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四半世紀ぶり北海道の旅 X (小樽発新潟行き)

2020.09.14 Monday

 

小樽市を出発し、約1,500kmの行程を経て小樽市へ戻って来ました。

 

不思議なもので、訪問前は、地図だけではなかなか方向感覚だとかを含めた未踏の地のイメージができないものなんですが、

1度足を踏み入れてしまうと、概ねのところ方向や位置関係が分かるようになります。

4日ぶりの小樽市でしたが、ここまで片時も離さずにいたgooglemapのナビをオフにし、自らの意志だけで行きたい方向へと走ります。

 

小樽駅前のレンタカー店に車を返す前に、小樽運河の周辺で昼食を取ったり、お土産を購入し佐渡へ送ったりしていました。

最後は、4日前に歩いた道を辿るように車を走らせて坂の上にあるレンタカー店に到着しました。

レンタカー店のお隣にあるガソリンスタンドで待ち受けてくださっていたスタッフの方がさっそく近づいてきてくれました。

 

「1,500km?? いやー。結構走りましたねーっ」

「はい。走りました」

「傘、お忘れにならないでくださいね」

「傘、お店で使いません?? 私、もう必要ないので」

「よろしいんですか??」

 

まぁ、傘につきましては、お店としても積極的には必要なかったんでしょうけれど、引き取ってくださいました。

車輛のチェックも、「本当にチェックしたの??」と思うくらいチャッチャと済んだようで、とても快適に手続きが済みました。

また次回の北海道旅行は、トヨタレンタカー小樽駅稲穂2丁目店さんにお願いをしたいと思います。

 

小樽駅へ向かい、そこからフェリーターミナルまではタクシーで移動しました。

寺島 進 さんを髣髴とさせるような、ちょっと悪そうなおじさんが運転手でした。

 

「小樽港までお願いします」

「はいよ…」

「…」

「…」

 

(ちなみに、私は積極的に会話を楽しんだりするタイプではありませんので、自分からは運転手さんに話しかけたりはしません)

 

「…」

「…新潟??」

「え?? あ、はい。新潟です」

「…そう」

「…」

「…」

 

(空気が重たく感じたため、切り出してみました)

 

「れ、連休中は、人は、どうでしたか??」

「あ?? 来たよ。それなりにな」

「そ、そうですか。"Go To "もありましたしね」

「まぁな」

「…」

「…」

 

(約5分程度の重たい空気ののち、フェリーターミナルに到着です)

 

「…」

「16時??」

「16時です」

「あ、そう」

「えぇ」

「…」

「(トランクから荷物を出してもらいながら)ありがとうございました」

「新潟の人??」

「はい」

「じゃあ、またすぐ来れんじゃん」

「はい。またすぐ来ます」

「…」

「…」

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/4000,F2,iso100]

 

ターミナルでフェリーの出港を待つ時間はそんなに短くはありませんでした。(1時間程度)

何をする気にもならず、待合室の椅子にふんぞり返るように座ってスマホなんかをいじっていたんですが、時間が経つのは早かったです。

4日前にとんでもなく長く感じた通路を、今度は逆方向へ進みながら乗船しました。

来た時ほどに長く感じなかったことも不思議でした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/4000,F2,iso100]

 

小樽港を出港し、沖合にある防波堤の隙間をぬって大海原へと出ていくところです。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/4000,F2,iso100]

 

写真左手前に、あの長い長い通路が写っています。

4日前の朝、低く雲が垂れ込める中、ここ小樽港へ入港してきました。

あっという間のような、ずいぶんと昔のことのような、変な感覚を整理できずにいました。

 

ただ、「疲れたなー…」と。

「あっという間だったなー」と。

ボーっとする頭の中はそんなことばかりを考えていました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

そして、防波堤を越えます。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2.8,iso100]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

「さよなら小樽」

「さよなら北海道」

またすぐに戻って来られるとを願って…。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

出港から1時間30分後です。

そういえば、夕焼けなんかを見たのは久しぶりな気がしていました。

 

往路は、とても良い子にしていました。

船内でお酒なんて飲もうとすら考えませんでした。

しかし、帰路では、乗ったすぐそばからレストランへ駆け込み、お刺身を注文し、レモンサワーと生ビールをセットでオーダーし続けました。

なので、この頃にはすっかりと出来上がってしまっていて、あとは客室へ戻って寝るだけというような状態でした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso100]

 

そんな、酩酊状態になろうとしていた私の視界に飛び込んできたのは午前中に訪れた神威岬でした。

5日間を過ごした北海道を発ち、既に"ロス"が生じていた頃でした。

思いがけず見覚えのある景色が目の前に横たわり、救われるような思いでした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

翌朝7:43です。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

遠くに島影が見えるような気がしますが、どのあたりなのかわかりません。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2.8,iso100]

 

フェリーはこのあたりを通過中だったようですが、往路と異なり、飛島も粟島も見つけることができませんでした。

…と、言いますのも、周辺はようやく晴れ間が覗いていましたが、それまでは激しい雨のため視界は限りなく遮られていました。

エントランスの大型のモニターには、氾濫した最上川の様子を伝えるニュースが映し出されていました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/250,F11,iso100]

 

その影響があってか、広範囲に渡って濁りが生じていました。

最上川に限らず、日本海沿岸地域の川から流出した土砂が日本海へ流れ出ていました。

前方彼方に、新潟港や佐渡の島影が見えてきました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/160,F11,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/250,F11,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F11,iso400]

 

そして、新潟港へ着岸です。

予定されていた到着時刻とは、寸分の違いもありませんでした。

陸上では、数10年に1回というような降雨災害が発生していましたが、海上については平穏な時間が流れていたようです。

しかしながら、降雨災害で被災された皆様におかれましては、この場をお借りしてお見舞いを申し上げるところです。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/500,F11,iso400]

 

新日本海フェリーターミナルから佐渡汽船ターミナルまでは、車で10分程度です。

いつもは最後の最後に下船口へ向かうんですが、この日は間違いなくタクシーに乗るため、いのいちばんに下船しました。

 

タクシーの運転手さんがこれまた親切な方で、小樽市のちょいワル運転手が懐かしく思い出されました。

 

「お客さん、佐渡へはお昼のフェリーですか??」

「ええ。この時間だと、それしかないんじゃなかったでしたっけ??」

「急げば、ジェットに間に合いますよ」

「間に合います?? 間に合うなら、お願いしてもよいですか??」

「わかりました。頑張ります!!」

 

お陰様で、思ったよりも早くに帰宅することができました。

本当はカーフェリーで2時間30分、新日本海フェリーの乗り心地と比べながら写真の整理でもしながら過ごそうと思ったんですが、

早々に切なくなってしまいそうだったので、ジェットフォイルで風を切るように未練も断ち切ってもらって良かったと思います。

頑張っていただいた運転手さんには感謝申し上げます。

 

四半世紀ぶり北海道でした。

四半世紀前の修学旅行は、バスの移動時間はやたらと長かったんですが、移動した範囲はごくごく限られた部分でした。

それほどに広大と思っていた北海道ですが、今回、自分の運転で走らせていただき、広大ではありますがある程度の移動は可能なんだなと…。

北海道には179の市町村があるそうですが、今回は59の市町村を走破しました。

単純に1/3を走破したことになりますが、再訪したい場所もたくさんありますし、気のすむまで訪ねたいと思います。

 

差し向き、、、

今は、今すぐにでもまた飛んでいきたいこの衝動をどのように抑え込もうかと悩んでいるところです。

 

 

 

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四半世紀ぶり北海道の旅 IX (函館市→R229→小樽市)

2020.09.13 Sunday

 

四半世紀ぶりの北海道の旅も実質的に最終日を迎えました。

この日はまさに"時間との勝負"になることが予想されたため、朝からある種の緊張を感じていました。

 

この日の行程表に書かれた移動距離は約300km。

おおよその所要時間は5時間です。

函館市から積丹半島を経由して小樽市へと向かう予定でした。

小樽港を16時に出港する新日本海フェリーに乗船するため、遅くとも15時には小樽市に戻りたいと思っていました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/25,F16,iso100]

 

いきなり話は逸れますが…。

とにかく、この旅行中はずっとこの電光掲示板でした。

最初に小樽市から稚内市へ向かう道中も、稚内市から旭川市へ向かう道中も、それ以外の道中も、すべてです。

とにかく、どこへ行っても「ウポポイ」一色でした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/25,F16,iso100]

 

しかも、定期的に英語版に切り替わります。

ウポポイ(UPOPOY)って何?? 一体何なの?? 安全運転の神様なの??

