2018/02



朝は陽が射し、青空も覗いていました。

しかし、今朝もまた時間に糊代の無い行動をしていたため、出勤道中に写真を撮る余裕なんぞはありませんでした。

 

自由の身になったのは22時過ぎでした。

外は大粒の雨です。

どこかに立ち寄って雨模様のしっとりした写真でも…という気も失せてしまいました。

 

…という訳で「いつかの雪山」です。

いつ、どこかはわかりません(笑)

記事は作成したものの公開していないものが20くらいあります。 そのうちの1つです。



【α77,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8ZA SSM,1/250,F11,iso200】

標高約300m付近です。
林道にバリケードが1枚置かれていましたが、積雪は1〜2cm程度です。
何故か道の真ん中を開けるように置かれていたバリケードをかわし、順調に車を走らせます。


【α77,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8ZA SSM,1/1600,F5.6,ISO100】


バリケードのところまでは(たぶん、バリケードを置きに来た車の)轍があったんですが、それを過ぎると林道は完全に“未踏の地”と化していました。
ところどころ、獣の足跡が続いています。


【α77,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8ZA SSM,1/125,F11,ISO100】


標高約450m付近です。
不快谷を挟んで対岸の美しい雪景色が目の前に広がります。


【α77,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8ZA SSM,1/160,F11,ISO100】 多分割測光 AWB --

同じ位置から左側へ目線を移します。
削ぎ落としたような急峻な山肌が目を惹きます。
このあたりから、目に見えて積雪が増えてきました。
4駆のローかセカンドでないと上れません。。。


【α77,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8ZA SSM,1/320,F5.6,ISO100】


10時03分。
登山道の入口に到着です。
ずっと車のお腹を擦りながらも踏ん張って上って来ましたが、ここが限界でした。

標高は約700mです。
積雪は20cmを超えようかというところです。
ここからは歩いて進むことになります。
雪の林道をひたすら上ります。
場所によっては、膝のあたりまでの積雪がありました。
万一のためにと用意していたスコップと、この日のためにと用意していたかんじきを忘れたことに気付いたのはこの時でした。。。


【α77,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8ZA SSM,1/500,F9,ISO200】


標高約800mのあたりです。


【α100,Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA,1/640,F11,ISO100】


日頃の不摂生がたたり、非常に辛い上りでした。
しかも雪が深く、1歩1歩が大変です。
ガッリチと着込んできたんですが、すぐに汗びっしょりになってしまいました。。。


【α100,Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA,1/400,F11,ISO100】



おかげでファインダーを覘くたびにメガネがくもります。
「今日はコンタクトを着用!」って決めていたハズなんですが、準備していたものも何ひとつ持ってきていやしません。。。
ずいぶん前にも、同じような場所から林道を歩いたことがありました。(その時は春でした)
何気に長い道のりです。

心が折れそうになるのを堪えるのに精一杯でした・・・。


【α100,Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA,1/1600,F5.6,ISO100】


既にプルプルきている足を何とか前に進めながら歩くこと40分。
ようやく、ようやく目的地へ通じる入口にたどり着きました。


【α550,SIGMA 8-16mm 4.5-5.6 HSM,1/500,F11,ISO200】


しかし、何と言っても天候に恵まれました。
きっと重苦しい空の下を横殴りの吹雪にでも見舞われながら歩くことを想像していたので、この青空にはずいぶんと救われました。
足を進めます。


【α77,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8ZA SSM,1/80,F11,ISO200】


“静寂”の中、足を進めます。
森の中へ入ったからといって、積雪が少ないということはありませんでした。


【α77,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8ZA SSM,1/800,F11,ISO200】


