2018/05


 

4月29日は椿(Tsubaki)のお祭りでした。

 

DSC01460.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/60,F11,iso100】

 

荒崎神社(Arasaki Jinja Shrine)です。

朝一番でこちらの神社へ鬼太鼓や獅子舞を奉納されたんでしょう。

私がここをお邪魔したのはお昼を回った頃でした。

 

DSC09685.jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso100】

 

「椿」です。

素敵な地名ですよね。

「願」「達者」と並んで好きな地名です。

 

DSC09686.jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2000,F2,iso100】

 

佐渡のお祭りの日によく見る光景ですが、鬼さん自らが交通誘導の役を買って出る姿はあまり見たことがありません。

撥を誘導灯に持ち替えてはいますが、やっぱり絵になるな…なんて。

「写真撮らせてください。本業ではないんでしょうけれど…」

とお声がけさせていただいたんですが、やはり誘導灯を持っていても絵になりました。

 

DSC09697.jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso200】

 

門付けを終えた鬼さんと、地元の女子との心温まるワンシーンです。

 

DSC09698.jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso200】

 

こういった、佐渡の各集落のお祭りは「神事」です。

写真を撮らせていただくにしても、まず「近寄ってもよいのかな??」というところから考えてしまいます。

その点、何とか失礼にならないように努めてはいたつもりではいますが、椿の皆さん、とても温かでした。

 

「どうぞどうぞ」と。

各々のお宅でも、お料理やらお酒を「どうぞどうぞ」「遠慮しないで」と勧めてくださいました。

 

DSC09802.jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1600,F2,iso100】

 

1軒1軒の門付けの時間にはずいぶんとバラつきがあるように思えました。

こちらのお祭りに5年も続けて通っている方曰く「鬼さんが乗ってくると長くなる」という…。

大らかなな雰囲気が漂っていました。

 

ここから、椿川沿いの民家を門付けして行きます。

 

DSC09810.jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1600,F2,iso100】

 

DSC09822.jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso100】

 

DSC09826.jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso100】

 

各々のお宅を門付けする前に、獅子が舞います。

獅子には子どもたちが入ります。

こちらは門付けしている鬼太鼓を待つ獅子の皆さまです。

 

「小さい子がたくさんいるなぁ」

そんな風に思って手前に見えるお子さんたちに話しかけてみたんですが「お父さんのお家が椿で、ふだんは別のところにいるの」といったような

返答が多かったように思います。

 

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso100】

 

椿川がとっても良かったです。

川を挟んでのアングルとか…。

すぐに対岸に渡りたくても橋がなくて渡れないというもどかしさと…。

 

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso100】

 

話は逸れますが、椿川と言えばずっと上流へ行ったところに「聖滝(Shō Taki Fall)」という行場があります。

もう5〜6回くらいチャレンジしているんですが、未だ辿り着いたことがありません。

ここ数年は、春先にこうして椿川を訪れる機会もありませんでした。

今回、こういう形でまたこちらへ来られたことにとても感謝しています。

 

DSC09847.jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100】

 

DSC09852.jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2000,F2,iso100】

 

DSC09855.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/60,F2,iso200】

 

DSC01606.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

DSC01608.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

DSC01609.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

DSC01611.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

DSC01618.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

DSC01620.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

DSC01622.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

DSC01628.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

DSC01629.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

DSC01637.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

DSC01638.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

獅子には子どもたちが入っています。

まだまだちっちゃいお子さんを抱いた若いお母さんも一緒に入ることもありました。

そしてたまに「お〜い、尻尾はどこへ行った??」というようなこともありました。

とても和やかな雰囲気でした。

 

DSC01643.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F4,iso1600】

 

DSC01653.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/1000,F4,iso1600】

 

DSC09857.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/320,F2,iso200】

 

DSC09858.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/320,F2,iso100】

 

DSC09866.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/320,F2,iso200】

 

DSC09878.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/320,F2,iso200】

 

DSC09928.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1250,F2,iso400】

 

DSC09930.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1250,F2,iso400】

 

DSC09941.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1250,F2,iso400】

 

DSC09947.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1250,F2,iso400】

 

DSC09961.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1250,F2,iso400】

 

DSC09965.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1250,F2,iso400】

 

DSC00006.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1250,F2,iso400】

 

「佐渡祭譚」さんによりますと、こちらのお祭りの鬼太鼓は昭和59年に復活をしたそうです。

…ということは、いくらかの空白期間が存在していたということになりますね。

その、復活の際の「お師匠さま」が裏太鼓を叩いていらっしゃいました。

昭和元年生まれの92歳なんだそうです。

叩いていらっしゃる最中の表情は引き締まっていましたが、叩き終えた際にちょっとだけ覗かせたホッとしたような笑顔がとても印象的でした。

 

私は玄関を挟んで奥まったところに用意されていたテーブルに座って撮影させていただいていました。

「ホレ、どんどんつまんで、飲んで」とお声がけをいただきながら、色々な会話も耳に入って来ました。

 

この「お師匠さま」が太鼓を叩くのはここ数年無かったのだとか??

さらには「あの鬼は誰や??」「あの足の上げ方は〇〇に間違いない」とか…。

「あの〇〇がか?? あんなん大きゅうなったのんか??」「ほうや、あの〇〇だがさ」とか…。

 

DSC00027.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/800,F2,iso400】

 

こちらのお母さんから缶コーヒーをいただきました。

しかも、私たち4人に対して1人2本ずつも…。

 

「あんたがた、飲みもんやろーか??」と、ビニール袋に缶コーヒーをガチャガチャさせていました。

「ほれ、好きなもん取れ」と、ビニール袋の取っ手を開いてくれました。

で、私たち、銘々に1本ずついただいたんですが、、、

「もう面倒くせぇから、これごとくれるわ」とビニール袋ごと私の手に預けて去っていってしまいました。

豪快というか、大らかというか、大雑把というか…。

 

どこかで4人くらい「あれ?? 俺のコーヒーは??」という方がいらっしゃらなかったことを切に願います。

ご馳走様でした。

 

DSC00038.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/250,F2,iso400】

 

初夏を思わせるような暑い1日でした。

祭日和でした。

 

DSC00042.jpg

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1000,F2,iso100】

 

時刻は16時を回った頃でした。

今後の予定のこともあり、そろそろタイムリミットでした。

しかし、お祭りは夜まで続きます。

 

ここ数年、各地のお祭りを観させていただく機会が増えていますが、たいていは「知っている顔」がいます。

しかし、今回の椿祭りに限っては、まったくそういった顔がありませんでした。

それでいて、椿の皆さまは”よそもん”の私が近寄ってもとても暖かく迎えてくださいました。

この場をお借りしてお礼申し上げます。

たいへんありがとうございました。

 

また、この日、このお祭りの事を教えてくださった「のんたん」さん。

ご一緒くださいました「尊敬してやまない大先輩」

たいへんありがとうございました。

 

また来年。

今度は朝いちばんから、夜の最後まで見届けてみたいなと思っています。

 

 

 

JUGEMテーマ:カメラ

JUGEMテーマ:地域/ローカル

JUGEMテーマ:SONY

JUGEMテーマ:ひとりごと

JUGEMテーマ:つぶやき。

JUGEMテーマ:神社仏閣

JUGEMテーマ:地元の祭り