<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

「原生林と杉巨木群トレッキング」内海府ルートへ(前編)

2013.05.27 Monday

新潟大学の「朱鷺の島環境再生リーダー養成ユニット」の「エコツアーガイド」講習を受講させていただき、
「原生林と杉巨木群トレッキング」内海府ルートを歩く機会を得ました。

このコースは10年近く前に1度歩いたことがあったんですが、
当時の記録と記憶が曖昧であったため、自分の中でもそれらを照合させる上でも貴重な体験でした。

DSC09562(AWB).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/30sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB --


5月22日9時33分。
林道の終点近くにある、馬頭観音(ばとうかんのん)を左手に見ながら足を進めます。

DSC01280(曇天).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/100sec F2.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --


続いて、エンレイソウと眠たそうな蛙のお出迎えです。

DSC01283(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/60sec F2.8 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --


アケビです。
市場には出回っていませんが、山菜としてなかなかの値打ちがあるそうです。
外海府に比べて春の訪れの遅い場所です。
様々な春の花が出迎えてくれました。

DSC01285(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/2,000sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --


ウワミズザクラです。
未熟な緑の実の塩漬けは酒の肴に絶品だそうです。

DSC01287(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/400sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --


天候にも恵まれ、新緑がとても気持ちよかったですね。

DSC01289(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/125sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --


DSC01292(曇天).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/125sec F2.0 ISO=100 多分割測光 WB=曇天 --


ご存知、ミヤマシラネソウです。
山中で見知らぬ花の名前を聞かれたら、こう答えることにしています。
「ミヤマシラネソウです」
と。


ミヤマ=深山
シラネソウ=知らねー草
です。
覚えておくと何かと便利なんです。

DSC09569(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 55mm 1/640sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --


見覚えのあるような無いような林道跡を進みます。
ふと目を移すと、開けたところから金剛山(962m)の姿が見えました。

DSC09570(AWB).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5 ZA】
-- 16mm 1/200sec F8.0 ISO=100 多分割測光 AWB --


10時39分。
やがて、林道跡から本格的な(?)山道へと足を踏み入れます。
傍らには「関・大倉へ」への標柱がありました。
この分岐点があることは覚えていたんですが、一体どの程度登ったあたりにあるのかの記憶がありませんでした。
前回来た時はこのような標柱もありませんでしたが、林道跡のほぼ終点にあります。
かつてはこの先にも田んぼがあったそうで、車でこの辺りまで出入りしていたんだそうです。
この日歩いた感じでは、現在ではこの場所まで車で来ることは難しそうです。
もっとも、来た道をずっとバックで帰るくらいの覚悟があれば別ですが・・・。
普通に歩けばスタート地点から30分程度で来られる場所かと思います。

DSC01294(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/200sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --


こちらはチゴユリですね。
道中、いたるところに咲いていました。

DSC01300(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/640sec F1.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --


ミヤマ・・・シ、シラネソウ・・・です。

DSC01305(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/200sec F2.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --


オオイワカガミです。
イワカガミとの違いがわかりません。。。

DSC09576(AWB).JPG
【α100】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM】
-- 8mm 1/125sec F5.6 ISO=200 多分割測光 AWB --


11時05分。
さらに進んだところにあったのは“お不動さん”です。
この登山道と平行してちょっとした水の流れがあり、途中、登山道が水路と化している部分があります。

DSC09580(太陽光).JPG
【α100】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM】
-- 8mm 1/100sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --


11時27分。
この川を渡った後の道中から、この川越しに平松戴山(552m)が見えました。
ハッキリと記憶に残っている、梯子のある水場です。

DSC09587(太陽光).JPG
【α100】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM】
-- 11mm 1/500sec F8.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --


普通に歩いて来れば、スタート地点からこの場所までは1時間もあれば十分かと思います。
水飲み場に休憩場として最適な場所です。

DSC01323(白色蛍光灯).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/250sec F2.8 ISO=200 多分割測光 WB=白色蛍光灯 --


