2011/05

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この時期、佐渡は水浸しです。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 15.0sec F11.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

国仲平野の水田には水が張られ、まるで浸水しているかのようです。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 15.0sec F11.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

真野湾方面です。

海の水が溢れているようです。(…に見えませんか??)



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 20.0sec F11.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --



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【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 80mm 25.0sec F11.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

陸の孤島です。



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【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 90mm 30.0sec F11.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

小佐渡丘陵の向こう側に見える2つの灯りは、柏崎あたりだと思います。

地形的に函館山からの夜景とよく似ている気がしますが、褒めすぎでしょうか?



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【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 160mm 30.0sec F11.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

もう少し暗くなるのを待ちたかったところですが、霧が出てきてしまいました。

どうやら長居はさせてくれなさそうです。。。



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【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 150mm 30.0sec F11.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

右手前は二見。

左奥は小木半島の沢崎灯台です。



水浸し状態の佐渡。

ここに満月なぞ浮かび上がって、島全体で月を反射しているような図を撮れたらと思うんですが、なかなか叶いません。



どうやら、日頃の行いがあまりよろしくないようです。。。


JUGEMテーマ:空の写真
 
台風2号は熱帯低気圧に姿を変えましたが、佐渡でも強風の影響はあり、
新潟港を出航したカーフェリーが両津港に着岸できず、6時間遅れてようやく入港したそうです。

湾内で停泊していたということで、さほど揺れたりはしなかったのではないかと思いますが、
乗船されていた方は大変な思いをされたことでしょう。

本当にお疲れ様でした。。。



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【α100】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HMS】
-- 10mm 1/100sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

そんなことになっているとは露知らず、夕方にはくっきりと姿を見せていた大佐渡山脈を眺めながら、
スカイラインへ上ってみることを思い立ちました。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 18mm 1/30sec F5.6 ISO=200 AWB 多分割測光 --

中腹で振り返ってびっくり。。。

北の空は明るかったんですが、国仲平野の上空から南の空にかけては、すごいことになっていたようです。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/30sec F5.6 ISO=100 AWB 多分割測光 --

加茂湖の上空です。

低い、白い雲もさることながら、その上にあるUFOみたいな雲には正直ゾクっとしました。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 45mm 1/30sec F5.6 ISO=200 AWB 多分割測光 --



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 45mm 1/30sec F5.6 ISO=200 AWB 多分割測光 --

夕陽が落ちるのはまるで真逆の方向なんですが、すさまじい照り返しです。


こうなると、大佐渡山脈を越えた向こう側の夕焼けが気になるところなんですが…。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/30sec F8.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

大佐渡スカイラインの最高地点より、外海府側を見下ろします。

少し遅かったでしょうか?

いや、こんな素敵な夕景が見られたなら、ジャストタイミングだったと言うべきでしょう。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/30sec F8.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

足元の谷を下れば、先日の戸地川です。

その戸地の遥か沖合いに見事な金色の帯が走っていました。

分厚い雲と、水平線のかすかな雲の切れ間が演出してくれた台風一過の夕陽です。



台風が去り、これですっきりと晴れ渡ってくれたら嬉しいんですが、どうやら空はもう、梅雨色になろうとしているようです。


 
所用で新潟へ行ってきました。


久しぶりにS君の顔を見ることができ、昼ごはんなぞご馳走していただき、充実した時間を過ごさせていただきました。


帰り道。

せっかくなので、所用にもう少しの付加価値を加えようと、そんなつもりは無かったんですが、新潟駅から7km近くを歩き回ってみました。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/80sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『寺町のコンビナート』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 75mm 1/125sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『猫が横切る道』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/125sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『場末の酒場』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 40mm 1/100sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『意味深な廃線』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/100sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『境界線』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/100sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『ウェルカム to コンビナート』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/160sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『公園を見下ろす煙突』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 55mm 1/80sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『主役登場』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/4000sec F4.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『金網の向こう側』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/1000sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『軍艦1』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 18mm 1/500sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『軍艦2』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 55mm 1/160sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『要塞』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/60sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

『打ち上げ前のロケット』



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/80sec F11.0 ISO=200 WB=日陰 多分割測光 C-PL --

