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未踏の地「知行山」へ

2017.11.24 Friday

 

関(Seki)の知行山(Mt.Chigyō-san)です。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/25,F11,iso250】

 

海岸線から見上げる知行山です。

標高は343mです。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso100】

 

9月の外海府クルージングの際、あの山頂へ立つことを思い立ちました。

山頂に祠があるとかないとか、、、そりゃあもう、確かめに行くしかないだろう…と。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso800】

 

たいていこういった思いつきを行動へ移すのは現実味が伴わないことが多いんですが、今回は僅か2カ月間のうちに実行に移すことができました。

今回、私たちを知行山山頂へと導いてくださったのは、佐渡で地域おこし協力隊として活動している 重盛 真知子 隊員です。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso800】

 

「重盛さんも、山頂に行きたいみたいなこと言うとったスよ」というSMTAさんの知らせを聞いて、さっそく重盛さんに連絡を取ってみました。

そして敢行日が決定され、1度は荒天のために順延されたものの無事にこの日を迎えました。

何なら、この日も荒天ではありました。

しかし、そこはもう「行くしかない」という…。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso800】

 

重盛さんご自身は、山頂までの道を人から教えていただき、ご丁寧に草刈りまでしてくださったそうです。

我々2人は重盛さんの後をついていくばかりという…。

たまに道を見失い、ウロウロしながらも少しずつ少しずつ歩みを進めて行きます。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F5.6,iso2500】

 

踏み跡らしいものが現れたり、消えたり。

かつては田んぼがあったであろう跡が見えたり、見えなかったり。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso800】

 

置き去りにされたままのトラクターがあったり、かつての炭焼き小屋の跡があったり…。

かつての人の営みを感じながら、しかし、もうずいぶんと人が立ち入った気配がないことも感じながら…。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso800】

 

やがて関と五十浦(Ikaura)の境界線、すなわち稜線へ。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/25,F5.6,iso5000】

 

残念ながら、パッと視界が開けるような場所はなく、自分たちがどのあたりまで来たのか、あとどのくらいなのかはわかりません。

踏み跡らしきものもあるような、無いような。

愚直に斜面に向かって進んでいくという感じです。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso800】

 

木々の切れ間から関岬(Sekizaki)がチラっと姿を覗かせていました。

どうやら山頂まではあとひと登りということろまで来たようです。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso800】

 

ここでちょっとしたハプニングというか、何というか…。

こういう大事な日はたいてい2日酔いのSMTAさんです。

ポケットをガサガサガサガサやっています。

で、ついて出た言葉は「ケータイ落とした…」

 

「おいマジかよ」的な雰囲気が漂います。

 

ここまで来る少し手前で小休憩を取っていました。

その時にSMTAさんのケータイGPSで大まかな位置確認をしたところでした。

なので、もし落としたとすればそこからここまでの間ということで、距離的にはそうたいしたものではありませんでした。

とりあえず面倒くさいので

「帰りに探そうぜ」

そう口に出そうと思ったところ、SMTAさんが「ちょっと俺のケータイにかけてみてくれますか??」と。

 

変なところは冷静だななんて思いながら、SMTAさんのケータイへ電話をしてみました。

着信音が聞こえるようなところに落ちているなんてそんな都合良くはいかないだろう…なんて思っていたんですが、、、

めっちゃ近くで鳴りました着信音。

 

「オメェのポケットの中から鳴っとるだろーが!!」

 

あれだけガサガサやっておいて、どこのポケットの中を探していたというのでしょうか。

相変わらず人騒がせな男です。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/50,F2,iso100】

 

やがて、、、

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/100,F5.6,iso800】

 

山頂に到着です。

下から見上げるととても急峻な山に見えます。

山頂に立てば視界を遮ることの無い360度の大パノラマが待ち受けている、、、

そんな風に想像していました。

 

「祠ってあるのかなぁ」と呟くと、重盛さんが「ありますよ。ふふふ♡」と、そちらの方へ目くばせしてくれます。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/80,F2,iso100】

 

視線の先の小道を辿ると、、、

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso100】

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F2,iso100】

 

ありました。

小さな可愛らしい祠が1つ、関の方を向いて立っています。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/25,F5.6,iso200】

 

ここに知行山の山頂に到着です。

そして、祠にご対面です。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso800】

 

重盛さんが用意してくれた大きなおむすびをいただきました。

ほどよい塩加減と温かさに感動です。

 

「柿食べる人〜」

「お菓子食べる人〜」

「おにぎり食べる人〜」

「チョコレート食べる人〜」

「コーヒー飲む人〜」

 

重盛さんが声をかけてくれます。

どれだけお腹が空いているのかとも思いましたが、お菓子以外は私もすべていただきました。

柿なんて久しぶりに食べましたね。

コーヒーが温かくて何と美味しかったことか…。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1600,F2,iso800】

 

SMTAさん、こういう時はすぐに「はいっ」といって手を挙げるもんですよ。

「おぉ、佐渡発酵が見える。この角度から見たのは初めてだ」

とか言っている場合じゃないです。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso800】

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso100】

 

かつては皆さまよくここへお参りに来たんだそうです。

道中の踏み跡の様子から見ても、人が来なくなって久しいことを感じていました。

下見に来た重盛さんがご近所の方にこの周辺の写真をお見せしたところ、祠周辺の小さかった木が大きくなっていることに驚かれていたそうです。

 

