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2020年8月1日以来、名称佐渡海府海岸の"核心部"とも言える場所へ足を運びました。

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso200]

 

沖合に雪の降る願(Negai)の海岸線です。

二ツ亀(Futatsugame)が午後の陽に照らされていました。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1250,F8,iso200]

 

振り返ると、後方には大野亀(Ōnogame)が聳えています。

写真左上には願大橋が見えます。

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso200]

 

この海岸線からこの風景を見るのは本当に久しぶりでした。

願まではちょくちょく --- というほどでもありませんが --- 来ることはありました。

ただ、そこから海岸線を伝って「賽の河原(Sainokawara)」のあたりまで足を運ぶのはずいぶんブランクがありました。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/500,F8,iso200]

 

今になって思い出しましたけど、前回来た時は「四半世紀ぶりの北海道の旅」から帰った直後で、激しい"ロス"に襲われていた頃でした。

北海道であまりに雄大で開放的で美しすぎる風景に触れすぎたため、佐渡へ帰ってからも少々息苦しい気がしてここへ足を運んだんでした。

 

この日は別に息苦しさがあった訳じゃないんですけど、いつもの駐車場に着いたら当たり前のように賽の河原へ向けて足が動きました。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1000,F8,iso200]

 

歩き始めて約10分です。

前方に岩のトンネルが見えますが、あそこがこの世と冥途の境です。

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso200]

 

"三途の川"の河原に足を踏み入れます。

切り立った岩壁の隙間や溝に無数の小さな地蔵が並んでいます。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/60,F4,iso1600]

 

「佐渡弥彦米山国定公園 名称佐渡海府海岸 賽の河原」

 

​​

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso200]

 

「賽の河原は現世と冥途との間にある三途の河の河原にあり、親に先立つ不幸な幼児たちが収容される今の養護施設である。

幼児の仕事は、『一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため…』と不幸を詫びながら小石を積むので無数の小石の塔ができる。

しかし夕方になると地獄の鬼どもに踏みくだかれ、幼児たちは救いを求めて泣き叫び逃げ回る。」

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/25,F8,iso250]

 

「それを、『冥途の父母はわれなるぞ』と現れて、法衣に包むのは地蔵菩薩である。

鬼どもの嵐が去ると幼児たちは小石積みに励み翌朝までに立派な塔を積み終わるという。

幼くして世を去った子供たちの冥途を願う御仏の霊場である。」

 

上記は洞窟の中に立てかけてあったプレートに刻まれていた解説です。

「今の養護施設」という書きぶりには少々無理を感じますが、親より先に死んでしまった子供は三途の川を渡ることはできないとされており、その罪を償うために石を積むのだそうです。

そして、地蔵菩薩によって救われて初めて無事に成仏することができるとのことなので、この河原で石を積む子供たちの霊は"生きている"のかもしれません。

その意味からすると、養護施設というのもあながち間違いでもないんでしょうか…。

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso200]

 

賽の河原を過ぎ、100mほども進むとご覧の景色が眼前に現れます。

奥の2つの"亀"は二ツ亀ですが、その手前の奇岩は「蝋燭岩」です。

蝋燭の形というよりも、蝋燭の上で燃える炎に似ている気がします。

間近で見るとなかなかのサイズ感で迫力があります。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/250,F8,iso200]

 

ずっと沖合遥かに雪が降っているのが見えていましたが、二ツ亀の向こう側にはただならぬ感じで雪を降らせている雲が迫っていました。

そろそろ指先が冷たくなってきたところでUターンです。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/250,F8,iso200]

 

お久しぶりの賽の河原に別れを告げます。

近年は高潮が直撃したりコロナ禍の影響で慰霊祭が中止になるなど、受難の連続でしたがようやくこの場所も落ち着きを取り戻したようでした。

 

…と思ったら、道中には1月1日の地震で崩れたと思しき箇所もありましたが。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/60,F8,iso400]

 

このトンネルを抜け、私は現世に"帰還"します。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/200,F8,iso200]

 

やがて目の前には「扇岩(Ōgiiwa Rock)」の台座跡です。

そういえば、この岩が倒壊した原因も地震(1964(昭和39)年の新潟地震)でした。

 

今回の能登半島地震でも、景勝地が崩落する事態がありました。

自然のことなのでどうしようもありませんが、地球規模の活動からすればほんの小さな細胞の1つが壊れた程度に過ぎないんでしょうね…。

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso200]

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso200]

 