足元には、雪の奏でる“Naturality”です。


【α100,Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA,1/160,F11,ISO100】


この天然杉の森へと続く林道に入る前に体をたっぷりと冷やしました。
林道頂点までの40分で嫌というほど汗をかいたので、しばらく雪の上に大の字になって寝転がっていました。
その時は、じわじわと体が冷えていくことを快感に思っていたんですが、ここに来て寒くなってしまいました。
セカンドウィンドを過ぎ、体は軽くなりはしたんですが、今度は汗が冷えてしまい、足の指先なんかはビリビリとしてきだしました。


【α550,SIGMA 8-16mm 4.5-5.6 HSM,1/250,F11,ISO200】


一転、「寒い・・・」と呟きながらの山歩きとなってしまいました。


【α77,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8ZA SSM,1/250,F11,ISO100】

どこからともなく、鳥のさえずりが聞こえてきました。
見上げると、燕くらいの大きさの鳥が2羽ほど枝の上をぴょんぴょんと移動していました。
本州ではドングリ不足のため、熊さえも人里まで降りてきているというのに、こんな凍てついたところに小さな鳥がよく居るもんです。
多少、違和感を覚えてしまいました。
そして、時刻は11時です。

 

 

 

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また時化るそうです。

 

DSC08126.jpg

【α7SII,Pentacon AV 80mm F2.8,1/20,iso1600】

 

朝から生ぬるい1日でした。

午後になって、気が付いたら雨になっていました。

20時過ぎ頃でしょうか、国道を車を走らせていると土砂降りの雨に見舞われました。

「こんなまとまった雨なんて気持ちいいなぁ…」なんて呑気なことを考えていたら、目と鼻の先で稲光です。次いで豪快に雷が鳴りました。

そういえば、今年の冬は星空も少なければ、雷も聞かなかったな…と。

軒先にあるドライフラワー状態と化したの紫陽花を見て、そんなことを考えていました。

 

…で、また時化るそうです。

明後日あたりから時化るそうです。

週間天気予報を見ると、土曜日には再びの雪マークです。

金曜日の夕方には海を渡りたいのですが、今年の冬は本当に巡り合わせがよろしくないです。

 

 

 

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良いお天気な1日でした。

 

DSC08111.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM,30,F5.6,iso2500】

 

朝の青空の下に白く光る大佐渡山地がキレイでした。

夕方の夕陽にピンク色に光る大佐渡山地がキレイでした。

そして夜、淡い月夜に姿を見せる大佐渡山地がキレイでした。

朝のわずか5〜10分の早起きが出来ない毎日です。

 

 

 

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両津港を一望できる岸壁に立っていました。

 

DSC08091.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/2500,F2.8,iso100】

 

カーフェリーやジェットフォイルの入出港時間と重なったら…なんて思っていたんですが、停泊している船もなくただただ静寂でした。

…と、そんな静寂の岩壁で足元に目を移すと、水溜まりに何かが跳ねています。

 

DSC08086.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/1000,F2.8,iso100】

 

水溜まりに打ち上げられていたのはフグでした。

波で打ち上ったとは考えにくいですから、きっと釣り客の方が忘れてしまったのか捨ててしまったのか…。

とにかく、浅い水溜まりの中でもがいていました。

 

良いのか悪いのかはわかりませんが、とにかく水たまりから救い出すと、岩壁から海へ放って差し上げました。

「救い出す」とは書きましたが「傘を使って転がして海へ落とした」と言えなくもありません。

海へ着水したあと、元気に泳いで姿を消しました…と思い込みたいです。

なんとなく、元気なく沈んで行ったようにも見えなくもありませんでした。

 

DSC08095.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/2500,F3.2,iso100】

 

という訳で、何となく懺悔したい衝動にかられたもんですから、やって来たのはカトリック佐渡教会です。

 

DSC08099.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/160,F2.8,iso1000】

 

DSC08101.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/160,F2.8,iso1000】

 

DSC08105.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/160,F2.8,iso1000】

 

DSC08108.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/160,F2.8,iso1000】

 

