202307
Monday
今シーズン初の「大佐渡石名天然杉遊歩道」です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/30,F5.6,iso1250]
それも、「こんな雨の日に行かなくても…」と思われそうな土砂降りの日でした。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/100,F2,iso200]
ただ、こちらの遊歩道や乙和池(Otowaike)によく足を運ぶ方であれば、雨の日または霧の姿を撮ってみたいとお思いの方は多いんじゃないかと思います。
事実、この日もここへ来る道中、下山してくる車とすれ違いましたから。
とはいえ、私が遊歩道の入口に到着した頃、そして約1時間半後に発つ頃には1台の車もありませんでしたし、遊歩道ですれ違うような人の姿もありませんでしたが…。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/100,F2,iso200]
ま、そんな色々は置いておいて、雨の作業道を行きます。
遊歩道の入口まで約500mの作業道です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/25,F8,iso2000]
雨に濡れてしっとりとしている杉林です。
雰囲気はとてもよかったです。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/25,F8,iso2000]
ただ、まったく霧がかかっていませんでした。
下界から見上げた山は、何も見えないほどに真っ白でした。
しかし、林道をいくら進んでも、どれだけ標高が高くなっても霧がありませんでした。
まるで無いということもなかったんですが、私のイメージしていたのは10m先が見えないくらいの霧でした。
そのイメージからすると、まったくもって視界は良好でした。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso200]
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso200]
作業道入口を出発してから約15分です。
遊歩道の入口へと到着です。
こんな土砂降りの時はレインウェアにすっぽりと身を包んで、カメラもレンズもシャワーキャップなんかで覆ってしまうのが正しい作法でしょうか。
そんなことをしたら汗で下着までぐっしょりになることが目に見えていたため、あくまで軽装に傘を差して歩いてきました。
そのお陰で、レンズの交換やフィルターの着脱なんて作業はまったくできませんでした。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,30,F8,iso1000]
唯一、NDフィルターを装着し、三脚を使用して30秒の露光をした写真です。
やっぱり霧がなく、いちいち長時間露光する意味もないと判断するに十分でした。
この1枚を撮るために5分くらいかかってしまいました。
以降、フィルターも三脚も未使用です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/60,F2.8,iso500]
主役はあくまで奥に見える「象牙杉」です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/40,F5.6,iso1600]
続いて「四天王杉」です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/25,F8,iso1600]
ここへ至る道中にアジサイはたくさん咲いていたんですが、遊歩道内のアジサイの咲き具合は芳しくありませんでした。
陽当たりや気温によるものなんでしょうけれど、そういう意味では、「見頃」はもう1週間程度も後ろだったかもしれません。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/25,F8,iso1600]
かと言って、1週間後にまた来ようかと思えるのかどうかはとても怪しいところですが…。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/125,F2.8,iso1250]
主役はあくまで奥に見える「四天王杉」です。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/80,F2,iso200]
なおも土砂降りの遊歩道を行きます。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/80,F2,iso200]
杉林の中だからといって、まったくもって雨宿りな感じではありません。
何なら、風でも吹こうもんなら大粒の雫がすさまじい音と勢いで落下してきます。
雨や霧の杉林の姿はとても魅力的と思いますが、人にお勧めできる環境では決してありません…。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/80,F2,iso640]
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/80,F2,iso640]
「家族杉」です。
周辺の歩道が水溜まりと化していたため、足早に過ぎます。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/10,F8,iso2000]
「羽衣杉」です。
名前の付いている杉の中では、個人的にいちばん好きな杉です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/10,F8,iso2000]
あまり撮った記憶がありませんが、縦アングルも悪くないと思いました。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/60,F2.8,iso1250]
ここには杉を引き立たせてくれるようなアジサイもありませんでしたが…。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/20,F8,iso2500]
もう少しで遊歩道の出口というところです。
あまりの豪雨に心が折れてしまいました。
霧に霞む杉林の姿を見たかったんですが、雨に濡れる杉の幹もとても美しくありました。
雨のお陰でハチやら虫やらの心配はなかったんですが、ちと土砂降りが過ぎました…。
こんな日にこんな場所へ来ることは、土砂災害に遭わないとの観点からも避けた方がよいだろうなんてことに気付いたのは、下山し終えた頃でした。
帰路は外海府側へ下山しましたが、林道が綺麗に整備されており、道沿いに咲くアジサイもとてもキレイでした。
1週間後、私はまたこの場所に立っているでしょうか…。
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201908
Wednesday
大佐渡石名天然杉遊歩道(Ōsado Ishina Tennensugi Yūhodō)です。
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso100】
今シーズン初です。
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso100】
いつまで経っても、遊歩道入口までのこの作業道に馴染めません。
