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四半世紀ぶり北海道の旅 X (小樽発新潟行き)

2020.09.14 Monday

 

小樽市を出発し、約1,500kmの行程を経て小樽市へ戻って来ました。

 

不思議なもので、訪問前は、地図だけではなかなか方向感覚だとかを含めた未踏の地のイメージができないものなんですが、

1度足を踏み入れてしまうと、概ねのところ方向や位置関係が分かるようになります。

4日ぶりの小樽市でしたが、ここまで片時も離さずにいたgooglemapのナビをオフにし、自らの意志だけで行きたい方向へと走ります。

 

小樽駅前のレンタカー店に車を返す前に、小樽運河の周辺で昼食を取ったり、お土産を購入し佐渡へ送ったりしていました。

最後は、4日前に歩いた道を辿るように車を走らせて坂の上にあるレンタカー店に到着しました。

レンタカー店のお隣にあるガソリンスタンドで待ち受けてくださっていたスタッフの方がさっそく近づいてきてくれました。

 

「1,500km?? いやー。結構走りましたねーっ」

「はい。走りました」

「傘、お忘れにならないでくださいね」

「傘、お店で使いません?? 私、もう必要ないので」

「よろしいんですか??」

 

まぁ、傘につきましては、お店としても積極的には必要なかったんでしょうけれど、引き取ってくださいました。

車輛のチェックも、「本当にチェックしたの??」と思うくらいチャッチャと済んだようで、とても快適に手続きが済みました。

また次回の北海道旅行は、トヨタレンタカー小樽駅稲穂2丁目店さんにお願いをしたいと思います。

 

小樽駅へ向かい、そこからフェリーターミナルまではタクシーで移動しました。

寺島 進 さんを髣髴とさせるような、ちょっと悪そうなおじさんが運転手でした。

 

「小樽港までお願いします」

「はいよ…」

「…」

「…」

 

(ちなみに、私は積極的に会話を楽しんだりするタイプではありませんので、自分からは運転手さんに話しかけたりはしません)

 

「…」

「…新潟??」

「え?? あ、はい。新潟です」

「…そう」

「…」

「…」

 

(空気が重たく感じたため、切り出してみました)

 

「れ、連休中は、人は、どうでしたか??」

「あ?? 来たよ。それなりにな」

「そ、そうですか。"Go To "もありましたしね」

「まぁな」

「…」

「…」

 

(約5分程度の重たい空気ののち、フェリーターミナルに到着です)

 

「…」

「16時??」

「16時です」

「あ、そう」

「えぇ」

「…」

「(トランクから荷物を出してもらいながら)ありがとうございました」

「新潟の人??」

「はい」

「じゃあ、またすぐ来れんじゃん」

「はい。またすぐ来ます」

「…」

「…」

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/4000,F2,iso100]

 

ターミナルでフェリーの出港を待つ時間はそんなに短くはありませんでした。(1時間程度)

何をする気にもならず、待合室の椅子にふんぞり返るように座ってスマホなんかをいじっていたんですが、時間が経つのは早かったです。

4日目にとんでもなく長く感じた通路を、今度は逆方向へ進みながら乗船しました。

来た時ほどに長く感じなかったことも不思議でした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/4000,F2,iso100]

 

小樽港を出港し、沖合にある防波堤の隙間をぬって大海原へと出ていくところです。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/4000,F2,iso100]

 

写真左手前に、あの長い長い通路が写っています。

4日前の朝、低く雲が垂れ込める中、ここ小樽港へ入港してきました。

あっという間のような、ずいぶんと昔のことのような、変な感覚を整理できずにいました。

 

ただ、「疲れたなー…」と。

「あっという間だったなー」と。

ボーっとする頭の中はそんなことばかりを考えていました。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

そして、防波堤を越えます。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2.8,iso100]

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso100]

 

「さよなら小樽」

「さよなら北海道」

またすぐに戻って来られるとを願って…。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

出港から1時間30分後です。

そういえば、夕焼けなんかを見たのは久しぶりな気がしていました。

 

往路は、とても良い子にしていました。

船内でお酒なんて飲もうとすら考えませんでした。

しかし、帰路では、乗ったすぐそばからレストランへ駆け込み、お刺身を注文し、レモンサワーと生ビールをセットでオーダーし続けました。

なので、この頃にはすっかりと出来上がってしまっていて、あとは客室へ戻って寝るだけというような状態でした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso100]

 

そんな、酩酊状態になろうとしていた私の視界に飛び込んできたのは午前中に訪れた神威岬でした。

5日間を過ごした北海道を経ち、既に"ロス"が生じていた頃でした。

思いがけず、見覚えのある景色が目の前に横たわり、救われるような思いでした。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

