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前にこの滝へ向かってから、もう6年も経つようです。

2011年12月以来の戸地川右俣です。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso100】

 

林道中間にあるゲートを越え、林道終点の砂防ダムをよじ登ると「二俣」です。

ここから戸地川は本流と支流に分かれますが、私が進むのは支流の側です。

下流から見て進行方向右側の流れに沿って進みます。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso100】

 

フキノトウがわさわさと“咲いて”いました。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/4,F22,iso50】

 

序盤はただ河原を歩くだけですが、100mほども進むと木々が鬱蒼とする中へ入り込みます。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/4,F22,iso50】

 

その頃からわかりやすく渓流然としてきます。

透明な流れに、思わず水をすくって口に含みます。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/4,F22,iso50】

 

中盤の100mほどは川に沿って踏み跡が見えたり、石垣の跡が見えたりします。

この小さな滝を越えると、完全に森の中です。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/4,F22,iso50】

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2.8,iso100】

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2.8,iso100】

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/4,F22,iso50】

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/4,F18,iso100】

 

終盤の100mはまた緩やかな流れが続いています。

水量がよっぽど多いと谷底の川幅いっぱいに水が流れているんでしょうか。

たいてい、谷底の向かって右側を水が流れ、左側は流れの跡だけ残っています。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso100】

 

歩きやすそうに見えたので、流れの跡に沿って進みました。

ところがまぁ、滝の付近へ近づくにつれ倒木だらけになっていました。

倒木の墓場のようでもありました。

 

ちょっとした洪水でもあれば、川の流れなんて大きく変わってしまうんでしょうね。

倒木や地すべりに埋もれた人工物に目が留まりました。

以前に滝の手前の釜を高巻きしようと上ったガレ場で見かけた人工物でした。

かつてはこのガレ場を上がったあたりには薪小屋があったりしたそうで、物資を運ぶためのクレーンか何かの部品でしょうか…。

人が入らなくなって久しいということを痛感します。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1000,F2,iso100】

 

そして滝へと続く切り立った廊下へたどり着きました。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/4,F22,iso100】

 

滝へたどり着くためにはどうしても越えなければならないのがこの釜です。

以前に来た時には2mくらいの水深がありそうだったんですが、この日はなんとか渡れそうな感じにも見えました。

しかし、あろうことか、ここへ来る道中にウェーダーに穴を開けてしまいました…。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/4,F22,iso100】

 

周囲の岩壁をカニ歩きでもできればよいんですが…。

相変わらずここは難攻不落です。

過去2回はここから向かって左側の斜面の上に回り込んで滝を眺めました。

今回は右側に上る手立てがないものかと思っていたんですが、滝周辺から右側の斜面を登るのは大変そうでした。

(もっと手前からなら登れそうではありますが…)

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1000,F2,iso100】

 

ちょうど朝陽が廊下に差し込む時間帯だったようです。

 

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【α99,70-300mm F4.5-5.6 G SSM,1/4,F20,iso50】

 

朝陽に照らされ、おっそろしくキレイな流れが光っていました。

 

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【α99,70-300mm F4.5-5.6 G SSM,1/4,F20,iso50】

 

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【α99,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/4,F20,iso50】

 

まぁ、この廊下を渡りきったところで、滝をよじ登れるわけでもありませんし、滝の全貌を見渡せるわけでもありません。

とりあえずは、過去2回と同様、向かって左側の斜面に取りつくべく、廊下の手前のガレ場をよじ登ります。

 

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【α99,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/5,F18,iso100】

 

魚留滝です。

写真に写っているのは、いちばん手前から大小を含めて5段の滝です。

 

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【α99,70-300mm F4.5-5.6 G SSM,1/3,F25,iso50】

 

もう少し寄ってみます。

下から2、3、4、5段目の滝までが見えます。

 

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【α99,70-300mm F4.5-5.6 G SSM,1/3,F25,iso50】

 

さらに寄ってみます。

2、3段目の滝です。

かつて私にこの滝のことを教えてくれた --- 高倉 健 さん似の --- Yおじさん曰く「7段の滝になっとる」とのことです。

場所を移すと、確かにこの上段にはさらに滝が続いています。

7〜8段の滝になっているようです。

どうやったら全貌を望むことができるでしょうか…。

 

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【α99,70-300mm F4.5-5.6 G SSM,1/4,F22,iso100】

 

無事に斜面を降り、最後に廊下をもう1度振り返ります。

とりあえず、クライミング用のロープワークでもないとここを突破することはできないですね。

それとも、私ごと吊り上げてくれるようなドローンでもあったら便利なんですが…。

 