【α7Sii,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F5.6,iso500】
作業道は全長約500mです。
緩い上りが続いていますんで、ちょうどよい準備運動区間とも言えます。
【α7Sii,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/160,F5.6,iso500】
しかし、いかんせん馴染みません。
まぁ、言ったところで仕方のないことですが…。
【α7Sii,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F2.8,iso320】
この時期にあって、紫陽花が見頃を迎えていました。
下界よりは気温も低いですから、季節も1ヶ月くらいは後を行っているんでしょう。
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso100】
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100】
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso100】
下界より涼しいとはいえ、気温は30度に迫るものだったでしょう。
緩いとはいえ、坂道を上っていくにつれ額から汗が吹き出します。
クールダウンするように、道々の紫陽花に足を停めながら進みます。
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso100】
作業道の入り口から約15分です。
遊歩道に到着しました。
【α7Sii,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso500】
最初に姿を現すのは「象牙杉」です。
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso100】
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso100】
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso100】
続いては「四天王杉」です。
どっしりとした質感があります。
ついつい全景を収めたくなるところですが、個人的にはこちらの根本付近にフォーカスするのが好きです。
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso100】
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso100】
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso100】
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso500】
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso500】
【α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2000,F2,iso500】
続いては「大黒杉」です。
シンプルに1本の大杉が立っています。
【α7Sii,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/1000,F5.6,iso500】
こちらの遊歩道は、ある程度杉の木の根本付近への立ち入りが制限されています。
一応、この大黒杉を眺めるべく遊歩道は迂回するように整備されていますが、この杉のベストショットが未だ得られません。
この日の救いは、せめて背景に青空が広がっていたことです。
【α7Sii,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/100,F5.6,iso640】
【α7Sii,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F5.6,iso640】
【α7Sii,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F5.6,iso640】
最後は「羽衣杉」です。
【α7Sii,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F5.6,iso640】
"最後は"と書きましたが、この先の遊歩道に杉が1本も無いというのではありません。
この記事には載っていませんが、「家族杉」を含めた特徴的な5本の杉に名前が付けられています。
なので、この先にも名前こそありませんが立派な大杉がたくさん並んでいます。
【α7Sii,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F5.6,iso100】
やがて遊歩道は、雪畑山や金剛山、ドンデン山へと続く縦走路に合流します。
そのすぐ先に展望台があります。
展望台から見えるのは、内海府の海と対岸である本州の日本海側の沿岸地帯。そして粟島です。
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F8,iso250】
写真の左手前に見えるのが粟島です。
今年のG/Wにはその姿を間近に望んでいただけに、何となく感慨深いものがありました。
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F8,iso250】
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/1000,F5.6,iso200】
外海府方面へ目を移すと、大野亀(Ōnogame)の姿が映りました。
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F5.6,iso200】
そうこうしているうちに、両津湾に一艘の船の姿を見つけました。
姿形から察するに、ときわ丸だったんじゃないかと思います。
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F5.6,iso200】
今度は粟島は写真右手に見えます。
左手前に見えているのは、山毛欅ヶ平山(Mt.Bunagahirayama)へと続く稜線です。
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F2.8,iso200】
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F2.8,iso200】
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F2.8,iso200】
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F2.8,iso200】
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/640,F5.6,iso200】
そして作業道へ"帰還"です。
確かに遊歩道は森の中を歩くことになりますが、鬱蒼としている訳でもなく、普通に歩けば危険な個所もありません。
それでいて、やっぱり視界の開けた作業道へ戻ると何かしらの安堵感を得ます。
