2012/09


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“月イチ「願」”

夏季休暇最後の日に、3ヶ月ぶりにたどり着きました・・・。



DSC03843.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 18mm 1/200sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=白い雲をグレー点指定 --

「願」集落へと続く坂道の途中

正面にニツ亀が見えます。


お馴染みの景色のはずなんですが、ずいぶんと懐かしく感じました。



DSC07721(太陽光).JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/320sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

到着は16時50分頃でした。

太陽が大野亀のてっぺん付近をかすめる頃で、強烈な西日が「願」に突き刺さっていました。


そんな中、蝋燭岩のある場所へと急ぎます。



DSC07724(曇天).JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/400sec F16.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

大野亀をかすめる夕陽です。

強烈でした。。。



DSC07726(曇天).JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/2,500sec F16.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

日没の時間は刻一刻と迫ってきます。

待ったなしで夕陽は角度を変えて行きます。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 40mm 1/200sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

賽の河原をかわし、ようやく蝋燭岩が姿を見せました。

ニツ亀の向かって右側の亀の手前にある鋭利な岩が蝋燭岩です。



DSC07733(太陽光).JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/200sec F7.1 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

西日を受けて、赤く輝く蝋燭岩です。


写真からはわかりづらいと思いますが、かなりの巨岩です。

高さも10m以上はありそうな感じです。



・・・で。

結局、こんなに急いで何をしたかったのかといいますと・・・。



DSC03851(曇天).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/1,000sec F16.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

蝋燭に火を灯してみようと思ったんです・・・。


肉離れをしている右足にムチ打って、汗だくになって、なんとかギリギリで間に合った割には・・・。

なんかイマイチでした。。。



DSC03857(曇天).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/1,000sec F16.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

この日の夕陽が凛々しすぎたのかも知れませんね。

も少しボヤっとした感じの夕陽だと、より蝋燭に見えるのかも知れません。。。


太陽と岩がこの位置関係になるまで走り、カメラ3台が重くて途中で1台は放り出し、最後は小高い岩に登り、
夢中で登ったは良いけれど、我に返ったらどうやって降りたら良いんだろう? ・・・みたいな。。。

結果はイマイチでしたが、まぁ、また次の機会に頑張りましょう・・・と、自分自身を納得させます。


しっかし、何しとんねん? と自問です。。。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/50sec F5.6 ISO=400 多分割測光 AWB --

カメラを1台投げ捨てた場所まで戻ってきました。

その時は気付かなかったんですが、足元の岩には名所案内のレリーフが埋め込まれていました。


大野亀とニツ亀をバックに、中央には蝋燭岩が配してありました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/50sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

視線を前に移すと、目の前には西日を浴びて真っ赤に染まる蝋燭岩とニツ亀です。


火星に降り立ったような気分でした。

(行ったこと無いですけど・・・)



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- スイングパノラマ 16mm 1/100sec F5.0 ISO=100 多分割測光 AWB -- (右にスクロールしてください→)

レリーフが埋め込まれていた岩の付近からのパノラマです。


写真左端の岩壁の下に賽の河原霊場があります。

そして大野亀、姉打島(あねうちじま)と続き、写真右側には二ツ亀と蝋燭岩が重なります。


ちなみに、春の爆弾低気圧で破壊された遊歩道は、現在、賽の河原霊場〜二ツ亀間を修復中です。
(残す修復箇所は、この間のみのようです)



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/40sec F5.6 ISO=1,250 多分割測光 WB=日陰 --

その賽の河原霊場です。


爆弾低気圧で壊滅的な被害を受けました。

久しぶりに見た感じ、被害の傷跡もうまく隠されているように見えました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/25sec F5.6 ISO=3,200 多分割測光 WB=風車の白い部分をグレー点指定 --

パッと見は元通りに見えますが、失われた部分は大きいようです。

当然ですが、すべてが元通りという訳には、到底行きません。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 55mm 1/25sec F4.5 ISO=1,250 多分割測光 WB=太陽光 --

