<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

DINING OUT SADO REVIVAL 2016 at URASHIMA

2016.09.12 Monday

 

日本のどこかで数日間だけ開店するプレミアムな野外レストラン「DINING OUT(ダイニング・アウト)」です。


001.JPG

【α99,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,20,F11,iso200】

 

今年は8月27日〜28日に開催された「DINING OUT SADO 2016 REVIVAL」です。

こちらは28日のRyokan浦島さんのディナーの様子です。

 

002.JPG

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/50,F2,iso1600】

 

003.JPG

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/60,F2,iso1600】

 

004.JPG

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/80,F2,iso1600】

 

各テーブルには、レストラン名でもある「La Plage(ラ・プラージュ=浜辺)」のとおり、浜辺をイメージした装飾が施してあります。

真野湾に面したこの場所では、耳を澄ませば波の音が聞こえてきます。そして潮の香りのする風を感じることができます。

視覚だけではなく、聴覚・嗅覚・触覚すべてで「浜辺」を感じることができるんです。

もちろん、味覚でも「佐渡の浜辺」を感じていただくわけですが…。

 

005.JPG

【α99,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,30,F8,iso320】

 

もちろん、メインとなるのはお料理ですが、食事というものは「舌」だけで味わうものではありません。(…と聞いたことがあります)

美味しい食事を楽しむには、お客様のコンディションはもちろんですが、それを高揚させるための環境づくりが不可欠です。

そういった細部にまでこだわりの演出を配したこの日の「La Plage」です。

 

006.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/30,F2,iso1600】

 

007.JPG

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/20,F2,iso6400】

 

008.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1250,F2,iso1600】

 

009.JPG

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2.8,iso4000】

 

民謡、タップダンス、鬼太鼓…。

見るものを魅了する演出が続きます。

タップダンスを見たのは初めてでした。

むろん、鬼太鼓とタップダンスの融合もです。

 

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/50,F2.8,iso1600】

 

011.JPG

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/50,F2,iso3200】

 

012.JPG

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/50,F2,iso3200】

 

013.JPG

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso3200】

 

東京赤坂のレストラン「TAKAZAWA」のオーナー・シェフである 高澤 義明 氏 によるお料理の数々です。

素材はもちろん“佐渡”です。

何ならこの日の最初のお料理は、浦島さんの松林での「キノコ狩り」からでした。

想像してみてください。。。

 

014.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/40,F2.8,iso1600】

 

015.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/25,F2.8,iso1600】

 

016.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/50,F2.8,iso1600】

 

色とりどりのお料理が次から次へと並びます。

佐渡の食材を活かし、佐渡や新潟に根付く郷土料理に高澤シェフのオリジナルを融合したお料理の数々です。

3枚目のお皿のお料理の原型は「のっぺ」なんだそうです。

 

017.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/80,F2,iso1600】

 

018.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/15,F2,iso1600】

 

019.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/50,F1.8,iso1600】

 

020.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/50,F1.8,iso1600】

 

021.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/80,F2.8,iso1600】

 

ワインが注がれるのを待つグラスの列。

炭火の上で油を滴らせるお肉。

そして美しくお皿に盛りつけられたお料理の数々…。

この日の私はそんなお料理の数々のお味を想像しながらシャッターを切り続けましたが、不思議と私も幸せな満腹感を得ていました。。。

 

022.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/80,F2,iso1600】

 

023.JPG

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/25,F4,iso3200】

 

夏らしく、しかし、お皿の上でのスイカ割りなんて聞いたことも見たこともありません。

しかも、この日のお客様に合わせて“オンリー・ワン”なサプライズが隠されていたりします。

さらりとさりげなく…。

シェフの心憎いまでの演出が、お客様を魅了しつづけました。

 

024.JPG

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/25,F4,iso3200】

 

025.JPG

【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/3,F2.8,iso1600】

 

026.JPG

【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/3,F2.8,iso1250】

 

027.JPG

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/60,F2,iso2500】

 

日本のどこかで数日間だけ開店するプレミアムな野外レストラン「DINING OUT」。

今年は企画、人、場所等、関わるすべてが地元主導にシフトされたそうです。

シェフのご挨拶の言葉にもありましたが、まだまだ佐渡の素材は無尽蔵です。

とすれば、来年も「DINING OUT SADO 2017」が開催されるのに間違いはないんでしょう。

 

人生前半最大の贅沢として、できたら私、今度はテーブルについてみたいなと思いました。

高澤シェフの奏でる「佐渡ストーリー」に私も身をゆだねてみたく思います。

(もちろん、今回も存分に味わわせていただきましたが)

こうして日常では感じえないフィルターを通し、また1つ佐渡の素晴らしさを客観的に感じることができました。

いつもとても貴重な体験を与えてくださいます、Ryokan浦島さん、たいへんありがとうございました。

 

