2015年5月4日。
既に2つの目的地に到達していたため、何となく目的を失った感はありました。
まして、本来であれば富山湾で朝の北アルプスを拝むつもりであったのに、まるで違う方向へ来てしまった訳ですから…。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/200,F5.6,iso100】
まぁ、どうにもなりません。
でも、赤城の山の美しい裾野を背景にしたこんな景色も嫌いではありません。
前日の夜のうちにたどり着けていたらと思うと少々残念ではありましたが…。
【α99,70-400mm F4-5.6 G SSM,1/160,F8,iso100】
渡る時はいつも緊張する橋です。
何というか、陰部とお尻の間のあたりがスースーする感じがする橋です。。。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso100】
で、悩んだ結果、それでもやはりこの界隈へ来たら、ここは外せないだろうと…。
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/640,F2,iso100】
何気に今回の放浪期間中は歩く距離が半端ではありませんでした。
次回は折り畳み自転車を積もうと思います。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso500】
この大型連休の中で、この日だけは空模様が芳しくありませんでした。
それは事前からの予報で知っていたことなので驚きもしませんでしたが。
それでありながら、崩れそうで崩れず、この頃には青空の方が広くなろうとしていました。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/1000,F5,iso500】
しかし、ロープウェイ駅の駐車場で係の方に聞いたところ「皆さん、自己責任という形で歩いてらっしゃいます(苦笑)」と…。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso500】
「ただし、マチガ沢付近で雪崩のために道路が寸断されているようなので、くれぐれもご注意ください」とのことでした。
事実、ちょっと日蔭になるとまだまだ山肌には積雪がありました。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/500,F5.6,iso500】
そしてこちらが崩落斜面です。
皆さん、何とか乗り越えていらっしゃいました。
ただ、自転車がズラーっと並んでいました。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/160,F11,iso500】
ここを歩くのは3回目くらいになりますが、今回ほど自転車に乗った方が多かったのは初めてでした。
さすがに自転車を担いでここを越えるという方は少なかったようです。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso200】
崩落斜面を越えてなおも進みます。
「こんなに遠かったかなぁ??」と…。
【α99,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1000,F2,iso100】
親子連れに会いました。
手を引いているのはお母さんでした。
お母さんは“トトロ”の「さんぽ」を口笛で吹いていました。
小さい娘さんは、必死にくっついている感じでした。
お父さんはカーブを曲がった先の方で待っていたんでしょう。
カーブを曲がるや否や、娘さんはお母さんの手を離れ「お父さーーーん」と駆けて行きました。
思わずお母さんに「おいくつなんですか??」と訊ねてみました。
「4つです」だそうです。
大人でも1時間近くかかる山道を…。
立派です。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/500,F5.6,iso200】
そして「一ノ倉沢」が見えてきました。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/1250,F5.6,iso200】
昨年は岩壁の上半分が霧に覆われていました。
今年は青空でした。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/400,F11,iso200】
雲が流れ、一気に青空の面積が広くなりました。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso200】
こんなに雪の残る一ノ倉沢は初めてです。
沢の正面の雪の壁は3mはあろうかと…。
【α99,70-400mm F4-5.6 G SSM,1/200,F8,iso100】
正面の岩壁を雪解け水が滝となって流れ落ちていました。
これだけ雪があれば、雪渓の上を伝って簡単に岩壁の下まで行けそうに見えますが…。
【α99,70-400mm F4-5.6 G SSM,1/250,F8,iso100】
実際にはクレバスやらスノーブリッジやら、危険がたくさん潜んでいるんでしょうね。
【α99,70-400mm F4-5.6 G SSM,1/250,F8,iso100】
空気が澄んでいたのか、午前中の光の巡りが良かったのか、なかなかクリアな写りでした。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso200】
で、私も雪の壁に突入してみました。
【α99,70-400mm F4-5.6 G SSM,1/2000,F4,iso100】
雪の壁の下から溢れ出た沢の水が、勢いよく沈下橋の上を走っていました。
しかも相当な勢いです。
即席の飛び石橋が架けられていましたが安定が悪く、踏み外すと一気に膝のあたりまでズブ濡れになりそうな勢いでした。