・・・ここの水が飲めるかは判りませんし、飲みはしませんでしたが。。。

清水や湧き水に出くわしたとき、それを飲んでよいものか飲まない方がよいものか・・・。
佐渡の山を何度と無く歩いたことがありますが、ガイドさんによってこのあたりの判断は全然違いますね。
もっとも、古くから飲まれていたような水場には「〜清水」といったような名前がついていますが、
「決して飲まないように!!」
という方もいらっしゃれば、
「どんどん飲んで!!」
という方もいらっしゃいます。

無責任なのかも知れませんが、このあたりはやはり自己責任なんでしょうね。
基本的に私自身は柔突起1本1本に神経を集中させて、決してお腹を壊さないように飲むことにしています。

DSC01320(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/1,250sec F2.8 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --


ヤマトグサです。
すこぶる久しぶりに対面しました。
ずっとずっと前に外海府の山で1度見たことがあり、その後もその姿を探してはいたんですが、見つけられなかった花です。
この日も、花に詳しい方が同行してくれていたので、
「ヤマトグサを見たいです」
と伝えてあったんです。
そして、この水場に着くや否や、その方が教えてくれました。
記憶の中よりもずっと線の細い花でした。
もっと背丈が低く、独特の“簪”が大ぶりなものを想像していました。
どうりで見つけられない訳です。。。
もっとも、この“簪”がこの後もっと大ぶりになるのかどうかは知りませんが・・・。
勝手解釈で、この日本らしい“簪”に由来して「ヤマトグサ」なんだと思っていたんですが、日本人によって初めて学名が付けられたことが本来の由来なんだそうですね。

DSC01326(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/250sec F2.0 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --


この時期にあって、元気のよさそうなヒトリシズカが登場しました。
今年は例年になく雪融けが遅かったようです。

DSC01331(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/250sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --


そして雪割草です。

DSC01334(太陽光).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/250sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --


このトレッキングに参加したのは5月22日でした。
昨年もほぼ同時期にアオネバ登山道を歩いた際に、標高900m付近で見つけました。
それでも、春のいちばん最初に咲く花がこの時期に咲いているのを見つけると驚きます。

DSC09593(AWB).JPG
【α100】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 HSM】
-- 15mm 1/320sec F5.6 ISO=100 多分割測光 AWB --


12時15分。
「関越えの道」と「大倉越えの道」の分岐点にたどり着きました。
既に時刻は12時を回っていました。
普通に歩いて来れば、先ほどの水場から30分程度もあれば到着できる場所かとは思いますが・・・。
私の曖昧な記憶の中では、ここへ来る手前に「上ノ平」という湿原があった気がしていたんです。
なのに、この日は湿原を見ないままこの場所に着いてしまいました。
「とうとう干上がってしまったのか・・・」
勝手に落ち込んでいたのはこの頃です。

DSC09606(AWB).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/200sec F10.0 ISO=200 多分割測光 AWB --


分岐点を関方面へと進みます。
このあたりの傾斜がいちばん厳しかったですね。
途中でロープが掛けられている場所なんかもあります。
私もここへきて足が進まなくなっていました。
湿原を見ることができなかったショックがひとつ。
そして、、、
お腹が空いてしまったことがひとつです。。。

DSC09608(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/1,000sec F5.6 ISO=200 多分割測光 WB=太陽光 --


やがて、頭上からビョウビョウと風の吹く音が聞こえてきました。
ようやく稜線にたどり着いたようです。
「やっとお昼だ」
そう思うと足もスイスイ前へと進みます。
穏やかな顔をしたこの道しるべを過ぎると・・・。

DSC09611(AWB).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/800sec F8.0 ISO=200 多分割測光 AWB --