失われた風景は戻っては来ませんが、せめて、またあのようなことが無いよう平穏が続くことを願いたいと思います。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 40mm 1/320sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そして日没が迫っていました。

賽の河原霊場から見る夕景です。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/60sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

思ったよりも陽の堕ちる時間はあっという間です。

足元の悪い中、帰路を急ぎます・・・。


足元に気をとられ、ふと視線を持ち上げると目の前には“祈りの形”がありました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/80sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

かつての扇岩
のある付近です。


「願」の集落から、二ツ亀までは遊歩道が通じています。

・・・が、言うほどに優しい道中ではありません。


別にアップダウンが激しい訳でもありませんし、難所がある訳でもありません。

・・・が、思ったほどに楽な道中ではありません。


これは歩いていただいて身を持って知っていただくほかありません。



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【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 110mm 1/20sec F5.6 ISO=640 多分割測光 WB=日陰 --

「願」の集落を見渡せる場所まで帰ってきました。


既に陽はとっぷりと暮れていました。

海面を照らす夕陽の照り返しが集落をわずかに浮かび上がらせていました。



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【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 280mm 1/30sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

いちばん最後まで「願」の沖合いで漁をしていた漁船です。


「こんなに暗いのに大丈夫かな?」

そんな心配は全く稀有だったようです。。。



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【α550】+【SIGMA 8-16mm 4.5-5.6 HSM】
-- 8mm 1/40sec F5.6 ISO=800 WB=昼光色蛍光灯 多分割測光 --

集落まであと100mあるかどうか。

大野亀を遠巻きにした「願」の海岸線です。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 26mm 30.0sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=雲をグレー点指定 --

「願」集落の端っこからの二ツ亀方面の眺めです。

すっかりと陽が落ちました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 26mm 2.5sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

大野亀方面です。

足りないのは、先ほどまで沖合いにいた漁船一隻です。


ほどなく、エンジン音を響かせながら帰港しました。



DSC07817(AWB).JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 18mm 25sec F8.0 ISO=100 多分割測光 AWB --

そして、すっかり闇に包まれた「願」の集落です。

先ほどまでの喧騒が嘘のように静まり返っていました。



“喧騒”なんて、そんな騒がしいことなんて有りようが無いのですが、この日は西日が凛々しすぎました。

「願」の集落には誰も姿が見えなかったんですが、あまりに強烈な西日のせいで私の目には騒がしく映ってしまいました。


蝋燭岩と夕陽のコラボはいまいち不発に終わりましたが、暮れなずむ「願」を遠巻きに鑑賞できたのは悦びでした。

蝋燭岩に重なるように角度を変えてきた夕陽は夏の名残を抱えていましたが、最後は「秋の夕陽」が如く“つるべ落とし”でした。


来月は、そんな夕刻から“星降る「願」”を見てみたいと思います。



ほぼ1ヶ月ぶりの清水寺(せいすいじ)です。
到着直前に何故か「単焦点だけで撮ってみよう」なんてことを考えました。
自分自身も意図するところがわかりません・・・。

DSC07571(太陽光).JPG
[α77,50mm F1.4,1/40,F8,ISO320]

DSC07576(AWB).JPG
[α77,50mm F1.4,1/125,F1.7,ISO100]

DSC07607(曇天).JPG
[α77,50mm F1.4,1/80,F2.8,ISO100]

DSC07608(AWB).JPG
[α77,50mm F1.4,1/50,F2.8,ISO100]

DSC07616(AWB).JPG
[α77,50mm F1.4,1/100,F1.7,ISO400]

DSC07620(AWB).JPG
[α77,50mm F1.4,1/80,F1.7,ISO400]

DSC07617.JPG
[α77,50mm F1.4,1/80,F1.7,ISO400]

DSC07622(白色蛍光灯).JPG
[α77,50mm F1.4,1/160,F2,ISO100]