気になって気になって、安全運転どころではありませんでした。

(「安全運転どころではありませんでした」は極端に誇張した表現です。念のため)

 

実はこの「ウポポイ(UPOPOY)」。

つい先日の新聞にも記事になっていました。

民族共生象徴空間という、国立のアイヌ民族に関する博物館らしいですね。

「白老」には聞き覚えがありましたが、四半世紀前の修学旅行で「白老ポロトコタン」という博物施設を訪れていました。

その博物施設を大幅にリニューアルしたものが、この「ウポポイ(UPOPOY)」だったんですね。

前々日、旭川市から室蘭市を目指す道中に最接近していました。

 

そのときは、100km手前から「あと◯km」の看板が、10km手前からは「駐車場まで◯km」の看板が立っていました。

今回はスルーしましたが、北海道の地名等はアイヌ語に由来しており、語源を辿ることも面白そうと感じているところです。

また、日本には「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」により、アイヌ民族を先住民と認めて支援する義務もあります。

次回はスルーすることなく、足を運んでみたいと思います。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/100,F11,iso100]

 

…と、北海道にいた時間は「ウポポイ(UPOPOY)」な時間でもありました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

移動時間の短縮を図るため、この旅行中唯一の高速道路にも乗りました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso100]

 

最終日は、ご覧のような快晴に恵まれました。

北海道の厳しい気候が育んだ積丹半島の奇岩・怪岩が並ぶ断崖絶壁の道を行くには絶好のコンディションでした。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F14,iso100]

 

「それにしても…」と、息を飲むような断崖絶壁が続きます。

 

「国道229号が周回する積丹半島は、国道指定以来、険しい海岸食との戦いに明け暮れる区間であり、膨大な数の旧道が失われ続けてきた

上記はWikipediaからの引用ですが、「膨大な数の旧道が失われ続けてきた」の記載には萌えっとしてしまいます。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

事実として、目の前には100〜200mもあろうかという断崖絶壁が続き、現道の海側には必ずと言ってよいほどに

旧道と呼ばれるトンネルや覆道が並んでいました。

幼い頃は"お絵描き帳"の最初から最後までトンネルや高速道路の絵を描き続けるほどのトンネル好きで、

現在は廃道にロマンを求める身としては、この上なく刺激的で萌え萌えする道中でした。

 

その一方で、平成期には人々の記憶に大きく残っているであろう大事故が発生した道路でもあります。

まったく異なる2つの思いを抱きながら、断崖絶壁に続く数多くのトンネルと、その隙間から覗く絶景の道を行きました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

窓岩という奇岩が見えてきました。

写真を撮ろうと減速して路側帯に入ったところ、2台のバイクが私を追い抜きました。

その際、2人揃ってハンドサインを送ってくれたんですが、それが格好いいの何のって、

バイカーの皆さんのマナーの素晴らしさには、とても爽やかな気持ちを覚えます。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

さらに、前方彼方には、この日の最初の目的地である神威岬が見えてきました。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F8,iso100]

 

神威岬の先端にある神威岩です。

岬の遊歩道では、この岩が見えるところまで歩を進めることなく次の目的地へ向かいました。

今回の北海道の旅で、私が最後に見ることになる景色は、この神威岩の景色でした。

この時は、まだそのことは知る由もありません。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/160,F11,iso100]

 

その、神威岬へと続く遊歩道です。

道中には「女人禁制の門」があったりもします。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F11,iso100]

 

馬の背のように続く稜線に沿って遊歩道は続いています。

とにかく、終着地である小樽市へ時間内に到着することを最優先していました。

足早に歩を進めます。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F11,iso100]

 

実際、ここへ至るにあたっては大きな決断をする場面もありました。

それは、岩内町で、そのまま積丹半島沿いに進むのか、ショートカットするのかという選択でした。

それまでの道中があまりに順調だったこともあり、半ば断念しかけていた神威岬にせめて足跡だけでも残せたことは幸いでした。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/250,F11,iso100]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/160,F11,iso100]

 

どこまでも青く透明な海に、漁をしているとおぼしき舟が一艘です。

思わず口にしていました。

 

「佐渡みたい」

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/250,F11,iso100]

 

何箇所かあった展望台のうちの1つから、今来た道中の方面を望みます。

湾の向かいの積丹半島が見えます。

北海道へ来て、その壮大な景色を前に何度呟いたことでしょう。

 

「すごいなぁ…」

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F11,iso100]

 

やがて、何本も連なるトンネルを抜けたところで一際目につく特徴的な岩が見えました。

実際に目にするのは初めてでしたが、これまで何度も画面や紙面を通して見た、とても見覚えのある岩でした。

一瞬、拍子を失ったようになってしまいましたが、すぐに気を取り戻すとウィンカーを出しました。

 

[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

眼前に迫る豊浜トンネルの古平側坑口手前には、セタカムイ道路防災祈念広場があります。

ここはある意味、今回の北海道の旅の最大の目的地でもありました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F5.6,iso100]

 

ここには、前述した平成期の大事故の慰霊碑があります。

大事故とは、1996(平成8)年2月10日に発生した「豊浜トンネル岩盤崩落事故」です。

 

TVを通じて被災者の皆さんの生存を祈った8日間を、私は忘れることができません。

画面を通しても凍てつくような寒さが伝わってきそうでした。

あんなに悲しく、切ない出来事がこの世にあるのかという思いでした。

どうしても、奇跡が起きてほしかった…。

あの時、画面の向こう側にあった世界が、目の前にありました。

 

当時の報道映像にはいつも古平側の坑口が映し出されていました。

トンネルに突き立つかのように刺さっていた巨大岩盤。

そしてそれを取り除くための4度にも渡る発破。

悲鳴にも似た被災者のご家族の叫び声とともに、ようやく海へと崩れ落ちる岩盤。

 

警察や自衛隊によって取り除かれた膨大な土砂の下から現れたのは、変わり果てた2台の車両と20名もの帰らぬ人たちでした。

あまりに痛ましく無慈悲な事故として私の記憶に残っています。

 

* * * * * * * * * *

 

建碑趣意

 平成八年二月十日午前八時十分頃一般国道二二九号

豊浜トンネル古平側坑口付近で高さ最大七十米幅最大

五十米体積一万一千立方米に及ぶ大規模な岩盤

崩落が発生し同時刻に通行中の路線バス及び乗用車

各一台が被災し二十名の尊い命が失われるという

悲惨な大事故が起こった

 巨岩に閉ざされ埋まる被災者の安否を気づかい

一刻も早い救出を願って凍てつく寒さの中 夜を

徹して八日間にわたる懸命な救出作業が行われた

 しかしながら 家族や国民全ての願い 祈りも

むなしくこの崩落によって犠牲となられたことは

災禍というには恨みて余りあり まことに悲運と

いうより言葉もない いたましくも悲しい犠牲者の

ご冥福を祈り 悲しむべき教訓として永遠に生かし

伝えるため この碑を建立したものである

                    合掌

平成九年八月

豊浜トンネル崩落事故遺族会(二一〇の会)

 

* * * * * * * * * *

 

慰霊碑には「建碑趣意」として事故の概要が記されています。

裏面には、「犠牲者名」として、この事故でお亡くなりになられた20名のお名前と享年が記してあります。

私たちが修学旅行で北海道を訪れた翌年に発生した事故でした。

いつか北海道へ行くことがあったら慰霊に来たいと願っていました。

やっとここへ来ることが出来ました。

 

インターネットが一般に普及する少し前の事故だったということもあり、正確な記録や情報を知ることが難しくなっています。

この事故に際してご遺族の方々と向き合って取材を重ねられた元北海道新聞の記者である 溝口 徹 氏の著書「氷結の岩」の冒頭には

 

「老朽化とはほど遠いあのトンネルは、なぜ落ちたのか。その理由を知る人は少ない」

「今あるトンネルがなぜ二つのカーブを描いているのかも、知る人はほとんどいない」

と記されています。

 

事故当時、豊浜トンネルは開通から12年しか経っていませんでした。

国は無過失責任を認め、自ら国家賠償をご遺族に提示しました。

それでも、一部のご遺族は敢えて提訴に踏み切っています。

これは、全国の国道トンネルの平均年齢をはるかに下回る豊浜トンネルがこのような崩落事故を起こしたことについて、

トンネルの設置・管理の責任と、事故の予見の可能性 --- いわば、「事故の本当の理由」 --- を知るための訴えです。

しかし国は、事故調査委員会の「崩落を予測することは困難であった」との結論を盾に、過失責任は認めませんでした。

原告の請求は一部認められ、国には慰謝料の支払いが命じられましたが、ご遺族の求めた「本当の理由」についてはうやむやにされています。

 

もう1点。

豊浜トンネルは、古平側坑口を入ると一旦山側へ大きくカーブし、若干の直線を経てから今度は海側へカーブしています。

これは、現・豊浜トンネルが、前・トンネルとセタカムイトンネルを事故現場を迂回する形で繋ぎ合わせたものだからです。

これは、安全上の観点と同時に、ご遺族のご要望にも応えた形でのルート変更なんだそうですが、

一方で、事故現場が人の目には触れないようになったことから、事故の記憶まで封印されてしまうのではといった懸念もあるのだそうです。

 

私に出来ることなんて何もありませんが、私はこの事故のことは忘れられそうにありません。

せめて --- たいへん、おこがましいのですが --- いつまでも形にして発信し続けることができたらと思います。

 

改めまして、この場をお借りして犠牲となられた方のご冥福をお祈りいたします。

また、ご家族や関係する皆様には、お悔やみを申し上げますとともに、ご健康をお祈り申し上げます。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/400,F8,iso100]

 

豊浜トンネルを抜け、続く滝の潤トンネルとの僅かな隙間から沖合には再び奇岩の姿が見えました。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/400,F8,iso200]

 

ローソク岩というものです。

昔はもっと太くて大きな岩だったそうですが、1940年の積丹半島沖地震の津波によって半分に割れたんだそうです。

さらに、2016年にも先端の一部が欠けて現在のような鋭利な姿になったとのことです。

厳しい気候による海岸浸食は現在進行形です。

手前に見える頭でっかちの岩や、右側の断崖絶壁も然りです。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F11,iso100]

 

滝の潤トンネルを抜け、続くワッカケトンネルの海側の旧道にはローソク岩展望駐車場があります。

そこまでこの岩に興味があった訳ではありませんが、何となく…。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/400,F8,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F11,iso100]