ようやく稜線にたどり着きました。
新潟大学演習林の管理道路です。
遠く谷の先には関岬が見えます。
ようやく待ちわびたお昼としばしの休憩後、いよいよ原生林の巨木群へと向かいます。

 

 

 

【お詫び】

当記事の内容に一部不適切な箇所やリンクが含まれておりましたので、当該箇所の修正・削除を行いました。
演習林へ至るルートは、一般の方にも公開を控えるようにお願いしているところですが、私の認識不足から、ルートの一部が特定し得る内容が含まれておりました。
管理道路を含めた演習林への無断立ち入りは固く禁じられております。
昨年は無断で入山した方が遭難事故を発生させました。
また、近隣集落内において、希少植物が盗掘されるという被害も発生しているそうです。

今回、そういった良心の無い方々の行動を助長しかねないような不用意な記事を掲載してしまいましたことを深く反省しますとともに、
関係者のみなさま、周辺集落の方々、そして良心を持って入山しようとする方、入山された方、そういったみなさま方に深くお詫び申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。

【2013.06.12 追記】

 

 

 

JUGEMテーマ:地域/ローカル
 

石名・天然杉の森へ

2011.06.26 Sunday

JUGEMテーマ:地域/ローカル
 
先週のことなんですが、林道・石名和木線の頂上付近にある「大佐渡石名天然杉」を見に行って来ました。



DSC08731.JPG
【α550】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HMS】
-- プログラムAE 8mm 1/60sec F13.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 -1.0EV --

ここはかつてS君と、可憐で華麗で加齢な先輩と迷った場所です。



DSC07676.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 16mm 1/80sec F9.0 ISO=100 WB=太陽光 -1.0EV --

あれから1年半。

大きく脚光を浴びることとなったこの原生林周辺は整備され、気軽に散策できる遊歩道として姿を変えていました。



DSC08735.JPG
【α550】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HMS】
-- プログラムAE 8mm 1/60sec F13.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 -1.0EV --

今回ここへ来たのは単なるお遊びではなく、相川のやる気のある観光関係者を中心とした「研修」という位置づけです。


お客様にご紹介するにあたって、実際に生で感じた意見を提供できるよう、ガイドマップの移動時間や距離、案内内容について
細かく確認しながら足を進めました。



DSC07681.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 16mm 1/80sec F9.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 -1.0EV --

「四天王杉」というものです。



DSC08739.JPG
【α550】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HMS】
-- プログラムAE 8mm 1/125sec F10.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 -1.0EV --

遊歩道上には、特徴的な5本の杉があり、それぞれに公募で名前がつけられております。



DSC08749.JPG
【α550】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HMS】
-- プログラムAE 8mm 1/50sec F13.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 -1.0EV --



DSC08753.JPG
【α550】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HMS】
-- プログラムAE 8mm 1/40sec F8.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 -1.0EV --



DSC07689.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 16mm 1/80sec F9.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 -1.0EV --

「大黒杉」というものです。



DSC08755.JPG
【α550】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HMS】
-- プログラムAE 8mm 1/40sec F9.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 -1.0EV --

「家族杉」というものです。


皆さん一様に「俺んちの家族みてぇだ」とおっしゃっておりました。

私も早くそんな風に誇れる家族を持てるようになりたいものです。。。(とは、敢えて思いませんでしたが、念のため…)



DSC08759.JPG
【α550】+【SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HMS】
-- プログラムAE 8mm 1/50sec F6.3 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 -1.0EV --

「羽衣杉」というものです。

この杉はハッキリと見覚えがありました。



DSC07692.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/30sec F4.5 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

ユキザサというんでしょうか。

ちょっと葉っぱが違うような気もしますが、どうなんでしょう?



