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「下ノ廊下 2019」 IV

2019.11.04 Monday

 

さて、下ノ廊下です。

 

7S201634.jpg

[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/80,F5.6,iso400]

 

7:20

内蔵助出合(Kuranosuke Deai)です。

「『内』は何故発音されないんだろう…」

そんなロクでもないことを考えていました…。

 

さて、ここで私を追い抜いて行った1人の男性がいらっしゃいました。

彼も単独行動のようでした。

多分、前日のロッジでお風呂に入った時にお隣にいらっしゃった方かなと思うんですが、30代くらいの方でした。

 

朝食を採り終え、ザックを担いで「さて」と思ったところで、彼が目の前を横切って行きました。

目の前に架かる橋を渡り終えたところが梯子となっています。

彼はそこまで歩くとくるりと背を向け、梯子に向き合う体制になって丁寧に梯子を下りて行きました。

梯子といったってそんな長い梯子ではありません。

せいぜい4〜5段の梯子です。

きっと、私であれば前向きのまま階段を下りるように降りると思います。

 

彼のこの丁寧な所作に非常に感銘を受けました。

黒部ダムから私に先行していた3名は、既にずっと先へ進んでいます。

ここからは、彼を"先導"に歩道を行くこととしました。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/80,F5.6,iso400]

 

7:21

私も彼に習って、橋の終点の梯子は丁寧に梯子に向き合って降りてみました。

何事も基本、基本。そして、基本ですね。

この姿勢を大切にすることにします。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso500]

 

7:23

さて、一時は絶壁になろうかと思われた歩道ですが、ここからはまた --- 言い方は悪いですが --- 地味な歩道になります。

さらに、細かなアップダウンが多く、着実に体力が奪われることを実感させられる場所でした。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/80,F5.6,iso400]

 

7:30

 

河原に非常に近いところを歩いたりもします。

こんな巨岩がゴロゴロしている場所です。

要所要所にカラースプレー(赤)で道標が示してあります。

道標とは、主に「×」や「⇔」です。

歩いていれば、だいたいは進むべき方向へと足は向きますが、たまに見失ってしまうときに役立つのがこの道標でした。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/80,F5.6,iso400]

 

7:31

それにしても、川が青いです。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso500]

 

7:31

嘘みたいに青いです。

「何でこんなに青いんだろう??」って思うくらい青いです。

頭から湯気が出て、メガネが曇るくらいに汗をかいていました。

正直「飛び込みたい」と思いました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso500]

 

7:36

対岸にはいく筋もの滝が流れていました。

 

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[α7iii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/125,F5.6,iso400]

 

7:44

巨岩帯を抜けるとガレ場です。

踏み固められて"歩道"になっていますが、頭上を見ると崖崩れを起こしたであろう痕跡がたくさん見えます。

黒部 --- に限らずですが --- は今も常に"生きている"訳ですから、この"歩道"もどんどん姿形を変えていくんじゃないかと思います。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/125,F5.6,iso400]

 

7:48

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/6,F11,iso100]

 

8:02

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/400,F5.6,iso1250]

 

8:04

こちらも対岸の滝です。

この滝は見ていてすごいなと思いました。

下から見上げていくと、「一体何段あるの??」という感じでした。

 

7S201650.jpg

[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/400,F5.6,iso1250]

 

8:27

再び、資材の格納場所です。

佐渡にもたくさんありますが、刈り取った稲を天日干しするためのハゼ木を格納するための瓦付きの長細い小屋があります。

これを思い出しました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso200]

 

8:29

それにしても、この区間の先の見えなさには辟易としました。

そして、繰り返しになりますが、細かなアップダウンが多く非常に消耗させられました。

 

7S201651.jpg

[α7iii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/400,F5.6,iso1250]

 

8:33

新越沢合流点というところに来たらしいです。

気がつけば、黒部ダムから約7kmも歩いてきたらしいです。

 

これは今となってはですが、こうして地図上で確認するとこの場所は黒部ダムと十字峡の中間地点に近いようですね。

私の決めた制限時間からすれば、この場所には8時には到着していなければならなかったようです。

朝食休憩の20分と、出発直後にコンタクトレンズの不調のために費やした時間10分がなければ…。

今となっては…です。

何なら、写真なんか撮らないで歩き続ければもっと短縮できたかもしれません…。

 

7S201652.jpg

[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/400,F5.6,iso1250]

 

8:35

振り返ると、ここにも滝が見えました。

見事な直瀑です。

いろいろな方々の、下ノ廊下を紹介するサイト等には必ず出てくる滝です。

このスケール感で見ているため、さほど大きな滝には見えません。

しかし、実際に間近で見てみたら相当な迫力があると思います。

 

30mの直瀑です。(…と思います)

この一直線に落ちる姿には畏怖の念を抱きます。

 

7S201654.jpg

[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/800,F5.6,iso1250]

 

8:35

さて、再び歩道が険しさを増してきました。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/800,F5.6,iso1250]

 

8:36

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso200]

 

8:38

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/800,F5.6,iso1250]

 

8:39

振り返って、新越沢の滝です。

存在感が半端ないです。

後続の3人組のパーティーが続いています。

黒部ダムから先行していただき、内蔵助出合以降の区間で追い抜いて来ました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso200]

 

8:40

曲がり角に差し掛かりました。

高度は十分。

「まさか、熊と出くわしたりしないよね」

「いよいよか??」

期待と不安を抱えながら、この曲がり角に向かいます。

 

 

 

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コメント
おはようございます。
石名川を登って行っても、こんな感じの景色はありますが、何と言ってもスケールが全然違いますね。しかも、踏み外すと命の保証が無い。
続きが楽しみ。
  • by 加平
  • 2019/11/05 7:26 AM
加平さん、こんばんは!
いつもありがとうございます(^^)

おっしゃるとおり、石名川の上流に行けば
黒部峡谷以上の素晴らしい光景が広がっていますね☆
(石名川に限らずですが)

しかしやっぱり、スケール感の違いはとても大きいですね☆
佐渡の場合は、そんなスケール感をギュっと圧縮した印象です!

踏み外すと保証がないのは、黒部だけではなく、佐渡の山も一緒ですね。
(確かに「黒部に怪我なし」とは言いますが)

全体で6〜7回くらいでまとめたいと思いますので、
もう少しお付き合いくださいますようお願いいたしますm(_ _)m
  • by 華
  • 2019/11/05 11:00 PM
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