202312
Friday
そして越佐航路です。
旅の初めと終わりは必ず越佐航路です。
[α7Siii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/400,F8,iso200]
新潟港を16時に出航のカーフェリーへと乗り込みました。
旅の終わりという寂しさと脱力感はありますが、かつてのような"憂い"は感じなくなりました。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/500,F8,iso100]
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/500,F8,iso100]
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1000,F5.6,iso200]
最後尾の甲板から上階を振り向くと、名物の"餌付け"です。
餌はかっぱえびせんです。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1000,F8,iso400]
餌付けの効果はすさまじく、ウミネコとカモメがわらわら集まって来ました。
ちなみに、こいつらはカーフェリーに並走したまま普通に越佐海峡を横断します。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1000,F8,iso400]
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1000,F8,iso400]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/800,F8,iso200]
越佐海峡に佇む何隻かの船です。
背後の島影が佐渡島です。
カーフェリーの甲板で対岸に見える島影のサイズを見て驚いている人は間違いなく観光客です。
実際、上陸してしまうと"島"という感じは一切ありませんからね…。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/800,F8,iso200]
気分はちょっとセンチメンタル。
かつての「金曜ロードショー」のオープニングを彷彿とさせる風景です…。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/200,F8,iso200]
日本海に突き出た防波堤の上に佇むのは、新潟港西区第2西防波堤灯台です。
後方彼方に見える島影は粟島です。
この位置から見るとクジラのような可愛らしい形をしています。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/2000,F5.6,iso400]
「さて」と船室に戻ろうかと思ったところ、足元にはかっぱえびせんの破片が…。
せっかくなので私も"餌付け"に加担してみます。
まぁ、慣れていますし珍しいことでもなんでもありませんが、せっかくなので連写してみました。
破片がとても短かったため指まで噛みつかれる可能性はありますが、食いちぎられることはないだろうと…。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/2000,F5.6,iso400]
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/2000,F5.6,iso400]
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/2000,F5.6,iso400]
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/2000,F5.6,iso400]
案の定と言いますか、人差指をガブリとやられました。
ただ、予想通りと言いますか、食いちぎられるには至りませんでした。
ちなみに、口ばしの先端が赤黒いのがウミネコだそうです。
(カモメは口ばしが黄色一色のようです)
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/2000,F5.6,iso400]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/200,F8,iso200]
そして灯台をかわして日本海へ。
今年3度目の旅行は、人差指の痛みとともに胸の内に刻まれることとなりました。
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202312
Thursday
そして新潟へ帰って来ました。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/200,F8,iso100]
時刻は9時40分です。
角田浜(Kakudahama Beach)より佐渡島を望みます。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/200,F8,iso100]
角田岬灯台(Kakudamisakitōdai Lighthouse)と佐渡島を望みます。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/200,F8,iso100]
時刻は10時45分です。
長岡市の水道公園(Suidōkōen Park)です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/400,F8,iso100]
新潟へ帰ってきて、空の青さが際立って見えました。
空気が澄んでいて、空気が美味しいと思いました。