そして駐車場へと帰って来ました。

往復に費やした時間は約35分でした。

特別急いだ訳でもなく、ずいぶんゆっくり往復した気分でいたんですが、思ったより早かったです。

 

そういえば、現世と冥途では時間の進み方そのものも違うなんて聞いたことがあります。

そのせいでしょうか…。

 

この日は外海府海岸を走ってこの場所まで来ました。

これから夕陽の時間になることを考え、ここからは元来た外海府海岸線を戻るつもりでいました。

ところが、この僅かな時間でどんな心境の変化があったのか、ここを発つときには内海府海岸線を走って帰ることを決意していました。

お陰で、お目当てだった外海府海岸の夕景は撮らずじまいでした。

 

 

 

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12月22日の朝です。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,30,F8,iso6400]

 

時刻は6時30分です。

上記の撮影データからもお分かりかと思いますが、長時間露光しなければ"真っ暗"です。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,30,F8,iso3200]

 

「明日には今シーズン最強の寒波がやって来る」

前夜のニュースでは、佐渡市の平野部でも30cmくらいの積雪が予報されていましたが、思ったほどの積雪はありませんでした。

まぁ、こちらの参道の雪化粧姿としてはちょうどよい具合でした。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,30,F8,iso200]

 

佐渡市公式観光情報サイト「さど観光ナビ」によれば、観音堂舞台床板・勾欄改修工事により9月下旬から中門より先は拝観規制が行われていたようです。

改修工事の様子は施主さんがSNSを通じて発信してくださっていたので様子を伺うこともできましたが、11月いっぱいをもって完了したようです。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,30,F8,iso200]

 

その中問から望む観音堂です。

舞台の床板の張り替えについては舞台に上ってみないと見えませんが、この日は時間の関係もあってここでUターンです。

よく冷えた朝の着雪の清水寺でした。

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5,F2,iso1250]

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/13,F2.8,iso6400]

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,0.6,F2,iso200]

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/25,F2.8,iso6400]

 

暖冬と言われるこの冬ですが、もう1回くらいはドサっと降ってくれることを期待しています。

その時は、舞台にも上ってみたいと思います。

 

 

 

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12月21日の夜の写真です。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,30,F8,iso1250]

 

水っぽいながら、夜に駆けて積雪のあった日でした。

春は桜の参道が美しい新保八幡宮ですが、着雪を桜に見立ててみました。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,30,F8,iso1250]

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,30,F8,iso1250]

 

「2日後には今シーズン最強の寒波がやって来る」

少しだけ身を固くしようかなと考えつつ、美しい雪景色への誘いを断てなかった夜でした。

 

 

 

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雪山へでも行こうと車を走らせました。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/40,F8,iso500]

 

当初の目的は、和木山のあたりでした。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/40,F8,iso500]

 

ところが、林道・石名和木線が思った以上の積雪で、標高400m付近で積雪が15cmほどにもなったところで車が進まなくなってしまいました。

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2000,F2,iso200]

 

厳重な防寒対策をしてきたとはいえ、そこから雪に覆われた長い長い林道を歩こうなんて考えははなからなく、素直にUターンします。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/200,F2,iso200]

 

そこで、代わりにという訳ではないのですがやってきたのが「山居道」でした。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/20,F8,iso1600]

 

山居池に次いで足を運んでみたのが光明仏寺でした。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/100,F8,iso1600]

 

ブログの記録によれば2020年1月以来の光明仏寺です。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/10,F2.8,iso51200]

 

時刻は15時過ぎでしたが、こんな季節ということもあり鬱蒼とした森の中にあるこのお寺の内部は"真っ暗"に等しいものでした。

今残っているこの建物がいつ頃に建てられたものかは分かりませんが、建物内部の壁や柱や、あらゆるところに記されている"参拝記念"を見ると明治の頃の参拝が最も古いようです。

以来、床板の張替えを含めて色々と"手当"がされていると思うんですが、限界はあります。

以前はもう少し気楽に建物内部にお邪魔させていただくことができたんですが、今はちょっとおっかないですね…。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/40,F8,iso1600]

 

そんなこんなで、光明仏寺をあとにします。

今日明日に倒壊するということはないと思いますが、さりとて5年10年と長持ちするとも思えません。

この冬はどれだけの雪が降ってこの場所がどんな厳しい環境に晒されるのか知る術もありませんが、少しでも長く、その存在とともに周囲の記憶に残らんことを願うばかりです。

 

タイトルの「記憶」については、2020年の記事に書きたいことがすべて書いてありました。

まぁ、私なんかがこんな場所をどうして訪ねるようになったのかの所以です。

 