 

そして、ワッカケトンネルを抜けたところから、旧道方向へUターンするように進みます。

積丹半島最後の目的地である、えびす岩と大黒岩です。

この2つの特徴的な奇岩の見事さもさることながら、背後の断崖絶壁には凄みを感じます。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/100,F11,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/100,F11,iso100]

 

ちなみに、こちらの海岸線の一部は私有地となっているようです。

2つの岩の正面にある橋の袂にある民家脇の階段から海岸線に降りたところ、お住いの方から注意を受けてしまいました。

漁港の駐車場に車を停め、そこから砂浜を移動するのが正しいようです。

たいへん失礼をいたしました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

そこからさらに走ること約1時間です。

予定よりもずいぶんと早く小樽市街へと戻って来ました。

小樽祝津パノラマ展望台から望む日和山灯台です。

 

4日前の朝、小樽市に到着し最初に目指した場所がこの日和山灯台でした。

低い雲が垂れ込め、気分的にもどんよりとしそうな感じでした。

4日後、見事なまでの快晴の下で、より素晴らしいアングルで再会です。

不思議なもので、4日前は右も左も分からなかったくせに、既に勝手知ったるような感覚を持ち合わせていました。

google先生のナビもここで終了にしました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/4000,F2,iso100]

 

5日間で約1,500kmを走破してきました。

旅はまだ終わった訳ではありませんが、ここへ来て、この旅の中で初めてホッとした安堵の気分を覚えました。

 

 

 

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四半世紀ぶり北海道の旅 VIII (函館市の夜景)

2020.09.12 Saturday

 

16時41分の函館漁港です。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/400,F2.8,iso1000]

 

お昼前に室蘭市を出発し、休憩も何もなしに一心不乱に函館市を目指しました。

高校の修学旅行でも最後の夜は函館市でした。

 

四半世紀ぶりの北海道の旅ですが、最後の夜はやっぱり函館市です。

そのように図った訳ではありませんが…。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/160,F11,iso500]

 

…と、ここまでは車中泊の旅だったんですが、この日だけはホテル泊でした。

…と言いますのも、前日の室蘭市の車中泊で寝袋が破れてしまい、朝起きたら運転席周辺が綿だらけになっているという…。

そういう意味においては、この北海道旅行中唯一、時間の制約や縛りを意識する1日となりました。

それにしても、部屋が空いていてよかったです。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,8,F11,iso400]

 

室蘭市を離れるにしたがって雨は上がっていきました。

しかし、陽が明るいうちはとうとう函館山の山頂付近の霧が晴れることはありませんでした。

北海道の最後の夜を飾るのは函館山の夜景と決めていましたが、叶うかどうかは微妙な状況でした。

とりあえず、ロープウェイの終了時刻である22時を待って車で山頂を目指すことにしました。

それまでの間は、"坂の街"の歴史的建造物や教会群を観て廻ります。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,8,F11,iso400]

 

相馬蠎匆です。

大正年間の建築物なんだそうです。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/30,F2,iso1250]

 

こんな感じの映画のセットのような建築物がそこかしこに並んでいました。

それも、普通に現役の商店や住宅としてありました。

函館ってこんなに異国情緒のある街だったんですね。

何せ四半世紀前の修学旅行の函館といえば、函館山の夜景しか記憶にありません。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,2.5,F11,iso1250]

 

八幡坂です。

有名なスポットかと思います。

私もブラタモリとか、TVとかで観たことがある景色でした。

しかし、こんなにすさまじい坂とは思いませんでした。

もっと緩やかな坂と思っていました。

この街を散策しようと思ったら、エンジン付きの乗り物は必須かと思いました。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/8,F2.8,iso1250]

 

すぐ背後には函館西高校があります。

もう少し早い時間帯には生徒さんの姿も見られました。

こんな絶景を毎日前にして羨ましいと思う反面、毎日こんな坂を上り下りするなんて大変だなと思いました。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,3.2,F11,iso1250]

 

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[α7Sii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/40,F2,iso2500]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,5,F11,iso1000]

 

二十間坂です。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,5,F11,iso1000]

 

上の写真を撮った場所で"左向け左"です。

正面にカトリック函館元町教会を望みます。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,2,F11,iso2500]

 

その教会にぐっと迫ってみます。

そこに横断しているのは大三坂という石畳の坂でした。

 

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,4,F11,iso2500]

 

函館ハリスト正教会です。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,5,F11,iso2500]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,5,F11,iso2500]

 

時刻は21時を過ぎた頃でした。

しかし、周辺には結構出歩いている人がいました。

私と同様、観光のお客さんのようでした。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1.6,F11,iso1600]

 

坂を降りきったところの大通りは函館市電の走る通りです。

先ほどまで路面電車の走る姿を何度か見かけたんですが、この時間帯になって通りはひっそりとしていました。

この電車に乗降する人たちの横顔だとか、雪の中を走る電車の姿だとか、また別の機会に見ることが出来たらと思います。

もちろん、乗車もしてみたいですしね。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,10,F11,iso1600]

 

ひょっとして、函館山の霧が晴れなかったらどうしよう…。

という訳で、どこかに夜景スポットが無いだろうかと、坂道を上がれるだけ上がってみました。

山上大神宮からの眺めです。

 

引きすぎると電線や電柱や駐車車両なんかが入り込んでしまいます。

かといって、望遠ではご覧のような感じです。

うまくいきません。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,2,F11,iso2500]

 

時刻のこととか、これから函館山へ向かうことだとか、明日の起床時間だとか色々と頭を過りました。

かといって、魅力的な建造物群からはなかなか離れられません。

 

「これが最後」と、三脚を構えます。

函館市立弥生小学校です。

学校とは思えない風格と佇まいです。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1.3,F11,iso1600]

 

金融機関とか、行政の庁舎とか、そんな感じのする"校舎"でした。

 

1882(明治15)年創建。

昭和9年の大火後に鉄筋コンクリート造りの耐火建築で再建。

2010年に老朽化のために解体。

2012年に旧校舎の外壁を一部利用して新校舎に、、、というかなり複雑な経歴の持ち主です。

 

市の景観形成指定建築物に指定されているそうです。

外観のみ見学自由で、内装については公開されていないそうです。

こちらに通える児童の皆さんは幸せですね。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1.3,F11,iso2500]

 

さて、時刻は22時を回りました。

函館山を目指す前に、レンガ倉庫の並ぶベイエリアへと寄り道です。

 

前述のとおり、四半世紀ぶりの函館市と言ったって、記憶にあるのは函館山の山頂とロープウェイくらいです。

この日、最初にやってきたのはこちらのベイエリアで、フロントガラス越しに倉庫群を観て「おぉ〜…」と喜んでいたところです。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,4,F11,iso2500]

 

この旅行中何度も思いましたが、地図で眺めるのと実際に訪れるのとでは随分と差があります。

いつもそうなんですが、事前のリサーチでは距離感や方向感覚がうまく掴めません。

旅行が終わってから改めて地図を見ると、距離感や方向感覚が旅行前とまるで違います。

今も、googlemapで"函館市"を見ると、旅行前にはできなかったイメージがたくさんできます。

このイメージが消えないうちに、また来たいと思います。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,10,F11,iso640]

 

そして、函館山からの夜景です。

残念ながら、山頂はとても濃い霧に覆われていました。

山頂からの帰路、少し広い路側帯に車を停め、そこから見下ろした"函館の夜景"です。

十分に美しい夜景でした。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,10,F11,iso640]

 

その函館山ですが、山頂付近はものすごく濃い霧に覆われていました。

四半世紀前の修学旅行でクラス別に記念撮影した --- と思しき --- 場所へ行ってみたんですが、何も思い出せませんでした。

 

山頂までの道中、1箇所だけ下界の夜景を望むことのできそうな場所がありました。

しかも、狭い狭い道路がクネクネと続く道中にあって、唯一といっていいほどの広さの路側帯がありました。

例え山頂で何も見えなかったとしても、帰路にその路側帯から夜景を眺めることができると安堵していました。

 

その山頂付近ですが、とても濃い霧に覆われていると同時に強い風が吹いていました。

そして寒いくらいの気温でした。

そんな中、上半身裸になって奇声を上げて走り回る若者がいました。

その若者連中(4人)は軽自動車に乗って、私の前を走って下山の途に就いていました。

 

運転の稚拙さもさることながら、マナーもいただけませんでした。

私と同様、例の路側帯に車を停めたかったものと思うんですが、勘違いをしてウィンカーも出さずに道路の真ん中に停車すること数度。

温厚な私もパッシングしてクラクションでも鳴らしてやろうかと思ったところです。 

何なら、私の後ろに連なっていた3〜4台の皆さんにおかれましてもイライライしていたこととお察し申し上げます。

 

何度目かの"停車"の際に追い越させていただき、私は例の路側帯を見つけて"先端ギリギリ"に車を停めました。

私に続いて後続車も路側帯に停車しました。

最後尾に若者連中も停車できたようでした。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,8,F11,iso640]

 

皆さんが夜景を楽しんでいらっしゃる間、若者連中の1人が呟くのが聞こえました。

「先頭で車を停めた人、神だな…」

 

まぁ、そのとおりです。

あれだけ狭くて曲がりくねって真っ暗な道で、路側帯を見逃さず、しかも後続の皆さんが停車できるように導いて差し上げたのですから。

一体、私を誰と思っているのかという思いでした。

もっと崇め奉っていただきたかったですね。

 