お寺の本堂なんかもそうですけど、こういうところに来て目を閉じてみるだけで頭の奥から「シーン」という音がしてくるようで、

それだけで敬虔で厳粛な面持ちになってしまう --- と思い込んでるだけかもしれませんが --- から不思議なものです。

何となく日頃から身体にためこんでいる --- のかどうかわかりませんけど --- 憑き物や腫れ物が少しだけ浄化された気がしてきます。

 

DSC00280.jpg

【α99,70-300mm F4.5-5.6 G SSM,1/400,F6.3,iso100】

 

帰路の加茂湖畔です。

沖合の筏で作業をしているのは、きっと私の知っている人なんだろうと思います。

こちらで潮の香りみ満ちた冷風を浴びて、もう1度体を浄化しました。

 

岸壁でのフグとの出会いに加え、たまたま観た湊かなえさん原作の映画「贖罪」が私の足を教会へと運ばせたのかも知れません。

この日の”懺悔”が実を結ぶか否かについては、後日やってくるであろう「フグの恩返し」を待って判断してみたいと思います。

 

 

 

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「花園」に足を踏み入れて来ました。

 

DSC08050.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/160,F2.8,iso1000】

 

…と言っても、バラ色の酒池肉林の…というのではなく、昔ながらの”喫茶店”である「珈琲花園」さんです。

佐渡汽船両津港ターミナルすぐ。ラーメン、丼物、パスタ等々、この通りには何でも揃っています。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/60,F2.8,iso1000】

 

「珈琲花園」さんは、この通りの一角に軒を連ねています。

ずぅっと前に1度だけ入ったことがあるような、無いような…。

いや、多分この日が初めてでしたね。

 

DSC08057.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/400,F2.8,iso1000】

 

玄関が、真新しかったんです。

なので、新しいお店なんだと思って入ってしまいました。

(「しまいました」なんて言うのは失礼かも知れませんが、最初はホントにそんな感じでした)

 

DSC08044.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/60,F2.8,iso1000】

 

メニューは”ホット”のみです。

1杯400円です。

 

DSC08059.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/25,F2.8,iso1000】

 

店内は…。

 

DSC08065.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/100,F2.8,iso500】

 

福助をはじめとした骨董品で溢れています。

こちらはご主人のご趣味が高じたそうなんですが、店内に並ぶ骨董品の色々についてご主人が詳しくご紹介くださいました。

「仕方ないわねぇ…」という表情を浮かべながらも、そんなご主人の姿を優しく見守る奥様の笑顔が印象的でした。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/40,F2.8,iso500】

 

こちらの鉄瓶は鍛冶町産だそうです。

 

DSC08072.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/20,F2.8,iso500】

 

招き猫がゆりかごに揺られているというのも初めて見た気がします。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/15,F2.8,iso500】

 

もう、なかなかお目にかかることもなくなりましたピンク電話です。

当然、現役です。

ダイヤル中央に注意書きがありますが、10円玉が切れそうになると「ブー」って音がしましたよね。(「ピー」ではなかったかな…)

料金不足になるのが嫌だったので、たいていは10円玉を山ほど投入していました。

”ガチャン”と受話器を置くと、下の返却口に余りの10円玉がジャラジャラと落ちてきましたね。

覚えてますか??

 

DSC08079.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/40,F2.8,iso100】

 

こちらは新しくなった玄関のドアです。

 

お店は開店から間もなく50年を迎えるんだそうです。

なるほど、店内の年季の入った重厚なご様子からはその歴史が見てとれました。

しかし、私たちがこの日このお店に入ろうと思った最初のキッカケは「新しいお店かな??」というものでした。

こちらの玄関には、昨年、車が突っ込んできたんだそうです…。

で、修繕に際しては一部改装というような形で従来とは異なる趣に一新したんだそうです。

 

「でもな、ここだけは昔のままなんだよ」

そうおっしゃいながら、ご主人が玄関のドアを開けて瓦を指さしてくださいました。

お店の看板は真新しくなっていましたが、その上に並ぶ軒丸瓦には「花園」と刻み込まれています。

 