DSC07626(太陽光).JPG
[α77,50mm F1.4,1/4000,F2,ISO100]

DSC07636(AWB).JPG
[α77,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/125,F4,ISO320]

DSC07638(白色蛍光灯).JPG
[α77,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/125,F4,ISO320]

DSC07639(太陽光).JPG
[α77,50mm F1.4,1/250,F2,ISO100]

DSC07640(AWB).JPG
[α77,50mm F1.4,1/4000,F2,ISO100]

DSC07643(AWB).JPG
[α77,50mm F1.4,1/400,F8,ISO100]

DSC07644(白色蛍光灯).JPG
[α77,50mm F1.4,1/400,F3.2,ISO100]

DSC07647(日陰).JPG
[α77,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1250,F2,ISO640]

DSC07651(太陽光).JPG
[α77,50mm F1.4,1/500,F2,ISO100]

DSC07657(AWB).JPG
[α77,50mm F1.4,1/1600,F2,ISO100]

DSC07659(太陽光).JPG
[α77,50mm F1.4,1/500,F2,ISO100]

DSC07660(太陽光).JPG
[α77,50mm F1.4,1/500,F2,ISO100]

DSC07662(太陽光).JPG
[α77,50mm F1.4,1/250,F2,ISO100]
山門に到着した時、石段のあたりにご夫婦の姿がありました。
山門を上る姿を撮らせてもらおう・・・なんて魂胆で私も車を降りたのですが、生憎「上る元気が無いわ・・・」なんていう奥様のお声が・・・。
ご夫婦はそのまま車に乗り込むと走り去ってしまいました。

山門に立つと、相変わらず溜息をつきたくなるような、独特の杉並木の雰囲気に圧倒されます。
先月とほとんど変わらない姿でしたが、あの時のような蝉の鳴き声はなく、落ち着いた空気がありました。

救世殿にある木像の坐像が目に留まりました。
見たところ、老婆のようにも見えたんですが、一体誰なんでしょうか?

杉並木をゆっくりと上り、救世殿、舞台、観音堂、本堂、庫裏と見ているうちにあっという間に1時間が過ぎていました。
観音堂の付近をもう少しじっくりと見たかったんですが、1匹のスズメバチがやたらと急かすもんですから、すごすごと降りてきてしまいました。

来月来る頃には、境内の楓も色づいていることと思います。


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「秋」という単語を3つ並べると、無理やりですが一文できますね。


・・・と言うわけで、落ち葉ではないですが、秋に咲く花の数々ということで・・・。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/800sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB --

栗です。

花と謳っておきながら、いきなり花じゃありません。


でも、とてもキレイです。。。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/1,000sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

秋といえば・・・。


ネコジャラシですよね。

正式名称はエノコログサというそうです。



DSC05973(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/400sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

スカイライン沿線にたくさん咲いていました。

ハギでしょうか?


春先で言うところの「タニウツギ」を彷彿とさせるような色合いの花です。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/200sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=花びらをグレー点指定 --

続いてこちら。

たぶんシラヤマギクなんだと思います。

これもスカイライン沿線にたくさん咲いておりました。


でも、色的にノコンギクなのかも知れません・・・。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/125sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=花柱をグレー点指定 --

ツリガネニンジンだそうです。


「だそうです」なんて書きましたが、過去にもアップしたことはあるはずです。

なかなか覚えられてない。

お花とはそういうものだと思います。。。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/5,000sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=花びらの付け根をグレー点指定 --

カワラナデシコというそうです。


万葉集にでる秋の七草のひとつだそうです。

先に登場したハギも七草のひとつとのことです。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/800sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

もひとつネコジャラシです。

セクシーなうなじです。。。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/1,600sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

ツユクサです。

朝露に輝くツユクサです。


比較的息の長い花ですね。

ずいぶん前から「撮らなきゃ撮らなきゃ」と思いながら全然撮れず、でもずっと咲いています。

午前中をすぎるとサッと閉じてしまいますね。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/800sec F2.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

イヌタデです。

佐渡ではアカマンマというそうです。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/2,500sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

何という花なのかわかりません。

・・・が、一際秋らしさを放出していました。


何となく焦燥感を掻きたてられる色合いです。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/250sec F4.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そしてこちらはミズヒキです。

イヌタデと似ていますが、ずっと細いです。

なかなか花とは認識しづらいです。



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【α77】+【50mm F2.8 Macro】
-- 50mm 1/1,250sec F3.2 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

虞美人草です。(←意味不明です!)