サクサクっと写真を撮り、さっさとその場を後にしたんですが、何の因果か、またしても若者連中が私の前を走っていました。

ただし、先ほどとは打って変わって丁寧な運転に変わっていましたから、後続が「神」と意識していたのかも知れません。

下山して大通りに面し、私が左折しようとした交差点を彼らは右折して行きました。

 

もう2度と会うことはないと思いますし、会ったか否かについて確認する術もありませんが、

この日この場所で得た経験を糧に、常に周囲の人に注意を傾けながら安全運転するよう励んでいただきたいと思います。

四半世紀ぶりの函館山道中はかくのごとく過ぎ去りました。

 

 

 

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四半世紀ぶり北海道の旅 VII (雨の室蘭市)

2020.09.11 Friday

 

北海道上陸4日目です。

5日間の道内移動も後半戦に入りました。

 

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[α7Sii,GIZMON Utulens,1/20,iso1600]

 

室蘭中央通商店街です。

映画「探偵はBarにいる2」のロケ地ともなった商店街です。

そんな映画の面影を感じる通りを歩きます。

 

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[α7Sii,GIZMON Utulens,1/20,iso1600]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso200]

 

最近よく見る、誰でも演奏可能な"ストリート"です。

「自由に弾いてください。お持ち帰りはできません」

「天候の悪い日は鍵盤がしっかり戻りません。晴れた日に弾いてね」

だそうです。

 

鍵盤はすでに半分くらいが戻らない状態になっていました。

誰ですか、雨なのに弾いたのは。

 

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[α7Sii,GIZMON Utulens,1/15,iso1600]

 

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso200]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso200]

 

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[α7Sii,GIZMON Utulens,1/60,iso1600]

 

それにしても人通りがありませんでした。

雨の日の、しかもまだ朝早い時間帯でしたからね。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso200]

 

年代を感じる素敵な喫茶店です。

 

 

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[α7Sii,GIZMON Utulens,1/60,iso1600]

 

お店は開いていませんでしたが、素敵なショウウィンドウです。

お隣の印鑑店がまた素敵な雰囲気を醸し出していました。

「ちょっと撮らせてください」なんて言える勇気と、警戒心を持たれないような朗らかさを持ち合わせていません。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso200]

 

アーケードの通りから路地を下ったところに見えた看板です。

「SNACK 美代子」さんです。

次に来た時には、ちょこっと立ち寄ってみましょうか。

 

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[α7Sii,GIZMON Utulens,1/40,iso1600]

 

室蘭プリンスホテルです。

外観からは歴史を感じさせてくれます。

次回は是非、こちらに宿泊してみたいと思います。

 

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[α7Sii,GIZMON Utulens,1/40,iso1600]

 

「すずや喫茶店」さんです。

コーヒーでも飲みながらこの日までの写真の整理でもしようかなと、

傘立てに傘を立てることまでしたんですが何となく立ち寄ることができませんでした。

 

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[α7Sii,GIZMON Utulens,1/50,iso1600]

 

「カフェ英国館」さんです。

再度、コーヒーでも飲みながらこの日までの写真の整理でもしようかなと思ったんですが、何故か立ち寄ることができませんでした。

商店街を後にします。

 

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/640,F5.6,iso400]

 

地球岬展望台へやってきました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/640,F5.6,iso400]

 

随分と大袈裟なネーミングですが、アイヌ語の「チケプ」に由来した「チキウ岬」が転化して「地球」になったんだそうです。

それにしても、先ほどの商店街からは車でほんの数分のところです。

住宅地の裏山みたいなところを進んできた印象です。

そんな身近なところにこんな絶景ポイントがあるなんて…。

天候に恵まれませんでしたが、晴れていたらどんな風景だったんでしょうか…。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/640,F5.6,iso400]

 

トッカリショ展望台です。

ものすごい風で、傘なんて差している場合じゃありませんでした。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/640,F5.6,iso400]

 

佐渡と同様、当たり前の日常が絶景といった印象です。

住宅街の裏手の馬の背のような丘陵地帯という印象でしたが、背の部分はとんでもない絶景地になっていました。

手前に見えている砂浜に降り立ち、断崖絶壁を見上げるようなこともしてみたかったです。

 

実は、室蘭市については工場夜景やロケ地巡りのほか、見どころは色々と取り揃えていたつもりでした。

ところがまぁ --- 今も不思議なんですが --- まったくもってそれら見どころへと足を運ぶことを失念していました。

 

工場地帯にある砂浜としては、奇跡的な「鳴り砂」の浜辺。

「イタンキの丘」からの眺め。

「潮見公園」からの眺め。

「輪西稲荷神社」付近からの眺望。

先ほどの室蘭中央通商店街にも訪ね損ねた場所がありました。

 

今回は主に北海道の西側を巡りました(全然巡り切れていないですけど)。

次回、小樽市を拠点として北海道の東側へ向かう時には、室蘭市については必ず再訪したいと今から強く思っています。

何なら、この冬にでも行動したいななんて思っているところです。

 

でも、そんなことを考えたら、今回巡ったコースの冬バージョンとして同じコースを巡りたいなんて気もしています。

冬の北海道の厳しさは想像を絶するものなんでしょうから、今回のように1日に300kmも走ったり車中泊するなんて不可能でしょうね。

今回の旅は、スケジューリングが遅くなってしまったので、冬に来るのであれば早めにスケジュールを詰めたいと思うところです。

 

 

 

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四半世紀ぶり北海道の旅 VI (旭川市→上富良野→美瑛町→室蘭市)

2020.09.10 Thursday

 

北海道に上陸して3日目の朝を迎えました。

昨日までの記事の終盤では、宗谷岬の付近に達していましたが、この日のスタート地点は旭川市です。

前日の19時過ぎ以降、約250kmほど移動してきました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/40,F2,iso640]

 

この日の目覚めは、ローソン旭川川端4条店の駐車場でした。

そして午前6時には旭川ラーメンにありついていました。

偶然にも、車中泊地点からすぐのところにあった「旭川ラーメン こぐまん」さんです。

昨年旅した下北半島のあたりでは"朝ラー"は当たり前のようですが、ここ旭川市にも"朝ラー"はありました。

 

女性店主ならではのきめ細やかなご対応と、スープまで飲み干せるような素直で懐かしい味わいです。(…と思います)

「おいしかった」という代わりに、自然にホッと満足のため息が漏れてしまいました。

また来たいなと思える素敵なお店でした。

ごちそうさまでした。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/160,F11,iso100]

 

旭川市街地を後にして約1時間です。

上富良野町に差し掛かるあたりには、私の思う「ザ・北海道」な風景が広がっていました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/160,F11,iso100]

 

あまり道幅が広いわけではなかったので、「こんなところに停めて大丈夫かな」とビクビクしていました。

そんな中、同じように道端に寄せて車を停め、この見事な風景を写真に撮っている方がいらっしゃいました。

何となく、すれ違いざまに笑顔で「うん」と会釈します。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/160,F11,iso100]

 

すっきりと雲が晴れていれば十勝岳連峰が視界に入るあたりと思います。

この日は南下するに従って、時間が経過するに従って天候は下り坂ということは承知していました。

むしろ、前日の天気予報からすればこれだけ青空が広がっていることに少々驚いていたくらいでした。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/160,F11,iso100]

 

「ジェットコースターの路」です。

これこそが「ザ・北海道」という爽快さとスケールの大きさです。

ここから車のエンジンを停めてどこまで転がるのか試してみたいところではありましたが、ここは農道です。

作業中の車輛や、農家さんの姿もたくさん見られましたので、私はこの風景を眺めて次の目的地へと向かいます。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

美馬牛駅です。

旅の行程表にはありませんでしたが、走行中に視界の片隅をよぎったのでUターンしてきました。

雰囲気の良い無人駅でした。

古くは「北の国から'89帰郷」のロケで使用されたことがあるそうです。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

時刻は8時30分を過ぎたところでした。

前日までとは一転、強い日差しと汗ばむような暑さでした。

上りと下りのホームには、大勢ではありませんが学生さん、ビジネスマン風の人、旅行中と思しき人と、色々な人がいました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2000,F2,iso100]

 

続いては、白金青い池です。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/400,F8,iso200]

 

まぁ、定番でしょうね。

SNS等でしょっちゅう見ていますから、初めてという気がしませんでした。

しかし、ネットで見てみるのと実際に足を運んでみるのとでは全然違いますね。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/400,F8,iso200]

 

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[α7Sii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/10,F22,iso100]

 

そして、池からすぐのところにある白ひげの滝です。

こちらもまぁ、定番でしょうね。

SNS等でしょっちゅう見ていますから、初めてという気がしませんでした。

しかし、ネットで見てみるのと実際に足を運んでみるのとでは全然違いますね。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F8,iso100]

 

上富良野町、美瑛町を後にし室蘭市を目指します。

道中、田んぼの広がる風景には何となく意外な気がしたり…。

北海道にだって田んぼはたくさんありますよね。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso100]

 

この場所に限らずなんですが、高校野球にちなんで知っている地名に差し掛かると不思議な感慨を覚えます。

 

ここ岩見沢市(駒大岩見沢とか)をはじめ、旭川市(旭川工、旭川実、旭川竜谷とか)、苫小牧市(駒大苫小牧、苫小牧工とか)、

室蘭市(室蘭大谷とか)、函館市(函館大有斗とか)などなど…。

地名の看板を見つけるたび「強そうだ」とか「懐かしい」とか、勝手に喜んでいました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso100]

 

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[α7Sii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,2,F2,iso100]

