202401
Sunday
先週の朝からよく雨の降った日です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/80,F8,iso200]
羽茂大崎の奥地にある「犬落の滝(Inuotoshinotaki Fall)」へと足を運んでみました。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F8,iso200]
何せお久しぶりの場所でした。
当ブログの記事で言えば、2011年5月4日以来です。
あまりに久しぶりすぎて、道中の様子も集落からの距離感もまったく記憶にありませんでした。
ただ、これまで見た中で最も水量があり滝らしくありました。
いつも水量が少なく、滴り落ちるような滝という印象ばかりが残っていましたが、この日は谷を隔てた滝見場からもザアザアと音が聞こえていました。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,25,F8,iso200]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,25,F8,iso200]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,25,F8,iso200]
ここまで来る道中にも"滝"はたくさんありました。
普段はそんなことはないんでしょうけれど、ずっと降り続く雨によって小さな支流が"滝"と化しているような状態でした。
逆に、それくらいの雨にでもならない限り、この滝も滝らしくはならないということなんでしょう。
せっかくなので滝壺に降りて撮るくらいのことをしてもよかったんでしょうけれど、備えも何もありませんでしたもので…。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/160,F8,iso200]
帰路、見下ろす谷間に見えた田んぼです。
きっと前回来た10数年前にはもっとたくさんの田んぼがあったんだろうな…と。
耕作放棄地と化しているような田んぼも含めたら、十日町市の星峠の棚田や留守原の棚田に勝るとも劣らない景観だったんだろうなと…。
侘しさの漂う現状を見つめながら、在りし日の姿をしっかりと形にも記憶にも留めておかなかったことを悔いる思いがしました。
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202305
Wednesday
約1年ぶりの椿川です。
通算3度目となる「聖滝」アタックです。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/200,F2.8,iso100]
約1年ぶりの椿登山口です。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/80,F2.8,iso100]
本当はG/W期間中に来たかったんですが、色々とスケジュールが合わずここまでずれ込みました。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/250,F8,iso100]
もう、森の中は鬱蒼としている時期です。
秋以降にズラそうかとも思ったんですが、直前に聖滝を見ることに成功した方から色々と情報をいただき、決行することとしました。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/30,F8,iso400]
登山口に車を置き、ゆっくり歩いて約10分。
ドンデン山への登山道と、聖滝道の分岐点です。
写真中央にピンクのリバーシブルテープが見えますが、そこが"入口"です。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/60,F8,iso400]
のっけからシダ植物に囲まれました。
それでも、直前に行かれた方の踏み跡がありました。
過去何度かこの道へ入った時は、すぐに川へ降りました。
今回は、リバーシブルテープを忠実に追ってみようと思い立ちました。
[α7iii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,20,F8,iso200]
出発から約35分です。
テープを追っていたためまったく川へ入ることなくいましたが、ここでテープを結ぶ線が川と交差しました。
足元はひざ下までのスニーカーブーツだったんですが、撮影のために川へ片足を突っ込んだところビックリするくらいひんやりしました。
どうやらかかとのあたりに穴があったようで、川の水がブールの中へどんどん流れ込んでいたようでした。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/1250,F2.8,iso400]
アテビの新芽が伸びる季節です。
[α7iii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,20,F8,iso200]
出発してから約1時間です。
1年前に「ここか?」と踏み込んだ支流に差し掛かるあたりです。
[α7iii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,8,F8,iso200]
ここまでは前回までのおさらいのような感じでした。
ここからが本番と思っていました。
ここまでの道中がやたらと煩わしく感じました。
このあたりから川の勾配が急になります。
今から14年前の2009年10月にこの川を標高約400mの地点まで進んだ事がありました。
ここから先は、その時以来ということになります。
息を切らせながら遡行しながら、若かりし頃の私はずいぶんと頑張ったんだなと感心していました。
やがて、最終到達点であった標高約400mの地点に辿り着きました。
川はここで二俣にぶつかります。