不思議なものです。
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F2.8,iso400】
作業道を順調に降りていくと、アサギマダラがひらひらと舞っていました。
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F2.8,iso400】
最初は、200mmでは少し遠いかなという場所を飛んでいたんですが、やがて急接近してきてくれました。
私の目の前に咲いている紫陽花にうまいこと羽を休めてくれました。
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F2.8,iso400】
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F2.8,iso400】
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F2.8,iso400】
【α7iii,70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F2.8,iso400】
蝶って不思議ですね。
風にあおられるくせして、ちゃんと狙い通りに飛びますし…。(たぶん…)
こんなにひらひらしているのに、数え方は「頭」ですし…。
紫陽花にとまって、まるで呼吸をするように羽を開きつ閉じつしていました。
「ゾウが1頭」は理解できる気がするんですが、「蝶が1頭」とは昔から腑に落ちない気がします。
まぁ、どうでもいいことですけど…。
さて、こちらの遊歩道ですが、標高が900mを超えているため下界よりは幾分か涼しいようです。
…が、あくまで「幾分か」と申し上げておきます。
いくら涼しいとはいえ、例えば下界の気温が40度近くにもなれば当然この場所も暑いです。
道中に川以外の水場はございませんので、水分はご持参いただくに限ります。
また、老若男女を問わず、軽装でいらっしゃる方が非常に多いです。
確かに、天候が良ければそれでも十分なんでしょうけど、山の天気は急変します。
私も霧や雨のタイミングを好んで来ますが、そのために視界を失いそうになって冷や汗をかいたこともあります。
道中いたるところに「KEEP OUT」の標識がありますが、過去にはここを超えてしまったことによる転落事故も発生しています。
登山靴まで履く必要はないかと思いますが、ヒールでいらっしゃる方を見かけると少々疑問に思います。
さらに、佐渡市ではつい最近、草刈をしていた作業員の方が蜂に刺されて死亡するという痛ましいニュースもありました。
道中はアブがつきまとうことが多いですが、蜂もいます。
万一刺されてしまうと、最寄りの医療機関までは少なくとも30分以上を要します。
アナフィラキシーショックを起こす可能性のある方につきましては、エピペンをご持参いただくことを推奨します。
最後は少々くどくなってしまいましたが、こちらへ足を運ぶ皆さまにとって、少しでも楽しい時間が得られますようお祈りいたします。
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201811
Friday
一昨日の続きです。
大佐渡石名天然杉遊歩道です。
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/20,F11,iso100】
時刻は12時を回った頃でした。
今シーズン最後の"営業日"ということで、たくさんの人の姿があるかと思ったんですが、駐車場には私の車のほかは軽自動車が1台のみでした。
【α99,50mm F1.4,1/125,F2,iso100】
遊歩道へと続く"作業道"を進みます。
約800mくらいの作業道です。(たぶん…)
まぁ、遊歩道へ入ったからと言って急にアップダウンが激しくなったりする訳ではありませんが、この作業道はウォーミングアップと考えています。
ただし、3度くらいの(たぶん…)上りが800m続くことを考えると、何気に体力を使う作業道でもあります。
これを不安に思う方は、今回の私のように、ここへ来る前に法力和光滝を拝んで来たら良いと思います。
心拍数は最大に上がり、ドバッと汗をかくはずです。
そうなれば、こんな勾配など問題になりません。
【α99,50mm F1.4,1/3200,F2,iso100】
作業道の途中、視界が開けたところで振り向きます。
写真中央手前には大野亀(Ōnogame)が見えます。
【α99,50mm F1.4,1/2500,F2,iso100】
視界を少し移します。
左奥に見えているのは山毛欅ヶ平山(Mt.Bunagahira-yama)です。
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/100,F2.8,iso100】
そして遊歩道へ到着しました。
【α99,50mm F1.4,1/100,F2.8,iso100】
言うほど頻繁に足を運んでいる訳ではありません。
かといって、ものすごく久しぶりということでもありません。
いつも新鮮な気持ちで来ますが、足を踏み入れればやはり見慣れた感はあります。
【α99,50mm F1.4,1/200,F2,iso200】
そこは、どんな時でも初めて来た時のような顔をすることが大切です。(たぶん…)
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F4,iso400】
そうすることによって、常に新たな発見があるものと思っています。(…と思います)
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/60,F5.6,iso640】
「四天王杉」です。
この遊歩道にあって、いちばん存在感を放っている杉と思います。
【α99,50mm F1.4,1/80,F2.8,iso400】
超広角レンズで広く収めるのは良いですが、そうすると迫力に欠けるきらいがあります。
なので、連結している根本付近を迫力よく切り抜くのが良いと思っています。(…と思っています)
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F4,iso800】
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/30,F2.8,iso125】
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/30,F2.8,iso125】
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/30,F4,iso250】
「象牙杉」「四天王杉」「大黒杉」「家族杉」「羽衣杉」など、名付けのある杉の木については、確かに見ごたえのあるものが多いですが…。
ただ、それ以外の"無名"の杉も目を惹くものばかりです。
私はこの、山毛欅ヶ平山の大王杉のミニチュアのような杉がお気に入りです。
【α99,50mm F1.4,1/400,F2,iso400】
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/13,F11,iso250】
【α7SII,Samyang 14mm F2.8 ED AS IF UMC,1/30,iso500】
「羽衣杉」です。
こちらの遊歩道にあって、いちばん人気のある杉なんじゃないでしょうか。
文字通り羽衣をまとったような優雅な立ち姿です。