翌朝7:43です。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/8000,F2,iso100]

 

遠くに島影が見えるような気がしますが、どのあたりなのかわかりません。

 

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[α7iii,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/125,F2.8,iso100]

 

フェリーはこのあたりを通過中だったようですが、往路と異なり、飛島も粟島も見つけることができませんでした。

…と、言いますのも、周辺はようやく晴れ間が覗いていましたが、それまでは激しい雨のため視界は限りなく遮られていました。

エントランスの大型のモニターには、氾濫した最上川の様子が映し出されていました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/250,F11,iso100]

 

その影響があってか、広範囲に渡って濁りが生じていました。

最上川に限らず、日本海沿岸地域の川から流出した土砂が日本海へ流れ出ていました。

前方彼方に、新潟港や佐渡の島影が見えてきました。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/160,F11,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/250,F11,iso100]

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/800,F11,iso400]

 

そして、新潟港へ着岸です。

予定されていた到着時刻とは、寸分の違いもありませんでした。

陸上では、数10年に1回というような降雨災害が発生していましたが、海上については平穏な時間が流れていたようです。

しかしながら、降雨災害で被災された皆様におかれましては、この場をお借りしてお見舞いを申し上げるところです。

 

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[α7Sii,Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM,1/500,F11,iso400]

 

新日本海フェリーターミナルから佐渡汽船ターミナルまでは、車で10分程度です。

いつもは最後の最後に下船口へ向かうんですが、この日は間違いなくタクシーに乗るため、いのいちばんに下船しました。

 

タクシーの運転手さんがこれまた親切な方で、小樽市のちょいワル運転手が懐かしく思い出されました。

 

「お客さん、佐渡へはお昼のフェリーですか??」

「ええ。この時間だと、それしかないんじゃなかったでしたっけ??」

「急げば、ジェットに間に合いますよ」

「間に合います?? 間に合うなら、お願いしてもよいですか??」

「わかりました。頑張ります!!」

 

お陰様で、思ったよりも早くに帰宅することができました。

本当はカーフェリーで2時間30分、新日本海フェリーの乗り心地と比べながら写真の整理でもしながら過ごそうと思ったんですが、

早々に切なくなってしまいそうだったので、ジェットフォイルで風を切るように未練も断ち切ってもらって良かったと思います。

頑張っていただいた運転手さんには感謝申し上げます。

 

四半世紀ぶり北海道でした。

四半世紀前の修学旅行は、バスの移動時間はやたらと長かったんですが、移動した範囲はごくごく限られた部分でした。

それほどに広大と思っていた北海道ですが、今回、自分の運転で走らせていただき、広大ではありますがある程度の移動は可能なんだなと…。

北海道には179の市町村があるそうですが、今回は59の市町村を走破しました。

単純に1/3を走破したことになりますが、再訪したい場所もたくさんありますし、気のすむまで訪ねたいと思います。

 

差し向き、、、

今は、今すぐにでもまた飛んでいきたいこの衝動をどのように抑え込もうかと悩んでいるところです。

 

 

 

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コメント
おはようございます。
無事のお帰りで良かったですね。
佐渡は秋らしくなってきましたね。晴天でちょっと波があって。国仲の稲刈りはこれからですかね。
昨夜、NHKで利尻山をやってましたね。
海岸の景色は、佐渡かと思うようですが、やっぱりスケールが違うようですね。
もう年だからと思わずに、華さんのような旅をしてみたいと思いました。ありがとうございました。
  • by 加平
  • 2020/09/15 7:14 AM
加平さん、こんばんは!
いつもありがとうございます(^^)

無事故無違反で帰宅するのは、旅行の最終目標です!
10回も振り返りの記事を書いていたので、
それが終わった今は再度の北海道ロスに苛まれていますorz

佐渡はすっかり秋ですね☆
国中の稲刈りはこれからですが、
車の窓を開けて走ると、虫の音がものすごいですよ♪

昨夜のNHKの利尻島は観ていませんでした(涙)
次回の「出川の充電させてもらえませんか」が利尻・礼文だったような気がしてます☆

北海道の海岸線はとても美しく、何度も「佐渡みたい」と思いました(^^)
スケールについては、壮大すぎますね。
佐渡がミニチュアみたいでした(^^;

私もここ数年は、以前のように長距離移動ができないななんて思う節もあったんですが、
今回の北海道旅行で息を吹き返しました(^^)
  • by 華
  • 2020/09/16 8:11 PM
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