2009年は二股にぶつかったところでどちらへ進んでよいのか分からなくなり、それ以上の遡行を断念しました。
あの時は晩秋だったということもあり二股は広々としていた印象がありました。
今回は鬱蒼としており、また、源流部に近いということもあってか、二俣と気づかないくらいのものでした。
事前の情報で、ここから残すところは約150mほどと知っていたため、心が折れることなく遡行を続けることができました。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/400,F2.8,iso400]
振り返れば、最後の150mはあっという間でした。
それまで滝なんてありそうな雰囲気のカケラすらありませんでしたが、ようやくそれらしいところが視界の片隅に映りました。
足元に気を付けながら滑りやすい岩場を慎重に進むと、最後の鎖場です。
道中ずっと続いていたテープや、比較的新しく見えるこの鎖を見て、「地元の方がたまには来られるのかな…」なんてことを感じました。
[α7iii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,13,F8,iso200]
おっかなびっくり鎖場を越えると、ごくごく浅い滝壺を従えた「聖滝(Shōtaki)」とご対面です。
出発してから約1時間40分です。
先日の「牛場の滝」と同様、2008年にその存在を知って以来14年目の到達です。
ずいぶんと長い時間がかかりました。
[α7iii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,13,F8,iso200]
[α7iii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,13,F8,iso200]
冒頭の聖滝道の入口の看板には、このように書いています。
「聖瀧(しょうたき)さん
ここから椿川上流約1キロにある大瀧で、高さ約13メートルの名瀑である。
天台宗宝蔵院の奥の院として、享保元年(1716)不動明王を祀り籠り所を建てた。
昭和に入って、中川祖賢師が主宰する嶽駒修験宗の修行の場として多くの信者が集った。
奥山のみたきの水も
よむうちに
清きひびきをそえて流れる
蔵満理水」
[α7iii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,13,F8,iso200]
どこで見聞きしたのか記憶がありませんが、私はこの場所を「聖滝不動尊霊場」という名称で記憶していました。
[α7iii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,13,F8,iso100]
かつては不動明王を祀っていたそうですが、それらしいものも見当たりませんでした。
[α7iii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,13,F8,iso100]
滝壺へ到達した直後は青空が広がっていましたが、白い雲に覆われてしまいました。
滝の上空を覆う雲は、高所で見られるような流れの早い霧のような雲でした。
地形図で見ればドンデン池の直下のあたりです。
何気に両津湾が見えていましたが、本当に山の奥深いところです。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/400,F2.8,iso400]
[α7iii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,0.5,F2.8,iso400]
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/400,F2.8,iso400]
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/400,F2.8,iso400]
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/200,F8,iso400]
滝壺にいたのは約20分でした。
去り際、苦しかった往路の道中を考えると「もうここへは2度と来ることはないだろうな」と呟いていました。
再び鎖をしっかりと握りながら、人為的かと思えるくらいによくできた石のステップを踏んで下りました。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/20,F8,iso200]
滝壺を発ってから約50分です。
登山道の入口付近まで戻って来ました。
慎重すぎるくらい慎重に下山してきましたが、「ここまで来ればもう安心」というところです。
こんな僅かな踏み跡程度とはいえ、「"道"があるって素晴らしい」と心底思えました。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/200,F2.8,iso200]
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/1250,F2.8,iso200]
ずいぶんと通いなれた道を歩いてきたような気がしました。
ずいぶんと見慣れた風景を見てきた気がしました。
もう2度と来ることはないのかもしれませんが、そんな風に思うと多少感慨深いものがありました。
「牛場の滝」に「聖滝」。
長年に渡り、「行ってみたい」と思っていた滝2つに手が届いた実りの多い春でした。
道中で大きなスズメバチの姿を見たということもありますが、次回の滝巡りは晩秋以降です。
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202305
Thursday
さて、1年ぶりの「牛場の滝」です。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/2000,F2.2,iso200]
