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201105
Friday
水の流れを撮りたくて、一眼レフを手に取るようになりました。
そして、佐渡の滝に惹かれ、佐渡の滝を巡るようになりました。
佐渡の名瀑を巡るようになって久しいのですが、ずっとたどり着けない場所がありました。
それが、佐渡一の清流を誇る戸地川の奥地を流れ落ちる白滝でした。
このたび、地元・戸地の有志が召集され、またその一員に加えていただき、初めてこの滝へ向かうべく戸地川へ足を踏み入れました。
(仮称で「戸地川白滝街道保存会」と名づけさせていただきます)
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/50sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
2011年5月某日 午前8時40分
白滝を目指し、戸地川上流の「二俣」に降り立ちました。
この場所へ来るのは、2009年11月30日以来のことです。
その時は、この二俣から右俣を遡行し魚留滝に出会いました。
この日進むのは左俣、すなわち本流です。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 26mm 1/40sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
快晴にして新緑の戸地川本流を進みます。
今回のメンバーは、還暦世代の戸地の有志5名(うち女性陣2名)と私の6名です。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/4sec F25.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
佐渡一の清流が朝の陽の光を受けて輝いています。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/13sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
9:06
何度か川を渡ったりしながらゴロを歩きます。
まだまだ序の口です。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/4sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
そうかと思っていたら、ふいに鬱蒼としてきました。
大きな岩もゴロゴロとしてきました。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/6sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
一気に渓流然としてきました。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/25sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
戸地川は佐渡一の清流であると同時に佐渡一の急流でもあります。
急流に足を取られないよう、一歩一歩足場を確認しながら歩を進めます。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/25sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/800sec F8.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/2sec F16.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/10sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
長い間の念願が叶ってようやく足を踏み入れた戸地川の本流です。
「早く先を見たい」と気持ちが焦ります。
しかし、そんな焦りをじっと堪え、戸地川本流に臨むこの瞬間を全身で噛み締めながらめながら足を進めます。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/50sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
9:58
険しい岩場を過ぎ、やや伏流状となった場所に出ました。
【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/1250sec F2.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --
先を行く女性陣から歓喜の声が上がりました。
何ごとかと思った私の視線に飛び込んできたのは、シラネアオイの群れです。
9:37
出発から約1時間。標高は300mに満たないくらい。
距離的には1kmに差し掛かるあたりです。
この花を見ながら小休憩です。
【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/640sec F2.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --
傍らにはヒトリシズカです。
リーダーのYおじさんと、道案内役のTさんから、この先の道のりについて若干の説明がありました。
何でも「心臓破りの坂」があるとか。。。
私はここまで足を踏み入れること自体が初めてのことだったんですが、戸地の方にとって、白滝を含めてこのあたり一体はかつては“仕事場”だったそうです。
(かつてこの川には水力発電所があり、上流から水路で水を引いていました。その水路の建設や管理を仕事としても行っていたそうです)
なので、白滝付近までを往来する道もちゃんとあったそうで、この先のルートは、川を愚直に遡行することしか頭になかった私にとっては、一大発見です。
しかし、そんな戸地の方々も最近では白滝まで上がることも無くなり、今回の“白滝登山”は実に15年ぶりだそうです。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/2.5sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
小休憩から再出発です。
出発後「心臓破りの坂」の入り口を探して少々行ったり来たりとなってしまいましたが、ようやく道らしきものを見つけました。
噂にたがわぬ急斜面です。。。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/2sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
下手すると45度近い傾斜です。
こんな斜面を、川の音が聞こえなくなるくらいのところまでひたすら登ります。
特にショートカットする訳でもなく、ここを登る理由は何だろう?…と、疑問に思っていました。