撮影するときは、どんな被写体であってもいちばんよい"表情"を探す訳なんですけど、この杉はそれを探すのが特に難しいです。(…と思います)
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/250,F5.6,iso100】
遊歩道と金剛山・雪畑山登山道が交わるところにある展望台です。
低い雲の下の青い海は内海府の海。
写真左奥に見えるなだらかな山のあたりが山毛欅ヶ平山です。
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F2.8,iso100】
【α99,50mm F1.4,1/3200,F2,iso100】
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/50,F2.8,iso250】
遊歩道に入ると、当然陽の光が遮られる訳ですが、周辺よりもずいぶんと冷え込んでいました。
確かに、夏場でも涼しい空気の流れているところです。
この日は足元から冷気が立ち上っているようで、体の芯から冷えました。
私が遊歩道から作業道へ戻った時、2家族くらいの方々が遊歩道へ入っていくところでした。
駐車場まで戻る導入にも1組のご夫婦(たぶん)とすれ違いました。
駐車場は私の車を含めたら、ほぼ満車状態になっていました。
皆さま、この遊歩道を歩く今年最後の機会を楽しまれたことと思います。
私については、また春が来る前にどこかのタイミングでここを目指せたらと思っています。
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201705
Tuesday
今シーズン初となります。
「大佐渡石名天然杉」遊歩道へと足を運んできました。
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/50,F11,iso200】
久しぶりに石名の田んぼを見下ろすこの農道に立つことができました。
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/50,F11,iso200】
青空の下で…というのが描いていた絵ですが。
日頃の行いが悪かったんでしょう。
本当はこの日は2008年以来、小野見川を遡行しようという予定だったんです。
…が、朝から生憎の雨だったため、安全面を考慮し断念していたところでした。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso100】
…ということで、雨でも霧でも問題のない --- むしろ、雨や霧の方が雰囲気の良い --- 大佐渡石名天然杉の遊歩道へやってきました。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso400】
何せ今シーズン初の天然杉遊歩道です。
26日にオープンしたばかりで、てっきり千客万来かと思っていたんですが、お客さんの姿はまばらでした。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso400】
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso400】
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso400】
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso400】
標高約900mの遊歩道ですから、まだ春の山野草が顔を覗かせています。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso400】
そんな中、今年初めて見た「シラネアオイ」です。
今年はもう、見ることはないと諦めかけていました。
「山野草のシーラカンス」という“生きた化石”的なゴツいイメージとは裏腹に、か弱そうにも見える薄い色の花びらが印象的です。
まだ遊歩道に立ち入って数分というところでしたが、この花を見ることができたということだけで、ここへ来た目的は達せられたというものです。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso100】
私がここへ上ってこようと思った時、下界は雨でした。
そしてそこから見上げる大佐渡山地の稜線付近は濃い雲に覆われていました。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso200】
下手したら前も見えないくらい…、と言うような霧の日にここへ来たいんです。
今回は期待も充分だったんですが、いざここへ来てみたら霧なんてものはひとつもかかっていませんでした。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso200】
まだヒトリシズカが咲いています。
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F5.6,iso400】
杉に寄生するナナカマド(たぶん)です。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso200】
こちらは「四天王杉」です。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/60,F4,iso100】
私がここへ立つ少し前、こちらで写真撮影をしている方がいらっしゃいました。
「柵が邪魔だね」と…。
まぁ、おっしゃるとおりかと思いますが、そこには事情があるということでご理解いただけたらと思います。
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F5.6,iso400】
アップにすれば全体が収まらず、全体を納めると本来の迫力に欠けてしまいます。
この杉の迫力を見たままに写真に収めることができません…。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso200】
麓からこちらの山を見上げた時は濃い霧に包まれていたんですが…。
森の中はあまりウェットな感じはしませんでした。
ご覧のように、苔もパサパサしていました。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso200】
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1000,F2,iso100】
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/50,F11,iso400】
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/50,F11,iso500】
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/50,F11,iso500】
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1000,F2,iso100】
雨が上がったということで、苔はパサパサ…。
虫の集団 --- って言うんでしょうか、小さな虫が一塊になって飛んでいるやつ --- があちこちに陣取っていました。
息を止めていないと、鼻から口から入り込んできそうな勢いでした。