昨年は2回ほどこの滝へのアプローチを試みました。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/160,F2.2,iso200]
1回目のアプローチ --- 通算では3度目となるアプロ―チ --- で、滝の落ち口のさらに上流へと繋がる水路を見つけました。
同時に、作業道の跡からできるだけ水平に移動して滝壺へと向かうルートへの手掛かりを見つけました。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/320,F2.2,iso200]
しかし2回目のアプローチで、水路から滝壺付近へ降りることができないものかとザイル持参で臨んだんですが、「厳しい」と判断し撤退を選択したところでした。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/2500,F2.8,iso200]
今回は、昨年撤退したルートへの再挑戦でした。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/800,F2,iso200]
水平に滝壺を目指すのか、水路から滝壺を目指すのか、直前まで悩みました。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,30,F8,iso400]
しかし、成功への確率という点で、記憶の新しい水路から滝壺を目指すルートを選択することとしました。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/25,F8,iso200]
とはいえ、水路から滝壺を目指すためにはとんでもない急斜面のザレ場を下る必要があります。
横切ることさえしたくはないようなザレ場です。
昨年は撤退を余儀なくされたザレ場です。
ザレ場だけならまだ降りやすくもあるんですが、ザレ場の下に続く急傾斜がまた厄介です。
まぁ、行くしかありません。
昨年撤退した場所に立って、もう1回降りられそうな場所がないか目を凝らします。
冗談でなく、下を覗くたび冷汗がボタボタと落ちるような時間でした…。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/160,F8,iso200]
足場を探すのに苦労しながら、頼りなさげな木々につかまりながら、ようやく傾斜の緩い斜面に降り立ちました。
滝壺方面へ視線を向けると、木々の向こう側には滝の姿が見えています。
「行けるか?」
これまで何度もそう思いながら阻まれてきた滝壺への道です。
「行けるか?」
はやる気持ちを抑えながら、雑に進みたくなる気持ちを抑えながら、慎重に歩を進めます。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/400,F8,iso400]
そして、視界が開け、目の前に広がる"絶景"です。
[α7iii,LA-EA3,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,3.2,F8,iso100]
ようやく「牛場の滝(Ushibanotaki Fall)」の滝壺に辿り着き、その全景を拝むことができました。
落差は約20mほどでしょうか。
[α7iii,LA-EA3,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,6,F14,iso100]
岩壁は90度以上あって裏見の滝になっています。
水が岩壁を離れて豪快に落下する姿は、爽快にして荘厳でした。
大袈裟でなく、これまで佐渡で見てきた滝の中では最も荘厳な姿でした。
佐渡島最大の七ツ滝の3段目もこれくらいの迫力があるんだろうなと…。
(3段目だけ、まだ見たことがありません)
[α7iii,LA-EA3,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,3.2,F8,iso100]
オーバーハングするような岩壁に圧倒され、本当の滝壺には近づきたいとも思いませんでした。
川下に立つと、水しぶきがモロでした。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/400,F2.8,iso400]
滝壺の周辺は足場も広く、割りとゆとりをもって動ける感じでした。
ひょっとしたら、とんでもなく狭く険しい足場を想像していたもんですから、そこは安心して動けました。
そして、そこかしこにシラネアオイが揺れていました。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/1250,F2,iso400]
滝の正面の斜面にもシラネアオイがたくさん咲いていました。
正面の斜面、すなわち、かつて2度ほど跳ね返された斜面です。
おっかなくて、跳ね返された斜面を見下ろすこともしませんでしたけど…。
[α7iii,LA-EA3,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1.6,F8,iso100]
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/2500,F2.8,iso400]
[α7iii,LA-EA3,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1250,F2.8,iso400]
[α7iii,LA-EA3,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,5,F8,iso100]
滝壺周辺にいたのは30分程度だったようです。
もっとあれこれ撮ったり、あちこち移動したり、滝壺からさらに落ち込んでいる流れを覗き込んだりしたかったハズなんですが、帰路のことが気になって集中できませんでした。