単純にそういう天候だったということもあるでしょうけれど…。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/400,F8,iso100]
都市部でないということもあって空がとても広いことも、空の青さが際立って見えた理由の1つと思います。
しかし、こんな空の色1つ海の色1つとっても、新潟って自然に満ち、透明感と瑞々しさ溢れたところなんだと思います。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/50,F4,iso200]
時刻は11時14分です。
安福亭本店です。
5日間で5杯目のラーメンです。
7月の終わりから8月1日にかけて東京方面へお出かけした際の締めに来たかったお店です。
あの時はまさかの定休日でした。
今回は無事にここで締めることができました。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/50,F4,iso200]
安定して美味しい背油系のラーメンです。
私はメンマ多めがお気に入りなので、「メンマラーメン」をいつも食させていただいています。
この日も安定して美味しいラーメンでした。
…しかしながら、ここへ来るまでに数々の美味しいラーメンを食べすぎましたね。
若干、霞んでしまった感はどうしても否めませんでした。
次は、旅の最初に来たいと思います。
所用により朝4時に前橋市を出発し、朝いちばんで新潟市へ到着しながら、このラーメンを食べたいがために長岡市まで移動してきました。
あとは、島へと帰るだけです。
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202312
Wednesday
東京から関越自動車道を走り前橋市までやって来ました。
食事へ出る前に少しだけ時間をもらい、映画「クライマーズ・ハイ」の舞台となった、通称・前橋ビルのある交差点へと向かいました。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,30,F11,iso100]
今回は宿を前橋駅の付近に確保していたため、この場所へは徒歩でやって来ました。
駅を背に「けやき並木通り」を歩くこと約10分です。
この方角から向かうのは初めてでした。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,30,F11,iso100]
交差点に着いてすぐに異変に気付きました。
このアングルでいえば、歩道橋の向こう側の正面に建っていたはずの"前橋ビル"が姿を変えていました。
有田市でもありましたが、当時あったものが姿を消しているという時の流れの無慈悲さを痛いほどに感じた時間でした。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,30,F11,iso100]
歩道橋の上からの眺めです。
変則の五差路とでもいうんでしょうか、一筋縄にはいかない車の流れでした。
映画でも、様々な人がこの交差点と歩道橋と"前橋ビル"を立体的に交錯していたと思います。
そこに、"現実"という時間軸も交えてみるととても不思議な世界観ができあがります。(…と思います)
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/30,F1.6,iso1600]
歩道橋って、佐渡にはないんですよね実は。
佐渡汽船両津港ターミナルビルに「おけさ橋」なんてものはありますけど…。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/30,F1.6,iso1600]
駅に近いということもあり、人通りはそれなりにあります。
どなた様も、カメラを持ってウロついている私を見て一様に怪訝な視線を投げかけていかれました。
ま、当然ですね…。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/30,F1.6,iso1600]
「佐渡になかったから憧れた」というようなことはありませんが、昔は見つけると喜んで渡っていました。
今はもう、単純に面倒くさいだけです。
わざわざ階段を上って、そして降りて…。
上からヘッドライトやテールランプの流れる軌跡を眺めるのは好きですけどね。
実際、こんな逃げ場のないところで知らない人とすれ違うのも勇気が要る気がします。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/30,F2.8,iso6400]
今回は、もう少し早い時間に前橋入りできれば、この交差点以外のロケ地もいくつか歩いてみたいと思っていました。
…が、既に19時を回っていたということもあり、そろそろ妻から夕食への催促の連絡が来そうだというところで撤収です。
また来る楽しみを残しておいたと理解します。
ちなみに、このところずーっとBOØWYを聴いてばかりいるんですが、この時もウォークマンにイヤホンの組合せでBOØWYを聴いて歩いていました。
「彼らの出身地なんだから」
そんな風に得意満面な顔をしていたと思うんですが、彼らの出身地は高崎市ですね。
勘違いも甚だしい夜になってしまいました。
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202312
Tuesday
東燃ゼネラル石油和歌山工場の夜景に別れを告げた翌日は、和歌山市から東京都中野区までの大移動です。
この日は妻の同級生のマンションに転がり込ませていただき、図々しくも冷蔵庫からどんどんお酒をいただきました。
翌日、妻は同級生同士でお出かけということで、私はかつて住んでいた場所やバイト先、そしてよく通った懐かしいお店などを巡ってみました。