 

 

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長らくぶりです。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/160,F8,iso400]

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/80,F8,iso400]

 

いつぶりか思い出せません。

ここへ来る時はいつもそんなことを言っていますが…。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/160,F8,iso400]

 

山居池(Sankyonoike)です。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/160,F6.3,iso400]

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/160,F7.1,iso400]

 

まったく風のない生ぬるい日でした。

午後から天候は崩れるとの予報でした。

少しばかり風が出てきましたが、まだまだ空の大半が青空でした。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,30,F11,iso100]

 

思った以上に落葉が進んでいました。

やはりここは思った以上の山奥だったようです。

平野部と同じ感覚で来てしまいました。

 

そして、感じる風以上に水面は波立っていました。

いつ来ても、風の音以外の音のない場所です。

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso100]

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso100]

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso100]

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso100]

 

[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso100]

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,30,F11,iso100]

 

予報では今夜から明日にかけて雪のマークが見えています。

次にここへ来るのは雪化粧した頃と期待しているんですが、まずはタイヤの履き替えを最優先させなければならなそうです。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/60,F14,iso400]

 

帰路、跳坂(Hanezaka)の夕景です。

この坂から見る夕陽なんて、これまたいつ以来だろうという…。

 

時刻は16時15分です。

予報ではとっくに横殴りの雨になっている頃でしたが、思いがけずよい絵に巡り合えました。

 

 

 

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少し遡りますが、10日と少し前の朝です。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,6,F5.6,iso640]

 

朝いちばんのカーフェリーを見送った後、加茂湖畔に立ち寄りました。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,10,F8,iso640]

 

時刻は5時台前半です。

夏の頃であれば、既に暑さを感じるほどに日が昇っている頃でしょう。

この日は、息が白いほどでした。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,20,F7.1,iso640]

 

うっすらと、オリオン座です。

この秋初めて見ました。

また季節が1周してきました。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,8,F8,iso100]

 

加茂湖と朝焼けと三日月と…。

贅沢な独り占めです。

 

「帰宅してさっさと二度寝して出勤に備えなければ」

そんな風に思ってはいてもなかなか動けません。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,0.6,F5.6,iso200]

 

昔ほど苦手ではなくなったにせよ、平日の仕事のある日に早起きして写真撮影に出かけるのは思い切りが必要です。

今年は台風の直撃もなく、9月以降は急激な寒暖差のため紅葉の状態がとてもよいんじゃないかと思っています。

 

毎日、大佐渡山地を見上げていますが、山頂付近はすっかり見頃の様相です。

先日は、平野部でも最高気温が11℃というような日がありましたし、うっかり初冠雪でもした日にはスカイラインが通行止めになってしまいます。

 

相川祭りが終わってなかなか疲れが抜けないところですが、今週あたり、どこかで思い切らなければならないとは思っているところです。

 

 

 

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夜になってドライブへ行こうという話になり、散々迷った末に選んだ行き先は相川方面です。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1,F2.8,iso2500]

 

夜に来るのはずいぶんお久しぶりな気がします。

北沢浮遊選鉱場跡(Kitazawafuyūsenkōba)です。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,0.6,F2.8,iso1600]

 

普段からここのライトアップについては、「時間が長すぎる」「星空を見たい」と文句ばかり垂れてきましたが、久しぶりに見るのは悪くありませんでした。

ちなみに、9月9日〜15日まで「世界小児がん啓発キャンペーン」としてゴールドにライトアップするそうです。

 

[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,15,F8,iso1600]

 

雨が落ちていたのであまり長居はしませんでした。

雨にも関わらず、対岸の芝生の広場には10人くらいの人の姿が見えました。

マイクロバスが停まっていたので、相川のホテルにお泊りの観光客なんだろうと思います。

 

大佐渡スカイラインを経由して帰ろうかと思ったんですが、結局は二見半島を経由して金井へ戻りました。

金井へ戻ると、見上げた空には星が光っていました。

 

大佐渡スカイライン経由で帰るべきだったと少々後悔した夜でした。

 

 

 

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相川側からの、今シーズン初スカイラインです。

 

[α7iii,LA-EA3,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F8,iso100]

 

下界は青空が広がっていましたが、スカイラインは中腹より上は"霧の中"です。

「道遊の割戸(Dōyūnowarito)」と相川湾を望みます。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/200,F2.2,iso200]

 

乙和池の入口にポツンと咲いていたイワカガミです。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/30,F8,iso200]

 