気が小さいものですから、先ほど降りてきた斜面を無事に登って帰れるのかということが気がかりでした。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/400,F2.2,iso100]
約30分の格闘のすえ、元来た水路まで戻ることができました。
もう少しだけ気持ちに余裕さえあれば、水平ルートが滝壺へのアプローチに足り得るか否か程度の確認はできたハズでした。
しかしそんなことより、ザレ場を登って水路まで帰還した頃、両の太ももが攣り掛けていました。
水平ルートの行く先の可否の確認については、引き続き宿題として自らに課しておきたいと思います。
[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/400,F2.2,iso100]
そしてもう1つ。
この川にはもう1つのミッションが残されています。
このミッションに比べたら前述の"宿題"なんておまけのようなもんですが、引き続きこの川に向かう気持ちだけは大切にしておきたいと思います。
それにしても、滝壺付近で撮影している時に何度も何度も思ったんですが、私、この滝へ同じルートを伝って来ることは2度としないでおこうと思います。
ひょっとしたら、2度とこの滝壺からの姿を見ることはないだろうというくらいの思いを持っています。
そうすると、"おまけ"のような水平ルートの行く先の解明についても、重要な役割を持っているんじゃないかと再認識しているところです。
解明に費やす時間が来週になるのか、晩秋になるのか、来春になるのか、数年後になるのかは分かりませんが。
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202205
Tuesday
2週間ぶりの「牛場の滝」です。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso200]
2週間前とは、"緑"の濃さが違っていました。
前回は"芽吹いている"という感じでしたが、今やもう"生い茂っている"状態に感じました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso200]
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso200]
2週間前にはその気配すら感じさせなかったタニウツギが花開かせていました。
桜に似た可憐な花で、個人的にも好きな花です。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso200]
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso200]
ヒトリシズカが群生していたあたりには、フタリシズカが咲いていました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso200]
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso200]
出発してから約50分です。
例の水路に到着しました。
この日は、ここへ来る直前に関の山を知り尽くしている方から、
「私もそこへは行ったことはないけど…」という前置きに続き、「水路まで上ったらダメ」「斜めに降りるようにして近づくこと」と言ったアドバイスをいただいていました。
そのアドバイスに従えば、この水路まで来てしまってはダメだったのかも知れませんが、この日のミッションはこの水路から急斜面を下り、ある程度のところからトラバースすることでした。
結局、用意したザイルの長さは十分に足りていたんですが、技術的な問題もあり狙った場所まで下降することができませんでした。
もっとも、上から覗き込んだ感じでは、どこまで下降しても滝壺の方角へトラバースできそうな場所は無さそうな感じではありました。
結局ぐるっと一回りして振り出しに戻った感じです。
まぁ、楽と言えば楽かもしれません。
最初に立ちはだかった壁をとにかく乗り越えるだけということに相成った訳です。
とはいえ、"策"は必要です。
出来たらすぐにでも現場へ行って策を練りたいところですが、ボチボチ山へ入るのは躊躇される時期に差し掛かってしまっています…。
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202205
Sunday
「いよいよ」
「このコーナーを曲がれば滝がある」
そんな風に思って水路沿いの"道"を来たんですが…。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F2.8,iso250]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1000,F2.8,iso250]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F2.8,iso250]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/2000,F2.8,iso250]
川は水路(="道")の眼下にありました。
すなわち、滝を超えて落ち口の上流に辿り着いてしまいました。
「そんなこと、ある??」
思わず口に出してしまいました。
[α7iii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,0.4,F11,iso1600]
おっかなびっくり、「牛場の滝」の落ち口です。
さすがにここから落ちたら洒落になりそうにありませんので、命綱をガッチリと握りしめていました。
私が立ちたかった場所は、ここではんくてこの滝壺です。
しかし、本当にたどり着ける日が来るんでしょうか??