『ガード・ゲート』



新潟駅へと向かう東大通を走行中のバスの中から、アーケード街の向こう側に見える煙突群を見つけました。

その煙突を目指し、ひたすら歩いて見ました。


東万代町は歩いていてゾクゾクするほどワクワクしました。

区画整理されていない斜めの交差点があり、タイムスリップしたような昔のままの姿の床屋さんや魚屋さんがありました。


栗の木バイパスを横切り、沼垂の寺町付近に差し掛かると『場末の酒場』と題した懐かしい景色に出会いました。

『意味深な廃線』を横切りながら、もう5〜6年も前のことになるのか、以前にこの場所へ足を踏み入れた時のことを思い出しました。


風景は変わっていなかったと思います。

しかし、私には見えている世界が当時とは全然違いました。

頭のてっぺんまでシビレるような風景でした。


1月以来の東区の工場地帯です。

もっと時間のある時に、もう一度同じルートを歩いてみたいと思います。

もちろん夜景も。


たまたま船の中で読んでいた写真雑誌の特集が「写真にタイトルをつけろ!」的なものだったので、無理やりタイトルをつけてみました。

まるでチンプンカンプンでしたが、「In the FACTORY」というカテゴリの中で、伝わる部分があれば嬉しく思います。



そういえば、大卒1年目に新潟市内の営業会社に勤めた時、初めて訪問した地区もこの一帯でした。

いつの間に、こんな未来への約束をしてしまっていたんでしょうか?



いやしかし、まだまだ約束は果たせていません。



所用で新潟へ行ってきました。


久しぶりにS君の顔を見ることができ、昼ごはんなぞご馳走していただき、充実した時間を過ごさせていただきました。


帰り道。

せっかくなので、所用にもう少しの付加価値を加えようと、朱鷺メッセの展望室に立ち寄ってみました。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/60sec F11.0 ISO=200 WB=日陰 多分割測光 C-PL --

恥ずかしながら、この展望室へ来るのは初めてです。


エレベーターを降りて真っ先に視界に飛び込んできたのが、すぐそこに見える佐渡島とオレンジ色の夕陽です。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/3sec F11.0 ISO=200 WB=日陰 多分割測光 C-PL --

眼下に広がる新潟市内の風景です。

こうして見ると、さすが日本海側一の都市だと思います。


そして、長く重く流れる信濃川と、遠くに霞んで見える越後平野。。。

「豊か」だとも思います。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/80sec F11.0 ISO=200 WB=日陰 多分割測光 C-PL --

船が一隻、夕陽の真下を通過して行きました。


島影の左端を見ると、2つの影が重なっています。

手前が小佐渡丘陵ですね。


その上に見える一番高いコブが、佐渡の最高峰・金北山です。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 70mm 1/20sec F11.0 ISO=200 WB=日陰 多分割測光 C-PL --

佐渡島に落ちる夕陽の図です。

S君が「新潟から海に落ちる夕陽を見たいのに、いつも佐渡が邪魔をする」とよくこぼしていました。

いや、まったくもってそのとおりですね。。。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 4.0sec F11.0 ISO=200 WB=日陰 多分割測光 C-PL --

もう少し粘って、是非とも新潟市の夜景を撮って見たかったです。

残念ながら、19時30分の最終フェリーに乗船するためにはこれが限界でした。


ガラス越しの撮影のため思ったよりも反射の写り込みが激しく、PLフィルターが大いに活躍しました。

しかし、シャッター速度を遅くしようと絞り込むと、どうしてもガラスに付着した汚れが大量に写り込んでしまうため、どうしようもありませんでした。


でも、この日のために用意した(?)ミニ三脚は大活躍です。



最終フェリーの出航まで20分と迫ったところで退散です。

エレベーターを待つ間に気付いたんですが、反対側の窓からは東区の工場地帯が良く見えていました。



もう少し陽が短くなるか、泊まりで来られる時にまた出直しです。

今度は、望遠レンズ持参で来てみたいと思います。


JUGEMテーマ:空の写真

夕方。

陽の落ちる方角の空を雲が遊んでいました。



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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/250sec F8.0 ISO=200 WB=白色蛍光灯 多分割測光 --



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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/250sec F8.0 ISO=200 WB=白色蛍光灯 多分割測光 --



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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/250sec F8.0 ISO=200 WB=白色蛍光灯 多分割測光 --



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/20sec F11.0 ISO=100 WB=白色蛍光灯 多分割測光 C-PL --



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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/400sec F4.0 ISO=200 WB=白色蛍光灯 多分割測光 --