 

 

JUGEMテーマ:地域/ローカル

JUGEMテーマ:イベント

JUGEMテーマ:カメラ

JUGEMテーマ:つぶやき。

JUGEMテーマ:料理

JUGEMテーマ:オススメのお店

 

岩首で“いじぇ”づくり

2016.02.21 Sunday


先々週あたりのとある寒い日です。

20160209-DSC06741.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/30,F2,iso2500】

廃校となった校舎の一角に佇む机とイス…。

20160209-DSC06746.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/50,F2,iso2500】

懐かしさと温もりに溢れたきしむ階段…。

20160209-DSC06744.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/50,F2,iso2500】

今は子どもの声も聞こえない階段脇の廊下…。

20160209-DSC06588.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso800】

…と、そこに唐突にイカの肝です。

20160209-DSC06596.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso800】

湯気の立ち込める給食室。
そして絶えず聞こえてくる包丁の音と笑い声。

20160209-DSC06600.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso800】

ここは岩首談議所です。
廃校となった校舎 --- 旧・岩首小学校 --- を地域の交流拠点として活用している体験交流館です。
この日は岩首のおかあさん方が、地域の郷土料理を作ってくれるということで、図々しくお邪魔をさせていただきました。

20160209-DSC06617.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso800】

ザクザクザクザク…。
材料を刻む包丁の音が心地よく響きます。

20160209-DSC06624.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso250】

クツクツクツ…。
窓際のコンロにかけられた鍋から湯気が立ち上ります。

20160209-DSC06626.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso1250】

ザクザクザクザク…。
ザクザクザクザク…。

20160209-DSC06633.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso1250】

細かく刻まれたネギ。

20160209-DSC06638.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso1250】

このまま食べてしまいたいようなイカワタ。

20160209-DSC06640.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso1250】

そしてイカゲソ。
どれも地元で採れた食材です。
どれも“新鮮”という表情をしています。

20160209-DSC06651.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso1250】

先ほどまで鍋の中にいたのはぬか漬けイワシです。
ホロホロと身をほぐしながら、小骨を丁寧に取り除いていきます。

20160209-DSC06655.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso1250】

小骨取りの担当は、岩首地区で地域おこし協力隊員として活躍している 新田 聡子 さんです。
この手作業もお手の物のようです。
この2月をもって隊員としての任期は終了となるそうですが、引き続き佐渡市民として岩首にお住まいになるんだそうです。
嬉しいことです。

20160209-DSC06657.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso1250】

さらに大根と人参が細かく刻まれました。
瑞々しさという香りが立ち上っているようです。

20160209-DSC06669.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso1250】

味付けには、この米ぬかとお砂糖が少々だそうです。

20160209-DSC06678.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso500】

ひととおりの下ごしらえが調い、今度はコンロに向かいます。
後ろから見ていると母娘のようです。

20160209-DSC06683.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso500】

この日作っていただいたお料理は「ぬか漬けイワシのいぜい」と「イカワタのいぜい」です。
“いぜい”のことを私は“いじぇ”と読んでしまったわけです。
私見ですが、佐渡の郷土料理というようなものの名前を見ると、炒りものや炒めものの類に、この“いぜい”という呼称がくっついていることが多いようです。
語源については「炒りぜい」「煎り菜(いりぜい)」というようなものではないか?? とのことです。

20160209-DSC06685.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso250】

こちらが「イカワタのいぜい」です。

20160209-DSC06688.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso250】

大根、人参、イカワタ、イカゲソが投入されました。

20160209-DSC06689.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso250】

こちらは「ぬか漬けイワシのいぜい」です。
先ほど小骨を取り除いたイワシが大根、ネギとともに火にかけられています。

20160209-DSC06694.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso250】

「お味はいかがですか??」
↑コレすなわち「一口ください」という意味合いです。。。
おかあさん、味見をさせてくださいました。。。

「こういう味なんですね〜」
なんとなく、味の輪郭が見えた感じがしました。

20160209-DSC06700.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso250】

そして米ぬかが投入されます。
あとはこれをコトコトと煮詰めていきます。

20160209-DSC06702.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/100,F2,iso250】

「今はコンクリートの漁港だけど、昔はあそこに番屋もあった」んだそうです。
「イワシがたくさん採れて、それをぬか漬けにして保存食にした」んだそうです。
「今もこうやってよく“いぜい”を作るんですか??」とお聞きしてみたんですが「いや〜…作らないなぁ(笑)」と…。

20160209-DSC06708.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso640】

鍋がコトコトと音を立てている合間に、イカの胴体がイカ刺しへと姿を変えていきます。
先ほどまではザクザクという音が響いていましたが、今度は音もなくスーッと包丁を滑らせていきます。
イカは甲(骨)と目玉といった食べられない部分以外、すべて無駄なくいただきます。