「甲州街道」や「環八」を運転するのも本当に久しぶりでした。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2000,F2.8,iso100]
甲州街道から千歳烏山駅の付近を経由し、「千歳通り」を走ってやってきたのは百麺世田谷店です。
かつて千歳船橋に住んでいた頃に散々通ったお店です。
いつ以来でしょうか…。
引っ越し屋でバイトをしていたその頃、たまたまお昼に立ち寄ったお店がこのお店でした。
"立ち寄った"とは言いますが、私なんて下っ端のドライバー兼のバイト君でしたので、お昼のお店の選択権などありません。
その日ご一緒させていただいた先輩社員の大好きなお店だということで、私もここのラーメンを食する機会を得た訳です。
なかなか癖の強い豚骨味のラーメンです。
初めて食した日のことはちゃんと覚えていますが、正直なところ、「もうこのお店には来ないだろうな」と思いました。
ところが、何故かその翌週には1人で足を運び、以降、毎週土曜日のお昼には通うことになりました。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/30,F4,iso800]
太麺大盛り。
トッピングに、ラフティ、海苔、もやし、ホウレンソウ、たまご。
これが往年のオーダーだったと思ったんですが、今思い返すとメンマが足りなかった気がします。
券売機でそれぞれ券を購入するんですが、途中から後ろに並んでいる人が気になって、結果メンマを忘れたらしいです。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/30,F4,iso800]
びっくりするくらい濃厚な香りと味わいは当時のまま変わっていませんでした。
最初の一杯を口に含んだ時、鼻に抜ける濃厚な香りと舌にまったりと残る味わいに思わずニンマリとしてしまいました。
惜しむらくは、スープが熱々でなかったことでした。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F8,iso200]
それから、「どうしようかな…」と。
午後のどこかのタイミングで妻と合流する予定でしたが、それまではもう少し時間がありそうでした。
しかし、真っ先に思い浮かんだ羽田空港へ行くには微妙な時間に思えました。
そんなこんなで、何となく「世田谷通り」を走り、「環七」を経由しやって来たのは新宿大ガードでした。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1000,F8,iso200]
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/2000,F8,iso200]
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/800,F8,iso200]
この界隈はただ歩くだけで楽しいですね。
何となく油断ならない場所ではありますが…。
いつか1週間くらいかけてこの場所や東京の夜景という夜景を撮り歩いてみたいなんて願いつつ、実現することなく時間ばかりが過ぎています。
私が最後に東京でアルバイトをしていた場所が大久保駅付近でしたが、その頃は毎日原チャリで千歳船橋から通っていました。
その頃にカメラが好きだったら…というようなことは何度も思いました。
[α7Siii,LA-EA5,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/40,F4,iso1250]
…と、そんなこんなしているうちに、思い出したのが「麵屋武蔵」でした。
当時、"日本一美味しいラーメン屋"なんて呼ばれていました。
お昼の時分はいつも満席+お店の外まで長蛇の列でした。
そんなこんなで、東京にいた頃には食べに来ることができなかったお店です。
のちのち2〜3度ほどお邪魔したことはありますが、これはまたとないチャンスでした。
[α7Siii,LA-EA5,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/40,F4,iso1250]
つい先ほど「百麺」で舌鼓を打ったばかりというのに、わずか1時間ののちに「麵屋武蔵」でも舌鼓を打っていました。
「こんなにぶっとい麺だったかな…」なんて思いながら、じっくり食べたいと分かっていながらがっついてしまいました。
こちらはスープも熱々で、「百麺」に比べて満足度も大きかったですね。
考えてみたらこの旅行は毎日美味しいラーメンを食した旅でもありました。
どれも唯一無二のようなラーメンばかりで横並びで比較できるようなものではありませんでしたが、単純な味の好みという点を含めても「彩華ラーメン」がいちばん美味しかったですね。
佐渡へ戻って、「また食べたい」と思い出したのは「彩華ラーメン」でした。
今回の旅行。
この日はこの後お台場で妻と合流し、そこで妻の同級生に別れを告げ、前橋市まで移動しました。
最終日の新潟県では、もう1杯のラーメンを食することになります。
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202312
Saturday
そして有田市へとやって来ました。
何と、2015年9月以来の有田市です。
実に8年ぶりです。
一時は毎年のように頻繁に足を運んでいましたが、ずいぶんと長い間遠ざかっていたものです。
もっとも、個人的にはそんな感じもせず、このブランクにはちょっと心外な面持ちでいます。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso200]
京都市からはオール下道で来る予定だったんですが、時刻が16時に近くなったところで高速道路へ。