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/800,F2.8,iso250]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/2000,F2.8,iso250]
落ち口付近ではおっかなびっくり及び腰でしたが、周辺はとても穏やかでした。
関川にこんな穏やかな場所があったのかと思うほど穏やかな雰囲気で、川の水も下流と違ってずいぶんと澄み渡っていました。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F2.8,iso250]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,0.6,F2.8,iso400]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/160,F5.6,iso400]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1.0,F5.6,iso400]
[α7iii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,4,F11,iso320]
[α7iii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1.3,F5.6,iso320]
[α7iii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1.0,F5.6,iso320]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1.3,F5.6,iso320]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,0.6,F5.6,iso400]
落ち口の上流でしばし"渓流遊び"ののち、下山の途へと就きました。
落ち口へ辿りつけたとはいえ晴れ晴れした気持ちは何もなく、どうやったら滝壺へ辿りつけるのかということが頭の中を占めていました。
帰路、「ここしかないだろうな」と思われる急な斜面を見下ろしていました。
まぁ、降りられなくもない斜面でしたが、より安全に下降しまた這い上がってくるためには少々長めのザイルが必要だろうなと判断いたしました。
もうG/Wも終わり、山々は新緑の季節です。
蜂の羽音も聞こえるようになりましたし、蛇の姿も見られるようになりました。
"道なき道"を行くにはもう残り時間が少ないですが、ザイルが手に入りしだい再度トライしたいと思います。
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202205
Saturday
もう、2週間も前になりますが、ずっとずっと未踏の滝である「牛場の滝(Ushiba no taki Fall)」を目指しました。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/400,F2.8,iso400]
記事としてお伝えするのは2020年の12月以来になります。
今年に入って、実は2度目となる"牛場の滝アタック"です。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/800,F2.8,iso400]
ミヤマキケマンがそこかしこに咲いていました。
晩春の花だと思っています。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/4000,F2.8,iso400]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/500,F2.8,iso400]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F2.8,iso400]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/2000,F2.8,iso400]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/500,F2.8,iso250]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/500,F2.8,iso250]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/500,F2.8,iso500]
過去数回のアタックと違うのは、"我慢"です。
「ここなら行けるだろう」
そんな風に思って沢へ下り、そしてまた上り…。
結局、いつもと同じ、通り抜けのできない谷底に追い詰められていました。
今回はそうならないように、追い詰められないように、"我慢"しました。
その結果、今シーズン初めてのシラネアオイにお目にかかることができました。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F2.8,iso250]
こちらも"我慢"の結果見つけることができた"道"です。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/640,F2.8,iso250]
佐渡の中山間地にある田んぼの上流に往々にして見られる姿だと思います。
往々にして、"道"="青い等高線"です。
今回もそんな感じです。
しかし、危険を伴う場所もありました。
今回の場所は、危険を伴って余りある場所と思いました。
通過するのに躊躇する箇所もありました。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/250,F2.8,iso250]
"道"です。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/640,F2.8,iso250]
すなわち"水路"です。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F2.8,iso250]
先ほどの、通過することを躊躇するほどに危険そうな箇所にはトンネルが口を開けていました。
このトンネルと繋がっていたら話は早いんですが…。
調査しようと思うには至りませんでした。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/500,F2.8,iso500]
で、この辺りに差し掛かる前に思っていました。
「滝はどこよ??」と。
正直なところ、今回、"道"なり"水路"なりを見つけることができて、ようやく滝へと辿り着くことができると思っていました。
ところが、まぁ…。
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202205
Wednesday
せっかくのG/Wですし、好天ですし、久しぶりに「滝」へと行って来ました。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F8,iso100]