DSC07709.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 55mm 1/640sec F4.5 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

ズダヤクシュというんだと思います。

これから開花期を迎える夏の花に分類されます。


水洗いし、煎じて飲むと咳に効くそうです。

咳が良く出るようになるのか、止むのかまではわかりませんが。。。



DSC07741.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/125sec F4.5 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

ギンリョウソウです。

漢字では「銀龍草」。

別名は「ユウレイタケ」というそうです。


妖しいです。

こちらも夏の花に分類されるようです。



DSC07700.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 55mm 1/100sec F5.6 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 -1.0EV --

この頃は、しばらく好天が続いたため、遊歩道全体で足場は良好でした。

遊歩道終点の展望台から元来た林道へ戻る道=ドンデン縦走路には若干のぬかるみがありますが、
ハイヒールでも履いて来ない限りは問題は無いでしょう。

ただ、多少の雨が降ればすぐにぬかるみに戻ってしまいそうなので、しっかりとした靴を履いて来ることをお奨めします。



DSC07716.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 55mm 1/40sec F4.5 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 -1.0EV --

それから、これは林道開通との競争になりますが、もう少し早い時期に来ればもっとたくさんの春の花に出会えるはずです。

例年、5月中旬までは縦走路は雪に覆われているかと思いますが、
ひょっとすると、それこそ雪を割って咲いているユキワリソウなんかにもお目にかかれそうです。



DSC07738.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/160sec F4.5 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

既に下界では枯れ落ちてしまったタニウツギが最後の輝きを放っています。



DSC07744.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 22mm 1/250sec F10.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

帰路。

せっかくなので、法力和光滝へ足を延ばしました。


ところが滝への入り口でカメラが無いことに気付き、私だけ逆戻りです。

そういえば散策を終え、林道まで降りてきたところでベンチの上にカメラを置いたままにしたことにこの時になって気付きました。


大急ぎで林道頂上まで戻ったんですが、ベンチの上にはカメラが2台、何ごともなかったように鎮座しておりました。

無事で何よりです。


この日は天候にも恵まれ、林道頂上の駐車場は車で溢れていました。

そして、入れ替わり立ち代り、老若男女を問わず、多くの人が遊歩道を行き来していました。


1年半前に来た時とはすっかり景色が変わってしまい、少し整備されすぎかな?という感がありました。

原生林が原生林では無くなってしまったかのようです。



まぁ、何にせよ、地元・佐渡の方がこうして地域の貴重な自然・資源に興味を持ち、触れて歩くということは良いことなんだと思います。

いかに共生して行くかが、これからの大きな課題です。



※お詫び

内容に一部不適切な部分がありましたので、タイトルを修正させていただきました。

申し訳ございません。。。

(2011.06.27)

金剛山の天然杉

2009.12.09 Wednesday

JUGEMテーマ:地域/ローカル

さて、金剛山を後にし、登山道入口を目指した我々一行は順調に足を進め、しだいに雨足の強くなる中を20分ほどで分岐点まで戻ってきました。




※ルート(赤い点線)は、ごく大雑把です
※分岐点の位置は正確です

あいにくの天候だったため、雪畑山の登頂は諦め、分岐点から「和木線」方面へと足を足を進めます。




【50mm F2.8 Macro】
-- プログラムAE 50mm 1/125秒 F6.3 ISO=200 AWB 多分割測光 -0.3EV --




【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 1/125秒 F4.0 ISO=200 WB=曇天 多分割測光 -0.3EV --

かじかんでいた体も歩き始めて間もなく暖まり、順調に登山道を進みます。

そして、分岐点と和木山の中間地点ほどに到達した時のことです。

S君が登山道のすぐ脇にあるピンク色のリバーシブルテープを見つけました。



「こっちへ行けば、作業道へ出られるんでねぇだろっか?」



なるほど、目印のリバーシブルテープは北の方向へ繋がっており、国土地理院の地図と照合すれば、作業道の方向に向かっているように見えます。

わざわざ和木山の山頂を経由しなくても、手っ取り早く作業道へ出てしまえば、比較的平坦で足元もしっかりした道を帰ることができます。



雨足が徐々に強まって来ていたことと、なるべくなら早く戻りたいと言う気持ちが(S君を除く私たち2人の)判断力を鈍らせてしまったんでしょうか、
本来であれば、こんな場面で先の見えない道へ足を進めるなんてことは考えもしないんですが、何故かこの場面で私はS君の意見を取り入れてしまったんです。