目的地は東燃ゼネラル石油和歌山工場一択ではありましたが、陽のあるうちに「真夏の少年」の面影を感じられるところへと足を運びました。
そのうちの1つが須佐神社です。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/50,F8,iso200]
境内へと続く石段がこんなにも急で長いとは、記憶にありませんでした。
関西地方は午後からも雨がちでしたが、この時間になって雨も上がりました。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/50,F8,iso200]
季節が季節だったため、セミの声なぞ聞こえるはずもありません。
8年前は9月下旬に来ましたが、10月に来たのは初めてと思います。
雨上がりの空がとても美しくありました。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso100]
改めて、石段の上り口にある手水舎のドラゴンです。
相変わらずの存在感を放っていましたが、久しぶりが過ぎてどう撮ってよいのか分からず悩みました。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/320,F8,iso200]
もう1箇所立ち寄りたかった場所が、矢櫃の海岸です。
近年、「ヤビツビレッジ(YABITSU VILLAGE)」さんのご活躍によりSNSやTVでも身近に感じられるようになって嬉しい限りです。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1250,F8,iso200]
ずっと見たかったのがこの絵です。
空が青くて、本当によかったと思いました。
ここに立つのは何度目になるのか記憶はありませんが、ここに立つたび建物が少なくなっているような気がするのは、決して気のせいではありませんでした。
映画に登場していた「商店」がなくなっていました。
確かに、人が居なくなって久しい感じはしていましたし、相当老朽化していた様子でした。
しかし、キレイに更地になっている姿を見て一抹の寂しさと時間の流れを感じました。
何せ、1991年の映画でした。
甲子園にラッキーゾーンがある最後の大会の頃でしたし、30年もの月日が流れています。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso200]
そんな矢櫃にあってずっと変わらないのが矢櫃夷神社です。
まぁ、鳥居そのものは何度か新調されているようですが。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/80,F8,iso400]
今回、妻と一緒に神社に上がってみました。
これまで上がってみたことはありませんでした。
ほんの2〜3m程度の高さなんですが、ずいぶんとスリリングな思いをしました。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/80,F8,iso400]
もう1箇所。
当時と変わりない建物が残っています。
写真の中央にイラストが描かれた2階建ての建物がありますが、その右側にクリーム色の汚れた建造物があります。
船を巻き上げるワイヤーが格納されている小屋です。
今さらこの海岸を訪ねる人のうち、こんな建物に特別な感慨を抱く人はさほどいらっしゃらないとは思います。
…が、私はきっといつまでも、ここを訪れる機会がある限り、この建物がある限り、同じ感慨を抱き続けることと思います。
それにしても、海岸線まで降りる道中がこんなに急な階段と坂道だったことも記憶にありませんでした。
ブランクは空けるものではありませんね。
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202312
Friday
京都の散策で色々と口にモノを運んだはずですが、お昼の時間にはしっかりとお昼を採ります。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2.8,iso400]
という訳で、「彩華ラーメン」です。
通称は「天理ラーメン」ということで、その名のとおり奈良県の天理市にその起源を置いています。
私なんぞでは味の評価やらその形容やらできませんので、上記のリンク先をご参照いただくなり直接足を運んでいただいていただくなりするしかありません。
…が、醤油ベースにニンニクが強く利いたスープと、熱々の鍋を思わせるような白菜やニラをふんだんに投入した個性ある味付けは、万人受けする逸品なんじゃないかと思います。
さらに、個人的にですが、これを食べると元気になれるんです。
「元気」とは、例えば下半身が元気になるとかそういう意味でなく、純粋に体力の限界が延びるとかそのような意味です。
私の場合、このラーメンを食べたお陰で、長距離運転の末に仮眠に入る直前だったところ、仮眠に入る時間が3時間先延ばしできたとか、そんなお話です。
ちなみに、今回お邪魔させていただいたお店は、松原店さんです。
駐車場の位置とかその事情には悩まされるかもしれませんが、このお店のラーメンを食べて、今回も私はその後のドライブ距離をすこぶる伸ばしました。
無理強いはしませんが、ご興味のある方はどなた様におかれましても口にしていただきたい美味しいラーメンと思います。
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202312
Thursday
既に京都市内にいた訳で、改めて「訪ねて」なんてのも変化もしれませんが…。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/400,F8,iso200]