「開店当初はそれだけ意気込んだんだよ。ここだけは当時のままに戻したんだよ」

 

DSC08084.jpg

【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/125,F2.8,iso100】

 

「もう80になったから、お店はいつ辞めても良いんだよ。人通りも本当に少なくなったしね」

「新規のお客さんなんて来ないよ。いつも顔馴染みばっかり。でも、みんなが『やめるな』って言うんだ」

 

お店に入った瞬間、玄関の真新しい様子とはまったく違う店内の様子には驚かされました。

メニューもなく、お冷を通してくださったご主人からは「ホットで良い??」の一言のみでした。

しかし「お客さん、どちらから来たの??」を皮切りに、色々な話に花が咲き、とても楽しいひと時を過ごさせていただくことができました。

 

いつでもお店をたたむ腹積もりがあって…ということは無いんでしょうけれど、店内のメンテナンスの行き届いた清潔感の溢れる様はとても清々しいです。

こう言っては申し訳ないかも知れませんが、所謂”骨董屋”というとゴチャゴチャとした埃っぽいイメージは拭いされません。

しかしながら、このお店にはそんなところは微塵もありませんでした。

 

「ソファはね、東京から仕入れたんだ。キャバレータイプだから、他の喫茶店よりも広いんだ」

お店はいつ畳んでも良い…なんておっしゃっていましたが、細部へのこだわりはきっとずっと変わっていないんだなと思います。

小1時間ほどお邪魔させていただき、お代を払ってお店をあとにしました。

「また来ますんで、それまでは畳まんでくださいよ」

ご主人も、奥様も笑っていらっしゃいました。

「珈琲花園」さん。また近いうち、間違いなく来たいと思います。

 

ちなみに、こちらのご主人と奥様…。

1月に足を運んだ「三崎そば」さんで顔を合わせていたお2人でした。

この日、敢えてその話は持ち出しませんでしたが、もう少しこちらのお店に足を運び、もう少し仲良くなることができたら「実は…」と切り出してみます。

 

 

 

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この冬、何か足りないものがありました。

 

DSC07929.jpg

【α7SII,LA-EA4,70-300mm F4.5-5.6 G SSM,30,F5.6,iso2000】

 

圧倒的に足りなかったものは、星空ですね。

日中は晴れることはあっても、夜になると空一面を雲が覆っているということが往々にしてありました。

 

DSC07935.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,30,F5,iso6400】

 

この日も日中は”快晴"でした。

しかし、快晴は夜になっても続いていたようです。

これ、本当に今年の冬には無いことなんです。

(私の周りだけかもしれませんが…)

 

DSC07938.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,30,F8,iso6400】

 

先日は強風と荒波の打ち付ける長手岬でした。

この日は風もなく、星と月の長手岬でした。

 

DSC07940.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,30,F5.6,iso6400】

 

星がたくさん瞬いていましたが、月明かりに負けてしまってます。

まぁ、贅沢は言えませんが…。

 

DSC07941.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,30,F5.6,iso6400】

 

沖合いに広がる岩場を進み、クレバスに気をつけながら灯台の裏手までやって来ました。

写真右側には、オリオン座と冬の大三角形が見えます。

 

DSC07942.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,30,F5.6,iso6400】

 

風はありませんでしたが、何せ空気が冷たくて冷たくて…。

手袋も何もしていなかったので、三脚を持つ側の手が完全に悴んでしまいました。

 

こんな寒空の夜でしたが、私が立っていた岩場からもう少し沖合の岩場では夜釣りを楽しんでいる方の姿も見えました。

私がここを退散するのと時を同じくし、その方々も撤収を始めていたようです。

暗がりの中にライトがちらちらと動いているのが見え、「来た時はどこから来たんだっけ??」といような笑いまじりの声が聞こえてきました。

私が車に戻る頃には、彼らも遊歩道に戻ってくることができていたようなので、その後遭難騒ぎとなるようなことはなかったかと思います。

銘々が佐渡の冬の夜を楽しんでいるようです。

 