先ほどからここを通る方たち --- 特に女子 --- が、キャーキャー騒いでいる訳がやっと分かりました。。。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/200,F11,iso200】
まぁ、せっかくなので雪の壁の上に登らせていただきました。
おっかない飛び石橋を帰るのもイヤでしたから。。。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/800,F5.6,iso200】
白い雲、青い空、薄暗くも適度に光が回った岩壁、そして新緑に残雪…。
こんな贅沢な一ノ倉沢は初めて見ました。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso200】
【α99,70-400mm F4-5.6 G SSM,1/500,F8,iso100】
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/250,F11,iso200】
別れは手短に…。
お名残り惜しさが出ないうちに、振り返らずに立ち去ります。
まぁ、こんな写真を撮ってる時点で既に振り返っているんですけどね。。。
【α99,70-400mm F4-5.6 G SSM,1/400,F5.6,iso200】
家族連れです。
お父さんと娘さんはずんずん進みたそうでした。
お母さんは山野草を見つけるたびに足を停め、写真を撮り、そして先行く2人を追いかけていました。
【α99,70-400mm F4-5.6 G SSM,1/500,F5.6,iso200】
自転車がとにかく多かったです。
楽チンでしょうし、気持ち良いでしょうね。
老若男女、和洋折衷、古今東西、入れ替わり立ち代わり人で賑わった清水街道でした。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/320,F5.6,iso200】
無事に下山し、清水トンネル上のスノーシェードからです。
駅からエンジ色の屋根が連なり、湯檜曽川の上を渡っています。
地下の下りホームへと続く通路です。
駅の正面で減速し、立ち寄ろうかと相当悩みました。
しかし、かつて見たことのないほどの駐車車両の多さに辟易し、今回は素通りを決めました。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/100,F11,iso200】
お店にはお昼を待つ行列ができていたため、断念です。
いつもの
赤谷湖畔でしばしの休憩ののち、再び新潟県を目指して三国街道を駆け上がりました。
余談ではありますが、結局昼食は2日前と同様「ゆざわ健康ランド」でお世話になりました。
芸がないといえばそれまでですが、持つべきは「ゆざわ健康ランド」と理解しています。。。
ここから先の道のりは、昨秋とまったく同じです。
【α77,SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM,1/80,F5.6,iso400】
「R17」から「R353」へ。
【α77,SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM,1/80,F5.6,iso400】
何だかんだ雪は多かったようです。
G/Wにこれだけの雪が残っているのは6年ぶりとか耳にしました。
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/60,F5.6,iso1600】
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/60,F5.6,iso1600】
【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/160,F1.4,iso400】
【α77,SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM,1/20,F8,iso400】
【α77,SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM,1/40,F5.6,iso400】
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/60,F5.6,iso1600】
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/60,F5.6,iso1600】
【α7S,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,1/30,F11,iso100】
そしてこちらは「星峠」の棚田です。
【α99,70-400mm F4-5.6 G SSM,1/125,F8,iso200】
県境を越え、新潟へ入ると雨の跡はありませんでしたが、どんよりとした空模様になっていました。
しかし、またもやタイミングよく、ここへ来るや否や陽が射して来ました。
【α99,70-400mm F4-5.6 G SSM,1/200,F8,iso200】
【α77,SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM,1/200,F8,iso200】
【α99,70-400mm F4-5.6 G SSM,1/100,F8,iso200】
既に星峠には相当数のカメラマンが押しかけ、明日の夜明けを待って三脚が「座席取り」のためにズラっと並んでいました。
(それもどうかと思いますが…)
私もこの日は別の場所で星空撮影をしたいと思っていました。
しかし、天気予報は優れず、夜になって大粒の雨が落ちてきました。
夜半過ぎになっても雨の勢いは衰えず、私も車の中で寝つつ起きつつしながら思っていました。
「星峠でスタンバってた方たちも残念だろうな…」なんて。
しかしそれは、ここにいた方たちにとっては杞憂だったようです。