後々になってみれば、恐らくこのリバーシブルテープは、この一帯に生息する天然杉の目印であり、
やたらと曲がりくねった目印伝いの道も原生林の中をくまなく散策するためのものだったと頷けます。




【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 18mm 1/20秒 F3.5 ISO=200 WB=曇天 多分割測光 偏光フィルター -0.3EV --

まるでマンモスの牙のような杉です。

大佐渡山地の縦走路に見られる杉やアテビは大抵こんな風な形をしています。

厳しい風雪に長い時間耐えてきた証なんだろうと思います。




【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 24mm 1/6秒 F4.0 ISO=200 WB=曇天 多分割測光 偏光フィルター -0.3EV --

根っこの部分が浮いたような状態になってしまっています。

一体どういう力や作用が加わってこんな風になっていくんでしょうか?




【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 24mm 1/8秒 F4.0 ISO=200 WB=曇天 多分割測光 偏光フィルター -0.3EV --




【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 16mm 1/13秒 F3.5 ISO=200 WB=曇天 多分割測光 偏光フィルター -0.3EV --




【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 16mm 1/10秒 F3.5 ISO=200 WB=曇天 多分割測光 偏光フィルター -0.3EV --

最初はこの天然杉の迫力に歓喜の声を上げ、並んで写真を撮ったりとはしゃいでいた3人ですが、土砂降りと化し、いくら行けども作業道に出る気配がない現実に、
徐々に口数も減りはじめてしまいました。




【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 16mm 1/30秒 F4.0 ISO=200 WB=曇天 多分割測光 偏光フィルター -0.3EV --

とても奇妙なものを見つけた気分です。

根っこが浮いています。

冬場の雪のせいでしょうか?



ここで雨宿りをしながら、進むか引き返すかを話し合ったんですが、出た結論は“GO!"

冗談交じりに


「どうせ数分後にはシクシク泣きながらここを引き返すことになるよ」


なんて軽口を叩いていたんですが、数分後にはそれは現実のものとなりました。




【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 20mm 1/10秒 F4.0 ISO=200 WB=曇天 多分割測光 偏光フィルター -0.3EV --

この大木を過ぎたところで、リバーシブルテープが消えてしまいました。

ついに撤退です。


やはりS君と山へ入るとこうなってしまいます。

しかし、それを解っていながら判断を下した私の大きなミスでもありました。

これで本当に遭難でもしていたら、笑い話にすらならないところです。


幸い、3人とも防寒対策はバッチリでしたし、天然杉が雨宿りとなってくれたため、大したダメージを受けることも無く、元来たルートを引き返すのは容易いことでした。



結局、天然杉に入った地点からものの5分ほどで和木山の山頂を通過し、苦も無く作業道へ帰還することに成功しました。


とんでもない結果オーライでしたが、素晴らしい天然杉に触れることができたことは“S君のお陰”ということにしておきましょう。


だって、天然杉から引き返す時に、責任を感じたのか

「俺が佐渡に来て覚えた歌知ってる???」

とか、訳のわかんないことばっかり言って、必死で私たちを元気付けようとしている姿が可愛らしくて、逆に痛々しかったですもん(笑)



それにしても、関の原生林といい、山毛欅ヶ平山(ぶながひらやま)の大杉といい、有名になりすぎてしまったこともあるんでしょうが、入山の制限が非常に厳しくなってしまったのが現状です。


これは、多くの人に見てもらいたいという部分と、後世に残すために保護すべきという部分で、佐渡の観光資源という位置づけで考えてしまうと
とても厄介で難しい話になってしまいますね。


