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初夏の「ぶながひらルート」へ(後編)

2013.06.11 Tuesday

 
「関の大杉」でしばしの休憩後、再び足を前に進めます。

後編は杉の巨木群が満載です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 26mm 1/80sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

今回のルートは、前回歩いた内海府ルートのようなロープがあるような急斜面というものはほとんどありません。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 40mm 1/500sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=曇天 --

そんなルートの中にあって、大杉を過ぎてから「金剛杉」のあたりまでの行程が(ほんの)若干“登山っぽい”箇所と記憶しています。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/50sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

5年前に歩いた時は、まだ登山道には雪がたくさん残っているような季節でした。

そして、そんな雪道の中、沢に向かって落ち込んでいる斜面をロープを伝ってトラバースするような場所もあったと思うんですが、今回はそのようなルートはありませんでした。


これは下山する時に聞いたのですが、金剛杉に至るルートはいくつかあるそうです。

(帰路はそのトラバースするようなルートを歩きました。トラバースなんて大袈裟なものではありませんでしたが・・・。人の記憶なんて、果てしなく曖昧ですね。。。)



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/60sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=曇天 --

大杉を過ぎてから、徐々に巨木が顔を覗かせるようになりました。

いよいよ原生林が唸りを上げようという頃です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/50sec F3.5 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

5年前にも通ったであろう場所です。

記憶にありません。


フランギ観音というそうです。

「腐乱木観音」と書くのだとか?? (これには諸説あるそうです)


その昔、航海の途中で座礁しかけた船が、この山(場所)から放たれる灯りによって助けられた・・・とか、
この観音様の背後にある大木を切ってしまった方に度々不幸が訪れたとか・・・。


・・・で、切り倒された大木が腐乱しているところに観音様がいるから「腐乱木〜」とか??



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/50sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

「巨木杉とナナカマド」です。

「金剛杉」率いる巨木群の立ち並ぶエリアに足を踏み入れました。


5年前の記憶を呼び起こしても、「関の大杉」から「金剛杉」までの行程や時間が思い出せませんでした。

曖昧な記憶の中では、割と近くだったような・・・程度の認識しかありませんでした。


ルートにもよりましょうし、正確な距離はわかりませんが、大杉を出発してから約40分が経過していました。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/25sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB --

「金剛杉」という巨木です。

写真家・天野 尚 さんによって一躍有名となった杉です。


先の「フランギ観音」で1人時間を費やしていたものですから、この巨木に辿り着いた時には既に隊の先頭は先へ進もうというところでした。


「えっ?? えぇ〜〜っ?? ここでゆっくりしないの??」

1人で焦っていましたが、帰路もここを通るとのことだったので、ひとまずは素通りです・・・。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 30mm 1/60sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

ほんの2週間前に歩いた新潟大学の演習林の管理道路に再び立っていました。

その時はちょうどカタクリやシラネアオイが満開を迎えていた頃だったんですが、2週間を経て、なお健気に咲いているシラネアオイを見つけました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 18mm 1/100sec F16.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

この日の最終目的地点は、ルート名のとおり「山毛欅ヶ平山(ぶながひらやま)」(947m)でした。



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【α100】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM】
-- 8mm 1/50sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

山毛欅ヶ平山へ向かう途中、コーディネーターの方に促されて見に来たのはこの「連結杉」というものでした。



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【α100】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM】
-- 9mm 1/50sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

その名の通り、何本かの杉が連結して面倒臭そうなことになっていました。


まぁ、この杉の一家におかれましても、決してこうなりたくてなったわけでは無いと思うので"面倒臭そう”ってのは失礼かもですね。


とっても降雪量の多い場所です。

小さい頃から雪の下敷きにされ、生き延びていくために近隣の杉たちと手を取りあってここまで頑張ってきたんでしょう。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/200sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そして山毛欅ヶ平山への登山道へと進みます。

私もこの登山道へ足を踏み入れるのは初めてでした。



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【α77】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM】
-- 8mm 1/25sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

さながら「石名天然杉遊歩道」を思わせるような場所です。


小さい頃は「山毛欅ヶ平山」が読めませんでした。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 20mm 1/60sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

昔、父に読み方を聞いたことがありました。

確かに「ぶながひらやま」と聞きました。


だいたいが子どもをからかってテキトーなことばかり言っている父でした。

なので、一切信用していませんでした。。。


この山が本当に「ぶながひらやま」と聞いた時には驚きました。。。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/400sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そしてこちらが山毛欅ヶ平山の山頂です。


事前に「開けたような場所ではない」ことは聞いていたんですが、本当に眺望も何もあったもんじゃありませんでした。。。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 24mm 1/400sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

山毛欅ヶ平山山頂にある一等三角点です。

私にはよくわかりませんが、この三角点を目指して全国の山を歩くような方もいらっしゃるそうです。


昨年、そのような方が無許可でこの山への登山を敢行した挙句遭難騒ぎを起こしたそうです。

こう言っては何ですが、甚だ迷惑なお話ですね。。。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 55mm 1/640sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