木目調のように、ゆっくりと渦を巻くように、風に吹かれるがままに雲が舞っていました。



田んぼの苗が風にそよいでいなければ、まるで夏の終わりのような風情です。


JUGEMテーマ:地域/ローカル
 
毎年、満開になった姿を見ずじまいに終わっている妙見キャンプ場跡の千竜桜(せんりゅうざくら)ですが、
今年は(ほぼ)満開になった姿を見ることができました。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/100sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

先週の木曜日の業後に咲いている姿を初めて見ました。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/60sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

「やった!」と思い、シャッターを切った訳なんですが、、、



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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/1250sec F4.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

無情にも“カードがありません”のメッセージが…。



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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/1250sec F4.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

という訳で、翌日の朝イチに頑張ってもう一度行ってきました。



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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/1250sec F4.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

午後から空模様がおかしくなっただけに、青空が広がっている時間に来れて良かったです。



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【α550】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HMS】
-- 8mm 1/400sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

朝7時過ぎだったというのに、既に3人の方がカメラを構えていらっしゃいました。



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【α550】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HMS】
-- 16mm 1/320sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

それでも「今やっと静かになったところですよ」とのことです。


毎年この桜が咲くか咲かないかの頃になると大勢のカメラマンがこの場所に押しかけるんですが、
今年は見事に咲いたとあって、朝から行列ができていたそうです。



日曜日。

もう一度見てみようと行ってみたんですが、、、



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/20sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

あいにくの霧でした。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/20sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

大人気の千竜桜なんですが、さすがにこの日は人っ子一人おらず。。。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/15sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

昨年も最後は霧に消えていった千竜桜ですが、、、



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/15sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

今年も霧の中へ消えて行きました。。。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/13sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

それでも、今年はこれだけ花をつけた姿を見ることができたので、この桜にも感謝ですね。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/50sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

いよいよハンパない霧に包まれてきたので、自分も霧の中へ消えないうちに退散です。



これで、今年の“佐渡の春”はいいとこ終わりました。。。


JUGEMテーマ:
JUGEMテーマ:日常。
 
先週までの陽気はどこへやら。

肌寒い週はじめとなりました。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/10sec F11.0 ISO=400 AWB 多分割測光 --

午後7時過ぎの相川湾の夕景です。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/10sec F11.0 ISO=400 AWB 多分割測光 --

帰宅途中、中山峠の手前あたりで、相川の空がピンクに染まっているのが見えたんですが、峠を越えてみると思った以上の夕焼けでした。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/15sec F5.6 ISO=400 AWB 多分割測光 --



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/15sec F5.6 ISO=400 AWB 多分割測光 --



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【α100】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/15sec F5.0 ISO=100 AWB 多分割測光 --

年に何度か、いささかおどろおどろしいほどの夕景に出会うんですが、今日はそんな1日のようです。

今日のように分厚い雲に覆われている日の、水平線のあたりの雲が薄かったり切れていたりするとこんな夕景になるようです。


地震雲とかじゃないことを願います。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 5.0sec F11.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

今日買ったばかりのミニ三脚を護岸の上に立てて撮ってみました。



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【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 10.0sec F11.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

帰ろうと思って車を少し走らせるたび、違った夕景に出会い、再び車を降りてしまいます。

ちょうど一里島の向こう側に夕陽が来ました。


さすがにこの望遠レンズにはミニ三脚では荷が重過ぎます。。。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 20.0sec F11.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

考えてみたら、夕陽の撮影は久しぶりのような気がします。

しかも平日に。



この寒さに関わらず、季節はすっかり初夏へ向かっています。


 
2011年5月某日。
午前8時40分に戸地川の二又を出発した「戸地川白滝街道保存会」は、いよいよ白滝を目の前にしていました。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/10sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

不思議な床の上より、左奥に鉄ヶ滝。
そして、右側へと続く支流(写真では見えませんが)の先に白滝があります。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/80sec F4.5 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

白滝取水口の脇にポツンと残った水量調節のバルブです。
取水口は石垣でちょっとしたダムのような囲いになっていたらしいんですが、ほぼ跡形も無く崩れ去っていました。
その姿を見て、Tさんが寂しそうなため息を漏らしていました。
このバルブも今となっては当時を伝える貴重な残留品なのかも知れません。

「白滝はもうすぐそこにある」
Yおじさんを先頭に、はやる気持ちを抑えながら支流を進みます。

そして、

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/8sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

ついに歓喜の瞬間です。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/8sec F25.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

