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善知鳥神社例祭(相川祭り) III

2016.10.24 Monday

 

10月19日20:50。

相川一町目 --- 通称・天領通り --- です。

 

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太鼓組の門付けは一町目商店街に差し掛かっていました。

ここはアーケードの商店街です。

太鼓の音がひときわ響きます。

浜通り沿いにある地域振興局の駐車場に車を停めたんですが「ダンダダンダダン」と響く太鼓の音に足がすくみそうになります。

その迫力に押しつぶされそうになりながら、恐る恐る天領通りへと足を踏み入れました。

 

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今回、このように門付けして町を歩く太鼓組の姿を初めて見ました。(それでも、それはほんの一部分ですが…)

長い伝統に裏打ちされた技と規律とでも言うんでしょうか。

しっかりとした「形」があって、それをしっかりと遂行しているという印象を受けました。

朝の水金町、お昼の善知鳥神社、夕方の五町目、そしてこの天領通り…。

いずれの場面でも、先輩方から若手に厳しい声が飛んでいました。

声の大きさであったり、太鼓を叩く強さであったり、各々に課せられた役割に対する気の持ちようであったり…。

言い方は悪いですが「口酸っぱく」と言いますか、少しでもブレたところがあればすぐに正す…。そんな姿勢が見て取れました。

 

技術的なことはもちろん、こうして精神文化(という言葉が適切かどうか…)が受け継がれて行くのだなと…。

そしてこれが太鼓組に脈々と受け継がれる風土(という言葉が適切かどうか…)なのだなと…。

例えば、高校野球の強豪校・伝統校も然り。

変わらぬチームカラーや愛称があります。

いちばん受け継がなければならない部分はこういう部分なんだろうと、ぼんやりしながらもそんなことを考えていました。

 

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そんな厳しさにあるからこそ見られる特段の優しさです。

 

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こちら、門付けの合間をぬって行われた特別な豆まきです。

太鼓組みに新婚さんがいらっしゃったそうで、お2人を天領通りの中心に立たせての“門付け”です。

何よりも嬉しい、そして何にも帰ることのできない“祝福”ですね。

自然、取り囲む大勢の方から拍手が起こっていました。

 

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そして太鼓を叩く手に力が入ります。

 

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下り羽会が太鼓組と相対しました。

ここまでの長い労を労い、相互に芸を交わします。

 

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下り羽会の演奏が終わり、これから太鼓組の豆まきに移ろうというところです。

既に多くの群衆に囲まれ、遠目に見守るしかないと思っていたところ、思いがけず太鼓組の方に「中に入っていいよ」と招いていただきました。

日頃からお世話になっているその --- 佐渡一カッチョイイといっても過言ではない --- 先輩は折れた撥が当たったといっておでこに絆創膏を張られていました。。。

「奇跡」ともいえるそのポジションからファインダーを覗くと、これからの佐渡を背負って立つ子どもたちのキラキラ輝く表情が見えました。

子どもたちはこんな眼差しで太鼓組を見つめているんですね。

 

以下、相川の子どもたちを魅了する豆まき姿です。

 

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私の技術でお伝えできることなんてたかが知れていますが、その一挙手一投足に憧れの眼差しを向ける子どもたちの眼差しがどこまでも印象的でした。

そしてそれに応える太鼓組の皆さん。

この感動をお伝えできる術を持たないことが歯がゆい限りですが、この感動を最も間近に見られたこと。

そして、そんな機会をこんな私に与えてくださった太鼓組の皆さまには、感謝の言葉もありません。

ただただ、ありがとうございますとお伝えするしかありません。

 

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さらに太鼓を打つ手に力が入ります。

 

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いよいよ棒組が登場です。

 

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ここでの太鼓組と棒組の「ぶつかり合い」は相川祭りのクライマックスでもあります。

いつの頃か「お祭りに見どころを」ということで用意された場面なんだそうです。

 

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「ぶつかり合い」を前に、こんな挨拶があるということもこの日初めて知りました。

 

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「ぶつかり合い」とは書きましたが、これはあくまで対外的な表現であるということはご承知おきたいと思います。

本質は「譲り合い」であり、ここで対峙し、これまでの労を労い合い、互いのこの先の道中の安全を祈願するものと私は理解しています。

未だあちこちで「ケンカ祭り」とか「通すの通さないの」とかいった表現で紹介されていますが、そういった類では一切ありません。

 

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その意味において、今年はちょっと残念な結果に終わってしまいました。

行事がすぐに中止となってしまいましたから。

ただただ残念です…。

 

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私が“聖域”に入ることを許してくださった先輩。

そして、憧れの法被を貸してくださったNさん。

たいへんありがとうございました。

 

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棒組が通ったあと、再び門付けを再開する太鼓組です。

再び太鼓を打つ手に力が入ります。

 

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21:28

お名残惜しいですが、一町目をあとにします。

 

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21:47の善知鳥神社です。

高張提灯、棒組、そしてその後ろに続く提灯行列が入ってきました。

 