今回は、これまたお久しぶりの滝です。
新緑の林道・地獄谷線を行きます。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso200]
この藤津川(Tōtsugawa River)の上流にある「白滝」と「黒滝」へと足を運ぶのは2014年5月以来のことです。
比較的簡単に足を運べる滝でしたし、容姿もよく規模も大きな滝でしたし、好きな滝でした。
それにも関わらずこれだけ足が遠のいてしまっていたのは、滝へと続く道が崩れてしまっていたからでした。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2000,F2,iso200]
実際、道が崩れているのを自分の目で見た訳ではないんですが、2018年の秋にこの林道でバッタリ遭遇した方々にそんな状況を教えていただいて以来、直接確認することもしませんでした。
一方で、最近では民間の事業者による有料の滝巡りツアーのようなものも開催されており、こちらの滝の四季折々の姿についてはSNS等を通じて目にすることができていました。
[α7iii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/800,F14,iso200]
そんな中、私もそちらのツアーに参加しながら安全にこの滝を見に行こうかななんて思案していたところですが、まずは自ら足を運び、我が目で確認することを優先しました。
[α7iii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1,F14,iso50]
白滝(Shirataki)です。
幽玄な雰囲気を醸し出す落差約15mほどの2段瀑です。
色々と事情(?)があって、今回はこの滝へは下流から辿り着きました。
そのお陰で、これまで見ることのなかった角度から見上げることができました。
[α7iii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,0.5,F22,iso80]
この滝は割りと恐ろしい場所にあります。
上流側からアプローチしようとすると、狭い尾根から滝壺へ向かって急峻な斜面を滑り降りることになります。
今回はこの斜面を滑り降りずに済みましたが、斜面の様相は記憶以上に厳しいものでした。
[α7iii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,0.4,F14,iso50]
白滝の上流約100mにある黒滝です。
この滝壺へ降りる道を見つけられず苦労しました。
まだ残雪がありました。
[α7iii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,0.4,F11,iso50]
落差は約30mほどでしょうか。
この滝の落ち口の上にさらに複数の滝が連なっています。
[α7iii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,0.4,F11,iso50]
[α7iii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,0.4,F14,iso50]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/250,F2.8,iso200]
さて、今回の"名瀑めぐり"ですが…。
確かに、林道から滝へと続く道は倒木や斜面の崩落によって荒れ果てていました。
そのせいという訳ではないんですが、2つの滝を通過してしまいずいぶんと下流へ降り立ってしまうというミスを犯してしまいました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso400]
さらに、川に降り立った地点から元来た道を戻るのではなく、川に沿って上流へ遡行するというミスも重ねてしまいました。
遡行の道中で滝にでもぶち当たって身動きが取れなくなっていたら一体どうするつもりだったんでしょうか…。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso100]
実際、白滝の手前には約10mの滝がありました。
その後方に聳える滝が白滝だと分かったため、意地になってこの滝を乗り越えましたが、もし越えられなかったらUターンを余儀なくされるところでした。
見覚えのないところに降り立った時、「焦るな焦るな」と自分に言い聞かせていたつもりではいましたが、若干冷静ではいられなかったようです。
事実、白滝の手前にあった約10mほどの滝の写真が1つもありません…。
"猛省"です。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso100]
黒滝から林道への帰路はもう少し慎重になりました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso100]
慎重に見渡すと、かつてあった道の跡や最近付けられたであろう踏み跡なんかもあり、帰路は容易に進むことができました。
もう少しで林道へ帰還というところでカタクリの群生にお出迎えいただきました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso100]
林道へ帰還し、ホッと一息です。
またしても、そして改めて、「山は怖い」と気持ちを新たにしたところです。
そして、古い記憶は当てにならないものだとつくづく感じました。
記憶を一定程度鮮度よく保つためにも、そう遠くないうちにまた来なければと思ったところです。
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202202
Sunday
朝から「五段の滝」、「氷のオブジェ」と、冷え冷えの1日でした。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso400]
「もう1箇所くらい行っとくか…」
夕方近くになって思い立って車を走らせました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso400]
向かった先は竹田川(Takedagawa River)です。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso400]
林道から川床に降り、約100mほども上流へ歩けば十郎滝(Jūrōtaki Fall)に突き当たります。
既に滝を目の前にしていたんですが、私の目にはこちらの氷柱の群生がとても美しく目に留まりました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso400]
この滝へ来るのはずいぶんと久しぶりでした。
記録を遡ってみると、2016年2月以来です。
なんと6年ぶりの十郎滝でした。
[α7Sii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,30,F11,iso400]
前方に十郎滝です。
これまで何度か来たこの滝ですが、とにかく左岸を歩けば滝へたどり着くと記憶していました。