乙和池(Otowaike)です。

例年、初めてここへ来る時は新緑より少し前の時期で、スカスカの色のない風景であることが多いです。

今年は既に新緑の季節に入っていることもあり、色のある世界でした。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/50,F2.8,iso200]

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/20,F8,iso400]

 

気温は10℃ちょっとでした。

てっぺんからつま先まで軽装だったのでそんなつもりはなかったんですが、結局は池に沿って1周してみることに。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/100,F2.8,iso400]

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/40,F8,iso400]

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/40,F8,iso400]

 

早くもカランコロンとカエルの鳴き声が響いていました。

鳴いている方にものすごく目を凝らして見るんですが、姿はぜんぜん見えません。

じき、ここも鬱蒼としてくることでしょう。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/200,F2.8,iso200]

 

帰路、道端に咲いていたヒトリシズカです。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/200,F2.2,iso200]

 

その傍らにはチゴユリです。

標高が600mに近いこのあたりも、そろそろ春の花はお終いを迎えるようです。

 

[α7iii,LA-EA3,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/200,F2.8,iso200]

 

遭難碑(Sōnanhi)です。

 

前回、今シーズン初めてスカイラインに上った日は、金井側から上って千竜桜(Senryūzakura)でUターンしました。

この日は金井側へ通り抜けようとしていたため、こちらに立ち寄らせていただきました。

 

今シーズンの山での安全をお祈りします。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/100,F8,iso200]

 

遭難碑を過ぎると急に霧が濃くなりました。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/100,F8,iso200]

 

時折すれ違う対向車も、ライトを点灯させたりハザードランプを点滅させてくれたりとしていました。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/100,F8,iso200]

 

どうもこの春は天候不順のようで、下界は晴れていても山には雲がかかっていることも多いです。

G/Wということもあってそれなりの交通量もありますし、場所によってはすれ違いが困難な箇所もあったりしますし、スカイラインへお出でになろうと思われる方におかれましては、

くれぐれも気をつけくださいますようお願いいたします。

 

 

 

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2週間ぶりに相川の実家へと戻った翌日です。

朝から予定されていた野球の練習は、前日からの雨によるグランドコンディション不良のため中止となりました。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/640,F8,iso100]

 

とはいえ、お昼前にはご覧のような青空が広がりました。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/640,F8,iso100]

 

ちょっくら用事を足しに下町へ下りたんですが、上町へと戻る道中、運転席から懐かしい町並みを眺めながら車を走らせるうち、少しばかりカメラを持って歩いてみたくなりました。

坂道のカーブを曲がったあたりに車を停め、前方左側に旧・相川保育園が見えるあたりから右に折れると、初代佐渡奉行・大久保石見守長安が建立した大安寺(Daianji Temple)です。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/2500,F2.8,iso100]

 

大安寺の石畳の参道を下ります。

石垣の上には、相川地区の石垣にたくさん咲いているツルニチニチソウです。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/500,F8,iso100]

 

石畳の終点から望むのは、所謂"門前町"です。

石段脇の白い標柱は、大安寺の境内にある国史跡「佐渡金銀山遺跡 河村彦左衛門供養塔」「佐渡金銀山遺跡 大久保長安逆修塔」を示しています。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/500,F8,iso100]

 

門前町の端っこまで歩いて来ました。

市街地に背を向け、今ほど立っていた石段と石畳の参道を望みます。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/500,F8,iso100]

 

今来た道を戻るように歩を進めます。

昔はこの通りにもたくさんの飲食店が並んでいました。

 

お蕎麦屋さん。(現存しますが、かつての面影はありません)

ラーメン屋さん。

焼肉屋さん。

お寿司屋さん。

焼き鳥屋さん。

中華料理屋さん。

そして、割烹と。

 

お蕎麦屋さんは私が高校生の頃に入ったのが最後です。

冷たいかけ蕎麦が大好きでした。

 

中華料理屋さんは、小学校の全校なわとび大会で頑張ったご褒美に父が連れて来てくれました。

ここのお寿司屋さんで、「マグロ」が好きになりました。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/500,F8,iso100]

 

このカーブを折れたところに、M実ちゃん一家が住んでいました。

母親同士が大の仲良しで、兄弟同士も同級生でした。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/500,F8,iso100]

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/500,F8,iso100]

 

小さい頃から狭い道路と思っていましたが、今も狭いままです。

このクランクで対向車が来ると一苦労です。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/500,F8,iso100]

 

クランクを折れると、今度は旧・相川保育園が進行方向右側に見えます。

もう少し歩くと車を降りて"1周"したことになりますが、小さい頃はそれこそここを"何周"もして遊んでいました。

 