20160209-DSC00196.JPG
【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/60,F2.8,iso100】

なので「イカワタのいぜい」を食べるときは、必ずこうしてイカ刺しがセットになるそうです。
いよいよ完成です。

20160209-DSC00184.JPG
【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/50,F2.8,iso100】

そしてこちらは「ぬか漬けイワシのいぜい」です。
当初の私の勝手な想像に反し、両方ともほんのり甘めの味付けです。
「きっと昔は砂糖は使わなかったと思います。高価なものでしたから…」と。

「イカワタが濃厚だから、きっと(あっさりした)大根と合わせたんだと思います」
「米ぬかはビタミンが豊富だから。きっと昔の人はそんなことまで考えてはいなかったと思いますけど、今思うと、良くできていると思います」と。
「全然立派なお料理じゃないから、本当は作りたくなかったんです(笑)」と。。。
おかあさま方、柔らかいほほ笑みを交えながら教えてくださいました。


【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/80,F2.8,iso800】

出来たての「いぜい二品」と「イカ刺し」。
そして「ごはん」「味噌汁」「きんぴらごぼう」「あさつきとわかめの和え物」です。
「全然立派な料理じゃない」だなんて、、、こんな豪勢なお料理がありましょうか。
ただでさえ美味しい佐渡の食材です。
海のものも山のものも、それらが先人の知恵と、それらを継承してきたおかあさん方の手によってとびきり豪勢なお昼になりました。
その季節にあるもので出来るものを作れば、どこよりも豪勢で美味しいものができる。
これが佐渡の魅力だと思います。

「昇竜棚田」に代表されるように、棚田米としても有名な岩首です。
そのままでも美味しい岩首のごはんですが、さらに進みました。
遠慮なく、ごはんは山盛り3杯もおかわりをさせていただきました。
「岩首のお米は献上米になったこともあるの。そう、昔からお米は美味しいの」
先ほどまでずっと控え目だったおかあさん方ですが、ここは控え目な中にもしっかりとした自負とともにお話ししてくださいました。

この日は山間部では大雪、平野部では霙まじりの雨が降る日でした。
相変わらず、窓の外では雨どいを溢れた雨がバチャバチャと音を立てて地面を打っていました。
そんな中、こんなご馳走と、こんな温もり空間をご用意いただいたおかあさん方と新田さんには感謝を申し上げます。
おまけに、食べきれなかった「いぜい」を持たせていただいて…。
その日中にすべて美味しくいただかせていただきました。
ごちそうさまでした。



JUGEMテーマ:カメラ
JUGEMテーマ:地域/ローカル
JUGEMテーマ:つぶやき。
JUGEMテーマ:食!
JUGEMテーマ:伝統文化

神楽坂「離島キッチン」

2016.01.10 Sunday


今回の名古屋出張でいちばん苦戦したのが食事でした。
名古屋で食したものが悪かったのわけでもないですし、無論、まずかったというわけでもありません。
たいていのものは美味しく食べる自信があるんですが、今回ばかりは食事の度に首を傾げてしまいました。
「味覚の違い」でしょうか。

DSC05540.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/400,F2.8,iso100】

帰路。
東京の神楽坂にあるお店に立ち寄りました。

DSC05582.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/60,F2.8,iso200】

その名も「離島キッチン」です。

DSC05543.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/40,F2.8,iso100】

9時に名古屋を発ち、東海道新幹線→上越新幹線を経由すると佐渡への到着は --- カーフェリーを使うと --- 早くとも19時前です。
そこから私の自宅まではさらに50分です。

だったら最終フェリーに乗船して、自宅への到着が23時になろうとも、その前に「佐渡の味に」触れたかった…。
そんな面持ちでこのお店を目指してみました。

メニューに並ぶ「佐渡の郷土料理」の数々を見て、不思議な感慨を覚えました。
「じゃ、とりあえず、これ全部」

DSC05545.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/40,F2.8,iso100】

こちらは島根県の隠岐諸島にある海士町観光協会が運営しているお店ですが、隠岐諸島だけでなく、全国の離島の食材を提供しています。
佐渡島も例外ではなく、特にこの1月については「今月の島」として佐渡の郷土料理が提供されているんです。
例えば観光客を呼び込むについても、各々の離島独自に発信や誘致活動を行っていますが、ここでは離島そのものに目を向けてもらう…。
同じ“離島”同士が手を結び、食を通じてその文化や歴史を発信することで“離島”に目を向けてもらい、そして足を運んでもらうことの端緒とする…。
そんなお店と理解しています。