正確には、ツユクサとミズヒキのコラボです。


私、虞美人草という花を見たことは無く(どんな花か知らないので、見てもわからない)、せいぜい知っているのは夏目漱石の小説くらいのものです。

しかし何故かこの写真を撮って、モニターで確認した瞬間、頭の中で考えたことは「虞美人草みたい!」でした。


何故なんだろう・・・。



佐渡は「花の島」とも呼ばれ(?)、新潟県内に咲く花の(確か)93%以上は佐渡に咲いているそうなんです。
(なんだかよくわからない数字ですが・・・)

なので、毎年春になると「今年こそ、島に咲いている花を片っ端から撮って調べてやろう!」と思いはするんですが、全然追いつきません。


日々、昨日とは違う花が姿を現し、昨日まで咲いていた花はあっという間に姿を消していきます。

そんなこんなで、毎年、同じような時期に同じような花を撮っては名前を覚えておらず調べなおす・・・を繰り返しております。



無論、今回の花写真も、その一環ということでご理解いただきたいと思います。。。


 
よく「馬鹿とナントカは高いところへ上りたがる・・・」なんて言いますが、そのとおり、私は高いところへ上がるのが好きなようです。
(ただし、人工物の高いところは苦手かも・・・)


俯瞰するのが好きなんですね、きっと。



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【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 1/160sec F16.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

国仲平野が見事な黄金色に染まったこの日---敬老の日---久しぶりに大佐渡スカイラインへと向かいました。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/200sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

気がついたら、スカイラインなんて5月以来なのかも知れません。

特に、行けない理由があった訳ではありませんが、行く余裕も無かったのかも知れません。


何せ久しぶりな感じでした。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/160sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

航空自衛隊駐屯基地の下にある牧場です。

背後には金北山(1,173m)が迫っています。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/1,000sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そして、ススキが光り輝く季節になりました。

黒々とした青い空に、逆光のススキは良く似合います。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/200sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

妙見キャンプ場の千竜桜です。

当然、ここに来るのも以来ということになります。


というより、春以外の季節にここへ来ることはほとんどありませんでした。

しかし『枝振りが見事なのに、春しかカメラを向けられないのは、桜だから』という某カメラマンの名言を聞いて、ここへ来たくなりました。


星空とかバックにしたら、サイコーかも知れません。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 40mm 1/320sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

秋の風に泳ぐススキの群れです。

波打っているようでした。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 70mm 1/250sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

そして地獄谷の縁から俯瞰した国仲平野です。

小佐渡丘陵の向こう側に、角田の山並みが霞んでいます。


春は水田に水が張られた景色を見下ろして「瑞々しさ」を感じ、夏は一面緑の風を感じて「爽やかさ」を感じ、そして今、黄金色の平野を見下ろして「豊かさ」を感じます。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 40mm 1/320sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

真野湾方面です。


右手前は二見(ふたみ)半島

そしてそこから始まるCの字型の湾の向こう側は小木(おぎ)半島です。


ちなみに、こういう高所に来ますとよく背後から「ワッ」とやって驚かす方がいらっしゃいますが、この場所でそういうことをやると、結構シャレになりません。

この日も背後からそれをやられたんですが、危うく“うっちゃり”を仕掛けるところでした。



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【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 120mm 1/1,000sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

