2020/06

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少し遡ります。

5月10日の写真です。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/400,F2.8,iso100]

 

この日はどんよりとした冴えない空模様に見えました。

何を目的に外出したのかは、今となっては記憶にありません。

…というか、そもそも目的なんぞ何も持っていなかった気がしています。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1000,F5.6,iso100]

 

そういえば…。

少しだけ思い出しました。

自宅を出発する頃か、出発する前は雨が降っていた気がします。

 

「雨の時は水際へ行け」

そんな古くからの教えを受け、水辺を探して車を走らせていた気がします。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1000,F5.6,iso100]

 

気付いたら、小佐渡丘陵の稜線付近にいました。

所謂、小倉越えです。

稜線を越えると、対岸の雪を被った山々の姿が間近に望まれました。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1000,F5.6,iso100]

 

この頃は、時折ポツポツと落ちてくる雨がフロントガラスに認められていました。

この後、少しずつ空は明るくなるとともに、空を覆った分厚い雲が劇的な美しさを演出してくれました。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1000,F5.6,iso100]

 

越佐海峡を隔てた本土側の雪を冠した山々です。

どのあたりの山々なんでしょうか。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1000,F5.6,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/100,F5.6,iso100]

 

こちらは、お馴染みの弥彦・角田の両名山です。

まるで雲海の上に頭を出しているかのようです。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/800,F5.6,iso100]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/800,F5.6,iso100]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/800,F5.6,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/100,F5.6,iso100]

 

小佐渡丘陵の稜線を移動し、紅葉山公園(Momijiyamakōen Park)近くです。

この頃はまさに、新緑が"七色"に輝く頃でした。

この日は、新緑に加え、動きのある雲がとても美しかったです。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/500,F5.6,iso100]

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/500,F5.6,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/125,F11,iso400]

 

小佐渡丘陵を越え、多田(Ōda)へやって来ました。

ここへ来て、分厚かった雲が綿あめのように千切れ、青空が覗くようになりました。

田んぼの美しいこと美しいこと…。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,0.6,F11,iso100]

 

岩首(Iwakubi)の「養老の滝(Yōrōnotaki Fall)」です。

滝壺付近まで足を運んだんですが、もう少し傷跡が生々しい感じがしましたので、新緑に見え隠れする程度に写真に収めます。

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/50,F2.8,iso100]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/50,F2.8,iso100]

 

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[α7iii,FE 70-200mm F2.8 GM OSS,1/1250,F5.6,iso100]

 

養老の滝からさらに続く林道を進みます。

視界が開けると、そこには再び越佐海峡ごしの絶景が佇んでいました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso400]

 

小佐渡丘陵の稜線沿いの林道は、土砂崩れによって柿野浦(Kakinoura)への分岐点〜四十八ヵ所越付近の間が通行止めとなっています。(※1)

よって、稜線から柿野浦の海岸線まで下り、赤玉(Akadama)から再び山越えの道を進むという、とても燃費の悪そうなことをしていました。

しかし、当初は考えすらできなかった絶景の数々に出会うことが出来たのもまた事実です。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso400]

 

赤玉越えの道です。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso400]

 

「風青し佐渡の春、風青し佐渡の棚田」です。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso400]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/800,F5.6,iso400]

 

さて、四十八ヵ所越を過ぎ、久知川(Kujigawa River)沿いに林道を下っていくとやがて1本の細い橋が架かっています。

この橋を見落とさないように、さらに橋から続く細く曲がりくねった未舗装の道路を行きます。

 

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[α7Sii,Fish-eye-Takumar 17mm F4,1/125,iso400]

 

やがて辿り着くのは、とても美しい棚田です。

 

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[α7Sii,Fish-eye-Takumar 17mm F4,1/125,iso400]

 

ここは、小佐渡丘陵の標高約350mの山中にある「生椿(Haetsubaki)」です。

読み方については「はいつばき」や「へぇつばき」等あるようですが、ここは国土地理院地図の読み仮名と、私の知る限りの読み方に従います。

 

ここへ来るのは決して初めてではありませんが、この田んぼを見に来るのは初めてでした。

ずっと来てみたいと思ってはいましたが、なかなか遠い場所でした。

この場所のことは、また時間を改めて書いてみたいと思います。

 

最近ふと思うことですが、日々、佐渡の素晴らしい風景を目の当たりにしているのですが、どの風景も、自分にとって「初めて」がありました。

その「初めて」の時間、私はその風景を見てどのように感動なりしたのだろうかと…。

残念ながら、そのほとんどは記憶にありません。

 

なので、ここからでも良いので、自分にとって「初めて」の時間で得た感動を意識して記憶に留めておこうと思います。

よって、この日のこの時間のことは、しばらく忘れないようにしたいと思います。

 

 

 

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