DSC05550.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/20,F2.8,iso100】

「みそ漬け盛り合わせ」です。
佐渡ではお馴染みの“金井かあちゃん漬けグループ”の漬物です。

DSC05562.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/50,F2.8,iso400】

「おけさ干し柿」です。
佐渡で年間を通じて入手できる食材といえば、お米、お酒、そしておけさ柿でしょうか。
南部地区を中心に民家の軒先に干し柿がぶら下がっている姿は佐渡の秋の風物詩でもあります。
こちら、昨年秋の収穫のものとのことです。

DSC05564.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/30,F2.8,iso400】

そしてこちら、佐渡と言えば「煮しめ」でしょう。
各地区によって若干レシピが違ったり、作り方 --- 切ってから煮るか、煮てから切るか…など --- は違いますが、佐渡の郷土料理といえば、まず「煮しめ」です。
こちらは、虫崎地区の兵庫さんのお宅のレシピを再現したそうです。
“焼きすけと”入りの「煮しめ」です。

DSC05567.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/30,F2.8,iso400】

そして「ふぐの子の粕漬け」です。
ゴマフグの卵巣を2年間塩蔵し、乳酸菌の働きで毒抜きをしたものです。
カラスミ、コノワタと並んで「日本3大珍味」の1つなんだそうです。
この日佐渡へ帰らずにもう1泊するのであれば、間違いなくビールを頼むところです。

DSC05570.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/30,F2.8,iso400】

そして懐かしい「かたせ」です。
天日干しにした鱈です。
最近、見ることも食べることもありませんでした。

幼少の頃、自宅へお客さんが来ると、よくおつまみとして出されていました。
このしょっぱさ加減がたまらず、大人の目を盗んではつまみ食いしたものです。
「やっぱりビールが欲しい…」そうつぶやくのが精一杯でした。

DSC05554.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/40,F2.8,iso400】

そしてもう1品。
せっかくなので、ごはんものに「隠岐の島の寒シマメ漬け丼」をいただきました。
シマメとはスルメイカのことで、シマメを肝醤油に漬け込んだ特製の漬け丼だそうです。
「全国ご当地どんぶり選手権」で第7位に輝いた丼です。

“キュっ”としたイカの食感。
生臭さもなく、ほどよい漬け加減にアツアツの白ご飯。
そしてそこへ卵の黄身がまろやかさを加えた至極の一品でした。
佐渡のイカでもこれをやってみたいと思いました。
(卵は後のせです)

遠く島根県の“離島”である隠岐諸島の郷土料理とはいえ、イカは佐渡でもっとも馴染みのある海産食材です。
まして、佐渡の漁師町「姫津(ひめづ)」は、もともとは石見国(島根県)の漁師さんたちによって栄えた町です。
先にいただいた佐渡の郷土料理を含め、とても親近感を感じました。

DSC05572.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/30,F2.8,iso400】

DSC05579.JPG
【α7S,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/30,F2.8,iso400】

そして、いただいた佐渡のお料理の数々です。
よくもまぁ、この味を再現されたと思います。

こちらのお店の立ち上げメンバーでもある 石塚 将武 さんは、昨秋、単身で佐渡入りし、1週間ほど佐渡の各地区を取材して歩いたんだそうです。
そこで地区に伝わる郷土料理や文化、歴史までをも体感し、今回のメニュー化を実現したんだそうです。
「かたせ」は仕上げ工程のため、テーブルに出て来るまで時間を要しましたが、とても良い塩梅でした。
「煮しめ」は、魚の焼き加減といい、味の染み具合といい、佐渡で食するものとまったく同じ味に再現されていました。

東京にいながらしにて、佐渡の味を堪能できたとともに、佐渡の「食」の一面を客観的に見つめることもできる良い時間を過ごさせていただきました。
都会の様々なお店で、色々なお料理を見たり食べたりする機会はありますが、こうして佐渡のお料理の数々を見て、そして食べて
「あっ!佐渡のものって美味しい!!」と、客観的に感じることができたのは悦びでした。
この場をお借りして、石塚さんはじめ、オーナーの佐藤さん、お店の皆さんにお礼申し上げます。

昨年の秋以降、古事記の「国産み神話」になぞらえた特別メニューを展開しているそうです。
今月は佐渡特集で、2月は香川県小豆島の特集だそうです。
佐渡にいらっしゃる方も、今月中に上京する予定がおありの方におかれましては、このお店へ足を運んでみてはいかがでしょうか??
また、首都圏にお住まいの佐渡出身の方におかれましても、是非とも“佐渡の味覚”を感じるべく、足を運んでいただけたらと思います。

営業時間は、平日は11時30分〜14時、18時〜22時。土日祝日はお昼休憩無しです。
ラストオーダーは21時で、定休日は月曜日です。(月曜が祝日の場合は翌日)