 

そうしてたどり着いた室蘭市は、雨でした。

道内の車移動の9割は下道だったんですが、この日も順調に南下し、夕方前には室蘭市に入っていました。

この日は道内での5日間の移動日の中日であり、午後からは"後半戦"でした。

既に旅の前半で、最大の目的地である「北のカナリアパーク」を訪ねているということもあり、

少しだけ何もしない時間を設けたりしていました。

 

まぁ、こちら室蘭市については「工場夜景」が最大の目的だったこともあり、

日が暮れるまでの間に撮影スポットの下見をしたり、googlemapに新たな目的地点を登録したりという楽しい作業をしたりしていました。

そうこうしているうちに、雨脚は強まっていった訳なんですが…。

そして、風まで出て来てしまいました。

 

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[α7Sii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,6,F11,iso2500]

 

ところが、、、

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,3.2,F5.6,iso2500]

 

白鳥大橋の袂のビューポイントに腰掛けようと、白鳥湾展望台に佇もうと、室蘭港に三脚を構えようと、、、

一向に工場夜景の灯りは見えてきません。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/10,F2.8,iso1600]

 

そう、コンビナート群は、その灯を既に消し去っていたんです。

 

薄暗くなってもまったく点灯する気配もなく、「19時になったら点灯するんだよきっと」なんて思ったりもしてみたんですが、

結局いつになってもコンビナート群に灯りが灯ることはありませんでした。

静かな湾内に、その優雅な姿を映し出す白鳥大橋の夜景と相まって期待して来た場所だったんですが、ここでもリサーチ不足を露呈しました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,6,F11,iso2500]

 

唯一、工場夜景っぽさを醸し出していた建造物です。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,3.2,F11,iso1600]

 

白鳥のようにもキリンのようにも見えました。

工場敷地内を走る貨物列車用の線路が、雨に照らし出されていました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,4,F11,iso1600]

 

白鳥大橋の袂に立って…。

傘が飛ばされそうな風になっていました。

本来であれば、橋の左下付近に対岸の工場夜景が映るはずでした。

残念です。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,5,F11,iso1600]

 

下見を含めて3往復ほどしました。

白鳥大橋です。

実際に走ってみると下から見上げる以上に高度感があり、股間のあたりがスース―するような錯覚がありました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,5,F11,iso1600]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,8,F11,iso1600]

 

ここまでは行程も天候も順調過ぎるくらいでしたから、こんな日もあるさと納得です。

翌日の午前中いっぱいまで室蘭市に滞在したんですが、見落としたスポットも数多くあり、ここにはもう1度戻って来たいと思っています。

 

 

 

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四半世紀ぶり北海道の旅 V (ノシャップ岬→宗谷岬)

2020.09.08 Tuesday

 

礼文島から利尻島を経由して、稚内市へ帰ってきました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso100]

 

予定より時間に余裕ができたため、前日と同じ温泉施設で汗を流した後は宗谷岬を目指してみることにしました。

その道中に、ノシャップ岬の付近で出会った光景です。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/800,F2.8,iso100]

 

各所に「鹿出没注意」という看板があったんですが、確かにそのとおりでした。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/500,F8,iso100]

 

ノシャップ岬から南下する道中、稚内灯台を振り返ります。

前日の夕方に稚内市に入り、初めてこの風景を目にしました。

その後、とっぷりと日が暮れた夜の風景も目にしました。

そして、この日の朝もこの灯台の麓を出発しました。

 

24時間に満たない滞在時間でしたが、私にとっては既に"馴染みの風景"になっていました。

いつかまた、この風景を見る機会があることを願って…。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F2.8,iso100]

 

…と、まぁ、色々な感慨に浸る前に、「鹿横断注意」な状態でした。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/160,F14,iso200]

 

上の写真から約1時間後の18時43分です。

日本の最北端である宗谷岬に到着です。

樺太が見えた訳でもなく、殊更特別な感慨を覚えることもありませんでした。

しかしながら、我が国の最果てに立ったということで、ここまで来た価値は存分にあったと理解しています。

 

ちなみに、夕陽の左下に島影が見えるかと思いますが、これは岬から約1kmにある弁天岩というものです。

この岩が、日本国政府の実効支配が及ぶ範囲の最北端の地なんだそうです。

 

気温は17度でした。

「涼しい」を通り越して「肌寒い」と感じました。

写真のランドマークに上り、ペシペシと叩いてこの場を後にします。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/100,F14,iso200]

 

空腹を覚えて久しい頃でした。

岬の周辺には色々なお店が立ち並んでいたんですがどこも閉店していました。

せっかくなので宗谷丘陵へと駆け上がってみます。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/125,F14,iso100]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/40,F11,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/100,F14,iso400]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/400,F8,iso400]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/400,F8,iso400]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/125,F8,iso400]

 

宗谷丘陵駐車帯に車を停めて下車してみました。

とにかく、広大とか、壮大とか、雄大とか、その手のあらゆる言葉が当てはまるすごい場所だなと思いました。

素晴らしい夕景にも恵まれました。

 

放牧牛が小さく黒く点々としていました。

谷を挟んだ向かいに見えるのは宗谷岬牧場です。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/30,F11,iso400]

 

「宗谷周氷河ロード」と呼ばれる道を走り抜け、再び海岸線へと戻って来ました。

清浜駐車場付近から望む宗谷湾です。

彼方には利尻富士が見えていました。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/125,F8,iso400]

 

朝から礼文島に渡り、利尻島を経由して戻り、そして最北端の地まで移動してきました。

この間、ずっと視界にあったのが利尻富士でした。

そのあまりに圧倒的な存在感と美しさを誇る姿には、虜となってしまうに大して時間は必要ありませんでした。

 

この日、ここから目指す先は --- 本来は翌日のお昼までに到着する予定だった --- 旭川市です。

この場所で、私はそれから先に向かう道の選択を迫られていました。

そこへ向かうには、もう少し利尻富士を眺めながらR40を南下するルートと、ここで利尻富士とお別れしオホーツク海沿岸を走るルートです。

 

「えぃっ」と選んだのは、利尻富士とお別れし、宗谷岬をかわしてR238を行くルートでした。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/125,F8,iso400]

 

この頃、時刻は19時を回ったところでした。

この日1日で特別な風景となってしまった「利尻富士が見える風景」が見えなくなるところまで早く移動したいと思っていました。

そうでもないと、いつまでもその姿に見入っていそうでした。

 

そうして何かを振り払うように一心に走り抜けたオホーツク海沿いの海岸線 --- オホーツクホタテロードと言うらしい --- です。

海岸線といっても真っ暗で何も見えませんでしたが、とにかく、稚内市を出てからは対向車も後続もなく、とても孤独で快適なドライブでした。

 

猿払村、浜頓別町、中頓別町、音威子府村、美深町、名寄町、士別市、剣淵町、和寒町、比布町、そして旭川市と走り抜けてきました。

3〜4時間程度ですが、言葉を発することもなく、ひたすら目の前の道路を走ります。

「ここが北海道」と言われなければ、道行く風景なんてどこも大して変わりはありません。

ただ、北海道らしかったのは、キツネが道の脇から飛び出して来たり、センターラインのところでキツネがじゃれ合っていたりしたことです。

 

誰かに知らせなければ、自分がどこにいるのかということを誰も知らない時間を過ごしていました。

 

 

 

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四半世紀ぶり北海道の旅 IV (礼文島→利尻島)

2020.09.07 Monday

 

「北のカナリアパーク」を後にします。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1000,F8,iso200]

 

バス停「カナリアパーク待合所」付近の漁港で仕事をする漁師さんたちです。

日々、こんな絶景を背にお仕事をされているんでしょうか…。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

こちら、「カナリアパーク待合所」です。

風景や周辺の民家とマッチしていて、かえって目立ちません。

素敵です。

 

もし。

もし仮に、いつかまた来ることがあったとしてそれが冬以外の季節だったら、その時はこのバス停で下車して、

カナリアパーク経由でそのままトレッキングルートへ進んでみたいと思います。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/5000,F2.8,iso200]

 

帰路はバスではなく、そのまま徒歩で香深港を目指すこととします。

まぁ、距離にしても3km程度です。

大半を車の移動で過ごす今回の旅行においては、貴重な運動の時間です。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

礼文島の外周沿いの大半がこの道道40号線です。

「れぶんアツモリロード」というらしいです。

8月上旬の大雨によって多数の土砂崩れが発生し、通行できなくなる箇所が生じてしまいました。

この場をお借りし、お見舞いを申し上げるところです。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]


海岸線の風景は、佐渡のどこかの漁村のそれと大差はありませんでした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

先ほど、利尻富士を背景にした漁師さんたちがいました。
所謂「景勝地」というところを訪ねると、そこにお住まいの方に対し、「毎日が絶景で羨ましい」というようなことを思いがちです。
私の住む佐渡島についても素晴らしい景勝地な訳で、他所から見たら同じように思われて然るべきなのかも知れません。

 

一方で、"灯台もと暗し"という訳ではありませんが、地元のいち風景に日々感動ばかりしていられない…ということもまたありましょう。
これは私も日々体感していることなので、「きっとあの人たちもそうなんだろうな」と漁師さんたちに思いを馳せていました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]


私の他にもカナリアパークから港方面へと徒歩で向かう方がいらっしゃいました。

皆さん、ずんずん歩いていきます。

私みたいにあっちをウロウロ、こっちをウロウロなんて方はいません。
 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

