<< June 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

「はんが甲子園」が開催中です

2017.03.19 Sunday

 

第17回全国高等学校版画選手権大会。

通称「はんが甲子園」相川体育館で開催中です。

 

DSC04094.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso400】

 

佐渡は多様な文化が知られていますが、版画家・高橋 信一 氏に代表されるように、版画文化の根付いた島でもあります。

相川には全国にも珍しい版画に特化した美術館である「佐渡版画村美術館」もあります。

 

DSC04096.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso400】

 

全国的に見てもなかなか鑑賞の機会の少ない「版画」という分野において、その機会と版画を通した交流の場として平成12年から開催されています。

地元で開催されている大会でありながら、今回足を運ぶのが初めてという…。

いつもどおり、そこは私の不徳の致すところです。。。

 

DSC04098.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso400】

 

大会の募集要項によれば、部門は個人と団体別のようですね。

個人部門は応募作品の中から9作品が優秀賞として選定されるようですが、団体部門は1チーム3人(1人1点、1チーム3点)での応募となるようです。

そして、審査を経てブロック別に選定された14チームが佐渡において本選を戦うようです。(佐渡から2枠)

日程は5日間。

作品制作にかけられる時間は3日間です。

テーマは初日のオリエンテーションで発表されるそうですが、以降、島内の取材から制作までは夜を徹して行われます。

ちなみに、木製版画に限られています。

色は自由です。

 

DSC04093.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso400】

 

初めて足を運んだ制作会場です。

木を削る機械の音とBGMが流れていました。

真剣な眼差しで版画に向き合う高校生の姿を見てきました。

 

DSC00031.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

京都代表の京都精華学園です。

京都からの本選出場は初めてのようです。

 

DSC00042.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

埼玉代表の熊谷女子です。

参加の選手は皆さん1年生です。

昨年に続いての出場です。

 

DSC00057.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

静岡代表の東海大静岡翔洋です。

野球の甲子園でもお馴染みの学校です。

昨年の大会では中小企業庁長官賞を受賞しています。

今年はそれ以上が目標とのことです。

 

DSC00079.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

青森代表の弘前実です。

こちらも昨年に続いての出場となります。

全員が1年生だそうです。

昨年は佐渡市長賞を受賞しています。

 

DSC00090.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

福井代表の丹南です。

木版画の経験はないんだそうです。

それでいて、堂々の本選進出です。

チームワークで頑張ってほしいです。

 

DSC00102.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/200,F2,iso800】

 

佐賀代表の神埼清明です。

 

DSC00109.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/200,F2,iso800】

 

女子の多い中、男子3人での出場です。

全員が1年生です。

「清明男子の心意気」見せていただきます。

 

DSC00114.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/125,F2,iso800】

 

岩手代表の平館です。

 

DSC00123.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/125,F2,iso800】

 

今回は補欠校からの繰り上げ出場となったようですが、昨年も出場しています。

前回は奨励賞を受賞していますが、経験を活かして頑張ってほしいですね。

 

DSC04056.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso400】

 

埼玉代表の熊谷西です。

4年連続本選出場の強豪です。

本選を知り尽くしているんでしょうね。

心なしか余裕を見てとれました。

 

DSC00127.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso800】

 

伊東城ケ崎分校です。

4年連続出場、さらには全国最多の11回目の本選出場となる強豪です。

昨年は佐渡版画村賞を受賞しています。

今回出場の選手は、皆さん初出場だそうです。

 

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso800】

 

広島代表の沼田です。

3回目出場です。

出場するからには結果を…と意気込んでいらっしゃいます。

是非、昨年より上を目指して欲しいと思います。

 

DSC00149.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso800】

 

佐渡中等教育です。

全員1年生での挑戦です。

 

DSC00161.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso800】

 

ピリピリとした空気の中、数少ない笑顔を見ることができました。

地元ならではの目線を活かして頑張ってほしいですね。

 

DSC00167.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso100】

 

そして、地元の雄・佐渡です。

 

DSC00169.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso800】

 

佐渡の良さを知る自分たちならではの作品に仕上げたいと意気込んでいらっしゃいます。

 

DSC04068.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso400】

 

私の母校にもなります。

頑張っていただきたいと思います。

 

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/200,F2,iso400】

 

岩手代表の盛岡第一です。

昨年に続いての出場です。

大会パンフレットのプロフィールを見ると、何やら難しいこと(?)を書いていらっしゃいますが…。

愛と悲しみの果ての結果を楽しみにしています。

 

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

最後は北海道代表の札幌平岸です。

こちらも全員が1年生のようです。

「楽しみながら」がモットーのようですが、楽しんでいらっしゃいますでしょうか。

 

DSC04070.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso400】

 

そういえば、版画といば私も色々な記憶があります。

 

DSC04071.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso400】

 

いちばん古い記憶といいますと、父の記憶となります。

今思い返せば、年賀はがき用に版画を刷っていたんですね。

版木に佐渡の色々な景色を彫り込んで、淡い色を付けてはタケノコの皮の馬煉ではがきに刷り込んでいました。

 

DSC04075.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso400】

 

複数の色を使っていましたが、その作業手順はとてもリズミカルだったように記憶しています。

刷る作業も往復何回と決まっていたんでしょう。

父の強い力で刷るもんですから、炬燵の足がギシギシと音を立てていました。

そして、決まって7回くらい --- ギシギシギシギシギシギシギシ --- で刷り上げていました。

 