JUGEMテーマ:旅写真
JUGEMテーマ:つぶやき。
JUGEMテーマ:カメラ
JUGEMテーマ:地域/ローカル
JUGEMテーマ:オススメのお店

季節

2015.12.26 Saturday


この季節といえば、、、

DSC04677.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/20,F2,iso1000】

そう、お酒が美味しくいただける季節です。
(まぁ、季節を問わずいつも美味しくいただいていますが…)

DSC04675.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/40,F2,iso320】

同期の男ばかり3人で毎年1回集まってきました。
早いもので、もう10年以上になります。
昨年は私が思わぬ病に臥せってしまったため開催を見送りましたが、それ以外は毎年欠かさず続けてきました。

DSC04681.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/100,F1.6,iso400】

幹事は持ち回り。
開催場所は幹事宅。
料理は幹事が用意。
各々が自分の飲みたい酒を飲みたいだけ持ってくる。
このスタイルは変わりません。

DSC04693.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/50,F2,iso400】

寒ブリ、牡蠣、へんじんもっこのたまとろサラミ…。
美味しい佐渡の食材に、あとはシェフの調理可能な無骨な料理が並びます。
しかし、そこらへんのお店よりもよっぽど豪華と思うのは私だけではないでしょう。

DSC04696.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F1.6,iso6400】

ひとしきり、今年を語り、日々を語り…。
酔いも回った頃に始まる弾き語り…。
(誰も聞いちゃあいませんけど)

今年は控えめに500缶のビールを12本持参したんですが、半分しか飲めませんでした。
来年は北狄開催となりますが、牡蠣を100個ほど用意していただけるそうです。
数年前は50個以上用意していただきましたが、完食となってしまいました。
来年はどれだけ食べられるでしょうか。
今から楽しみでなりません。



JUGEMテーマ:つぶやき。
JUGEMテーマ:カメラ
JUGEMテーマ:食!

ご馳走

2015.12.10 Thursday


昼食後…。
そう、昼食後です。
いつもお世話になっているお母さん方のグループの作業場へ顔を出してみたところ…。

「まぁ、よくお出でてくれました」
「さぁ、どうぞどうぞ」
「まぁ、どうぞどうぞ」
と、分不相応も甚だしいくらいの手厚いお出迎えをいただきまして…。

さらには、、、

DSC03796.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso500】

「もらいもんですけど、ブリがありますから」

DSC03801.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso500】

「そろそろ冬至ですから、カボチャを食べんならんでしょう??」
「今日は佐渡の郷土食がたくさんありますから」
「まぁ、どうぞどうぞ。さぁ、どうぞどうぞ」
と…。

DSC03809.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F4,iso1250】

さすがに「もうお昼は食べました」とも言えず、図々しくもご馳走にあずからせていただきました。

真ん中から「ピーナッツごはん」(!)
その右上には「ブリのお刺身」
そこから時計回りに「煮込みラーメン」「ワラビ」「カボチャ&ゼンマイ&スケトウダラのカタセ」「自然薯(柚子風味)」です。

ピーナッツごはんは初めて食べましたが、まるで「豆ごはん」です。
うまいことピーナッツをしんなりとさせています。
カボチャは「坊ちゃん」でしょうか??この季節によくこんなキレイに残っているもんです。
ワラビやゼンマイは揉んだり塩漬けにしたりして保存していたんでしょうね。
「誰か揉まんでもいい方法知らんか??」なんて声が飛び交っていました。
煮込みラーメンは、、、よくわかりません。。。

とにかく、お腹はいっぱいでしたが、お母さん方の楽しい会話にも助けられ、完食いたしました。
ようやくピーナッツごはんを平らげたと思ったら「白いごはんはいかが??」なんて…。
ええ、白いごはんもいただきました。
こんな私にこんな豪華な席をご用意いただきたいへんありがとうございました。

お陰様で、今もお腹がいっぱいです。。。
(もちろん、心も)
ごちそうさまでした。



JUGEMテーマ:カメラ
JUGEMテーマ:地域/ローカル
JUGEMテーマ:食!

願で“あめ”づくり

2015.12.09 Wednesday


とある先日のお休みの日です。
久方ぶりの願(ねがい)です。

DSC02791.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F5.6,iso100】

海岸線に立って望む二ツ亀です。
風が冷たい日でした。

DSC02654.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/50,F2,iso1000】

さて、ご案内いただいたのはこんな素敵な作業小屋です。
薪の香りが良いです。
風にガタガタと音を立てる引き戸や窓が良いです。
波の音を遠巻きにした静けさが良いです。
そして、浮きの腰かけが抜群に良いです。

