10日ほど前になりますが、
梅津(うめづ)川の上流から、いわゆる
「アオネバ十字路」を経て
尻立山(しりたてやま)(940m)まで登って来ました。
この梅津川上流からアオネバ十字路までの登山道を歩くのは初めてでした。
まぁ、結論から言いますと「今まで見たことも無い“シラネアオイ・ロード”」でした。
素晴らしかったです。
【α100】+【DT18-55 F3.5-5.6 SAM】
-- 50mm 1/250sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
登山道の入口付近は
岨巒堂山(しょらんどうざん)(751m)の採石場が物々しい感じになっています。
ちょっとした“工場萌え”的スポットでもあります。
【α100】+【DT18-55 F3.5-5.6 SAM】
-- 18mm 1/250sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
入口です。
しかし「青粘」と書いて「アオネバ」と読ませるあたり、すごいですね。。。
「アオネバ」の由来についてはのちほど・・・。
【α100】+【DT18-55 F3.5-5.6 SAM】
-- 18mm 1/200sec F22.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
何せこの日は雲ひとつ無い快晴でした。
【α100】+【DT18-55 F3.5-5.6 SAM】
-- 55mm 1/320sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
登山道の入口の標高は約300mほどですが、入口を入って本当にすぐのところからシラネアオイの群生が始まります。
これには本当にビックリです。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/250sec F2.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
この辺りの標高は約330mです。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/200sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=背景の白いボケをグレー点指定 --
シラネアオイだけではありません。
こちらはチゴユリです。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/200sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
こちらはエンレイソウです。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/160sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=花びらをグレー点指定 --
ニリンソウです。
こちらも登山道全域で見られました。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/160sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
コウライテンナンショウというんでしょうか。
単に「マムシグサ」と呼んでいました。
この模様を見るとギョっとします。。。
【α100】+【DT18-55 F3.5-5.6 SAM】
-- シャッタースピード優先 50mm 1/15sec F29.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 -0.7EV --
ところどころ、ちょっとした小川を渡ったり・・・。
【α100】+【DT18-55 F3.5-5.6 SAM】
-- シャッタースピード優先 40mm 1/25sec F32.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 -0.7EV --
梅津川の上流に沿った登山道なので、途中で大きな滝にでも出くわすかと思ったりもしたんですが、大きな滝はありませんでした。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/250sec F2.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
そしてシラネアオイです。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/200sec F1.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
こちらも登山道全域で見られました。
スミレなんでしょうけれど、佐渡には26品目のスミレがあると言われているとおり、どの品目なのかはよくわかりません。。。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/320sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
標高は約500mです。
相変わらずシラネアオイです。
シラネアオイの群生は標高900m付近まで、すなわち、アオネバ十字路まで続いていました。
もっとも、十字路付近のシラネアオイは小さなものが多く、これからが咲き始め・・・といった感じでした。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/640sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
標高約680mです。
この標高になり、ようやくカタクリが姿を現しました。
もっとももう少し低いところからその姿は見られたんですが、どれも“残骸”というような姿のものばかりでした。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/640sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
そして小さな水の流れです。
アオネバの由来はこれです。
そのまんま、「青みがかった粘り気のある土」です。
もったいぶった割りに、全然大した答えでなくて申し訳ございません。。。
【α100】+【DT18-55 F3.5-5.6 SAM】
-- 18mm 1/160sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
そしてアオネバ十字路に到着です。
入口からの距離は約2.2km。
高低差は約500mといったところです。
道中に視界の開けた場所が少ないため、距離は長く感じました。
しかし、高低差はさほど感じませんでした。
写真中央手前が十字路になっていますが、アオネバ登山道は十字路から左側の道です。
十字路より右側の道は現在は途中で廃道となっているようです。
十字路を正面へ進むと
マトネ(笠峰)(かさみね)(937m)、そして大佐渡縦走路へと続きます。
【α100】+【DT18-55 F3.5-5.6 SAM】
-- 55mm 1/320sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
縦走路の先に聳えるのは佐渡の最高峰・
金北山(きんぽくさん)(1,173m)です。
高いです。
そして、遠いです。。。
昔は春と秋に縦走したりしていたんですが、ここ数年はそんな機会もありません。
今年の秋あたりは、久しぶりに歩いてみたいところです。
【α100】+【DT18-55 F3.5-5.6 SAM】
-- 18mm 1/320sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
そして佐渡縦貫線に出ました。
いわゆる、
入川(にゅうがわ)〜ドンデン線という道路です。
この日の時点で開通しているのは、梅津〜
ドンデン山荘下までの区間でした。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/1,600sec F2.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
この辺りは、まだまだカタクリも最盛期でした。
今年は
4月18日に最初のカタクリを見つけ、ほぼ1ヵ月後にまた出会いました。
恐らくこれが今年最後に出会ったカタクリになるでしょう・・・。
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/2,000sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --
なんとなんと、雪割草です。
まさか、また出会えるとは思っていませんでした。
残雪もありましたし、標高900mを超える辺りは、なんだかんだ遅い春なんですね。
予想外に実りの多かったアオネバ登山道でした。
そして、ドンデン山荘や尻立山ももうすぐ目前に迫っていました。