「白滝」がその姿を現しました。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/13sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

13:20
“幻の大滝”にやっとたどり着きました。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/13sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
--16mm 1/125sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/13sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

滝が見えた時、先頭のYおじさんが振り返って教えてくれたんですが、その時の誇らしげな顔がとても印象的でした。
ついで、Tさん、Mさんも滝へ到着です。
女性陣2名は残念ながら、本当に残念ながら、滝を目前にしてリタイアです。。。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/13sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

かつてはこの滝の手前の斜面で、この滝を見ながら山菜採りなんかもしたそうです。
もともと水量はそんなに多い滝ではないようなんですが、この日の水量はとても多かったそうで、
「こんなに水量の多い白滝は初めて見た」
とのことです。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 40mm 1/15sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

滝に向かって右側の斜面からは上段の滝へ登れそうな感じでした。
かつては、実際にこの滝の上へも上っていたそうです。

もっと水量が少なく、滝が“シラタキ”のように流れ落ちるところから白滝と呼ばれるようになったとか。。。
当時の鉱山測量日誌の挿絵にもこの滝が描かれていますが、そこには「白糸の滝」と記してありました。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/125sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

DSC06649.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/25sec F18.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

DSC03013.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 180mm 1/3200sec F5.6 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --

と、滝つぼで歓喜の声を上げる私たちの前に現れたのはテンです。
滅多に人間なんかが来ないであろうこの場所に、いきなり4人の大男が現れたもんですから、さぞかしびっくりしたことでしょう。

しかし、チロチロと動き回っては、岩陰からヒョコっと頭を出し、こちらを不思議そうに眺めている姿はとても愛くるしいものがありました。
何度か立ち止まっては私たちと目を合わせていましたが、やがて、滝の脇の斜面に姿を消して行きました。

かつて、右俣の魚留滝でテンに出会った時にはシャッターチャンスを逃してしまったんですが、この日は運良く望遠レンズを手にしていました。
それにしても、愛しげな表情をしています。
別にこの場所を荒らしに来た訳ではないので、どうぞご心配なさらないでください。

DSC03042.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 180mm 1/2500sec F5.6 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --

落ち口の望遠です。
この支流はどのくらい続いているんでしょうか。

あの落ち口の先は、ニノ岳方面への急斜面です。
水量の少なさからも源流部に近いことが伺えます。

DSC03033.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 1/4000sec F5.0 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --

見上げた滝の落差はだいたい30mほどといったところでしょうか。
大塚山から見下ろしたこの滝の姿は、この上段の部分だったようです。
下段の部分だけでも岩壁の高さは10mくらいはありそうです。

DSC03023.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 230mm 1/2500sec F5.6 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

この滝にいたのは、10分か20分か。。。
撮影する気がなくなりそうなほど、滝の姿に見入ってはため息ばかりついてしまいました。

この数日はすっきりと晴れることもなかったんですが、この日だけはすっきりと晴れ続けた1日でした。
そして、この冬の雪が多かったために、水量にも恵まれたようです。
さらに、この場所まで私を連れてきてくれた保存会の皆さん。。。

色々な偶然が重なって、この日のこの瞬間を迎えることができました。
感謝、感激です。

DSC06660.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/10sec F29.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

最後にもう一枚だけ。。。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/6sec F25.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

13:53
再び、後ろ髪を引かれる思いをしながら白滝を後にし、女性陣2名が待つ昼食ポイントまで戻ってきました。
水路からのルートが断たれ、やむを得ない形で川沿いにルートを探ったのですが、結果、白滝のほかに鉄ヶ滝にも出会うことができました。

鉄ヶ滝は本流にある滝にもかかわらず、その姿は保存会の面々をして「初めて見た」とのことです。
結果として、MさんやTさんの“英断”が、思わぬ副産物を生み出してくれました。

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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/200sec F4.5 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

帰路に見つけた真っ白いシラネアオイです。
白滝や鉄ヶ滝の周辺は、今がまさにシラネアオイの盛りといった感じでした。
どの花もとても濃い色をしていました。
このシラネアオイも例外なく“濃い白”です。

帰路に着き始めた時は、滝へ到達したことへの満足感やら安堵感やらで、元気な一行だったんですが、やはり疲れは隠せません。
徐々に、口数も少なくなり、黙々と歩くようになってしまいました。。。

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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/30sec F5.6 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

