ニツ亀の麓から見上げた
手前の亀。
その亀の上空に3羽の鳥の影がぶつかり合っていました。
その姿を見て、即座に「ハヤブサだ!」とBORG+D300Sを振り上げる
きらくあんさん。
地図から推測し、高校以来使ったことのないピタゴラスの定理の計算結果によれば、私たちとハヤブサの直線距離は約170mです。
当然、私にはトンビの影にしか見えませんでしたが、きらくあんさんの超望遠マシンによって写し撮られた鳥の影はまさしくハヤブサでした。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 400mm 1/800sec F5.6 ISO=400 多分割測光 AWB スマートテレコン×2 --
賽の河原に差し掛かる辺りで、今度はお休み中のハヤブサを発見したので、私も撮ってみることに・・・。
α77に
超望遠レンズを装着。
カメラ内のスマートテレコンを活用し、フルサイズ換算では1,200mm相当になります。
なんだかしょっぱい顔をしています。
初のハヤブサ撮影です。
直線距離では50mくらいかとは思うんですが、私には黒い影にしか見えませんでした。
きらくあんさんも、shirotaさんも良く見つけるものだと感心してしまいます。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/500sec F5.6 ISO=400 多分割測光 AWB +0.3EV スマートテレコン×2 --
続いて、
扇岩のあたりまで戻ってきた時のことです。
ここに小さな川が流れているんですが、地図では上流に滝マークがついています。
斜面を少しよじ登れば見えるんじゃないか? ・・・なんてことを話ししていると、目の前を何かが横切りました。
私には燕程度にしか見えなかったんですが、2人は騒いでいます。
何だかよくわかりませんが、写し撮れた姿がこの後姿です。
ジョウビタキという鳥だそうです。
チョロチョロと細かく動いては、すぐに飛び立ってしまいました。
それにしても、2人とも良く見つけるもんです。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/3,200sec F5.6 ISO=400 多分割測光 AWB +0.3EV --
自力では探せないくせに、人が見つけてくれると思って何だか楽しい野鳥撮影です。
でもさすがに飛行中の鳥を撮るのは難しいですね。
せめてと思って自力で見つけました。
ウミネコです。
やっぱり目つきが怖いです。
ものすごく怖いです。。。
さて、この後、shirotaさんの車に3人で乗り込み、
跳坂へ福寿草を見に行こうという話となりました。
そんなところに群生地があるなんて知らなかったのは私です。
何でshirotaさんはそんなことまで知っているのか・・・。
脱帽です。
その道中。
「願」の外れの坂道で、キジのメスを2人が見つけました。
何故それがキジの、しかもメスとすぐに判るのかが私には理解に苦しむところなんですが、そちらに気をとられている2人を横目に反対側を見ると、
ちょうど私の目線の高さに小さなカモみたいな鳥(私にはそう見えましたが・・・)がいました。
「これは何すか?」
何気なく聞いてみたところ、2人とも大声をあげ、大そうな勢いで車を飛び出して行かれました。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/400sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB +0.3EV --
ヤツガシラという鳥だそうです。
全然カモじゃありませんでした・・・。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/500sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB +0.3EV --
「ヤツガシラだ!!」と叫び、大慌てで車を飛び出していったきらくあんさん。
さすがに鳥も馬鹿ではないので気配を察知し飛び立ってしまったんですが、そこはさすが“ハンターきらくあん”さんです。
狙った獲物は逃しません。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/500sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB +0.3EV --
そんなきらくあんさんが苦労して射止めた獲物ですが、背後からおこぼれにあずかるのは私です。
大変申し訳ございません。。。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/500sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB +0.3EV --
ウミネコに比べたらずいぶんと可愛らしいもんです。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/320sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB +0.3EV --
私たちと一定の距離を保ちながらも、なかなか逃げようとはせず、餌を探してウロウロと歩き回っていました。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/640sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB +0.3EV --
きらくあんさん曰く「基本的には日本にはいない鳥だそうです」。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/640sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB +0.3EV --
それにしたって、見つけた瞬間に名前がパッと出てくるなんてすごいですね。
2人ともすごすぎます・・・。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/400sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB +0.3EV --
何でも、あの鶏冠(?)が開くんだそうです。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/250sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB +0.3EV --
一瞬だけ開いたようなんですが、ちょうどきらくあんさんがファインダーから目を離した時だったようです。
「くぅ〜〜っ!」
と悔しそうな声をあげてらっしゃいました。。。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/250sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB +0.3EV --
ふだん、私はこういった野鳥なんかの撮影はしませんので、その難しさを感じながらカメラを構えていました。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 連続撮影優先AE 400mm 1/125sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB +0.3EV --
この一瞬を逃したら、きっとこの鳥とはもう2度と会えないだろうなと思います。
まして、自力で探すなんてとんでもないことです・・・。
確かに、風景写真だって同じものは2枚と撮れないハズではありますが、希少な鳥だけにそんなことを強く感じました。
こんなチャンスを与えてくださったお2人に感謝です。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 180mm 1/200sec F5.0 ISO=400 多分割測光 WB=背景の白いボケをグレー点指定 --
そして跳坂へ。
今まで全然気にも留めなかったところに福寿草が群生していました。
何なら「願」からこの場所までの道中にも何箇所か群生地が見えました。
本当に今まで全然気付かなかったですね・・・。
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 230mm 1/400sec F5.6 ISO=400 多分割測光 背景の白いボケをグレー点指定 --
ついさっきまで私自身が人生初の「野鳥撮影モード」に入っていたため、いざ山野草の群生地に連れて来ていただいたものの、
どうやって撮ったらよいのかわかりませんでした。
【α77】+【50mm F2.8 Macro】
-- 50mm 1/200sec F4.0 ISO=400 多分割測光 WB=背景の白いボケをグレー点指定 --
既に時計は13時を回っていました。
スタートが遅かったとはいえ、随分と時間が過ぎてしまったようです。
この日の16時のジェットフォイルで島を離れるshirotaさん。
そして、日常に戻っていくきらくあんさんと私。
色々な理由とめぐり合わせによって「願」に集い、「願」で別れました。
「願」に戻ったとき、再び福助屋さんのご主人にお会いしました。
「お世話になりました」と「また来ます」とお伝えし、自分の車に乗り込みました。
あまりにも収穫が多すぎた感のある3月の「月イチ“願”」でした。
早くも来月の来願が楽しみです。