる頃にここカフェ・ド・カトレアの前を通過するのは例年どおりです。
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月をバックに、上町へと上って来ました。
相川郷土博物館から佐渡奉行所跡までの急坂を一気に上りました。
汗が噴き出ました。
ここまででいちばんしんどかったです。
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時鐘楼の前を行くお神輿です。
このあと、お神輿は京町通を通って大工町の北野神社まで上り、今度はそこから下って夕白町の大神宮で御旅所に安置されます。
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大神宮に到着したお神輿です。
ここでおにぎりや豚汁といった賄いをいただきながら、ビールを補給します。
全行程の折り返しくらいということもあり、疲労もピークではありますが何となく先が少し見えそうな気がする場所です。
今年の写真はここまでです。
コロナ禍でお祭りが中断する数年前から、お祭りも色々とありまして大きな曲がり角を迎えていたという印象でした。
しかし今年は、太鼓組と棒組が天領通りにおいて互いに敬意を表しつつ労をねぎらい合う場が再開されました。
中断する前の数年は、天領通りに担ぎ行っても --- 太鼓は叩いていてくれましたが --- 正面に太鼓組の姿は無く、棒組だけがシキを踏むというような状態でした。
今回、天領通りの正面に太鼓組の姿が見えて、涙が出るほど嬉しかったです。
お祭りが終わった後、棒組にも意思疎通と交流を図る場が用意されました。
これまではお祭りの日だけの寄せ集め感が否めませんでしたが、今後はこうした場を通じて正しい在り方のようなものを共有できたらもっとよいお祭りになるんじゃないかと思っています。
とりあえず、今年もぶっ倒れることなく、お神輿を担ぎ通せたことで安堵しています。
2日後に筋肉痛がやって来た時には悲鳴を上げそうになりましたが、何となくまた来年も頑張れそうな気がしています。
皆さま、たいへんお疲れさまでした。
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202311
Thursday
最後は、参道での7度撒き。
次いで長刀が注連縄を切ります。
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着地までしっかりと決まりました。
結界が解かれ、太鼓組、獅子、下り羽が町中へと出発します。
棒組はこのタイミングでお神輿を担ぎ、まずは参道の前でシキを踏みます。
まぁ、久しぶりすぎて皆さん足の揃わないこと揃わないこと…。
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202310
Tuesday
続いて、お神輿前の「5度撒き」です。
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結界が解かれるまで、あと少しです。
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202310
Monday
10月19日は「相川祭り」でした。
4年ぶりの開催です。
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私も4年ぶりに「棒組」としてお神輿を担がせていただきました。
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毎年、この白装束に着替えることを苦労しておりましたが、今年は久しぶりが過ぎて本当にどうやって着るのか分かりませんでした。
とりあえず、酔いが回るのは早かった気がします。
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今年は担ぎ手が少ないと言われていましたが、少ないということはなかったように思います。
ただ、棒頭の方々の顔ぶれがずいぶんと変わったように見えました。
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お神輿もお日様の光を浴びるのは4年ぶりです。
久しぶりの外の空気は美味かったでしょうか。
年男がお神輿に鳳凰を取りつけ、準備は完了です。
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石扣町と小六町の「獅子」です。
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下戸町の「下り羽」です。
髪の毛まで法被色に染まっている人がいますね。
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この笛の音と太鼓の音を聞くと「いよいよお祭り」という気分が高まります。
この日この場所へ集っているお子さんたちは皆さま学校も「公休」扱いです。
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そして、大工町の「太鼓組」による本殿前の豆まきです。
本殿前は「3度撒き」です。
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4年ぶりの「相川祭り」が始まりました。
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202310
Thursday
3年間の空白があったかと思いますので、"4年ぶり"の開催だったでしょうか…。
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私も4年ぶりに"棒組"としてお神輿を担がせていただきました。
事前に「とにかく人が足りない」と聞いてはいましたが、例年に比べて多いくらいの印象でした。
ただ、私自身も含めてあちこちにブランクを感じました。
クライマックスの天領通りでは、通りの正面に太鼓組が待ち受けてくれていました。
3年のブランクも含めて本当に久しぶりに見た光景で、涙が出るほど嬉しかったです。
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202308
Friday
昨年、3年ぶりに開催された「両津七夕まつり・川開き大花火大会」です。
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今年は4年前と同様にドンデン山へと上がりました。
いつもの撮影スポットには馴染みの顔のほか、帰省中と思しき学生さんの姿もあり賑わっていました。
花火大会がスタートする1時間前から待機していたんですが、思った以上に星が綺麗だったもんですから、花火は小さくてもよいので空を大きく入れてみました。
お祭りの街灯りと、天の川と流れ星、対岸の新潟の灯りと稲光。
そして、花火大会のフィナーレを飾る二尺玉です。
欲張りすぎてどっちつかずな感は否めませんが…。