"観光地"な京都です。
すっかり青空が広がり、今の季節からは想像ができないほど暑い時間でした。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/250,F8,iso200]
それこそ、前に来たのがいつだったのか確かな記憶もないのですが、個人的には慣れ親しんだ感があります。
何せ、南禅寺から八坂の塔のすぐ下にあるコインパーキングまで一直線です。
人のごった返す細い路地に面したコインパーキングということもあって、たいてい空きがあります。
ホントに慣れたもんだと思いました。
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「清水の舞台」です。
まだまだ紅葉には遠い時期でした。
迂闊だったのは、ここまでの道のりがまるで登山のようなハードさだったことです。
30℃に近い暑さということも拍車をかけてくれましたが、なかなか厳しい道のりでした。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/60,F8,iso200]
多かったのは外国人観光客と修学旅行生でした。
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こちら、八坂の塔を見下ろす絶景スポットでは何組ものカップルが撮影しており、"順番待ち"の状態が続いていました。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/100,F8,iso200]
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/6400,F2,iso200]
ぐるっと一回りしてきました。
この坂を上り切ったところにある金剛寺(八坂庚申堂)に立ち寄っていました。
「くくり猿」というカラフルな玉に願掛けをすると、庚申様のお使いの猿が庚申様に伝えてくれるんだそうです。
妻が「お願いごとを書こう」というので、お互いに書かせていただきました。
…が、「PL学園硬式野球部の復活」と書いた私に向けられた視線はあまり優しいものではありませんでした。
ちなみに、1個500円です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/400,F8,iso200]
何となく、またそんなに遠くないうちにここへ来る気がしています。
その時は、もう少し妻に配慮した"願掛け"をしたいと思います。
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202312
Wednesday
前日は京都市内での宿泊でした。
敦賀ICで北陸道を降り、そこからは下道で京都市内まで移動するというのも伝統行事です。
まさか敦賀駅があんなに綺麗で立派に生まれ変わっているとは思いもしませんでしたが…。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso200]
10月1日は朝いちばんで南禅寺へとやって来ました。
混みあうことを恐れての行動でしたが、駐車場に一番乗りでした。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/100,F8,iso1250]
昨夜半からの雨も上がろうとしていました。
そんな中、足を運んだのは水路閣です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/100,F8,iso1250]
2015年9月以来8年ぶりとなる水路閣です。
記憶よりもずっと大きくて立派に映った水路の姿に、思わず「うわっ」という感じでした。
[α7Siii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/200,F2.8,iso1250]
今でこそ有名になったこのアングルですが、日本で最初にこのアングルを撮ったのは私です。
(大嘘です)
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso200]
水路閣の上にある南禅院からは、たくさんの僧侶がお経を唱えている声が響いていました。
これがまた、朝の厳かな空気を心地よく揺らしてくれていました。
お経を唱えている姿を見たいと思い階段を駆け上がったんですが、タイミングよくお経が終わってしまいました。
[α7Siii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/250,F2.8,iso800]
今日の記事のタイトルの「クローズド・ノート」は、沢尻エリカが主演の2007年の映画です。
京都市内の各地がロケ地となっていましたが、確かこの坂道もその1つだったということで8年前に聖地巡礼に訪れました。
8年前はここ以外にも市内各所のロケ地を歩きましたが、今回は時間の都合もあってこの水路閣を見たのみで南禅寺をあとにします。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso125]
8年前と同じく、彼岸花が咲いていました。
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202312
Tuesday
私も大好きな東燃ゼネラル石油和歌山工場が「2023年10月をめどに閉鎖」というニュースが流れたのが2022年1月でした。
(親しみを込めて、私がこの工場地帯を知った当初の名称で記載していますが、現在の名称は「ENEOS和歌山製油所」というのだそうです)
