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朱鷺が舞う日

2011.11.04 Friday

JUGEMテーマ:地域/ローカル
 
佐渡にいながら、なかなか朱鷺にお目にかかることが出来ませんでした。

既に5回の放鳥を終え、相当な数の朱鷺が舞っているはずなんですが、やはり佐渡の空は広いようです。


そして先日。

とても晴れた日に、ついに朱鷺に出会うことができました。



DSC02078.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6G SSM】
-- 200mm 1/500sec F8.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

島内某所の田んぼに朱鷺が飛来しました。



DSC02096.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6G SSM】
-- 400mm 1/1000sec F8.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

既に稲刈りの終わった田んぼの、水のある辺りで餌を探していたようです。



DSC02173.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6G SSM】
-- 400mm 1/1250sec F8.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

全部で5羽ほどいました。

1羽だけ少し離れていましたが、基本的には同じ群れを成していたようです。



DSC02214.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6G SSM】
-- 絞り優先 280mm 1/2500sec F5.6 ISO=200 AWB 多分割測光 -0.3EV --

そして朱鷺が舞い上がりました。

うまいこと5羽全部が1枚に収まってくれました。


いちばん右端の朱鷺は何かをくわえていますね。



DSC02216.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6G SSM】
-- 絞り優先 280mm 1/2500sec F5.6 ISO=200 AWB 多分割測光 -0.3EV --

広げた羽が陽に当たり、朱鷺色に輝いています。

初めて見た色です。



DSC02220.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6G SSM】
-- 絞り優先 280mm 1/2000sec F5.6 ISO=200 AWB 多分割測光 -0.3EV --

私が朱鷺について知ったのは小学4年生の頃、読書感想文のために読んだ「トキよ舞いあがれ」(国松 俊英 作)の中ででした。


当時はメスのキンちゃん。

オスのミドリ。

そして、中国からやって来たホアホアの3羽が朱鷺保護センターにいたんだと思います。


2003年。

キンちゃんが亡くなり、佐渡の朱鷺は絶滅してしまいました。


「トキよ舞いあがれ」には、何とか日本の空に再び朱鷺が舞う日を願って日々戦い続ける人たちの姿が描かれていました。


青年時代に朱鷺保護センターへ着任し、その半生を朱鷺の保護と飼育に捧げた 近辻 宏帰 さん。

朱鷺のために生椿を守り続けた 高野 高治 さん。

キンちゃんの名付親である 宇治 金太郎 さん等々。


そんな方々が築いた礎と、官民一体となった取り組みにより、ようやく朱鷺が佐渡の空に帰ってきました。


自分たちの勝手な都合で絶滅させてしまった生物を、今度は保護しようとしています。

人間のエゴ以外の何ものでも無いのかも知れません。

手放しには喜べない現実もあろうかと思います。



しかしながら、何にせよ「佐渡の原風景」のひとつが帰って来ました。

これからは、私たちがこれを守っていかなければならないという使命感をこれまで以上に持つ必要があります。

いつか先人たちが描いた夢は、まだまだ半ばです。
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コメント

こんばんは、伊右衛門です。

凄く美しくて優雅な写真ですね!
華さんの写真は日本の良き時代というか、日本の真の美しさというか、日本人が忘れてしまっている姿を写しているように思えてなりません。
それと同時に、佐渡が素晴らしいところだと誰が見ても分かるような写真で・・・思わず見とれてしまいます。
鴇は無農薬の田んぼに飛来するらしいですね。
野生の生き物は地球上の何が正しくて何が正しくないのかを本能で選別しているのだと思います。
そう考えると、人間は何て愚かな生き物なんだろうかと。

華さんの写真やブログには考えさせられることが多いので、僕的には非常に有り難い存在です。


伊右衛門さん、こんばんは!
いつもありがとうございます(^^)

優雅に空を舞う朱鷺。
私自身、初めて見る光景でした。

「朱鷺色」ってあんな色をしているんだ…と、。
感動してしまいました。

私は浅はかな人間なので、何も考えず、ただ目の前に「綺麗」とか「美しい」と思う風景があり、
それをできるだけ自分の目線に近づけるように写真に収めているだけなんです(汗)

伊右衛門さんからは、いつもこれ以上無いくらいのお言葉をいただき、恐縮です。
「日本の良き時代」「真の美しさ」そういったものを感じていただけるということは、
単純に佐渡にまだそうした風景がたくさん残っているのだと思います。
そして、そこに私がたまたま居合わせているだけと。

でも、私はその偶然にも感謝しなければですね(^^)

ただ、伊右衛門さんのおっしゃることに強く同感するのは「人間は何て愚かな生き物なんだろうか」という点ですね。
人間の本能にも何が正しくて何が正しくないのかを判別する能力は備わっているはずなんですが、
現在の人間社会の中にあっては、とてもその能力が発揮しづらい状況になっているのだと思います。
警鐘はたくさん鳴らされているんですけどね。。。

私的にも、伊右衛門さんのコメントには、考えさせられることが多く、
自分の思っている以上のことをたくさん引き出させてもらえるので、
とても有り難い存在です(^^)
  • by 
  • 2011/11/07 10:37 PM
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