高巻きルートへの入り口付近にあった標柱です。
右側は「大字戸地」ですが、左側は何と書いてあるんでしょうか?
「界」に見えなくもありませんし、「甲四四」と読めなくもありません。
存在には誰も気付かなかったそうです。。。

DSC03074.JPG
【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/40sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

往路は道を探しながら歩いたので思いのほか時間がかかりましたが、復路は早いです。
出発して1時間ちょっとで、帰路全工程の2/3ほどまで下ってきました。

DSC03088.JPG
【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- シャッタースピード優先 60mm 1/25sec F18.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL -0.3EV --

15:43
ようやく二俣の砂防ダム内に入りました。

DSC03095.JPG
【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 55mm 1/20sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

朝陽に照らされていたのとはまた少し違った輝きを放っていた戸地川です。

DSC03099.JPG
【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/20sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

15:58
全員が無事林道終点に到着しました。
7時間半の白滝登山は終了です。

私が下山するのを待って、一足先に下山していたYおじさんが笑顔で握手を交わしてくれました。
2年半ほど前に、私が「白滝を見たい」と言ってしまったばかりに、Yおじさんにはこの日まで苦しい思いをさせてしまいました。
当時の道を知る人は数少なく、Yおじさんもたどり着けるものかどうか、相当に悩んだそうです。

私は、その話はもう頓挫したものかと思ったりもしていたんですが、Yおじさんのアツい心はずっと燃え盛っていたようです。
そして、今回、Tさんとともに「行こう!」と決心し、私の元へ「白滝登山をやろう」という計画書が届きました。

DSC06688.JPG
【Tさんが作成した計画書】

失礼な話かもしれませんが、私が還暦世代になる頃、この日のような行程を歩けるかどうかの自信はありません。
まして、チームを率いるなどという大役など、まっぴらゴメンだと言うかも知れません。
全員の命を預かるという、とてつもなく重たい仕事などできればしたくないものです。
Yおじさんはそれをやってのけました。
それだけに、Yおじさんの大きな手からは、とても気持ちが伝わった気がします。

さて、登山終了後、Yおじさん宅で軽い「お疲れさん会」が開かれました。
残念ながらMさんは、19時には就寝してしまうほどお疲れだったようで不参加でした。

登山中、ずっと厳しい表情だったTさんも、ようやく和んだ表情になりました。
女性陣2人は、コロコロと笑っていました。
どの顔にも満足感がありました。
そして、事故も違反もなく(?)、全員が無事に下山できたことの喜びがありました。

「俺はもう行かんぞ!」
Yおじさんは笑顔で言っていました。
Tさんも、Mさんも同感だったようです。

昨日、再び保存会のメンバーで集まりました。(Mさんは、今度は所要で欠席でした・・・)
女性陣2人は、
「また行きたい!」
という面持ちになっているようでした。

「毎年同じ日に恒例行事にしよう」と持ちかけると、Yおじさんは「う〜ん」と唸りながらも、まんざらでもなさそうに見えました。
きっと時間が経つにつれて、気持ちは変わって行くと思います。
期待したいと思います。

地元の方でも、白滝の姿を知る人は少ないようで、
ひょっとしたら今回の保存会の「白滝登山」は、ひとつの大きな扉をこじ開けるくらいのことだったのかも知れません。
そして、今度は「白滝街道」を保存し守って行くのが私たち世代の役目なのかも知れません。

とりあえず、
「また皆で一緒に行きたいな」
というのが、今の正直な気持ちです。

長い間の夢を叶えさせてくれたYおじさん。そして、保存会の方々。
本当にありがとうございました。
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水の流れを撮りたくて、一眼レフを手に取るようになりました。
そして、佐渡の滝に惹かれ、佐渡の滝を巡るようになりました。

佐渡の名瀑を巡るようになって久しいのですが、ずっとたどり着けない場所がありました。
それが、佐渡一の清流を誇る戸地川の奥地を流れ落ちる白滝でした。

このたび、地元・戸地の有志が召集され、またその一員に加えていただき、初めてこの滝へ向かうべく戸地川へ足を踏み入れました。
(仮称で「戸地川白滝街道保存会」と名づけさせていただきます)

DSC06461.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/50sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

2011年5月某日 午前8時40分
白滝を目指し、戸地川上流の「二俣」に降り立ちました。

この場所へ来るのは、2009年11月30日以来のことです。
その時は、この二俣から右俣を遡行し魚留滝に出会いました。
この日進むのは左俣、すなわち本流です。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 26mm 1/40sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