でも、足元の葉っぱには雨の名残が潤っていました。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso100】
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/60,F5.6,iso500】
そろそろ天然杉の遊歩道も終盤に差し掛かります。
こちらの杉に名前はありませんが、個人的には、山毛欅ヶ平山にある「大王杉」のミニチュアみたいで好きだったりします。
(「大王杉」については⇒(こちら))
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/100,F5.6,iso500】
こちらは「羽衣杉」です。
この遊歩道内の名のある杉の中で、最も優雅な雰囲気を持つ杉なんじゃないかと思います。
こちらも柵があるので撮影は難しいところですが。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso100】
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/100,F5.6,iso500】
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso100】
遊歩道もあとは坂道を下って出口へ向かうだけです。
ここから遊歩道は金剛山や雪畑山へと向かう縦走路と合流します。
内海府側を見下ろす展望台に立ってみましたが、再び霧が迫って来ていました。
【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/100,F11,iso100】
遊歩道を下り、林道を石名方面へと下ります。
内海府方面へ向かい、法力和光滝へでも行こうかと悩んだんですが、あまり時間に余裕もありませんでした。
めでたく、シラネアオイを見ることもできましたし、あの滝壺へと向かうロープの斜面を下るのもな…と。
また、別の機会にと思います。
私が車に乗り込もうとする頃、再び遊歩道一帯には霧が押し寄せようとしていました。
この遊歩道に来るに限り、微妙な曇り空が多いです。
青空か、深い霧の中か…。
紫陽花が咲き誇る頃、また来てみたいと思います。
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201607
Sunday
今シーズン初となる「大佐渡石名天然杉遊歩道」へ行ってきました。
【α99,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/30,F4,iso1250】
林道・石名和木線を和木側から上り、中腹に差し掛かったあたりで登場するのがこの巨木です。
【α77,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/40,F3.5,iso100】
この日は前日から発令されていた「洪水警報」「大雨警報」が午前中まで継続していました。
【α99,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/20,F5.6,iso1600】
そんな日に山へ向かおうなんて正気の沙汰ではなのかもしれませんが、ここへ来るなら是非とも霧に包まれたタイミグでと思っていました。
【α77,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/640,F5.6,iso100】
まぁ、下界から見た山は濃い霧に包まれていたんですが、上るにつれて霧が晴れてきてしまったのは残念でしたが…。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/80,F2.8,iso400】
それでも杉はウェットな感じでした。
「四天王杉」です。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/40,F5.6,iso1000】
前も見えなくらいの霧を期待していたんですが、このあたりは稜線を越えて相川側です。
稜線より向こう側(両津側)の方が霧は濃いのかもしれません。
(こちら側から風が吹き付けていますし…)
【α77,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/200,F2,iso100】
紫陽花が咲きはじめでした。
下界ではもう満開を過ぎていますが、きっとこのあたりは今頃が満開なんじゃないかと思います。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/50,F5.6,iso1000】
巨木と寄生木です。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/50,F5.6,iso1000】
その向かいにあるのは「象牙杉」です。
こちらも今頃は満開の紫陽花に囲まれているんじゃないかと思います。
【α77,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/250,F2,iso200】
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/50,F5.6,iso1000】
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/50,F5.6,iso1600】
この日はここを訪ねた時間が時間 --- 16時過ぎ --- だったので、遊歩道の一角だけを歩き、早々に退散しました。
帰途に就いて再び霧が発生してきました。
さすがにもう1度遊歩道へ戻ろうという気にはなりませんでしたが…。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/200,F5.6,iso100】
そして中腹にある田んぼのあたりまで戻ってきました。
霧の中に青空が見え隠れしていました。
【α99,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1.6,F11,iso100】
林道の脇を流れるのは和木川です。
途中、堰堤があったり、林道を離れたりしながら流れていますが、いつかこの川も遡行してみたいですね。
稜線を越えた石名川も…。
【α99,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,0.4,F10,iso100】
短い時間ではありましたが、ウェットに富んだ“緑色の空気”をたくさん浴びてきました。
冒頭、「正気の沙汰でない…」なんて書きましたが、この林道で2台ほど車とすれ違いました。
晴天の森林浴も楽しいと思いますが、こんな雨上がりの霧の中を行くのも悪くはありません。
また雨の日や雨上がりを狙って行ってみたいと思います。
ところで、各地で熱戦が繰り広げられている第98回全国高校野球選手権大会の地方予選ですが、、、
本日、私の母校である佐渡高校、そして佐渡総合高校の佐渡勢が揃って新潟大会の2回戦進出を決めました。
特に佐渡総合高校の4番・投手の大地 翼くん。
投打に大活躍だったようですね。
彼が小学生の頃には、私もコーチ(一応)をしていましたので、今日の活躍は本当に嬉しいです。
最後の夏ですが、仲間とともに気持ちを一つにして、頂点目指して頑張ってほしいと思います。
両校とも、次の戦いも期待しています。
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