この日は願や外海府方面に伝わる“あめ”という昔ながらのお菓子作りを見せていただく機会を得ました。

DSC02661.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2.8,iso2500】

既に下準備は整い、あとはこの薪ストーブでひたすら煮詰めるという作業に立ち会わせていただきました。

DSC02662.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2.8,iso2500】

たまにある作業といえば、薪(ベータ)を割ってストーブへくべることと、、、

DSC02683.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso2500】

灰汁を丁寧に取ることです。

DSC02692.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso2500】

“あめ”の原材料となるのはもち米と大麦の麦芽です。
このお菓子を作るためなのかどうか、この日“あめ”を作ってくれたお母さんご自身が「毎年少しだけ作る」という大麦を使っていただきました。

大麦を発芽させたものを乾燥させてすりつぶし、パウダー状にします。
これを炊いたもち米にふり、お粥くらいに緩く水を張り、さらに木綿袋で漉した汁をこうして煮詰めます。
文章にするとわずか2行になってしまいますが、この作業が非常に難しく、4〜5日くらいを要するんだそうです。

DSC02706.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso5000】

煮詰めてから約2時間です。
白みがかっていた鍋の中身は少しずつ暖色を増し、サラサラだった汁はトロミをつけ始めます。
麦の何とも言えない香りに包まれながら、ひたすら鍋の中を注視しながら時間が過ぎます。

「ただ煮るだけだモン。何も面白いこと無いワ」
ただただ鍋の中を見つめながらの時間に、お母さんが気遣ってくれます。
しかし、私にとってはこれ以上にないくらいに楽しい時間でした。
波や炎を見つめるのと同様、鍋の中を見続けることにまったく飽きはありませんでした。
まして、大好きな願の今日からでも住んでみたいような作業小屋です。。。
とても贅沢な時間に思えました。

DSC02719.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2.8,iso6400】

願といえば「扇岩」です。
昭和40年に倒壊してしまい、今はその姿を見ることはできませんが、その面影を追って何度も願へと通いました。

「おっきな岩だったんですか??」
「そらぁ、おっきかったよ。近くへ寄ると覆いかぶさるようだったよ」
「近くへはよく行かれたんですか??」
「あの岩の周りで海苔が採れてなぁ。でもワタシは怖かったよ。あの岩へ行くと何かこう胸がザワザワしてなぁ。気味悪かったよ」
「倒れちゃって、みんなビックリしましたでしょう??」
「いやぁ〜、『アレはじき(そのうち。すぐ)に倒れる』って誰かが言うとったんだワ」

DSC02725.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2.8,iso6400】

学校へ通うのも海岸線の道をずっと歩いて行ったこと。
高校へ通うにも鷲崎から船に乗らないと道が通じていなかったこと。
お盆と正月に里帰りするとき、賽の河原を過ぎて願の集落が見えるとホッとしたこと。
色々なお話を聞かせていただきました。

DSC02746.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2.8,iso6400】

良い感じに仕上がってきました。
薪ストーブから火加減の微調整の利く火鉢へと鍋を移します。

DSC02754.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso6400】

ここでちょっとしたハプニングです。
鍋が薪ストーブの穴にカッチリとはまってしまい、抜けなくなってしまいました。
…で、無理矢理引っこ抜いたところ、薪ストーブのパーツごと外れてしまい、鍋が浮き輪をつけたような状態のままになってしまいました。。。

「このまんまで構うこたぁねぇっちゃ(笑)」
この大らかさが佐渡人らしいというか何というか、、、大好きです。。。

DSC02756.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso6400】

この日、少し遅れて参戦してくださった“ネガジョ”のミナコさんです。
実はこの日、この場でこうしてお母さんと巡り会えたのはミナコさんのご尽力によるものです。
お母さんと併せ、ミナコさんにはこの場をお借りして感謝を申し上げます。

DSC02760.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso6400】

まるで母娘みたいですね。
失礼にも「お転婆だったんですか??」とお聞きしてみたところ「そうだった…と思います(笑)」とのことでした。

DSC02766.JPG
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso6400】

良い感じですか??

DSC02106.JPG
【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/60,F2,iso1600】

良い感じですね。
ちょこちょこ味見をさせていただいていたんですが、色が濃くなるにつれ甘味も増してきていました。
それでいて甘すぎるというようなこともなく、とても優しい甘さでした。

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso1600】

私にとってはもちろん初めての味でしたが、ミナコさんにとっても初めてのお味だったようです。
「お正月の味がする」とはミナコさんによる名言です。
ちなみに、一滴ほどもストーブに垂らしてみると、ジュっと音を立ててポン菓子風に姿を変えます。
こちらは「夏の味」がしました。(と思います)
ミナコさんにおかれましては、今後、この味と作り方を継承していってくださるものとお慶び申し上げます。。。

「昔はコレを作らん家はなかった」そうです。
“あめ鉢”という桶のような器に入れ、時には木槌で割って、時には囲炉裏炬燵で柔らかくして食べたそうです。
「冷やして固めておけば、いつまでも持った(保存できた)」んだそうです。