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この川沿いにももう少し家がたくさん並んでいました。

今は家も減り、当時から残っている家にも人影が見えないものがたくさんあります。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/320,F8,iso100]

 

左側の朽ちかけた建物は、昔は窯元だったと思います。

反対側の黄色い壁の建物は豆腐屋さんでした。

道路からは窓越しに豆腐を作る作業風景が見え、独特の匂いがしていました。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/320,F2.8,iso100]

 

小さな頃、この石垣の隙間に逃げ込もうとする蛇 --- アオダイショウでしょうね --- の尾っぽを捕まえたことがあります。

私1人ではとても敵わず、姉と近所の同世代の方と、まさに「おおきなかぶ」のような状態での"綱引き"でした。

 

最後は、"尻尾切り"によって蛇は逃げてしまいましたが、残った尻尾がビチビチと動くことに一同で驚愕したものでした。

それにしても、蛇は力持ちでした。

しかし、ものすごく迷惑だったでしょうねぇ…。

 

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そして車を停めたカーブまで帰って来ました。

 

写真の左奥に見えるアパートが建設されたのは私が1年生に上がるか上がらないかの頃でした。

建設当時、ボーリング機が周囲に恐ろしい音を放っていましたが、恐る恐るこのあたりからその様子を伺っていたことを覚えています。

 

すぐ手前に写っている廃屋の脇から竹林を抜けると、間切川(Kengirigawa River)の滝の下まで行くことができました。

間もなく家族で出かけるという僅かの時間を待ちきれず、この滝へと向かって泥だらけになって出発が遅れ、父に烈火のごとく叱られ張り倒されたことは忘れそうにありません。

 

小学校に上がる前です。

母の財布から1万円札を抜き取り、得意になって見せびらかして歩いていたところを近所のおばちゃんに見つかりました。

使い方も分からないような頃だったと思いますが、当時の様子は遥か記憶の彼方に朧気に映っています。

 

小学校に上がる前です。

向かって左側の電柱の下で小さな蛇を見つけて持ち帰ったところマムシと分かり、父が捨てようとするのを泣きながら阻止しようとしていました。

最後は海へ投げ捨てられましたが、蛇を隠したサランラップの空き箱がガムテープで留められ、くるくる回りながら海へ飛んでいくのを見送ったことも忘れそうにありません。

 

もっとも私の古いと思っている記憶は、先ほど歩いた石畳です。

母に背負われ、母の靴音を耳で聞き、一歩一歩の振動を母の背中越しに感じていたことが記憶のいちばん古いところです。

 

この界隈を歩くたび古い記憶が呼び起こされ、ある意味で新鮮さを増していく感じです。

 

 

 

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4月4日の朝です。

 

[α7Siii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/30,F8,iso400]

 

冷えた朝でした。

 

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加茂湖に蒸気霧が立ち昇っていました。

 

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[α7Siii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/200,F8,iso400]

 

朝の加茂湖上空に現れた飛行機雲です。

すーっと順調に伸びていたんですが、急に伸びなくなって、しかもウニウニと…。

 

[α7Siii,FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS,1/200,F8,iso320]

 

「おいおいマジかよっ」と一瞬焦りましたが、次の瞬間、またすーっと雲が伸び始めました。

地表からはまだ朝日の姿は見えていませんでしたが、あの高度からは美しい朝日が見えていたことと思います。

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/200,F8,iso320]

 

[α7Siii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/200,F8,iso320]

 

そしてお目見えした朝日です。

手前の鴨は、何故かこのあたりをずっと蛇行していました。

 

時刻は5時30分です。

 

[α7Siii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/200,F8,iso320]

 

[α7Siii,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/200,F8,iso320]

 

空に浮かぶ朝日と湖に浮かぶ朝日と、天地がひとつです。

 

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[α7Siii,FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS,1/250,F8,iso400]

 

せっかくだったので、湖に落ちる朝日の"影"を漁船なり鳥の群れなりが横切ってくれないものかと願ったんですが、この日の加茂湖はどこまでも静寂でした。

 

[α7Siii,FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS,1/1250,F8,iso400]

 

5時41分。

すっかり日が高くなりました。

ぼちぼち"夜明けの魔術"が解けようかという頃です。

 

[α7Siii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1600,F8,iso400]

 

ところで、うっかりしていて加茂湖畔の桜の咲き具合を見忘れてしまいました。

明日明後日と雨模様のようですが、風が吹かないことを願うばかりです。

 

 

 

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