かつては商店だったんでしょう。

いまはそんな気配はありません。

皆さん、仕事へ行ってらっしゃるのか海へ出てらっしゃるのか、通り沿いに地元の人の姿はほとんどありませんでした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/4000,F2,iso100]


海岸線には、あちこちに昆布が干されていました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

礼文島の主な産業といえば漁業であり、バフンウニ、昆布、ホッケの産地として有名なんだそうです。
特に昆布については「利尻昆布」が有名で、利尻島のものよりも礼文島のものの方が高級で高値なんだそうです。
ちなみに「利尻昆布」は品種名だそうですね。
なので「礼文昆布」ではないんだそうです。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso100]

 

港に戻ったのは11時頃でした。
礼文島ではもう1箇所行ってみたい場所がありました。
こちらも映画「北のカナリアたち」の中で撮影現場となっていた「地蔵岩」というところでした。

 

事前にロクなリサーチをしていなかったため、とにかく港とは反対側の海岸線にあるということしか知りませんでした。
どうも、旅行前のリサーチについては細かなところまで詰める作業が苦手です。
島内の移動手段については、港付近のレンタサイクルを利用しようと思っていたんですが「空きはありません」とのことでした。
ここで原付をレンタル出来ていれば、島内全域への移動が可能だっただけに残念でした。

 

とにかく地蔵岩へ向うには、元地海岸という方面へ向かう必要があるということで、バスの時刻表を眺めてみました。
するとタイミング良く、10分後には元地方面行きのバスが出発するようでした。
ただし、このバスに乗車すると元地からの折り返し便は15時過ぎまでなく、その点が懸念材料でした。
そこはまぁ、「何とかなるさ」という気楽さでバスに乗車した訳なんですが、実際、何とかならないのが旅の醍醐味です。
結論から申し上げれば、帰路は徒歩で移動することになりました。

 

港から元地までは距離にして3.5kmほどです。(これは、後に測ったんですが…)
ただ、バスの移動時間は10分程度要した気がしていて、バスに乗りながら「徒歩で港へ戻るのは厳しいな」なんて思っていました。
やたらと長く感じたトンネルを抜けたところのバス停で反射的に下車しました。
本当は終点まで乗車していれば目的地も近かったんですが、気が急いてしまった結果でしょうか。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/3200,F2.8,iso100]


バス停から振り返ると、雄大な景色を前にした祖父と孫娘の風景がありました。
しばしその風景に見入った後、その風景に背を向けて歩き出しました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso100]


漁港に民家、そして小さな雑貨屋さんなどがありましたが、人の姿をなかなか見ることがありませんでした。
そしてここも海岸線には昆布が干されていました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

海の青さは特筆すべきものがあったかも知れません。

すなわち、佐渡の外海府海岸の海と同じような青さを誇っていました。
しかし、その雄大さたるや、佐渡の外海府海岸が可愛らしく感じてしまうようでした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

先ほどから既に地蔵岩がちらちらと見えているんですが、あくまで気づかないフリをします。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso200]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/250,F8,iso100]

 

車両が通行可能な道はここまでです。
目指す地蔵岩は200mほど先にその異様ともいえる姿を見せていました。


お地蔵さんが手を合わせて見えるところから命名されたそうなんですが、スパっと切り落としたような鋭利な姿には畏怖の念を覚えます。
以前は岩の周辺を歩いたり潜り抜けたりすることも出来たようですが、現在は危険防止のため立ち入り禁止区域となっています。
映画のように真下からのアングルで眺めてみたかっただけに残念でした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]


そんな地蔵岩を後にします。
元来た海岸線の道をUターンです。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]


漁港内を歩かせていただいたり、極力のんびりと歩き続けたりしたんですが、あっという間に元のバス停の付近まで戻ってきてしまいました。
時刻はまだまだ12時台でした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

絶景ともとれる景色を前に、しばし思案です。
「これからどうしよう」と…。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso200]

 

目の前には、絶景とともに絶景に沿った道が続いていました。
その道は、いくつかの展望台や登山道・トレッキングルートへ接続していました。


稚内港へ向かうフェリー乗船時刻は17時台の予定でした。
それを考えたら、ここから元地灯台を目指し、もう1度カナリアパークを経由して港に向かうなんてことも考えられました。
しかし、気温もずいぶんと上がり暑さを覚える頃でもありました。
まぁ、結局は最短ルート --- バスで来た道 --- を歩いて戻るということを選択した訳ですが、色々とリサーチ不足を露呈してしまいました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/50,F2,iso500]

 

帰路のトンネル内です。
こんなところに昆布の落とし物が…。

せっかくの高級品なので持ち帰れば良かったと後悔しています。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

1km以上もある長く涼しいトンネルを抜けてきました。

歩いてみると案外大した距離ではありません。

思った以上に早くに港へと戻って来ました。

しかし、気温はすっかり夏のそれになっていました。

 

このタイミングで、そろそろお昼でも…と考えたところですが港にある大きなお寿司屋さんは満員状態…。

港周辺にあるお店も早々に暖簾を下げるなどしていて、何となく食欲も失せてしまいそうでした。

気づけば、利尻島経由稚内港行きのフェリーの出港時間が迫っていました。

 

稚内港を出港時、既に復路の切符も購入していたんですが、せっかくなので利尻島経由で帰ることにしてみました。

窓口の方に聞いてみたところ、利尻島で下船しないのであれば稚内港行きの切符がそのまま使えるんだそうです。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso200]

 

それから約45分後です。

間もなく利尻島へ到着の図です。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso200]

 

振り返ると、礼文島が後方遥かです。

感じたんですが、朝、礼文島へ向けて出港するフェリーに乗船する方より、このフェリーに乗船する方が圧倒的に多かったです。

きっと利尻富士へ登るんだろうと思しき方もたくさん見えましたが、利尻島へ向かう方は礼文島を経由するのが一般的なのかも知れません。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

それにしても、圧倒的な景観でした。

朝からずっと見えていた利尻富士が、ここへ来てさらに存在感を放っていました。

そんな利尻富士の景観だけでも圧倒されるところを、手前にそびえたつペシ岬も負けじと存在感を放っています。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F8,iso100]

 

今回は"経由"しただけの利尻島でした。

もしいつかこの島へ上陸することがあれば、その時はこの山の山頂を目指す以外はないと思います。

 

また来られるかな…。

そのことについては、今は何も考えないことにします。

 

 

 

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四半世紀ぶり北海道の旅 III (稚内市→礼文島)

2020.09.06 Sunday

 

7月25日です。

北海道上陸2日目です。

北海道で迎える朝です。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/250,F8,iso100]

 

5:19

水平線上には利尻富士が綺麗に浮かんでいました。

願いが届きました。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/160,F8,iso100]

 

5:24

稚内港へと向かいます。

その道中、前日すっかりお気に入りとなった稚内灯台の風景です。

のちのち知ったことですが、この灯台は高さが42mもあり、北海道では第1位。日本全国でも第2位の灯高を誇るそうです。

ちなみに、紅白のストライプなのは吹雪でも見やすいためなんだそうです。

 

礼文島へは、稚内港発6:30のフェリーで向かいます。

ノシャップ岬から稚内港までは車であれば10分もかかりません。

若い頃に比べ、旅行中の早起きも苦にならなくなりました。

 

世間は4連休の真っ只中です。

コロナ禍とはいえ、礼文島へ向かうフェリーの改札には長蛇の列が出来ていました。

自転車を持参する方と登山をするであろう格好の方が数多く見られました。

 

どうせこれだけの人が乗船するのだから、船内でのんびりくつろげるとも思いませんでした。

"3蜜"を避け、甲板席で過ごせばよいと最初から思っていたので、長蛇の列に加わることもしませんでした。

改札が始まり、長蛇の列がフェリー船内に消えたところで悠々と船内へ向かいます。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F11,iso100]

 

甲板ではたくさんの人が航行を楽しんでいました。

礼文島までの所要時間は約2時間です。

フェリーそのものは佐渡汽船のフェリーより小さいですが、所要時間と移動距離からしてもスピードはありました。

 

そんなつもりはなかったんですが、上の写真の左前方に私の影が映ってしまいました。

それにしても、乗客の方の「α7率」と「GMレンズ率」が非常に高くて驚きました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/80,F11,iso100]

 

北防波堤ドームから延びる防波堤をかわし、湾の外へと向かいます。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1000,F8,iso200]

 

半島越しに利尻富士を望みます。

稚内市街地からノシャップ岬方面へ向かう道中として車を走らせていた場所ですが、背後の丘の上が非常に物々しいことになっていました。

あんな建造物が並んでいるとは、まったく気がつきませんでした。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1000,F8,iso200]

 

ノシャップ岬をかわします。

稚内灯台がどこまでも目立っています。

背後の利尻富士が、想像以上に存在感を放っていました。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/800,F8,iso200]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2.8,iso200]

 

進行方向の右前方に見えてきたのは、これから上陸することになる礼文島です。

事前のリサーチがどこまでもずさんだったため、こんなに大きな島とは予想外でした。

何なら、1日歩けば1周くらいできるんじゃないかなんて思っていました…。

周囲は70km以上もあります。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/6400,F2,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/250,F11,iso200]

 

8:12

あと10分程度で礼文島に到着というところです。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/250,F11,iso250]

 

大女優である吉永小百合さんが主演の映画「北のカナリアたち」が地上波で放映されたのは2015年4月17日でした。

私はそれをHDDに録画したきり、再生したのはずいぶんと時間が経ってからだったと思います。

そこで観た麗端小学校岬分校越しに利尻島を望む風景があまりに印象的でした。

特に、冬の風景は圧倒的な美しさを誇っていました。

 