昔の人の知恵ってすごい。
麦のチカラってすごい。
「いやぁ〜、上手く出来てよかった」
ようやく頬を緩ませ、笑顔になってくれたお母さんの顔を見ながら、そんなことを考えていました。(声にも出ていたと思いますが…)

「相川から来ました」という私に、実は相川に友人がいらっしゃるというお母さん。
「今まで相川なんて行くこともなかったけど、その方のお陰で今年はお神輿(相川祭り)を見ることもできました」というお母さん。
せっかくなので、この日作った“あめ”を少し分けていただき、相川のご友人様にもお届けさせていただきました。

そのご友人様のお宅にお邪魔させていただいたのは20時を回った頃でしたが、優しそうなご夫婦でお出迎えをいただきました。
「さっき願から電話があって、お待ちしておりました」
こんな時、人間に生まれて良かったなと思うもんです。

また「月イチ“願”」を始めたいなと思います。
行くたびお母さんの顔を見られたらなと。
そして来年あたりは、相川祭りの場でお会いできたら嬉しいです。
この日の得難い時間と、出会いに感謝です。

ところで“浮き輪”のようになっていた鍋ですが、、、
ちゃんと外れたのかどうかが非常に気になるところです。
それは次回にお母さんにお会いした時の楽しみに取って置きたいと思います。。。



JUGEMテーマ:つぶやき。
JUGEMテーマ:食!
JUGEMテーマ:地域/ローカル
JUGEMテーマ:伝統文化
JUGEMテーマ:カメラ

「シタダミ」

2015.10.18 Sunday


久しぶりに食べました。
最高のおつまみです。

DSC09684.JPG
【α7S,LA-EA4,50mm F1.4,1/40,F2,iso640】

今日お邪魔させていただいたお宅では「シッタカ」と呼んでいました。
Wikipediaなんかで調べてみると、両者は若干違う種類のように見えますが、まぁ、美味しく胃袋に入ってしまえばどちらでも良いです。。。

浅瀬の岩場やテトラポットにたくさんくっついている三角錐の貝ですね。
薄いシールのような殻でガードされていますが、その隙から待針や爪楊枝を刺し込み、くるくるっと回しながら取り出します。
スルスルっとキレイに取り出せた時の快感はなかなかのものですが、そのお味はもう“絶品”と言って差し支えありません。
軽く塩茹でするだけで、ビールやお酒に最適なおつまみです。

大学卒業後、新潟の友人宅に大学時代の仲間で集まり、新潟空港近くの海へ遊びに行ったことがあります。
そこのテトラに大量のシタダミを見つけた私は、晩のおつまみにと持ち帰ったんですが…。
「そんなの食べたことない」「気持ち悪い」「カタツムリじゃん」「無理」
と、誰も箸をつけてくれませんでした…。

久しぶりにこの貝をほじりながら、ふとそんなことを思い出してしまいました。



JUGEMテーマ:地域/ローカル
JUGEMテーマ:カメラ
JUGEMテーマ:ひとりごと
JUGEMテーマ:食!

佐渡のおやつに出会う

2015.10.08 Thursday


前にも同じタイトルの記事を書いたことがありますが…。
またこうして佐渡ならではの“郷土料理”(というんでしょうか)に出会う機会を得ました。

【α99,50mm F1.4,1/200,F2,iso200】

もともとは旧・畑野町の加茂神社のお祭りの日にこしらえたんだそうです。
こちらのお母さんはこのお菓子をお父さんに習ったんだそうです。
もっとも「習った」とはいえ「見て覚えた」そうですが…。

1cmもの厚さに焼き上げた卵生地にもち米とうるち米を敷き、そこに海苔、かんぴょう、ひじき、でんぶを巻き込みます。
お米を敷く際にお母さんが愛用しているヘラはお父さんに譲り受けたものだそうです。

【α99,50mm F1.4,1/60,F2,iso200】

「伊達巻き寿司」というんだそうです。
昔はこれが「スイーツ」だったんでしょうね。
卵巻き寿司の類は珍しくないと思いますが、こんなにふんわりした卵生地を巻くものはあまりないんじゃないかと思います。
ホットプレートに30cm四方の大きな生地を焼き、豪快に裏返す姿には感嘆の声が上がっていました。

見た目同様、とても優しい甘さで、ほんのりと卵の風味が香ってきました。
それこそ作ってくれたお母さんの醸し出す優しさが伝わってくるようでした。

【α99,50mm F1.4,1/4000,F2,iso100】

美味しかったものですから、いっぺんに3切れもいただきました。
ひじきがこんなに美味しいと思ったことはありませんでした。

…と、そのことをお母さんにお伝えしたところ、材料として余ったひじきを持たせてくれました。。。
(かんぴょうも少々)
いつも図々しくてすみませんでした。
ひじきもかんぴょうも美味しくいただきましたが、やっぱりお母さんの手で寿司に巻いてくれたものがもう1切れ食べたかったです。。。