快晴にして新緑の戸地川本流を進みます。
今回のメンバーは、還暦世代の戸地の有志5名(うち女性陣2名)と私の6名です。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/4sec F25.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

佐渡一の清流が朝の陽の光を受けて輝いています。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/13sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

9:06

何度か川を渡ったりしながらゴロを歩きます。
まだまだ序の口です。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/4sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

そうかと思っていたら、ふいに鬱蒼としてきました。
大きな岩もゴロゴロとしてきました。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/6sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

一気に渓流然としてきました。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/25sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

戸地川は佐渡一の清流であると同時に佐渡一の急流でもあります。
急流に足を取られないよう、一歩一歩足場を確認しながら歩を進めます。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/25sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/800sec F8.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/2sec F16.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/10sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

長い間の念願が叶ってようやく足を踏み入れた戸地川の本流です。
「早く先を見たい」と気持ちが焦ります。
しかし、そんな焦りをじっと堪え、戸地川本流に臨むこの瞬間を全身で噛み締めながらめながら足を進めます。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/50sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

9:58
険しい岩場を過ぎ、やや伏流状となった場所に出ました。

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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/1250sec F2.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

先を行く女性陣から歓喜の声が上がりました。
何ごとかと思った私の視線に飛び込んできたのは、シラネアオイの群れです。

9:37
出発から約1時間。標高は300mに満たないくらい。
距離的には1kmに差し掛かるあたりです。
この花を見ながら小休憩です。

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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/640sec F2.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

傍らにはヒトリシズカです。

 

リーダーのYおじさんと、道案内役のTさんから、この先の道のりについて若干の説明がありました。
何でも「心臓破りの坂」があるとか。。。
私はここまで足を踏み入れること自体が初めてのことだったんですが、戸地の方にとって、白滝を含めてこのあたり一体はかつては“仕事場”だったそうです。
(かつてこの川には水力発電所があり、上流から水路で水を引いていました。その水路の建設や管理を仕事としても行っていたそうです)
なので、白滝付近までを往来する道もちゃんとあったそうで、この先のルートは、川を愚直に遡行することしか頭になかった私にとっては、一大発見です。
しかし、そんな戸地の方々も最近では白滝まで上がることも無くなり、今回の“白滝登山”は実に15年ぶりだそうです。

DSC06517.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/2.5sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

小休憩から再出発です。
出発後「心臓破りの坂」の入り口を探して少々行ったり来たりとなってしまいましたが、ようやく道らしきものを見つけました。
噂にたがわぬ急斜面です。。。

DSC06520.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/2sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

下手すると45度近い傾斜です。
こんな斜面を、川の音が聞こえなくなるくらいのところまでひたすら登ります。
特にショートカットする訳でもなく、ここを登る理由は何だろう?…と、疑問に思っていました。

ようやく斜面を登りきったところから、今度は等高線に沿うような「道」を進みます。
言われなければそれが「道」とは気づかないであろう踏み跡は確かに続いています。
その踏み跡を進むうち、すっかり聞こえなくなってしまった川の音が再び響いてきました。
眼下の木々の隙間から、連続する急流となった戸地川が見えます。
そしてそれは、踏み跡を進むにつれてあっという間に同じくらいの標高まで追いついてきました。
なるほど、この道は急流をかわすための高巻きの道だった訳です。

それにしてもハンパな高巻きではありませんでした。
しかし、私1人が川沿いを愚直に遡行するには、戸地川はあまりにも危険な急流と化していた部分です。

DSC06524.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/25sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

11:34
約2時間の高巻きから、再び川沿いへ降り立ちました。
川沿いの距離にすると300m程度しか進んでいませんでしたが、先人が築いた「道」によってこの場所まで導びかれた訳です。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/8sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

さて、ここから先はまた川沿いを進むのかと思いきや、今度は川を渡ったガレ場をよじ登りにかかります。
見た感じ、この川沿いを進むことはさほど難しいとは思えなかったんですが。。。

DSC06534.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/8sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

ガレ場を登るうち、石垣のようなものがあることに気付きました。
「何でこんなところに石垣が?」と、信じられないような気分だったんですが、石垣を這い上がって納得です。
こちらも先人が築いた、水力発電所へ水を送る水路です。