山頂からの眺望はありませんが、5mほどヤブコギをするとこんな景色を見ることができます。


眼下には両津湾。

そして姫崎の手前には出港間もないジェットフォイルと、入港間際のカーフェリーが見えます。


後方遥かに霞んで見えるのは、弥彦・角田の両名山です。


あまり無理をしてヤブコギしていくと、不意に足元が落っこちていますので深入りは禁物です。



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【α77】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM】
-- 8mm 1/50sec F5.6 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

そして再び巨木群が立ち並ぶエリアまで戻ってきました。



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【α100】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM】
-- 8mm 1/50sec F5.6 ISO=200 多分割測光 AWB --

今度はこの杉の足元でゆっくりと休憩時間がありました。

が、いざとなるとどこをどんな風に撮ったらよいのかわからなくなってしまいます。



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【α100】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM】
-- 11mm 1/50sec F5.6 ISO=200 多分割測光 AWB --



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/40sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/25sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 18mm 1/40sec F5.6 ISO=200 多分割測光 WB=曇天 --

何気に「金剛杉」や「蛸杉」よりも私の目を惹いたのが、このナナカマドの姿でした。


写真家・天野 尚 さん写真集「佐渡−海底から原始の森へ」でも、この姿は何点か掲載されています。

そしてそこには“杉の巨木にナナカマドの巨木がまるで仲良く共生しているかのように〜”と紹介されています。


しかし、この日私の目に映ったのは“杉の巨木を喰らうナナカマド”でした。

厳しい自然環境の中で、生き残るためになりふり構っていられないという、生に対する執着心のようなものを感じました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 18mm 1/40sec F5.6 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/30sec F5.6 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

先にも書いたとおり、何をどんな風に撮ったらよいのかわからなくなってしまいました。


このエリア一帯にも、木道が設置され巨大杉の根元を保護するような措置がとられています。

なぜこのエリアにだけ、こんな巨大杉がボンボンと生えているのか・・・。

全体を1枚に写したかったんですが、うまくいきませんでした。


今回の行程で唯一の心残りでした。



DSC09854(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/400sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そして下山です。


時刻は16時53分。

無事、林道の終点まで戻ってくることができました。



今回、この「エコツアーガイド」講習に参加させていただいて、内海府と外海府の貴重なルートを歩かせていただくことができました。

いずれのコースも初めてではありませんでしたが、前回歩いた時から相当の時間が経過しており、実際のルートと記憶を照合するうえでも、
とても貴重なお時間をいただくことができました。

今回の講習に参加させていただくにあたって、コーディネーターの方や先生、そして一緒に歩かせていただいた皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。



またいつか歩くことがあったらと思いますが、その時は私は「お客」という形で参加することになるかと思います。

その時には、今回受講されていた方がガイドさんとしてご活躍されている姿を見ながら、楽しい山歩きをしたいと思います。

その際にはよろしくお願いいたします。



【お詫び】

前回の「内海府ルート」の様子をご紹介させていただいた際、記事内容に一部不適切な部分がございました。


今回の「ぶながひらルート」も含め、原生林、新潟大学演習林は無断で立ち入ることが禁止されていることはもちろん、年間での入山人数が制限されています。

また、周辺集落への配慮や要望を踏まえ、入山された方にも、その後にルートが特定できるような情報を公開することを控えるようにお願いしているところです。

そんな折、前回の記事中にはルートを特定できるような内容・リンクが含まれていたため、当該箇所を削除し修正いたしました。


私どもの認識と配慮が不足しておりました。

関係者の方々、周辺集落の方々にこの場を借りてお詫び申し上げます。
コメント
おはようございます。
杉の太さにはビックリさせられますね、そんな自然を守るために色んな方たちのご尽力があるようです。守ろうとする方がいれば、荒らして帰る不届き者がいたりと、イタチの追っかけっこですね。
一等三角点を目的に登山をする方がいるんですか、珍しいですね。測量に興味のある方なのかな?
  • by かかし
  • 2013/06/13 8:49 AM
かかしさん、こんばんは!
いつもありがとうございます(^^)

杉は本当に太いです!
高さはそんなに感じないんですが、とにかく太いです!
写真ではなかなかお伝えできないんですよねぇ(汗)

大きさ比較で人でも立たせられれば良いんでしょうけれど・・・。

よりたくさんの人に知ってもらいたいと思う反面、私が思う以上に荒らす人の影響は大きいようです。
最近も絶滅危惧種の類がゴッソリ持っていかれたんだとか・・・。
1人1人のマナーの問題ですよね・・・。

“一等三角点ハンター”なる人たちがいるみたいですよ(^^)
測量に興味があるのかどうかはわかりませんが、
とにかく、全国の三角点を制覇しようとする人たちらしいです(^^;
  • by 
  • 2013/06/13 5:26 PM
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