ところがこの日は、川の流れが変わっていて左岸は歩くことが出来ませんでした。
左岸を歩き、少し遠目から望遠レンズで撮ることを想定していたので、レンズは50mmと70-200mmしか持ち合わせていませんでした。
なので、この構図に立つまで少し苦労しました。
何せ川を渡ることなんて考えてもいなかったので、長靴より短いブーツしか履いていませんでした。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2000,F2,iso400]
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1000,F2,iso400]
[α7Sii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,30,F11,iso400]
この滝に向かって右側の壁が氷柱の群生地でした。
氷柱と滝を一緒に収めたかったんですが、今さら広角レンズを車に撮りに行って来るような気にもなれませんでした。
まぁ、とんでもない山奥にある滝でもないので、ここはまたいつでも来れるだろうということで…。
[α7Sii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/80,F2.8,iso400]
帰路。
振り返って、左岸の"道"はなくなっていました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso400]
そしてここにも氷のオブジェはありました。
日中になって気温も0℃を超えたようですが、それにしても寒い1日でした。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso400]
案外、次に来るのはまたずっと先になったりするのかも知れませんが…。
今のところは、またすぐそのうちに来てみるつもりでいます。
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202202
Wednesday
岩谷口の外れ、跳坂(Hanezaka)の上り口にある「五段の滝(Godan no taki Fall)」です。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,5,F5.6,iso400]
冬場の特に冷え込んだ時には氷結する滝として知られています。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,5,F5.6,iso400]
まぁ、氷結と言っても、滝の周辺部分が飛沫によって氷結するのであって流れそのものが氷結するような姿は見たことはありません。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,5,F5.6,iso400]
前日から最低気温が氷点下でした。
天気予報では今朝は午前9時頃までは0℃以下の予報でした。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,5,F5.6,iso400]
朝5時30分に起きてここまでやって来ました。
予定では4時に起きるつもりでしたが…。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,3.2,F5.6,iso400]
思ったよりも氷結していませんでしたが、それなりに氷結していました。
きっと、昨日・今日のうちに一気に氷結したんでしょう。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1.6,F5.6,iso400]
ガッチリと着込んできたはずだったんですが、橋の上を吹く風はとても冷たいものがありました。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/125,F5.6,iso400]
せっかくなので、久しぶりに滝壺に降りてみました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso200]
本当はもっと"氷壁"に接近してみたかったんですが、生憎ブロアーを持参していませんでした。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso160]
滝壺周辺の足場の至る所がテラッテラに凍っていました。
下手にコケてしまうとあまりに代償が大きそうで、慎重にならざるを得ませんでした。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso160]
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/50,F5.6,iso400]
滝壺へ降りるときは滝に向かって左側の斜面を降りたんですが、県道へ戻る際は建設中の橋梁工事の仮設の足場を通らせていただきました。
途中、前方不注意でおでこの上部を目一杯単管に打ち付けてしまい、目の前に火花が飛び散る思いでした。
建設中の橋梁は旧道と違って広々とした2車線道路のようです。
開通した暁には、旧道跡はどのようになるんでしょうか。
わがままを言えば、滝が自然の形で見えるように原状復帰して欲しいななんて…。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/320,F8,iso400]
時刻は8時を回った所でした。
滝の周辺に1時間以上も居座っていたようです。
驚いたのは、年配の女性が2人ほど徒歩で跳坂を上って行かれた姿でした。
この後私は海府大橋(Kaifuōhashi Bridge)まで行ってUターンして来たんですが、帰路の跳坂トンネルの手前で2人の女性がすれ違うところを目撃しました。
最初の女性が坂を上ってから30分以上が経過してから、2人目の女性が坂を上って行きました。
最初の女性は恐らく海府大橋のあたりまで歩いてUターンして来たんでしょう。
お2人は顔見知りらしく、すれ違いざまにお互いに手を挙げて挨拶を交わしていたようです。
単なる朝のウォーキングというにはなかなかの距離と条件です。
佐渡のご高齢者は本当にお元気です。
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202101
Tuesday
Instagramなんか見てますと、こんな雪の中、山中の奥深いところにある滝の写真を度々アップしている方がいらっしゃいます。
しかも複数人も…。
「一体どうやって??」
「こんな雪の中を行けるの??」
なんて思っていたんですが、物は試しという訳ではありませんが自らの足で確認してみることにしました。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,13,F8,iso100]
目指した先はこちら「夕栗の滝(Yugurinotaki Fall)」です。
一昨年の11月以来です。
これは無事に到着の図ですが、ここへ至るには色々な苦労がありました。
防寒対策は万全だったんですが、何が辛かったって、月並みな言い方ですが「歩きづらい」ということです。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,13,F8,iso100]