ようやく斜面を登りきったところから、今度は等高線に沿うような「道」を進みます。
言われなければそれが「道」とは気づかないであろう踏み跡は確かに続いています。
その踏み跡を進むうち、すっかり聞こえなくなってしまった川の音が再び響いてきました。
眼下の木々の隙間から、連続する急流となった戸地川が見えます。
そしてそれは、踏み跡を進むにつれてあっという間に同じくらいの標高まで追いついてきました。
なるほど、この道は急流をかわすための高巻きの道だった訳です。
それにしてもハンパな高巻きではありませんでした。
しかし、私1人が川沿いを愚直に遡行するには、戸地川はあまりにも危険な急流と化していた部分です。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/25sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
11:34
約2時間の高巻きから、再び川沿いへ降り立ちました。
川沿いの距離にすると300m程度しか進んでいませんでしたが、先人が築いた「道」によってこの場所まで導びかれた訳です。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/8sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
さて、ここから先はまた川沿いを進むのかと思いきや、今度は川を渡ったガレ場をよじ登りにかかります。
見た感じ、この川沿いを進むことはさほど難しいとは思えなかったんですが。。。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/8sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
ガレ場を登るうち、石垣のようなものがあることに気付きました。
「何でこんなところに石垣が?」と、信じられないような気分だったんですが、石垣を這い上がって納得です。
こちらも先人が築いた、水力発電所へ水を送る水路です。
「ここまで来れば、もうすぐそこだ!」
と、リーダーのYおじさん。
ここまで来ながら、何となく「滝にはたどり着けないんじゃないか…」という不安を抱いていた私もようやく安心することができました。
そして「あとはこの水路が滝まで導いてくれる。」
そう納得して水路を進み始めます。
しかし、一行の足が止まるのに時間はかかりませんでした。
何ということか、切り立った岩壁沿いに差し掛かったところで水路は崖崩れによって塞がれてしまっていました。
しかも、崖崩れの上には、いつまた落ちてくるかもわからないような岩壁が迫っています。
そして、水路の下は切り立った岩壁です。
「ここは危険すぎる。撤収だ!」とMさん。
「引き返すのも勇気だ」とTさん。
十分に分かってはいましたが、ここまで来て撤収とは…。
分かってはいましたが、すぐにはUターンはできませんでした。
ずっと拭えなかった不安がこれだったのかと思った瞬間でした。
しかし、仕方がありません。
後ろ髪を引かれる思いで来た道を戻りかけた時、Yおじさんが「ここは降りられないだろうか?」と打開策を打ち出しました。
なるほど、切り立った岩壁から少し離れて、若干勾配の緩そうな斜面を見つけました。
「これなら行ける」と、再び希望の明かりが灯ります。
先頭のYおじさんはスルスルと斜面を下って行き、あっという間に川沿いへ降りてしまいました。
女性陣2名はガレ場に足を取られながら、細い枝が折れそうになるくらいにぶら下がりながら、何とか下って行きます。
そんな2名を案じながらTさんはフォローしながら降りていきます。
Mさんはマイペースで降りていきます。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/25sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
12:18
みたび川沿いへ降り立ちます。
ここでお昼です。
おにぎりを頬張りながら、私は早くこの先へ進みたくて気が気でありませんでした。
進めそうな岩場なのか、やはり無理なのか。
皆が休憩しているうちに少し先を見て、「Goサイン」が出るべくアピールする腹づもりでいました。
そんな私より先に動いたのはTさんでした。
私も後を追いました。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/5sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
不意に目の前に不思議な釜と滝が姿を現しました。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/6sec F25.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
この釜を右側からかわし、川床を進みます。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/4sec F25.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --
戸地川本流には、水路へと水を取り込む取水口が4つあると聞きました。
にじき沢、砥石沢(といしざわ)、白滝、そして本流にある鉄ヶ滝(てつがたき)の取水口です。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/20sec F16.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
この滝の右上には取水口の跡らしきコンクリが見えました。
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/20sec F16.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --
すなわち、これが鉄ヶ滝です。
【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 1/4000sec F5.6 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --
この滝は、落差が10m程度と小さな滝ではありましたが、本流を流れる滝だけあって、相当の水量が勢いよく流れ落ちていました。
【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 1/4000sec F5.6 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --
ほんの数分前、一時は諦めかけた白滝への道のりですが、再び保存会の一行に笑顔と歓喜の声が上がりました。
そして、常に険しい表情で行き先を睨んでいたTさんが、支流の先に白滝の取水口を見つけました。
ついに、白滝まであと一歩のところに迫りました。
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