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【α99,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/4,F22,iso50】

 

落胆にも似たような気持ちを胸に帰途に就きます。

 

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【α99,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,0.4,F22,iso50】

 

まぁ、気持ちの上ではホッとしてもいました。

斜面を下って滝が見える場所を探している時なんか、内心は「早く降りて帰りたい」でしたから。。。

 

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【α99,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,0.6,F22,iso50】

 

「行きはよいよい、帰りは恐い」ではないですが、過去2回の魚留滝では痛い目に遭っていました。

1回目は、気の緩みから岩場から落下し、三脚を折るとともに肋骨を強打しました。

2回目は --- これまで書くことはしませんでしたが --- 同行者が水没しました。

(まぁ、勝手に滑って落ちただけなんですが。あれだけ人が逆さまに落っこちる姿はあまり見たことがありません)

 

この日は慎重に慎重を重ね、無事に川を下り、二俣へと戻ってきました。

 

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【α99,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/4,F1/,iso50】

 

ホッと一息つきながら砂防ダムの堰堤上に腰かけると、そこには山の稜線付近に水平に走る“線”を見つけました。

かつて戸地川第1発電所に水を送った水路の通るあたりなんでしょう。

この日私が越えられなかった魚留滝のさらに上流には中ノ川取水口白水川取水口があります。

 

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【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/640,F2,iso400】

 

そちらの水路へと向かう手立てはあります。

また近いうちに行けたらと思います。

あの水平線から、この日私が呆けていた二俣の砂防ダムが見えたら…楽しそうですね。

 

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【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/800,F2,iso400】

 

春の花が咲き誇り、まさに爛漫としている戸地川周辺です。

 

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【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/800,F2,iso400】

 

草木が生い茂ってしまわぬうちに、また足を踏み入れたいと思います。

 

 

 

【ご注意】

林道中間にあるゲートより先は戸地部落により管理されています。

無断での車輌進入は禁止されておりますので、良識ある行動をお願いいたします。

 

 

 

 

 

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comment

ドキドキしながら見たよ。あまりにも危険なので無理しないでほしいです。だけど7段の滝は残っているんだね、行けないところでいいんだよ。今年はあちこち木や石がたくさん倒れていてとても危険で注意が必要です。水路を整備した後からもいっぱい岩石など落ちています。木が大きくゆすられるから。私はこの日、花盗掘している人に2組も会いました。外人同行者もいました。山野草を撮って穴だらけにして車に詰め込んで去りました。こんな時はナンバー控えるといいのかな?夜になっても心が痛みました。

  • 本間たか子
  • 2017/03/22 6:44 AM

こんばんは。
ついに華さんのブログに「佐渡名瀑めぐり」の文字が出てくる季節になりましたね。

私も佐渡島内のかなりの滝を制覇してきたつもりでしたが、華さんのブログには、私がまだ行ったことの無い滝が数多く紹介されています。
この魚留滝もその一つです。

やはり華さんには敵わないですね。

春になりましたので、私も無理をしない範囲で新たな滝巡りを始めたいと思っています。

  • NBR PORT
  • 2017/03/22 11:51 PM

本間たか子さん、おはようございます!
いつもありがとうございます(^^)

決して危険な真似はしないので、ご安心ください(^^;
少し前に小俣沢に入った時は倒木で水路が塞がれていたけど、
そのあと、地元の皆さんのお力で綺麗に取り除かれましたね。お疲れさまでした!

花の盗掘は許せませんね!
何となく察しがつかないでもありませんが…。
ただ、そういう連中に直接声をかけるのは危険でもあります。
ナンバーを控えて、すぐに警察に電話しましょう。

以前、別の場所で明らかに怪しいワゴン車を見かけましたが、翌日、その車は市内の直売所で花を売ってました。
すぐにでもとっ捕まえてやりたいところですが、そこは然るべき機関に対処してもらうのが良いと思います。

  • 2017/03/25 9:56 AM

NBR PORT さん、おはようございます!
いつもありがとうございます(^^)

良い季節になりましたね。
私もまだまだ行ったことの無い滝がたくさんあります(^^)
昨年あたりは、1人では知りえないところを案内していただける心強い方と出会うことができまして
今年もまた時間を見つけてあちこち足を運んでみたいと思います!

お互い、怪我しないように、無理はしないようにしましょうね(^^)

  • 2017/03/25 9:58 AM









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