「あの風景を実際に見てみたい」

いつものとおり、映画やドラマに感化される性格です。

大変失礼ながら、礼文島についてはその時に初めて知りました。

 

遠いな…。

そう思いました。

北海道へ渡ったとして、そこから最北端である稚内市まで移動し、さらに航路で島へ渡る…。

新潟から北海道への移動は航路が前提だったため、果てしなく遠いと思いました。

 

行きたいなと願った割には、面倒くさがりが前面に出てしまいました。

北海道上陸後は、陸路のみであればまったく厭うこともなかったと思いますが、「航路まで挟むのは…」と。

(もっとも、稚内市や利尻島には空港がありますが、空路については最初から一切考える余地もありませんでした)

 

でも、初めて行程表を作ってみた時、礼文島を外すなんて到底考えることはできませんでした。

…というより、むしろ、この島のあの風景を見ずして北海道旅行なんてあり得ないと思えるくらいでした。

何を差し置いても、あの風景だけは見たいと願いました。

 

北海道旅行はスタートしたばかりでしたが、礼文島であの風景を見ることはこの旅行の総決算のようなものでした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso100]

 

稚内港からの到着港である香深港からバスで移動してきました。

バス停「知床」です。

道中、バス停「カナリアパーク待合所」を通り過ぎてきました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso100]

 

私が見たいと願った"あの風景"は「北のカナリアパーク」と言います。

前述のいずれのバス停で下車しても、そこからの移動距離は変わりませんでした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/4000,F2,iso100]

 

バスには10数名が乗車していました。

「カナリアパーク待合所」で5人くらいが下車しました。

「知床」で下車した人は私以外はすべて、元地灯台方面へのトレッキングコースへと向かいました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/4000,F2,iso100]

 

時刻は間もなく9時になろうかというところでした。

とても肌寒かったですね。

気温は20℃もありませんでした。

この旅行に1着だけ持ってきた長袖のパーカーが役立ちました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2.8,iso100]

 

家々の間から利尻富士が見えました。

私の待ち望んだ風景がすぐそこにあるということをとても実感しました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso100]

 

[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/160,F11,iso200]

 

振り返ってこちらは元地灯台の方面です。

今となってみれば、「カナリアパーク待合所」で下車し、カナリアパーク経由でトレッキングへ向かえば良かったなと…。

 

[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

いくつかあった曲がり角にはちゃんとサインがあるので、迷うことはありませんでした。

きっとサインがなくても迷うことはなかったと思います。

この坂を上りきったところにあの風景が待っているんだろうなと確信しました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso200]

 

そして坂を上りきったところに「北のカナリアパーク」です。

長い長い道のりでした。

自宅を出発してから、48時間が経過していました。

ここへ来て実感したことは、「礼文島が遠いんじゃなくて、佐渡が遠かったのか…」ということでした。

 

晴れて良かったです。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso200]

 

ものすごく実感がありました。

この校舎は、映画のためだけに作られたセットだということもここへ来て知りました。

校舎の中にも入ってみましたが、映画をじっくりと目に焼き付けた人であればさほど感動するような場所でもないと思います。

ただ、この利尻富士を望む風景だけは、どうしょうもない風景でした。

 

出来すぎなんじゃないかと…。

畏怖の念とともに、そんなことを思ってしまいました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

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[α7Sii,GIZMON Utulens,1/500,iso200]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso200]

 

このパークの写真は、いちばん最初の校門ごしのアングルが好きです。

本当は、もっと距離を空けたところから望遠レンズでそのアングルを撮りたかったんです。

ところが、校門の正面には休憩コーナーが建ってしまっており、望遠レンズで切り取れるだけの距離を確保できませんでした。

そのお隣にはカフェも建っています。

 

周辺には民家もありませんから、もともとは荒涼としていたのかも知れません。

ものすごい場所だなと思いました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso200]

 

この場所にはきっかり1時間いました。

制限時間があった訳でもないんですが、そのままではずっと居座ってしまいそうだったのでタイミングを見計らっていました。

ひたすら目の前に広がる風景を見つめ続けました。

風景の一部分になりたいと思いました。

 

11〜翌4月までは冬季休業となるそうです。

ただし、休業するのは校舎やカフェなんでしょう。

この景色は年中無休です。

 

夏場の風景としては、最高のものを見ることが出来たと思います。

叶うかどうかは分かりませんが、いつか一面銀世界の晴天の日の風景を見ることが出来たらと願います。

 

 

 

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四半世紀ぶり北海道の旅 II (小樽市→稚内市)

2020.09.05 Saturday

 

寝つきが悪かったということもありますが、寝ても寝ても目的地へたどり着かないような長い長い船路でした。

途中、それまで一切なかった横揺れを感じた時は、ぼんやりとした頭の中で「津軽海峡のあたりかな…」と考えていました。

 

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[α7Sii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso1600]

 

時刻は午前3時台でしたが、周囲の皆さんもゴソゴソと起きだしたようで、私も仕方なく起きることにしました。

甲板へ出てみると周辺一帯は低い雲が垂れ込め、もうすぐたどり着く小樽の市街地も低い雲に押しつぶされているかのようでした。

 

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[α7Sii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso1600]

 

7月24日の朝です。

小樽港への到着は定刻どおり4時15分でしたが、6時まで船内に留まることが出来ました。

大半の方は下船して行きましたので、こういう部分でも人との接触を減らします。

 

港からレンタカー店は近くはありませんが、のんびり歩いても1時間あれば十分たどり着く距離でした。

レンタカー店は8時開店ということもあり、街中を写真を撮りながら歩こうと思っていました。

歩くこと自体は苦にならないんですが、1週間分の着替えを詰め込んだキャリーケースとカメラバックを担いで歩くことは億劫に感じていました。

雨ではなく、気温も涼しめだったということは幸いでした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso100]

 

歩道は未整備、雑草は伸び放題、アスファルトもガタガタというような海岸線を歩き、やがて小樽運河です。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F8,iso400]

 

これまで幾度となく写真で見たことのある場所でしたが、写真で見るのと実際に見るのとでは随分と印象は違いました。

見たことのある写真の大半は夜景です。

今回は、往路でも復路でも、ここの夜景を見られるような時間調整は出来ませんでした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso100]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso100]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/125,F8,iso200]

 

せっかくなので運河に沿って歩き、長い登り坂 --- 中央通り --- の先にある小樽駅を望んでみました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F5.6,iso400]

 

運河から駅へと向かう坂道は、石造りの重厚な建造物群でした。

小樽運河ターミナルです。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F8,iso200]

 

小樽郵便局です。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1600,F2,iso200]

 

旧手宮線跡地の碑です。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso200]

 

この重厚で印象的な建造物群のある通りは「日銀通り」または「北のウォール街」と呼ばれているんだそうです。

平坦ではなく、坂道ということも個人的にはポイントが高いんじゃないかと思っています。

 

レンタカー店は小樽駅のすぐ近くでしたが、まっすぐ向かっても時間を持て余すだけなので、とにかく色々な通りを蛇行して歩きました。

その甲斐あってか、この"ウォール街"の一角でとても分厚いお財布を拾うことができました。

(本当は触れたくもなかったんですが免許証が見えてしまい、落とした方が気の毒に思えたため、せめて交番に届けることにしました)

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso200]

 

駅前の交番を目指しながら好き勝手に歩みを進めたところ小樽駅構内に入り込んでしまい、呑気に写真を撮っていたところ

「ここは関係者以外立ち入り禁止ですよ」と注意を受けてしまい、Uターンです。

 

交番で取得物の処理手続きを終えると、レンタカー店も開店している時間になっていました。

レンタカー店での手続きもすんなり進み、思った以上にスムーズに「1人旅」に突入することが出来ました。

最初に向かうは、交番でお巡りさんが紹介してくれた麟友朝市です。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso200]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso200]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso100]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso100]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/100,F2,iso160]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/100,F2,iso100]

 

市場をのんびり買い物するつもりはなかったんですが、隣接する朝市食堂が満席だったため、名前を書いて市場内を見学です。

やがて「1名様でお待ちの華様」と店内に通され、壁に向かったカウンター席にご案内いただきました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/100,F2,iso500]

 

この旅行で最初にして最後の贅沢であるウニイクラ丼(¥3,100)と塩ラーメン(¥690)をいただきました。

ウニもイクラも味は知っていますので、この丼のお味というものもある程度想像は出来ていました。

しかし、ここでは、この丼を目の前にして、そしてガツガツと掻っ込むことが出来るという精神的な満足感を得ることが重要です。

実際、"満足"でした。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F5.6,iso200]

 

この日の移動距離は300km強です。

小樽市から稚内市まで移動する予定でした。

そんなに急ぐこともないと、日和山灯台へ足を運んだり海岸線に車を停めて対岸を撮ったりしていたんですが、意を決して北上します。

 

車載のカーナビがク●みたいなナビで、目的地への距離が300kmを切るたびに勝手にルートを再設定し、再び距離を300km以上に戻すという…。

そんなことが2度も続いたため、ナビを無視して直進を続けたところ「この先、工事中のため通行止めです」との警告が…。

あまりの●ソぶりに、ここからは持参したタブレットのgoogle先生にナビをお願いすることにし、先ほどの警告も一切無視したところ

ようやく軌道に乗ることが出来ました。

 

