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佐渡の内海府は北小浦(きたこうら)にある与六郎桜(よろくろうざくら)を見に行ってきました。



DSC01941(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/80sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

2012.05.01 05:58

5月の最初の朝の跳坂です。



DSC02941(太陽光).JPG
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 210mm 1/400sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

帰港の途につく一隻の漁船です。

大漁だったでしょうか・・・。



DSC01944(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/200sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

大野亀を見下ろします。

場所的には「願」の田んぼでしょうか?


この後さらに車を走らせ、最北端の弾野(はじきの)をかわすと内海府道です。

北小浦集落手前の林道入口から約1km進んだところにあるのが「与六郎桜」です。



DSC01947(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/200sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

何とか花が残っていました。

実際、この木が花を咲かせている姿を見たのは今回が初めてです。



DSC01967(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/160sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

青空にたくましく、与六郎桜です。



DSC04706(太陽光).JPG
【α550】+【SIGMA 8-16mm 4.5-5.6 HSM】
-- 8mm 1/100sec F11.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

推定樹齢は400年以上とのことです。

道の法面のすぐ上にどっしりと構えています。


今回、この場所で撮影中に、3名ほどカメラマンがやって来ました。

そのうちのお1人によると、

「この標柱はもともとは木に並んで立っていたんだけど、撮影の邪魔になるので移動させるように佐渡市の教育委員会へ投書した」

とのことで、

「そしたら、すぐに移動してくれた」

そうです。



DSC04713(太陽光).JPG
【α550】+【SIGMA 8-16mm 4.5-5.6 HSM】
-- 8mm 1/160sec F11.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

本来であれば5月の大型連休中にでも来てみようと思っていた場所です。


しかし、前日の天気予報を見て「これは!」と思い立ってやって来ました。

この日を逃していたら、花が散ってしまっていたかも知れません。



DSC02951(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/800sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

佐渡は日本のヤマザクラの北限と言われていますが、それを示すようにこの桜は日本における北限域のヤマザクラだそうです。



DSC02955(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/1,000sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

この褐色がかった葉桜も特徴のようです。

要は緑色の葉桜にはならないそうなんですが、このお陰で、最初にこの木が見えた時には「枯れてる!?」と勘違いしそうになりました。。。



DSC01975(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/250sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

この桜の存在については、以前から知ってはおりました。

が、このあたりは私の家から最も遠い場所のひとつということで、そうそう頻繁に来られる場所ではありません。


年に2回くらい、いわゆる「山居道」(真更側〜北小浦)を縦断することがあるんですが、昨年の秋に縦断した際にこの大木と標柱を見つけました。



DSC01977(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/320sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

その時にが実物を見た最初で、

「これがウワサの・・・」

と、その大きさには驚かされたものです。



DSC01982(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/500sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

花びらが風に散ってキラキラとしていました。

これには、隣で撮影していたおじさん(投書してくれた人)も大喜びでした。



DSC04718(太陽光).JPG
【α550】+【SIGMA 8-16mm 4.5-5.6 HSM】
-- 8mm 1/250sec F11.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --

結局、この大木の“どっしり感”を最後まで表現できずにこの場所を去らなければならない時間に追い込まれたのは痛恨の極みです。

そこは私の不徳の致すところで仕方がありません。


また来年の開花時期に来てみたいと思います。

ただ、毎年必ず満開になるという訳では無いようなので、その辺りは、この大木のご機嫌によるしかありません。



ちなみに、この「与六郎」とは、かつての所有者の方の屋号なんだそうですね。

てっきり、「その昔『与六郎』という親孝行な息子がおりまして・・・、」的な物語があるのだと思っていました。


comment

与六郎という男が長者の娘と恋仲になったが結ばれず、娘が嫁ぐとき「春になったらあなたの元へ帰るから待っていて」と謂うのを信じ、与六郎は春になると逢瀬を重ねた山で待っていました。
しかし娘は冬に病で亡くなっており、与六郎は帰らぬ娘を次の春も、その次の春も、山で待ち続けました。
とうとう100年経って与六郎は桜の木になり、与六郎桜と呼ばれるようになりました。散る花びらは、いつも哀しげに見えるのだとさ。

なんて、つくっちゃダメですよ。

  • lllo
  • 2012/05/04 7:18 AM

llloさん、こんばんは!
いつもお世話になっております(^^)

この言い伝えには「大蛇」とか「竜」が登場しないんですね(^^)

・・・って、作り話ですか(汗)
良く出来てますね(^^;
llloさんの実体験に即したものかと思いました(^^;

是非これを言い伝えとして、100年先に語り継いでいきましょう!

  • 2012/05/04 6:16 PM









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