小仏峠(おぼとけとうげ)(656m)をかわし、相川湾を望みます。


強い陽射しに輝く海の色は、まだまだ夏の色です。

突き出た突端は春日崎です。



この3連休中はどの日も素晴らしいお天気でした。

なかなか時間が無く、この日は久しぶりに1日フリーで、ようやくスカイラインにも来ることができました。


次に上って来る頃は、紅葉の季節かと思います。

その時は、車でなくて大佐渡を縦走してみたいですね。


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とんぼ返りの9月24日。

ほぼ予定通りの行程を終え、無事に12時35分新潟港発のカーフェリーに乗船しました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/640sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

屋上デッキへ。


平日のお昼の便ということもあり、混み合うことも無くとてものんびりしたムードが漂っていました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/8,000sec F4.5 ISO=400 多分割測光 AWB --

頭上をかすめて行くウミネコです。


半そででは肌寒さを感じました。

秋の空がキレイでした。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/8,000sec F4.5 ISO=400 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

甲板に降り立ったウミネコです。


ここまで寄っても逃げませんが、無関心を装いつつ常にこちらに注意が払われているのがわかります。

そして私も「お前には全然キョーミ無いよ〜・・・」というような顔をして近づいていきます。


基本、ここのウミネコは人に慣れているんでしょうけど・・・。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/1,600sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=雲をグレー点指定 --

そして出港です。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/800sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

恐らくは、“本州でいちばん佐渡に近いところで釣りをしている人”がいる灯台をかわします。


背後は臨港町あたりのコンビナート群です。

新潟空港や山ノ下海浜公園も近く、フェリーをかすめて飛行機が1機離陸して行きました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 連続撮影優先AE 45mm 1/500sec F4.5 ISO=100 多分割測光 AWB --

フェリーと並走する・・・これはカモメ・・・でしょうか??


越佐海峡を航行するカーフェリーは、常にこういった鳥の集団を引き連れています。

鳥たちにしてみたら、お客さんがくれる高級食(=えびせん)がお目当てです。


この日は雨がちな天候だったので、甲板で餌をくれるお客さんはいなかったでしょうね。。。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/2,500sec F5.6 ISO=400 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

出港してから約2時間です。

佐渡の島影が迫ります。


新潟行きの高速船・ジェットフォイルとすれ違いました。

雨に霞んでいます。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/2,000sec F4.5 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

雨が去った後の甲板です。


以外とこれに気付かず、写真を撮ろうと身を乗り出してお腹から脇のあたりがビッチョリ・・・てことがあります。

もちろん、この日もそうでした。。。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/640sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=雲をグレー点指定 --

そして両津湾内に入ります。


この日は思ったよりも波が高かったようで、結構揺れを感じました。

これから冬場にかけて、厳しい船旅になる機会は増えます。


しかしそこは、島民としては避けては通れないところです。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/400sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

そして「おけさ灯台」のお出迎えです。


背後の雲のかかっている付近には、本来であれば佐渡の最高峰・金北山(1,173m)が鎮座しています。

佐渡へ観光などで来るお客様が初めて目にするであろう風景のひとつです。


結構な雄大さを感じて、私も好きな景色です。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 26mm 1/500sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

防波堤の背後には、内海府の島影が続いています。

何となく、この防波堤の内側へ入ると安心する部分があります。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/500sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

振り向くと、後発のジェットフォイルも入港してきました。


この日の波では、なかなか辛い船旅だったかも知れません。

3mくらいの波があると、波との衝突を避けるために果てしない蛇行運転をします。

これは、慣れない人には堪えると思います・・・。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 55mm 1/500sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=雲をグレー点指定 --

そしてあっという間に追いつかれてしまいました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/500sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=雲をグレー点指定 --