DSC04078.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso400】

 

父の手によって次々と作り出されていく年賀はがきを、私たち姉弟は目を丸くして見ていました。

 

DSC04080.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso400】

 

ちなみに、私の父はものすごくカッコよかったんですが、ハゲでした。(全面ではありませんが…)

まぁ、ハゲを含めてカッコよかったんですが…。

 

DSC04082.JPG

【α7SII,LA-EA4,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/100,F2,iso400】

 

私たちがキャッキャ言って見ている姿を見て悦に入ったんでしょう。

頭 --- ハゲた部分 --- を馬煉で何度か刷ってからはがきを刷るようになりました。

本人曰く「脂で滑りがよくなる」とのことでしたが…。

めちゃめちゃおっかない父でしたが、おちゃめな一面を数多く持ち合わせていました。

 

いつまでも消えることの無い記憶として残っています。

 

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso800】

 

そういえば、私も小学生の頃はずいぶんと版画を彫った記憶があります。

 

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

だいたいは文化祭への出展用でしたが…。

 

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

小学4年生の時が最初でした。

その時は紙版画でした。

“部品”の糊付けが弱いと、インクを塗る時に“部品”がローラーに巻き込まれるという…。

 

DSC04100.JPG

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso400】

 

5〜6年生の時は木版画でした。

初めての彫刻刀。

丸刀が得意でした。

 

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

逆に平刀なんて、ずっと正しい使い方を知りませんでした。

切出刀に至っては使った記憶がありません。

机の落書きは、もっぱら角刀でした。。。

 

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

どこを彫ったかわかるように、いちばん最初に版木を薄い墨汁で塗りつぶしました。

完成に近くなって、出来栄えを確認するためにインクを塗りました。

インクの匂いはそのまま図工室の匂いでした。

 

DSC00192.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

とある出場チームのブースに掲げられていた目標など色々です。

 

「やれば終わる」

良いですね。

まさにそのとおりですね。

その隣には1〜5までの時系列的な課題が記してありますが、順調に進んでいるようです。

残された課題は「ひたすら彫る」です。

 

DSC04103.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

さて、今日私が会場をお邪魔したのは午後2時頃でした。

 

DSC00198.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

昨日は朝から題材を集めるために島内各所へ散らばり、そこからはチームとして仕上げる作品の青写真を描いたんでしょう。

 

DSC00204.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/160,F2,iso400】

 

“版画”らしい“彫る”という作業が本格的に始まったのは今日からでしょう。

実行委員の方にお聞きしたところ、昨日は26時まで作業をしていた学校もあったそうです。

 

DSC00207.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/125,F2,iso400】

 

タイム・リミットは明日の18時ということです。

先の実行委員の方曰く「今日は夜通しかな。高校生、頑張るよ」とのことです。

 

DSC00221.JPG

【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/125,F2,iso400】

 

私なんかは青春のすべてを --- と言うほど頑張ったのか疑問ですが --- 白球に捧げました。

正月の3ヶ日以外は毎日練習。

平日でも21時頃まで練習に明け暮れる --- と言うほど頑張ったのか疑問ですが --- 毎日でした。

 

「文化部だと、なかなか現場というか、表舞台に出る機会ってないんだよ」

先の実行委員の言葉です。

なるほど、美術室で放課後をかけて制作した作品は応募こそすれ、その技をお披露目する大舞台はなかなかありません。

この「はんが甲子園」はそんな役割も担っているんですね。

冒頭に開催要項等からの抜粋を引用しましたが、より具体的に目にすると「なるほど」と納得するものがあります。

事実、私自身も「青春を版木にかけるなんて、素晴らしい…」と何度も思いました。

 

欠伸をしている生徒さんをたくさん見かけました。

引率の先生に至っては、椅子を並べて寝ていらっしゃる姿もお見かけしました。

本部席には、お茶やコーヒー、たくさんのカップラーメンなどが差し入れされていました。

 

今日、奇しくも --- 同じ高校生による --- 選抜高校野球大会が開幕しました。

その陰で…なんて言うと多分に語弊がありましょう。

国民的な人気スポーツである野球の大会に比べたら地味に映るかもしれません。

しかしながら、これからの佐渡や日本の未来を背負って立つ高校生が、自らの感性を信じ、限界に挑戦する姿がこの佐渡にあります。

明日18時のリミットを目指し、今この時間も頑張っていらっしゃいます。

こちらの実行委員会のホームページでは、ライブ動画も配信しています。

 

作品の制作に集中している生徒さんにとっては、余計な声掛けなど邪魔に映るかもしれません。

…が、足を運んで「見ている」というメッセージを送るだけでも、大きなエールになるのではなかと思います。

明日の18時まで、代表校の皆さんは限界に挑戦していらっしゃいます。

時間のある方は、相川体育館へ足を運んでいただくとともに、大舞台で頑張る高校生の姿を目に焼き付けていただければと思います。

 

 

 

JUGEMテーマ:カメラ

JUGEMテーマ:ひとりごと

JUGEMテーマ:つぶやき。

JUGEMテーマ:地域/ローカル

JUGEMテーマ:SONY

JUGEMテーマ:イベント情報

コメント
コメントする
トラックバック
この記事のトラックバックURL