下見の時にはみかんをお供えしたそうなんですが、跡形もなくなっていました。

道中、怪しい鳴き声や怪しい羽音がしょっちゅう響いていましたから、この辺の山鳥(?)がついばんでいってしまったんでしょう。

新たに柿のお供えをする重盛さんの姿が印象的でした。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso100】

 

木々の隙間から見える関岬です。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso800】

 

関川を挟んで聳えるのは海馿の峰(Mt.Todo no mine)です。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/250,F5.6,iso800】

 

こちら、知行山の祠は「風の神」なんだそうですが、海馿の峰の山頂にも同じような祠があるんだそうです。

これは、海馿の峰にも登る必要があるということです。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso100】

 

こちら、木々の隙間から見える大野亀です。

写真中央に大野亀が見えますでしょうか…。

 

山頂に着いた時には微かに陽が射していたんですが、黒い雲とともに再び雨が落ちてきました。

次の春には山頂周辺の枝打ちをすることを誓って、この場所をあとにします。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/40,F5.6,iso5000】

 

最近はなかなか見ない松林の”道”を駆け下ります。

杉葉を踏みしめることはあっても、松場を踏みしめることはあまりありません。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/40,F5.6,iso2500】

 

ほぼ土砂降りと化した中を置き去りのトラクターまで戻って来ました。

ここまで来て、少しだけホッとします。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso800】

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso800】

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso1600】

 

小川を渡り、斜面を上れば林道です。

3人ともずぶ濡れになりながら、無事帰還です。

往復2時間ちょっとの行程は無事に終了しました。

帰路はホンっと雨にたたられましたけど、久しぶりに良い汗かいたなぁ、という感じです。

SMTAさんにおかれましては、2日酔いも少しは覚めたんじゃないかと思います。

 

重盛さんにおかれましては、この日のガイドさんをはじめ、下見から草刈りからたいへんありがとうございました。

お陰さまで、ひとつの念願がかないました。

 

前述のとおり、川を隔てたもう1つの山の頂にも祠があるようです。

そして、その関川の上流の「牛場の滝」も未だ未踏の地のままとなっています。

今年はもう、目指すには遅いのかも知れませんが、またこんな探検を敢行できたらと思います。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

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コメント
旧真野町田切須出身の佐々木と申します。

「巧者の写真を撮るもんだ」と楽しみにブログを拝見しております。
今回の知行山の祠を見まして、遠い記憶がよみがえりました。
今のような立派な舗装路が出来る前、私たちの通学路の途中に私たちが「熊のさん?」kumanosanと呼んでいた大岩が南田切須にありました。
Googleマップのストリートビューで見るとこの奥のあたりです。
https://www.google.co.jp/maps/@37.9052009,138.2832886,3a,75y,194.81h,83.97t/data=!3m6!1e1!3m4!1sOFMaS1zorykZ4Nu3-ATbQg!2e0!7i13312!8i6656
国道を挟んだ反対の林の中には「熊野社」という社があるところだと思います。
https://www.google.co.jp/maps/place/%E7%86%8A%E9%87%8E%E7%A4%BE/@37.9047355,138.2804083,17z/data=!4m5!3m4!1s0x5ff48278b8d2c84f:0x9df878fbcacd50f9!8m2!3d37.9047826!4d138.2839841
今立ち入ることはできるのかどうかわかりませんが、大岩の海側の林の中、海に張り出した崖の上に祠があったと記憶しております。
西三川の海を一望できる、きれいな場所だった憶えがあります。
私の子供のころは、お神酒やかわらけに塩を持ったものが奉ってありました。

もしもご興味がおありなようでしたら、探検してみて下さい。

今後も懐かしいふるさとの風景を楽しみにしております。
ご壮健で、よろしくお願い申し上げます。
  • by 田切須出身の佐々木と申します
  • 2017/11/29 6:32 PM
田切須出身んの佐々木さん、こんにちは!
コメントいただきたいへんありがとうございます(^^)

返信が遅くなってしまいたいへん申し訳ございませんm(_ _)m
なんとも風光明媚な光景が思い起こされるようなお話をありがとうございます☆

「熊野社」については、ブロックの擁壁の終わったあたりの電柱のところから入って行けそうですね。
大岩は…確かにガードレールが分かれていて、道らしきものがあるようですね…。
何せストリートビューでは限界がりますので、行動あるのみですね!

明日あたり、ちょこっと南部の方まで行ってみたいところもあるので、探検してみようと思います!
もし、その祠まで見つけることができたら、、、こちらでご報告いたしますね(^^)

今後ともよろしくお願いいたします!
  • by 華
  • 2017/12/09 3:53 PM
ご丁寧に返信いただきましてありがとうございます。
私が前回くっつけましたストリートビューの脇道(旧道の跡です)は、入ってすぐに途切れてしまうような気がします。
海側のブロック擁壁が途切れたあたりの、電柱脇から雑木林に直接入っていった方が近いような記憶があります。
しかし、無責任な親父のあいまいな記憶で、危険な目には会いませんよう、お気をつけください。



  • by 田切須出身の佐々木と申します
  • 2017/12/15 4:30 PM
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