最後は並んでフィニッシュです。

世にも珍しい、カーフェリーとジェットフォイルの同時着岸の図です。。。



どこか遠くへ行きたい・・・と願った夏期休暇ですが、島外へ出るのは今回のみとなりそうです。

まぁ、短い割には充実の半日でした。


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夏季休暇の初日は、所用で新潟へ行ってきました。

今回は日帰りで、朝イチのフェリーで新潟に渡り、お昼の船で佐渡へ帰るという強行スケジュールでした。


まぁ、早い時間に帰ることは自ら望んだことですので・・・。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/200sec F8.0 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

雲が早く流れていました。


朝方はずいぶんと雨が降ったそうです。

訪問先の担当の方が教えてくれました。


そして「暑くなってきましたね」と。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/125sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/250sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/250sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/640sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャーエフェクト=ミニチュア --

新潟の象徴でもある、信濃川とそれに架かる万代橋です。


20代の前半には新潟市内に9ヶ月ほど住んでいました。

駅の南側に住んでいたということもあり、古町を含めてこちら側---北側----に来た記憶はほとんどありません。


しかし、この川沿いに来ると“新潟の豊かさ”のようなものを感じてしまいます。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/1,000sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

そして佐渡航路へ・・・。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/320sec F8.0 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

信濃川のヨットハーバーです。

高くて青い空に、軍艦のような大きな灰色の雲が繰り返し押し寄せていました。


その9ヶ月の間の出来事として、このハーバーを発着のクルーズ船に乗ってのランチとか体験したことがあったんですが・・・。

暑くて、狭くて、さらには会社の社員総出の昼食会だったので(昼食後、営業に出動!)お酒も飲めず、全然楽しくなかった思い出になっています。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/400sec F8.0 ISO=100 多分割測光 AWB ピクチャー・エフェクト=ミニチュア --

そして佐渡汽船に到着し、改札を通り、カーフェリーへと乗り込む直前です。

再び上空は厚い雲に覆われました。



例年、夏季休暇は車ごと島を飛び出して放浪するんですが、今年は金銭的にも時間的にも余裕が無いため、お出かけは控えることにしました。

その意味では、今回の「新潟の半日」が“放浪”代わりとなりそうです・・・。


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例えば、冬は「迫り来る」感じがします。

春は、ちょっとずつちょっとずつ「やって来る」感じがします。

夏は「来た!!」というイメージです。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 45mm 1/250sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇り空をグレー点指定 --

では秋は?


秋は「やって来る」というより、夏が過ぎてしまったのを見送って、振り返ったら「秋だった」というイメージです。

そして、今日はそんな日でした。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/2,500sec F2.0 ISO=100 多分割測光 色温度=4,300k --

降ったり止んだり、くるくると目まぐるしく空模様は変わって行きました。

そして、雨が上がるとちょっぴり肌寒さを感じたり・・・。



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【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 400mm 1/320sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

もうそこには“秋”が居てしまっていました。


ここまで粘ってきましたが、残念ながら、夏の終わりを認めざるを得ない季節になってしまいました。

私にとっては、1年でいちばん寂しい時ですね・・・。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 45mm 1/30sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=暗い雲をグレー点指定 --

国仲平野の夕景です。

手前は国府川です。


雨上がりの空が泣き腫らしたような夕焼けになっていました。

ちなみに、いちばん最初の写真は河崎仏舎利塔の上空に架かっていた虹です。


今日は、初めてこの仏舎利塔へ行ってみようと車を走らせたんですが倒木で進めなくなり、仕方なく違うルートを攻めてみたところ、道路が崩れて無くなっており、
結局、時間ばかりをかけて同じところをぐるぐる回って下山するハメになってしまいました。

まぁ、こんな日もあります。



そして、秋になってしまった頃に、ようやく夏季休暇です。


 
小倉峠を越え、対岸の弥彦・角田の両山を望む小佐渡丘陵の稜線にやってきました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/640sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=白い雲をグレー点指定 --

頭の中には、近い記憶しか無いのですが、前回来た時から既に3ヶ月近くが経過していました。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 80mm 1/800sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --