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202304
Friday
石花を後にし、もう1箇所立ち寄ります。
千本(Senbon)です。
午前中に1度通過した時には海岸線にも大きな幟が立っていました。
午後になってここへ着くと、何故か幟がなくなっていました。
のちのち聞いたところによると、幟の竿の根っこが折れたそうです…。
昔は、千本=「せんぼ」と読むのだと思っていました。
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こちらのお祭り=鬼太鼓を現地で見るのは初めてです。
先輩と一緒でなかったら、人見知りな私なんぞ足を踏み入れるなんてきっとできなかったと思います。
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そんな中、先ほどの石花には若い女性が1人でお祭り見学に見えておりました。
その方、石花へと来る前は千本のお祭りも見学されていたんだとか…。
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「そうそう、私たちも石花で会いました。(その方は)『千本から来た』と言うとりましたよ」
「(太鼓を)叩け叩けっちゅうたら、『無理です無理です』とか言うておいて、いざ叩いてみたらそらぁ見事な…」と。
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その方、国中方面のお祭りの太鼓の叩き手だったそうです。
千本の方も、「そーいや、〇月〇日がその子んとこの祭りだっちゅーとったし、観に行ってやってくれぇな」と。
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「あぁ、分かりました」
なんて簡単に答えてしまったんですが、結局行けずじまいに終わってしまいました…。
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[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1600,F4,iso400]
雨が降り出しそうな不穏な空の下、千本の鬼太鼓を、これまだ玄関にご招待いただきながら見させていただきました。
こんな砂かぶりの特等席で見させていただいたせいか、石花のリズミカルな舞に比べ、とても力強く感じました。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1600,F4,iso400]
ほんの2〜3軒しか観られなかったんですが、両手に持ちきれないほどの飲み物とおやつ、そしてお腹が膨れるほどのおつまみをいただきました。
いざ足を踏み入れてみると、案外知っている顔があって、お久しぶりのお話に花が咲く場面もありました。
是非、撮ってみたい絵のイメージができたので、来年もまたお邪魔できたらと思います。
たいへんお世話になりました。
そして、ご馳走様でした。
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202304
Thursday
玄関にお邪魔をさせていただきました。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1600,F4,iso1600]
門付けが始まる直前にお邪魔をさせていただいたんですが、まったく面識のないおかあさんです。
いきなりカメラを持って現れた得体の知れない人間にも、柔和な笑顔でご対応いただきました。
「天気が持ってよかったな」
「今年は鬼が多いようだな」
「あんた、どこから来たのんさ」
僅かな時間で色々と言葉を交わさせていただきました。
大切なお時間にお邪魔をさせていだたき、申し訳ございませんでした。
お心遣いに感謝申し上げます。
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202304
Wednesday
再び「幼い鬼」の登場です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/2500,F4,iso250]
また舞台を道路に移しての門付けです。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/2000,F4,iso250]
門付けが終わったところで、この子のお母さんが「あんたもやるの?」と。
すると、「うん」と。
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ここでも大人の鬼に付き添われ、1つ1つ振り付けを見ながらの舞いです。
こちらのお家の方は大喜びですよね。
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幼いうちから地域の神事に触れ、それをカッコいいと思い、まずはやってみたいと思える環境があるから素晴らしいですよね。
これから数年ののち、この子も「若い鬼」になるんでしょうけれど、"鬼が育つ島"の所以がよく分かります。
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202304
Tuesday
前々回の記事が「幼い鬼」、前回の記事が「若い鬼」なら、今回は「大人の鬼」です。
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午後になって雨が落ちてくることもありました。
お昼を挟んだということで、鬼の皆さまにおかれましても体が重くあられたことと思いますが、そういった素振りは微塵もなく…。
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八重桜にチューリップと、春の花の手入れの届いた玄関先に鬼の姿が似合いました。
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そういえば、石花(Ishige)といえば「石花鬼太鼓保存会」の鬼太鼓が有名だと思います。
私も、昔からイベントやら催事の場でよく観ました。
…が、のちのちになって思ったんですが、こちらのお祭の鬼太鼓とは異なるものなんでしょうか??
保存会による鬼太鼓は --- ショウ的な要素も多分にあろうかと思いますが --- 提灯持ちが鬼に向けて威勢のよい掛け声をかけたりなんかしています。
また、振り付けも異なるように見えます。
石花の鬼太鼓は、大正の頃に旧両津市の玉崎から習ったものなんだそうですが、このあたりも含めてどうなんでしょうか??
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[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso200]
疑問については、「佐渡祭譚」さん、「ガシマ」さんのあたりに照会してみたいと思います。
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