 

 

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そして”足助町”です。

足助川沿いの家並みが目を惹きます。

 

DSC05777.jpg

【α7SII,LA-EA4,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1000,F2.8,iso100】

 

実は昔の相川市街地の海岸線て、こんな感じだったんです。

西警察署のあたりから栄町住宅のあたりまでの海岸線です。

今、温泉施設やら浄化センターやら市役所相川支所やら体育館やらが建っている場所はすべて埋め立て地です。

 

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【α7SII,LA-EA4,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1000,F2.8,iso100】

 

そんな往時を思い出させてくれるような風景でした。

特に山本喜助菓子店の裏手から望む石垣の風景は本当に美しいものがありました。

 

DSC05790 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso200】

 

座敷が川に向かってせり出すような造りになっているのが特徴的です。

宿場町や相川のかつての遊郭跡に見られるような、所謂出梁造りというものでしょうか。

 

DSC05782.jpg

【α7SII,LA-EA4,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/2000,F2.8,iso100】

 

ちなみに、橋の位置が地表の高さの位置です。(言い方が妙ですが…)

川は5mくらいの深さがあります。

川底へと向かう急傾斜地に石垣を組んだ町並みが形成されたんでしょうか。

 

DSC05795.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/125,F11,iso100】

 

川沿いの小路を歩きながら、出っ張りの部分を下から覗き見してみます。

 

DSC05799.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F11,iso100】

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F11,iso100】

 

真下から覗いてみます。

ちょっと危うい感じがしますね…。

でっぱり部分は主に物干しスペースとして使われている家が多かったようです。

メンテナンスが大変そうな造りです。

 

DSC05796 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso100】

 

DSC05800 (1).jpg

【α99,70-300mm F4.5-5.6 G SSM,1/400,F8,iso400】

 

足助川と町並みを見下ろせる小高いところへやってきました。

 

DSC05806 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/320,F2,iso200】

 

一応、入口に案内はありますし、町並みを見下ろす場所には東屋がありますし、春には桜がたくさん咲くようですし…。

ただ、足助観光協会のHPなんかを見てもこの場所については見つけることができませんでした。

 

DSC05807 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso200】

 

展望台(?)の奥まったところにはお寺が建っていましたが、廃寺かそれに近い状態でした。

 

私の感覚では、ほんの5分くらいも坂道を上る程度の場所だったんですが、小5になる甥っ子の体力の無さにはちょっとびっくりしてみました。

子どもであれば、私たち大人なんかに構わず坂道を駆けあがり、頂上では「遅いよ」といって迎えてくれるくらいのことを想像していたんですが…。

誰よりも先に息切れし、誰よりも先へ進みたがらなかったのが甥っ子でした。

困ったもんです…。

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F11,iso100】

 

再び町並み見上げながら通りを行きます。

 

DSC05805.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/60,F11,iso100】

 

DSC05812 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso100】

 

DSC05807.jpg

【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/60,F11,iso100】

 

通りに向かって屋根の棟が平行なのが「平入」。

通りに向かって屋根の棟が垂直なのが「妻入」という様式なんだそうです。

写真でいうと、お日様の下にある建物が「妻入」、その奥が「平入」ということになります。(たぶん…)

 

DSC05816 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso100】

 

ちなみに、こちら”足助町”の町並みについては、2011年に愛知県で初めて国の重要伝統的建造物保存地区に選定されているそうです。

1775年(安永4年)に大火によって大部分が消失したという”足助町”の町並みですが、復興に際しても伝統的な町屋を踏襲したことが、

現在までこの景観が維持された要因なんだそうです。

 