しかし、そんな中でも、この景色は私にとっての新たな記憶です。

木金山(505m)と呼ばれる山付近からの岩首の棚田です。


眼下に輝いて見えました。

もっと広がっていそうな気もしたんですが、とにかく佐渡の景色ではないみたいでした。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 120mm 1/250sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そした棚田に降り立ちました。

真っ青な海に貨物船が一艘・・・。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/160sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=白い雲をグレー点指定 --

棚田を見下ろす展望小屋付近からの眺めです。


3ヶ月前は、一面緑でした。

今は、一面黄金色です。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/320sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

ここへ来たのは9月16日でした。

この時点で、まだ稲刈りはされていませんでした。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/160sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=日陰 --

その点が大いに幸運でした。

来るタイミングとしては、いちばん良かったのかも知れません。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/320sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=日陰 --

それにしても、人居なさすぎだろう!

そう思うくらい、誰にも会いませんでした。


いつもなら、農作業をしているジイバアや、必ず誰かしらは居るハズなんですが・・・。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/250sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そう思ったら、この日は「岩首・熊野神社大祭」という、この村きっての大きなお祭りだったようです。


下山し、佐渡一周線に出たところ、「このムラにこんなに若者がいるのか?」と思うくらい、大勢の若者がくり出しておりました。

何でも、8人が入るような大獅子が名物だそうです。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/250sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=日陰 --

せっかくの滅多無い機会だったので、お祭りの様子まで撮ることができたらよかったんですが、残念ながら時間の縛りがあったため、泣く泣く岩首を後にしました。

素晴らしい棚田を見せていただき、そのうえ、お祭りまで見せてもらえるなんてサイコーのタイミングだったんですが・・・。


また来年です。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 55mm 1/250sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=日陰 --

こんな美しい景色を、どれだけ先まで維持して行けるんでしょうか。


佐渡の農業従事者の7割が65歳以上とも聞きます。

かく言う自分も、農家に生まれたわけでもなく、農業に従事する立場にありません。

「美しい」だけでは済まされない問題がありますね。


あと10年、いや、あと5年。

下手をすると現在の農業従事者数は半減しているかも知れません。

そして、それは、もうずっと長きに渡って日本中が抱える大きな問題です。

何十年かかって解決できなかった問題を、この先数年で解決するなんてできるんでしょうか・・・。



せっかく佐渡の大空に朱鷺が帰って来たというのに、すべてが元通りという訳には行かないようです。


 
今日も快晴でした。



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【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 150mm 1/100sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=昼光色蛍光灯 --

とびきりの夕陽でした。

ほんの今さっきの撮れたてな夕陽です。



DSC06215(昼光色蛍光灯).JPG
【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 210mm 1/160sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=昼光色蛍光灯 --

海へ落ちる前に雲の中へ消えてしまいました。

しかし、真っ赤で、しかも情緒ある夕陽でした。



快晴ではありましたが、風は涼しく、秋の気配が色濃く漂っています。

今も窓の外からは虫たちの合唱が聴こえてきます。


 
遠きちとせの昔より、黄金花さく佐渡島・・・。

とは、我が母校である相川小学校の校歌の歌いだしです。



DSC05902(太陽光).JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/500sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そして、ここは実りの季節を迎えた小倉の千枚田です。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/1,000sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

かつて佐渡金山が全盛であった頃には、相川地区だけでも、その人口は5万人とも10万人とも言われたそうです。

そうした人口過多の時代に食糧難を起こさないために、こうした山間部の---下手をすれば生産性も伴わないような場所にまで---田をこしらえたそうです。



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【α77】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 1/320sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

冒頭の一説“黄金花さく佐渡島”


佐渡金山の麓、相川小学校の校歌ですから、当然これは佐渡金山のことを詠ったものと思っていたんですが、
こうして見ると、この一説は世界農業遺産(GIAHS)にも認定された佐渡のこの美しい農風景---それは金山とは決して切り離せない---を詠いこんだものかも知れません。



まさに、佐渡は今“黄金色の花”の咲く季節です。