201912
Monday
…で、川のど真ん中をいつものようにザブザブと進みます。
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1.6,F22,iso100]
私が川へ降り立ったのは、この辺りです。
地形図では、登山道から川の下流方向へ分岐路があるように見えますが、分岐点にはリバーシブルテープがありました。
分岐路と思しき踏み跡も続いてはいたんですが、行き先に逆行することは好きではないので斜面を一直線に下ってきました。
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,3.2,F22,iso50]
ここで川はカーブしており、先は見えません。
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,3.2,F22,iso50]
これまで滝巡りをしてきた中で、遠くから川の正面に滝が見える…という経験はあまりありません。
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,3.2,F22,iso50]
たいてい、滝の間近になると両岸が切り立ち、川がL字型に折れていたりします。
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,3.2,F22,iso50]
そして、ドキドキしながらL字を折れると滝が姿を現す…というケースが大半でした。
…が。
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,0.4,F22,iso50]
「?」
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2500,F2,iso200]
「??」
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/4,F22,iso50]
そろそろ地形図上の滝マークの位置に差し掛かる頃になっても滝の姿はありません。
さらに進んでも、待てど暮らせど滝の姿はありません。
気がつけば、この辺りに到達していました。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/2000,F2,iso200]
「おいおい、滝なんてねーじゃねーか」
多分、傍から見たら狐につままれたような顔をしていたんじゃないかと思います。
本当にどこにも滝らしきものなんてありませんでしたから…。
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,0.6,F22,iso100]
一応、それでも先へと進んでみます。
googlemapあたりでは、スマホさえあればリアルタイムでおおよその場所を特定できますが、国土地理院の地図となるとそうはいきません。
等高線や周辺の状況等を加味して、自らの大よその位置を特定していますが必ずしも万全ではない可能性があります。
…なので、「ひょっとしたら」ということを考えて、もう少しだけ進んでみることにしました。
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,0.5,F22,iso50]
こちらが、今回のUターン地点です。
地形図では、この辺りです。
滝と言えるほどのものではないと思いましたが、滝と言えば滝と言えそうなものです。
手前の水面との高低差は2m程度ではありましたが…。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso200]
ま、キリがないのでUターンです。
一応、今の滝(?)にたどり着くまでも「あと少し」「もうちょっと」「あの角まで」を繰り返してきました。
しかし、今の滝(?)を越えた先に見えた風景 --- 平坦な杉林 --- を見て、これ以上遡行しても意味が無さそうと判断したところです。
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1,F22,iso50]
ここまで遡行してきた道のりを下ります。
写真は主に上流側から下流側を望んだものです。
本当に平坦な"小川"でした。
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1,F22,iso50]
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1,F22,iso50]
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1,F22,iso50]
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso200]
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1.6,F22,iso50]
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1,F22,iso50]
[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1,F22,iso50]
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso200]
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso200]
そして登山道へ戻ってきました。
「何だったんだ、一体」という思いでした。
国土地理院の地図は、どのような調査のもとに滝マークを記載したりするんでしょうか…。
以前は、下流にある「夕栗の滝」の部分にも滝マークは記載されていましたが、現在は記載されておりません。
まぁ、これは批判でも何でもありません。
致し方のないものと理解しているところです。
長年の"課題"については解決できたことには変わりはありませんから。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1600,F2,iso100]
帰路、再び大久保川側の谷から聞こえる川の音を耳にしながら歩を進めます。
足取り軽く…などとはとても言えるような気分ではありませんでした。
[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso200]
そして、登山道の入り口まで戻ってきました。
結果どうあれ、事故なく無事に帰還できたことがなによりの収穫でした。
さて、猿八については、もう1箇所ほど未確認の滝マークがあります。
今回の結果に鑑みればあまり期待ができない気もしないではありませんが、一応、確認だけはしてみたいなと思っているところです。
いつ行くかについては、これからの空模様とも相談ですね。
今週はずっと曇り空予報の佐渡島です。
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今年の春、夕栗の滝の上流に3つ滝を確認しました。3番目が10m程あります。標高478mのピークから尾根沿いに200m程下った辺りです。滝に詳しい三宮のご老人の話では、この滝が最後の滝だと言っていました。私も国土地理院の地図を見てもうひとつあると思っていたのですが、多分国土地理院の記載ミスじやないかと?
来春調査しようと思っていたので助かりました。(^o^)
tetsuiwana さん、こんばんは!
いつもありがとうございます(^^)
こちらにつきましても、tetsuiwanaさんのサイトを足掛かりにしました(^^)
上流側から下るのもアリかなと思ったんですが、まずはこの滝マークを確認したかったんです。
先日の「夕栗の滝」で、滝の両岸を眺めてみましたが、
私はとてもあそこを越えようとは思いませんでした(^^;
もう少し滝から離れた場所からなら越えられるかな…と思いましたが。
国土地理院の地図を見ると「夕栗の滝」の上流あたりへ通じそうなルートも見えますが、
それはまた来春の頃にでも探してみようと思います(^^)
夕栗の滝の上を少し進んだ所に、左から下って来る道らしきものがあったような気がしますが、多分それが国土地理院の地図に載っている道の先端部分だと思われます。尾根沿いに進むのが安全策ですが、何年やっていても地図通りに行かないのが現実です。
tetsuiwana さん、こんばんは!
いつもありがとうございます(^^)
国土地理院の道(点線など)は、実際にはほとんどあてになりませんね(^^;
(新穂ダム上流の「黒滝」へと続く点線の歩道などが良い例です)
ただ、まるであてにならないということではなくて、
ある程度参考程度にはなるような部分もあるかと思います。
(今回も、地図上の点線に沿う形の踏み跡は確認できました)
取り合えず、夕栗の滝の上流で迷うことは有り得ないと思っていますので、
いかに夕栗の滝の上流に一直線に降り立つかを考えたいと思います(^^)