この地の気候や風土と併せ、ここに住む皆さまの生活様式がこの伝統的な町屋様式にマッチしていたということなんでしょうね。

無理なく、当然のように踏襲された自然体の町並みがここに残っているということなんだと思います。

 

DSC05823 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso200】

 

DSC05827 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/250,F2,iso200】

 

こちらの裏路地で「名物おじさん」的な存在の方の表札やら工作物やらを見つけました。

NHKの人気番組「鶴瓶威の家族に乾杯」でも紹介されたんだそうです。

 

DSC05839 (1).jpg

【α99,70-300mm F4.5-5.6 G SSM,1/200,F11,iso400】

 

そして「マンリン小路」に戻って来ました。

 

DSC05840 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/800,F2,iso400】

 

何故「マンリン小路」というのか??

ずっと疑問です…。

まぁ、疑問というより、単純に名前の由来が知りたいというだけですが。

 

DSC05843 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/5000,F2,iso400】

 

あちこち調べるうちに分かったことがあります。

この通りに隣接する書店の名前が「マンリン書店」というそうで、こちらの小路の名前はその書店の名前に由来するということなんだそうです。

今度は「マンリン書店」さんの名前の由来が気になって仕方がありません。

 

DSC05844 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso400】

 

DSC05849 (1).jpg

【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso100】

 

最後はもう1度川沿いの小路から…。

柿の木なんてどこにでもあるのかも知れませんし、佐渡では見慣れ過ぎた木です。

しかし、いつか京都市内で彼岸花を見た日のように、何故か新鮮な面持ちになってしまいました。

きっとこれも旅の楽しさの1つであり、魅力と魔力なんでしょう。

 

1つだけ心残りとして、こちら豊田市には、5年前に大津市で知り合うことのできた先輩がいらっしゃいました。

SNSを通じても「寄って行ってくれたら良かったのに…」というようなお言葉を頂戴しまして、本当に申し訳ない限りでした。

いつもの、単独の突発旅行でしたら、間違いなく先輩のもとへと駆け寄っていったんでしょうけれど…。

そんな意味においても、今度は自由行動のきく感じで、この場所を再訪してみたいなと思います。

 

 

 

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唐突ですが、お正月に愛知県の”足助町”です。

現在は合併により豊田市に編入されています。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/200,F2,iso400】

 

正月早々何故ここを訪ねていたのかという事は置いておきますが、年老いた母親の強い希望ということです。

これに巻き込まれたのは私と義兄、そして甥っ子です。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso400】

 

私は大晦日から島を飛び出し、「土樽」のあたりで1年間の身体と心の汚れを清めていました。

次いで、佐渡汽船で年老いた母を迎え、その足で新潟空港へと向かい、甥っ子を迎えました。

その日は妙高山の麓で新年を迎え、元旦に列島を縦断して、名古屋市で義兄を迎えました。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/500,F2,iso400】

 

そのまま足助町の宿場町に近いところに宿泊し、この日の朝を迎えました。

冒頭からの3枚は足助八幡宮の写真ですが、正月早々立派なドラゴン2匹が私を迎えてくれました。

 

お陰様で、おみくじの予備抽選は「1」。

さらにそこから引き出されたおみくじも「大吉」でした。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/1250,F2,iso400】

 

八幡宮から宿場町へと向かうところに架かっているのがこの巴橋です。

天邪鬼な私は橋を直接渡らず、橋の下へと続く階段を下ってみました。

案外、橋脚に萌えました。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/400,F2,iso400】

 

事前に入手したマップを片手に”順路”どおりに進んでみます。

 

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【α7SII,LA-EA4,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/8000,F2,iso400】

 

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【α7SII,LA-EA4,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/4000,F2,iso400】

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/4000,F2,iso200】

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/1000,F11,iso400】

 

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【α7SII,LA-EA4,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/125,F11,iso400】

 

「マンリン小路」という小路です。

ガイドマップでも目を惹く場所でした。

一同「マリリン小路」と読み違いしてしまいまして、「何故、『マリリン??』」と…。「ネーミングがなぁ」と…。

 