この滝への導線となる林道入口までは除雪されています。
しかしそこから先の積雪は膝のあたりまでの深さがあります。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,13,F8,iso100]
もうずいぶんと前の話になりますが、春が来るのが待ちきれず、まだまだ雪に覆われた頃に林道の入口に立った事があります。
ロクな装備もしてませんでしたから、とてもそこから雪深い林道に足を踏み入れような気にもなりませんでした。
この日も同じ場所に立って、最初はそんなことを考えました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso400]
「さて」
車を降り、装備を済ませ、膝の深さの雪の林道へと足を踏み入れます。
既に先人たちの足跡が続いています。
足跡の上には薄く雪が積もっていましたが、恐らくは同じ日のもっと早い時間に付けられた足跡なんじゃないかと思いました。
その足跡を辿るように、スノーシューを履いた足を進めます。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,13,F8,iso100]
まぁ、私の前に足跡を付けた方との歩幅が合わずに苦労しました。
私にとっては、その歩幅が広くてですね…。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,13,F8,iso100]
林道を進み、やがて谷を降りるように続く踏み跡を進み、やがて滝壺付近から続く水路に沿って進みます。
森の中に入れば積雪も少なくて歩きやすくなるのかなんて思っていたんですが、全然そんなことはありませんでした。
滝へ近づくにつれ、どんどん雪深く歩きづらくなるようでした。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1,F5.6,iso100]
ようやくたどり着いた滝は、雪に埋もれた箇所もありましたが凍結しているということはありませんでした。
気温は-1℃〜0℃のあたりだったと思うんですが、水はしっかりと流れていました。
出発してから1時間近くが経過していました。
気がつけば汗だくになっていました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1,F2.8,iso100]
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1,F2.8,iso100]
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1,F2.8,iso100]
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1,F2.8,iso100]
滝にいた時間は15分程度です。
滝壺付近も深い雪に覆われていたため、行動範囲はものすごく限定されてしまいました。
何せ、少し移動しようとするたびに足場を固める必要がありました。
大きな岩がゴロゴロしているので、すぐに足場を踏み抜いてしまいます…。
滝壺付近まで続いていた踏み跡は、滝壺手前の浅瀬に消えていました。
なので、滝壺周辺の雪はまったく踏み跡がありませんでした。
そんな綺麗な状態のところに足跡をベタベタつけるのも何となく気が引けたもんですから、早々にこの場をあとにします。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F5.6,iso400]
帰路は全体の行程が分かっているだけに、気分的にも随分と楽です。
行程については頭に入っていますが、実際に歩いてみると「思ったよりも…」というズレがあります。
往路でそのズレを修正します。
道中に特に危険な箇所はないんですが、倒木が何本かあるため、潜るにしても超えるにしても一手間掛かります。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F5.6,iso400]
前回来た時は秋でした。
この道中も色とりどりの紅葉に囲まれていました。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/250,F8,iso400]
道中、1箇所だけ国中平野を望むことが出来る場所があります。
前回来た時も、深い山奥に入り込んだ身としては、こうして人里を望めることは気分的にも救われました。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/250,F8,iso400]
これで青空でも覗いたら最高だったんでしょうけれど…。
気温が低かったお陰で木々に付着した雪がまったく融け落ちていませんでした。
これはとても美しかったですね。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/40,F8,iso400]
谷から斜面の踏み跡を登り、林道に辿り着きました。
ホッと一息です。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/40,F8,iso400]
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,140,F8,iso400]
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F8,iso400]
杉の団地を抜け、頭上が開けました。
うっすらと青空が覗いていました。
安堵します。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/250,F8,iso400]
往復で約2時間30分の行程でした。
前日の大ザレ滝への往復より時間を要してしまいました。
定期的にこちらの滝をアップしている方がいらっしゃいますが、毎回こんな大変な思いをしているんでしょうか。
それともその方にとっては朝飯前なんでしょうか…。
いずれにせよ、私はもう十分です。
[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F8,iso400]
今回は雪質がとっても良かったということも私にとっては幸いでした。
これで水分たっぷりの重たい雪だったら、こんなに順調に行って来られたかどうか分かりません。
ただ、こうして冬場にこういう場所に行こうと思われる方は、目的地までの行程が十分に頭に入っている方以外はやめた方が良いでしょうね。
大体の位置関係、残りの行程等を頭の中でしっかりと把握できない場合はお勧めできません。
今週以降、気温も上がり雪が一気に融けそうな感じです。
ここいらの雪は簡単には解けないでしょうけれど、ぐっと水分を含んでこれまでの歩きやすさはなくなってしまうことと思います。
再びこちらの滝をInstagramにポストしていただける方におかれましては、道中、くれぐれもお気をつけください。
いつも素敵なポストを楽しみにしております。
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