それから数時間ののち、ようやく広がり始めた青空のもと、残りの移動距離と所用時間に目途が立ったところで、

「ザ・北海道」というような景観を前に車を停める余裕も生まれました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F11,iso100]

 

13:00

雄冬岬駐車場でトイレに立ち寄りました。

駐車場のすぐ背後に流れ落ちる滝は白銀滝というものです。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1000,F5.6,iso100]

 

13:49

増毛町というところです。

なかなか変わった町名と思いました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F11,iso100]

 

14:29

「道の駅 おびら鰊番屋」の駐車場です。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/500,F8,iso100]

 

後方彼方に島影が見えます。

最初にこの島影を見つけた時は利尻島かと思いました。

 

天売島焼尻島という2つの島があります。

こんなところにも離島があるなんて、勉強不足でした。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/500,F8,iso100]

 

14:55

上平駅跡付近です。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/500,F8,iso100]

 

後述しますが、北海道内の道路案内の電光掲示板のほぼすべてがこの内容でした。

「7/12 ウポポイ 白老町に誕生 安全運転を」

 

「ウポポイって何??」「安全運転と何の関係があるの??」

この「ウポポイ」が気になって気になって安全運転どころの騒ぎではありませんでした。

ま、実際は誰よりも安全運転をしていた訳ですが…。

 

さらに北上します。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F14,iso100]

 

15:45

遠別町の海岸線です。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/160,F11,iso100]

 

海の色も空の色も、山の緑も佐渡のそれとは変わりないんですが、何せスケールが違いました。

「手つかず」というより、手をつけられないんだろうなと思いました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso100]

 

18:46

稚内市はノシャップ岬に到着です。

 

道中では青空が広がっていたんですが、稚内市に入ると一気に雲が低くなり雨が落ちてきました。

低い雲の向こう側に利尻島が見えています。

天気が良ければ利尻富士の雄姿が広がっているところですが、裾野の一部のみが覗いている状態でした。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,10,F8,iso100]

 

20時前のノシャップ岬 --- 恵山泊漁港公園 --- です。

当初は市街地の大きな駐車場のあるコンビニあたりで車中泊するつもりでしたが、岬周辺の駐車場で車中泊することに決めました。

先ほどまでの低い雲が少しずつ晴れ、岬の上空には星や月が瞬き始めました。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,30,F11,iso200]

 

翌朝は、礼文島に向けて早朝のフェリーに乗船するため、稚内港までのルートをおさらいしてきました。

その道中で立ち寄った稚内港北防波堤ドームです。

漫画「忘却のサチコ」でこの存在を知りました。

 

若者が音楽を鳴らしながらスケートボードで遊んでいたほか、テントを張っている方がいらっしゃいました。

北海道のこうした公共の場や道路、駐車場の利用については、佐渡と同様どことなく大らかな雰囲気がありました。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,30,F11,iso1250]

 

そして再びノシャップ岬へと向かいます。

正面には稚内灯台を望みます。

翌日、ここを去るまでの僅かな間ですが、私にとって「稚内市のランドマーク」的な存在となるとても印象的な風景でした。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,20,F2.8,iso1600]

 

20:50

車中泊の前に、もう1度明日の行く先を望みます。

雲が少し晴れ、利尻富士の山頂付近が覗いていました。

 

「明日、礼文島から利尻富士が見えるだけでいいから」

そんな風に祈りつつ、周囲にもたくさんの車中泊がいらっしゃる中、北海道最初の1日が終わりました。

 

 

 

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四半世紀ぶり北海道の旅 I (新潟発小樽行き)

2020.09.04 Friday

 

7月23〜29日の日程で旅行をしてきました。

行き先は、高校2年生の修学旅行以来の「北海道」でした。

 

過去、年に1度の旅行といえば西日本を中心とした車中泊の旅が中心でした。

北海道については「いつか…」という思いはありましたが、現実となるのはもう少し先のことと思っていました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/5000,F5.6,iso400]

 

北海道行きの契機は昨年です。

昨年はG/Wを利用して下北半島までの旅行をしたんですが、帰路、新日本海フェリー新潟ターミナルに立ち寄ってみたんです。

そこで小樽までの自動車航送料金を確認したり、ターミナルの雰囲気を味わうということをしてみました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/5000,F5.6,iso400]

 

いよいよ具体色を帯びたのは、春先にアマゾンプライムで映画「探偵はBarにいる2」を観てからです。

この映画のロケ地の1つが室蘭市だったんですが、もっと以前に観た映画「北のカナリアたち」のロケ地である礼文島も含め、

"とりあえず"のノリで行程表を作ってみたところ、一気に気分が高揚してしまいました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F5.6,iso1250]

 

そんなこんなで、机上で組み上げた1週間の行程を実際にカレンダーに落とし込みながら、

しかし、フェリーやレンタカーも直前になって「本当に行くの??」と自問自答しながら予約する始末…。

市内で初のCOVID-19の感染事例が報告されるという、あまりよろしくないタイミングで"駆け込み乗車"するような旅行となりました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/1250,F5.6,iso200]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2.8,iso100]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2.8,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/640,F5.6,iso200]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2.8,iso100]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/800,F5.6,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/1600,F5.6,iso200]

 

やっと我に返ったというか、「旅行に出た」という実感を得たのは小樽行きのフェリーに乗船してからのことでした。

ターミナル入口での検温に続き、船内においてもCOVID-19対策が敷かれる中、レストランでは「知床塩ラーメン」に舌鼓を打ち、

粟島や飛島を窓越しに眺めました。

 

そして、飛島を通過後に空模様も怪しくなったところで船室へ。

頼りないWi-Hiに頼らず、事前にスマホにダウンロードしたアマゾンプライムで映画鑑賞して時間を過ごしました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F5,iso2500]

 

新潟発小樽行きの便については、お昼に新潟を出港し小樽港到着は翌朝4時です。

入浴時間は22時までとなっているため、人の少ない時間を選んで早いうちに入浴も済ませました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F5,iso2500]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/200,F5,iso2500]

 

実は、25年前の修学旅行でも、北海道へは小樽行きのフェリーで向かうはずでした。

と言いますか、"私たち"以外の皆はフェリーで向かったんです。

 

私たち野球部は、秋季大会が --- 予想以上に勝ち上がってしまった結果 --- 旅行日程と重なってしまい、1日遅れて飛行機で皆に合流したんです。

なので、北海道へ向かうのは人生2度目ですが、フェリーで向かうのは今回が初めてでした。

 

ずっと覚えていたのは、同級生の「船が揺れてお風呂のお湯がザザーって流れてた」という言葉でした。

今回は、船上の湯船とは思えない揺れの無さでした。

露天風呂に出てみたところ、真っ暗な空からは雨が落ちていました。

 

* * * * * * * * * *

 

今回は世相にも鑑み、「新しい生活様式」に則った行動を取りながら「ウィズコロナ」を意識した旅行を実践しようと思いました。

厚労省が示している実践例については、個々の意識によって「出来ること」と「出来ないこと」があります。

従って、個人の意識のみでは物理的な理由等で「出来ないこと」が発生しないよう、さらなる注意を払う必要がありました。

 

例えば、

・飲食店等への入店について、人との間隔が2mも空けられないような狭いお店であれば入店そのものを避ける。

・旅先ということもあり、頻繁に着替えたりシャワーを浴びたり手洗いしたりすることが出来ないことを踏まえ、消毒液を携帯する。

 (これは、文字どおりスマホや財布と同様に「持ち歩く」というレベル)

・旅行中に感染したり旅行後に感染が判明した時のために、接触確認アプリを活用する。また、そもそも人と接せず会話も発生させない。

・体温計を持参し、朝晩に体温測定する…などです。

 

こんな決め事をすると、傍から見たらとても楽しくない旅行に思われるかも知れません。

しかし、私の場合、単身の車中泊の旅行ですので、そもそも人と接する機会はとても少なくて済みます。

数ある目的地についても、屋外施設であったり自然景観であったりするため、

人と接するのは買い物をする時か、飲食店で食事をする時かというくらいで済みます。

 

今回は自車ではなくレンタカーを使いましたが、走行距離は約1,600kmに及びました。

燃費を良くするため、エアコンは極力使用せず、窓を開けて車内に空気を留めないようにするとともに、

目的地や、買い物・食事等で車を降りる際、そして車に戻る際には必ず手指を消毒するということを徹底しました。

その甲斐あってか、旅行を終え、佐渡へ帰島してから14日以上が経過しましたが、体調の変化・異常等は一切ありません。

さらに、その間の体温測定も継続してきました。

付け加えると、昼夜を問わずコーヒーを飲んでいるので、味覚・嗅覚のチェックも怠らなかったと言えます。

 

* * * * * * * * * *

 

個人的には、「ウィズコロナ」と言いながらも世間はちぐはぐな気がしています。

「そのための『新しい生活様式』でしょ??」という面持ちです。

現実問題として「今、どうしても旅行に行く必要があるのか??」と問われたら、私は「今以外に行く機会はない」と答えます。

「そのための『新しい生活様式』でしょ??」という思いです。

 

COVID-19については飛沫感染が主だった感染経路と言われていることから、極端に感染を恐れる必要もないと考えています。

そのために、上記の行動に加えてもう1点徹底して意識したことは「自らが拡散しない」ということでした。

自らが「感染者であるかも知れない」と強く意識することで、とにかく周囲に拡散しないことを第1に考え続けました。

いずれにせよ、1人1人が「出来ること」をしっかりやることで、感染の拡大は抑えられるものと信じています。

 

 

 

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