JUGEMテーマ:つぶやき。
JUGEMテーマ:地域/ローカル
JUGEMテーマ:カメラ
JUGEMテーマ:伝統文化

佐渡のおやつに出会う

2015.06.19 Friday


もはや「伝統料理」とかいう類に分類されるんでしょうか??
佐渡に昔ながらに伝わる「おやつ」に触れる機会を得ました。

DSC05351.jpg
【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/500,F2,iso200】

「やせうま」とか「やせごま」という団子です。
涅槃会行事の時にお供えに作られる団子だそうです。
花の無い時期だったので花の模様を入れたんだとか…。

DSC05457.jpg
【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/250,F2.8,iso200】

「たいごろ」という団子です。
端午の節句に「ちまき」と「たいごろ」を各家庭で作ったそうです。
「ちまき」には餡が入らず「たいごろ」には餡が入ります。
由来は「田植頃」=「たいごろ」とか…。(諸説あるようです)

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/320,F2.8,iso200】

干し柿で柚子をくるんだ「干し柿の柚子巻き」です。
作り方なんかは見ていなかったんですが、左の藁のようにして保存(?)するそうです。
納豆みたいですが…。

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/320,F2.8,iso200】

「手菓子」というんだそうです。
とにかく「すごい」を連呼してしまいました。
それくらい「すごい」です。
職人技です。
ここまで来ると、ちょこっとお手軽には作れませんね。
芸術作品だと思います。

…冒頭「伝統料理」の類云々と述べましたが、これらの「おやつ」は各地区の各家庭の中で受け継がれてきたものと思います。
生活スタイルが変わり、社会のスピードも変わり、1年中ありとあらゆる食材がスーパーに並ぶ時代です。
佐渡らしい文化の中で生まれ、「日常」のなかで継承されてきたものが、当たり前に継承できなくなっています。
小さい頃はそれこそおやつに良く食べたり、学校や幼稚園で作った記憶もあります。

何でも手軽に簡単に --- 例えば「チン」するだけで…とか --- できるのは便利です。
でも、それだけだと心がさもしくもなってしまいそうな気がします。

人の手で一手間かけられた「佐渡のおやつ」の数々にとても懐かしさと温かさを覚えました。
一手間…。
いや人手間…。
これが大事と思います。



JUGEMテーマ:カメラ
JUGEMテーマ:つぶやき。
JUGEMテーマ:伝統文化
JUGEMテーマ:食!

蕎麦の会

2015.03.01 Sunday

JUGEMテーマ:地域/ローカル
JUGEMテーマ:カメラ
JUGEMテーマ:食!

関の蕎麦名人・川嶋さんの打つお蕎麦を食べる機会を得ました。

DSC01125.jpg
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso1600】

川嶋さんは、蕎麦とパスタのお店「與左エ門(よざえもん)」をオープンさせたご主人です。

DSC01130.jpg
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso1600】

この日はお蕎麦のほかに持ち込みの牡蠣やらお酒やら…。
欲しいものは各自で持ち込む緩い感じの会でした。

DSC01129.jpg
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso1600】

たいてい、飲む方は一升瓶を抱えて参加してらっしゃいました。
(徳利まで持参している強者もおりましたが…)

【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso1600】

私も飲みたかったんですが、この前日に散々飲み過ぎてしまったため、泣く泣く自粛です。。。

ところがまぁ、イカもサンマもトビウオもお酒が飲みたくなるような塩梅の味付けで…。
金鶴の「風和(かぜやわらか)」、真稜の「至」といった佐渡を代表するお酒の香りが部屋中に充満する中、ノンアルコールというのは拷問のようでした。

普段は日本酒は飲まないんですが、雰囲気というのは恐ろしいですね。。。

DSC01134.jpg
【α7S,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso1600】

何とか食べることに専念し、ノルマと言われた5杯をクリアしました。
冷たいお蕎麦の噛みごたえをじっくり味わいながら、この日は普段あまり食べない暖かいお蕎麦も2杯ほといただきました。
お蔭様で夕食も要らないほどに満腹にさせていただきました。
汁まで全部飲み干してしまうから、どうしてもお腹が膨れてしまうんですよね。。。

たいへん美味しくいただきました。
ご馳走様でした。



この川嶋さんのお蕎麦ですが、昨日から開催しております「佐渡國相川ひなまつり」におきまして14日(土)より土日のみ出店するそうです。
お店は新五郎町(京町通りを大工町へ向かう途中、拘置所や鉱山住宅を過ぎたあたりです)にオープンするそうです。
時間等詳細が分かりましたら、追って続報したいと思います。

この機会に是非、相川へ遊びにお越しください。