「ここまで来れば、もうすぐそこだ!」
と、リーダーのYおじさん。
ここまで来ながら、何となく「滝にはたどり着けないんじゃないか…」という不安を抱いていた私もようやく安心することができました。
そして「あとはこの水路が滝まで導いてくれる。」
そう納得して水路を進み始めます。
しかし、一行の足が止まるのに時間はかかりませんでした。

何ということか、切り立った岩壁沿いに差し掛かったところで水路は崖崩れによって塞がれてしまっていました。
しかも、崖崩れの上には、いつまた落ちてくるかもわからないような岩壁が迫っています。
そして、水路の下は切り立った岩壁です。

「ここは危険すぎる。撤収だ!」とMさん。
「引き返すのも勇気だ」とTさん。

十分に分かってはいましたが、ここまで来て撤収とは…。
分かってはいましたが、すぐにはUターンはできませんでした。
ずっと拭えなかった不安がこれだったのかと思った瞬間でした。
しかし、仕方がありません。

後ろ髪を引かれる思いで来た道を戻りかけた時、Yおじさんが「ここは降りられないだろうか?」と打開策を打ち出しました。
なるほど、切り立った岩壁から少し離れて、若干勾配の緩そうな斜面を見つけました。

「これなら行ける」と、再び希望の明かりが灯ります。
先頭のYおじさんはスルスルと斜面を下って行き、あっという間に川沿いへ降りてしまいました。
女性陣2名はガレ場に足を取られながら、細い枝が折れそうになるくらいにぶら下がりながら、何とか下って行きます。
そんな2名を案じながらTさんはフォローしながら降りていきます。
Mさんはマイペースで降りていきます。

DSC06537.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/25sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

12:18
みたび川沿いへ降り立ちます。
ここでお昼です。

おにぎりを頬張りながら、私は早くこの先へ進みたくて気が気でありませんでした。
進めそうな岩場なのか、やはり無理なのか。
皆が休憩しているうちに少し先を見て、「Goサイン」が出るべくアピールする腹づもりでいました。
そんな私より先に動いたのはTさんでした。
私も後を追いました。

DSC06559.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/5sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

不意に目の前に不思議な釜と滝が姿を現しました。

DSC06556.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/6sec F25.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

この釜を右側からかわし、川床を進みます。

DSC06582.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/4sec F25.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

戸地川本流には、水路へと水を取り込む取水口が4つあると聞きました。
にじき沢、砥石沢(といしざわ)、白滝、そして本流にある鉄ヶ滝(てつがたき)の取水口です。

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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/20sec F16.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

この滝の右上には取水口の跡らしきコンクリが見えました。

DSC06567.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/20sec F16.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

すなわち、これが鉄ヶ滝です。

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【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 1/4000sec F5.6 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --

この滝は、落差が10m程度と小さな滝ではありましたが、本流を流れる滝だけあって、相当の水量が勢いよく流れ落ちていました。

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【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 1/4000sec F5.6 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --

ほんの数分前、一時は諦めかけた白滝への道のりですが、再び保存会の一行に笑顔と歓喜の声が上がりました。
そして、常に険しい表情で行き先を睨んでいたTさんが、支流の先に白滝の取水口を見つけました。
ついに、白滝まであと一歩のところに迫りました。

 

 

 

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午前中は黄砂の影響か、ずいぶんと霞がかったお天気だったんですが、午後からは割りとすっきりとした空模様となりました。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/60sec F11.0 ISO=200 WB=昼白色蛍光灯 多分割測光 --

国仲平野の田んぼを朱色に染めながら夕陽が沈んでいきます。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/125sec F5.6 ISO=200 WB=白色蛍光灯 多分割測光 --

今年は天候不順のせいか、田植えもまだ終わっていないところが多いようです。

植えられた苗も心なしか頼りなさげです。。。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 18mm 25.0sec F11.0 ISO=200 WB=昼白色蛍光灯 多分割測光 --

夜。

すっきりと澄んだ空に、まんまるい月が輝いていました。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 25.0sec F11.0 ISO=200 WB=昼白色蛍光灯 多分割測光 --

月明かりに照らされた真野湾です。

不思議なほどに明るく、静かな夜です。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 55mm 30.0sec F11.0 ISO=200 AWB 多分割測光 --

こんな日に、遥か空の上から俯瞰してみたら、月明かりに照らされた海と、水を張った田んぼで水浸し状態の佐渡島と、輝いて見えるんではないでしょうか?



もし、仮にそんなことができたら、きっと幸せなんじゃないかと思います。