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/25,F8,iso1250]
私が工場夜景好きということもありますが、同工場は私の大好きな映画「真夏の少年」(1991年)(監督:野村恵一、主演:江口洋介)に印象的なカットが多数挿入されているなど、
聖地巡礼と合わせてこれまで何度となく足を運んできた思い出深い工場です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/50,F8,iso1250]
そんな工場が閉鎖されると聞いて、最後の姿を見届けるべく足を運ぶことにしました。
9月30日の5時30分発のカーフェリーです。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/640,F8,iso100]
ここ数年、「旅行といえば北海道」というくらい極端に傾倒してきましたが、こちら北陸道経由の関西圏への旅行は勝手知って余りあるほどです。
新潟市内でレンタカーに乗り換え、北陸道を走ること約1時間。
米山SAでの休憩という行程はもはや伝統行事です。
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/60,F2.8,iso400]
時刻は12時ちょうどです。
富山市内は「中華そば大喜大島店」さんで食する"富山ブラック"です。
たぶん食べるのは初めてと思うんですが、食べる前にイメージした味にとても近く、個人的にはとても好きなお味でした。
惜しむらくは、スープがあまり熱くなかったことです…。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/160,F8,iso200]
時刻は16時を過ぎた頃です。
こちらも「いつもの」と言って差し支えないです。
若狭湾に面した漁師町の小さな入り江に架かる「日向橋」に到着です。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/160,F8,iso160]
映画「夜叉」(1985年)(監督:降旗康男、主演:高倉 健)のロケ地です。
関西方面への旅行の際にここを素通りした記憶はありません。
今回は4年ぶりの訪問でした。
[α7Siii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/320,F5.6,iso200]
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso100]
[α7iii,LA-EA3,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso100]
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/60,F8,iso200]
かつてのレインボーラインの展望所から望む日向湖と日向橋、そして若狭湾です。
かつてのレインボーラインとは、福井県道路公社が管理していた三方五湖有料道路のことになります。
私が初めてこの場所へ来た時にはそのような管理になっており、湖を俯瞰する場所に立つには700円の通行料を支払ってこの有料道路を利用させていただいていました。
まぁ、当時からそれが当然のシステムだった訳ですし、個人的には700円を支払って通行するに足りうる魅力のある道路とも思っていました。
よって、今回はこの道路に入るにあたって料金徴収所がなくなっていたことや、こちらの展望所の手入れもままならないような状態になっていたことにはとても驚きました。
[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/60,F8,iso200]
4年ぶりに訪れた日向湖でした。
前述の有料道路がなくなっていたり、かつてその支配人のブログを愛読していた「錦波とろばこ亭」というホテルがなくなっていたりと、色々な変化に気付かされました。
その反面、以前にはなかった宿泊施設ができていたり、たくさんの釣り客を乗せた船が帰港する姿を見たりと、これまで見たことのなかった賑わいの姿があったりもしました。
ずっと以前より願っていた「水中綱引き」の観覧とあわせ、いよいよこの地に腰を据えての聖地巡礼を敢行すべき時なのかもしれません。
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202310
Wednesday
4泊5日の行程を経て、佐渡へと帰って来ました。
[α7Siii,LA-EA5,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II,1/1000,F8,iso400]
幸いにも5日間とも天候に恵まれ、無事、約1,800kmを走破しました。
若い頃に比べたら体力・気力・集中力・精神力すべてに劣りますが、結局は無事故無違反で旅を終えられたことに尽きます。
多少突発的な面もありましたが、かつては毎年のように訪ねていた場所に久方ぶりの再訪を果たせるなど、感傷的になる部分もありつつとてもよい行程を過ごすことができました。
同時に、「変わらないものなんてないんだな…」と痛感することもあり、"時空"の持つ無慈悲さの前に無力を感じることもありました。
旅行中、関西方面では気温が30℃になろうかということもあれば、今朝の群馬・新潟の県境付近の気温は12℃だったりしました。
明日以降、佐渡の最低気温も一気に下がる予報で、極端な気候の中、秋が一気に進みそうです。
次回、どんなタイミングで旅へ出られるかは分かりませんが、楽しい妄想を積み上げながら、引き続き佐渡の日常を見つめていきたいと思います。
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