いや、素敵なネーミングの素敵な小路でした…。

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/6400,F2,iso200】

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/160,F11,iso400】

 

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【α99,Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM,1/3200,F2,iso200】

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/320,F11,iso200】

 

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【α7SII,LA-EA4,Vario Sonnar T*16-35mm F2.8 ZA SSM,1/80,F11,iso200】

 

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【α7SII,LA-EA4,Sonnar T* 135mm F1.8 ZA,1/1000,F2.8,iso100】

 

正月2日目の”足助町”は陽の光が注ぎ、冷たい風が通り抜けていました。

宿場町を二分しているのは「足助川」です。

川沿いに続く小路が良い味を出していました。

町並みの散策も良かったんですが、どこも”正月休み”でした。

人でごった返しているよりは遥かに良かったんですが、普段開店している商店もお休みということは想定していませんでした。

 

…当たり前ですよね。

 

で、川沿いの小路を行きます。

 

 

 

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キンと冷えた朝でした。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/125,F5.6,iso200】

 

出勤しようと車に乗り込んだところ、朝陽に照らされたフロントガラスの氷結模様があまりにキレイで見惚れてしまいました。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/200,F5.6,iso200】

 

下の方から氷結して行ったと思うんですよね。

どんな自然の原理でこんなキレイな模様になるんでしょう…。

ワイパーで拭うにはあまりにも勿体なく、かといって自然に融けるのを見送るのもあまりに残念でした。

かといって、車を走らせない訳にも行かなかったという状況だったので「えぃっ」とウィンド・ウォッシャ液を浴びせることとしました。

またこんな素晴らしい氷結に出会わんことを願って…。

 

 

 

【捕捉】

毎度のことですが「Naturality」は実在する英単語ではありません。

何となくのニュアンスがお伝えすることができたら、嬉しいです。

 

 

 

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昨日の午後から再び吹雪に覆われました。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/8000,F2,iso100】

 

もともとサラサラの雪でしたから、2〜3日気温があがったことでそのほとんどが融け去っていました。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/8000,F2,iso100】

 

青野(Aono)の山中です。

昨日の午後からの積雪はほんの数センチといったところでしょうか。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/8000,F2,iso100】

 

昨夜の降り方からしたら、これまたどれだけ積もるのかと思ったんですが、積雪そのものはさほどでもありませんでした。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/8000,F2,iso100】

 

いつもの「ワサネマリーナ(Sawane Marina)」です。

1週間前には一面深い雪に覆われていました。

雪は一旦すべてなくなりました。

写真に写っている雪は昨夜積もったものです。

桟橋の支柱にこびりついた雪が、横風を物語っています。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/8000,F2,iso100】

 

昨夏の豪雨により、この桟橋周辺の地形も大きく変わりました。

パッと見、桟橋の老朽化が進んでいるようです。

一時期立入禁止となっていた時期がありましたが、再び”危機”が近いような感じがします。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/8000,F2,iso100】

 

佐和田海水浴場脇の駐車場です。

天気は悪くはなかったんですが、冷たい風の強い1日でした。

静かな入り江 --- 真野湾(Mano-wan Bay) --- に白波が立っていました。

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/8000,F2,iso100】

 

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【α7SII,Zeiss Loxia Biogon T* 2/35,1/6400,F2.8,iso100】

 

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【α99,70-300mm F4.5-5.6 G SSM,1/320,F8,iso100】

 

真野湾越しに見える沢根の家並みの屋根が再び白くなっています。

佐渡のこうした海岸線に沿った家々の冬の風情は大好きです。

今回の寒さはそう長くは続かなそうな感じではありますが、またすぐそのあとにも寒さがやって来るようです。

なかなか冬を抜けきれない感じですが、これこそが春の足音 --- 所謂「三寒四温」 --- なのかも知れません。

 

 

 

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