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最後の石段に臨む棒組です。

毎年御神輿を担いでいると、一町目を過ぎると魂が抜かれたようになってしまいます。

例年2班体制ですが、こちらの担当は2班だったのではないかと思います。

最後の力を振り絞っていらっしゃいました。

 

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21:56

善知鳥神社の境内に集まった大勢の方を前に、佐渡市相川支所長の音頭で万歳三唱です。

 

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そしてもう1度年男が御神輿へと上がります。

 

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ずいぶんと苦労されたようでしたが、無事に鳳凰を取り外しました。

場内から大きな拍手が起こります。

 

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このお祭りのためだけに帰って来てくれた私の可愛いカワイイ教え子(?)です。

現在、大学1年生です。

すっかり立派になっていました。

並んで話をしていると、身長は私の方が高いんですが、教え子の方が大きく見えて仕方がありませんでした。。。

 

下り羽、棒組、高張提灯といった皆さんの長い長い1日が終わりました。

提灯行列の皆さんも紅白饅頭をもらい、三々五々解散です。

しかし、祭りはまだ終わってはいません。

 

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22:31

善知鳥神社から約1km離れた江戸沢町です。

夜空に響く太鼓の音をたどると、最後の門付けをしている太鼓組の姿に出会いました。

祭りが終りに近づき、何となく寂しい気持ちになっていました。

そんなところで太鼓組の姿を見つけ「祭りはまだ終わっていない」と、少しばかりの安堵感に浸ります。

 

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いちばん最後に広源寺さんの門付けを終えると、最後は太鼓組自身への門付けを行います。

一昨年初めて見た光景ですが「自分たちのご褒美」という意味合いがあると聞いた記憶があります。

 

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そして今年の相川祭りの最後の豆まきが終わりました。

 

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拍手が上がり、互いの労をねぎらい合います。

太鼓組の皆さんの長い長い1日がようやく終わりました。

どの顔にも安堵の笑顔がありました。

たいへんお疲れ様でした。

 

快晴、そして満天の星空のうちに幕を閉じた今年の相川祭りです。

夕暮れの町を見下ろした時に聞こえてきた太鼓の音。

満天の星空を眺めていた時に聞こえてきた笛の音や、御神輿の掛け声。

忘れません。

 

9月の中ごろから各行事の練習が行われていました。

私の自宅からは窓越しに太鼓の音が響いてくる毎日でした。

祭りが終わってから2〜3日はまだ太鼓の音が聞こえてくるかのような錯覚に陥ることが何度もありました。

祭りが終わり、一昨日は雨が降り、そして今日はこの秋いちばんの冷え込みとなりました。

次の季節の足音が聞こえてきて、ようやく相川祭りが終わったことを実感しています。

 

来年はまた棒組に戻って御神輿を担げたらと思います。

その意味では、今回の天領通りでの出来事は千載一遇の機会だったと思います。

改めまして、太鼓組の皆さまに感謝申し上げます。

そして、それぞれの行事で町中を練り歩いた皆さん、たいへんお疲れ様でした。

とても得難い時間を過ごさせていただき、たいへんありがとうございました。

 

 

 

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コメント
今年もたくさん素敵な写真を有難うございます。
今年は平日なので伺えず、だったのですが写真を見ているだけでその場にいるようにワクワクしました!!
体に染み付いている音が聞こえるような気がしました〜。
  • by 次女R
  • 2016/10/25 12:43 PM
太鼓組を見つめる子供たち、いい表情してますね。
…って、毎年おんなじようなコメントしてる気がしますがσ(^_^;)
でも、いいものはいいとしか言いようがないのです(笑)。笑顔も真剣な眼差しも。こんな顔で見つめられたら、太鼓組の皆さんもより張り切ってしまいますね!
  • by とも吉。
  • 2016/10/26 8:09 PM
R子姉、こんばんは!
いつもありがとうございます(^^)

少しでもお祭りの雰囲気が伝わったなら、良かったです(^^)
今年は外側からお祭りを見ることができて、とても新鮮でした!!
そして、あり得ないアングルからも撮らせてもらって、本当に感謝です!!

写真を見てお分かりかと思いますが、おじちゃんもお元気そうです☆
町民運動会の時は「なんでオメエがここにおるのんや??」と言われ、「いや、2分団だし!」と返答したら
「おー、そーいやそーだなー(笑)」と(^^;

もっとしっかりと顔を覚えといてもらわんなんです(笑)
  • by 華
  • 2016/10/28 9:55 PM
とも吉。さん、こんばんは!
いつもありがとうございます(^^)

子どもたちが本当にいい顔してました☆
あの群衆の外側にいたら見られなかったです。
そーっと森の中を覗いたら、キラキラした宝石があった☆
そんな感じでしたよ(^^)

憧れと学ぶことがすべての始まりですね!
あの写真は、是非太鼓組の方にも見ていただこうと思います(^^)
  • by 華
  • 2016/10/28 9:58 PM
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