2024/03

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さて、さらに先へと向かいます。

 

7M306290.JPG

[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso100]

 

台ヶ鼻が目前に迫ってきました。

いつもは遠く離れた真野湾から眺めることが多いので、この距離感は初めてです。

遠目に見ると、この岩場のすぐ上に灯台が見えるんですが、さっぱり姿が見えません。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso100]

 

真野湾を挟んで対岸が近くに見えました。

手前の海に波が立っていますが、このあたりは沖合に岩場が張り出しているようで、浅瀬になっていました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso100]

 

その浅瀬を長靴でザブザブと進んでみました。

ここはまだ湾内なんですが、もう少し先へ進んで台ヶ鼻をかわすと外海に面しているため、目に見えて波が大きくなっていました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

急にウミネコが騒ぎ出しました。

私のような侵入者に警戒し、周辺に知らせていたのかも知れません。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/250,F8,iso200]

 

いちばん入江の奥まったところへやって来ました。

つまりは、台ヶ鼻の直下です。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/250,F8,iso200]

 

見上げた岩場は覆いかぶさるようで、いつ落石があってもおかしくないような場所に見えました。

あまりこういう"一か八か"みたいな行動はしたくないんですが、周辺に目立った落石跡等があった訳でもないので、このまま進みます。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/250,F8,iso200]

 

切り立った岩壁と波打ち際の狭いところを進みます。

今日が波が穏やかな日で良かったです。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

狭い岩場を過ぎると、平たくて少し広い岩場に到達しました。

沖合の双股岩が眼前に迫っていました。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/160,F8,iso200]

 

切り立った岩壁の裏側は、これまた面白いことになっています。

溶岩でしょうか。

佐渡ジオパークのジオサイトにでも登録されているかと思ったんですが…。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/10,F22,iso100]

 

台ヶ鼻をかわし、波も一気に強くなりました。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/10,F22,iso100]

 

この岩の裂け目の向こう側は一気に深みになっています。

夏であれば素潜りに丁度よいのかも知れませんが、この季節にダイブするとなると一抹の迷いを禁じ得ません…。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/40,F11,iso100]

 

そして、ここへ来てようやく姿を現しました。

台ヶ鼻灯台です。

何がビックリしたって、灯台の真下の海岸線に人の姿があったことです。

 

7S205090.JPG

[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/40,F11,iso100]

 

あちらさんも、いきなり海から人が現れたことについては驚かれたことと思いますが、私も驚きました。

地元の方だそうで、海岸線の笹薮を熱心に刈り取ってらっしゃいました。

開墾しているのかと思いきや「笹垣にするんだわさ」とのことでした。

灯台への登り道を教えていただき、この場を後にしました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

海岸線から見上げた灯台の姿です。

時間を要しましたが、ようやくたどり着くことが出来そうです。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

海岸線から灯台へ至る"道"は、笹薮のトンネルです。

このところ雨がちな空模様が続いたということもありますが、足元は相当ぬかるんでいます。

この季節にこの場所を訪れようという方はそうそういらっしゃらないかとは思いますが、ご参考までに。

 

ちなみに、県道方面からこの海岸線を目指そうと思ったら、周辺にある古墳までは標柱等によって案内があるので迷うことはないと思います。

あとは、古墳のところにポッカリと口を開いている笹薮のトンネルに足を踏み入れる勇気があるかどうか…です。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/200,F5.6,iso200]

 

そして、あっけなく初お目見えした台ヶ鼻灯台です。

拍子抜けするくらい普通の灯台でした。

まぁ、何かしら特別さを求めていた訳ではないのですが、佐渡の4隅に位置する灯台の中で最後の最後まで足を運んだことのなかった灯台が、

あまりに呆気なく眼前にありました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso100]

 

ちなみに、灯台周辺は工事の真っ最中のようです。

(何の工事かは存じ上げませんが…)

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso100]

 

車を停めた場所まで歩いて戻ってきました。

ついでに、もう1度最初の海岸線に降り立ってみました。

 

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[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/60,F5.6,iso200]

 

最初に視界に入った弁天岩の見える風景です。

真野湾を雨が覆い始めていました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2,iso200]

 

二見元村の風景です。

背後の大佐渡山地は、先ほどよりもう少しだけ標高の高いところまで見えるようになっていました。

 

7S205112.JPG

[α7Sii,FE 16-35mm F2.8 GM,1/40,F5.6,iso200]

 

長い長い旅路でした。

そして楽しい楽しい旅路でした。

当初は、県道から台ヶ鼻灯台を目指すだけの往復で10分もかからない道中を歩むハズだったんですが。

お陰で、今までに見たことのない佐渡を見ることができました。

今度は、台ヶ鼻灯台をスタート地点として逆ルートを行ってみたいですね。

 

 

 

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comment

おはようございます。
冬型になってきましたね。
良い感じの、プチ冒険ですかね。
秋になったら、アブラメ釣りにでも来たい感じです。

  • 加平
  • 2020/02/04 7:14 AM

恥ずかしながら佐渡ケ島の4つの灯台のひとつは台ケ鼻灯台ではなく長手岬(灯台はあるのかな?)だと思っていました。それに真野湾の向こうに日本海ではなく陸地が見えるのも解せなかったのですが、正しい佐渡の形状を上書き保存しました。

  • 夢椿
  • 2020/02/04 10:53 AM

華さん、こんにちわ。

台ヶ鼻灯台も何度か行ったことはありますが、県道が高台にあるので、元村から海岸線でという
発想はありませんでした。 初めて見る風景で、子供の頃の探検気分で読ませてもらいました。
面白かった〜 (^^)/☆

  • Hide Kun
  • 2020/02/04 12:27 PM

加平さん、こんばんは!
いつもありがとうございます(^^)

今朝は寒かったですね☆
里山も樹氷に覆われ、内海府方面では一部道路への積雪もあったようです(^^)
って、冬型の天候に嬉しくなっている理由がよく分かりませんが(^^;

台ヶ鼻灯台へは、まさにプチ冒険でした☆
まぁ、Uターンするタイミングを逸しただけかもしれませんが(^^;

  • 2020/02/04 6:51 PM

夢椿さん、こんばんは!
いつもありがとうございます(^^)

なるほどーー!
見方によっては、長手岬灯台が4隅の1つかも知れませんね(^^)
真野湾については、私の感覚で言うといつも湾の向こうには小木半島があるんですが、
空気が澄んでいると、そのさらに向こう側の本土の山々までもが見えますね☆

  • 2020/02/04 6:57 PM

Hide Kun さん、こんばんは!
いつもありがとうございます(^^)

私も最初は県道沿いの入口からちゃっちゃと済ませるつもりでした(^^;
何でこんなに長旅になったんだろうと思っています(^^;
何となくUターンし損ねてしまった感じです(^^)

私自身も、楽しい思いをさせていただきましたよ♪

  • 2020/02/04 7:00 PM