それ以前の問題として、
マナーを守らない方への対策としてのゲートの設置や、原生林周辺の土壌の保全のための木道の設置などは致し方ない部分なのかも知れませんが・・・。


今も佐渡の各地に残る山越えの道は、かつてはもっと多くの人の往来があったはずです。
そして、昔の人たちは山越えの道に隣接する原生林を脅かすことなく共生してきたから、今も手付かずの原生林が私たちの目の前にある訳です。


人の手が入れば、多くの人が足を踏み入れれば、原生林が荒れてしまうというのはこんな今だからこそ起きてしまう問題なのかも知れません。

原始の森へ

2008.04.16 Wednesday


写真家・天野 尚さん
の写真展(写真集)『佐渡 海底から原始の森へ』で一躍有名となった大杉を見に行く機会に恵まれました。

実家が民宿の先輩がいるんですが、先輩のお父さんがお泊りのお客様方を山へ案内するということで便乗させてもらってきました。


ルートは佐渡の北端にほど近い集落・関(せき)から林道を車で15分。

そこから標高900m付近まで約1時間登ったところです。


今日は大杉の他にも、たくさんの佐渡の春の花を満喫しました。

すごかったです。





ミヤマキケマンというそうです。


「ケマン」はインド人の装飾品だそうで、“深い山に咲く黄色いケマン”という意味でこの名前がついたそうです。

実際には、深い山には咲かないそうです。。。





今年初めて目にしたカタクリです。


こころなしか、恥ずかしそうに咲いています。

林道終点付近では非常に大きなカタクリが群生してました。





雪割草です。

彼(彼女??)らの視線の先を追ってみました。





これまた可愛らしい雪割草たちです。


保育園とか幼稚園の制服って、こんな色合いのものが多いと思います。

可愛い園児達が並んでいるようです。





シキミ・・・と言うんだと思います。


死者の不浄を消す香木だそうです。

佐渡のシキミは日本の北限だそうです


(※)シキミではなく、ナニワズ(ナツボウズ)というそうです。
  たんぽぽさん、amatelさん、ご指摘ありがとうございました。





標高約700mほどでお目見えした大杉のひとつです。

「関の大杉(仮名)」というそうです。


写真からだと大きさが解りづらいですが、囲うには大人10人くらいは要りそうです。





杉模様です。





今回のお目当てである大杉です。

「金剛杉」というそうです。


きっと、佐渡の原始の時代からずっとここに根を張り、厳しい自然にじっと耐えてきたんだと思います。

自然の力は偉大です。





下山途中に見つけた雪割草の群生です。

今日はもう、この花にメロメロにされました。


「可憐」とはこの花のことを言うんだと思います。





いたるところに見られたミヤマシラネソウ。

白、青、紫の3色がありました。


ミヤマシラネソウとは「深山知らねー草」と書くそうで、佐渡の外海府のトオチャンたちに言わせると、

「花の名前を聞かれたら、そう答えておけばまちげーねー(間違いない)」

とのことです。。。



つまりは、何の花だかわかりません。





この日1輪だけ見つけたショウジョウバカマです。

湿地を好むそうで、私とは仲良くはなれそうにありません。。。





最後を飾ってくれたのは、トリカブトです。


赤々とした根元をかじりでもした日には、すぐに昇天してしまいます。

猛毒です。


佐渡の外海府のカァチャンたちと山へ入ると、この草を見つけるたびに

「ダン(旦那)に食わせんならん(食べさせなければ)」

と誰かが漏らします。。。


外海府のカァチャンは強いです。

そして怖いです。。。



今日行った金剛杉から、あと一歩のところに新潟大学の演習林があり、さらなる巨木群が並びます。

入山には許可が必要となりますが、いずれそこにも足を運べたらと思います。



それにしても、久しぶりに自然とじっくり戯れた気がしました。

また、これに懲りずに相手にしてもらえたらと思います。