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佐渡名瀑めぐり 〜 竹田川・十郎滝 〜

2012.11.17 Saturday

JUGEMテーマ:カメラ
JUGEMテーマ:癒しとやすらぎの自然・風景
JUGEMテーマ:地域/ローカル

 
雨がちだった先週の土日。

時間を見つけて、十郎滝(じゅうろうたき)へ行ってみました。



DSC01107.JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1.3sec F11.0 ISO=50 多分割測光 WB=滝の流れをグレー点指定 C-PL --

思ったより水量が多くありませんでした。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 75mm 1.3sec F11.0 ISO=50 多分割測光 WB=滝の流れをグレー点指定 C-PL --

苔むした岩の上に、真っ赤なカエデでも落ちてたらなぁ・・・なんて思いながら。。。



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【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/1.3sec F11.0 ISO=50 多分割測光 WB=滝の白い流れをグレー点指定 C-PL --

「佐渡百選」の看板やパンフレットによれば、落差は15mとなっていますが、どう見ても5mくらいにしか見えません。

・・・5mは言いすぎにしても、10mは絶対無いなと。。。


この滝へ向かうとき、いつも心配になるのは「上流のダムで放水開始したらどうしよう・・・」ということです。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/250sec F2.8 ISO=200 多分割測光 AWB --

滝壺の手前の崖にへばりついているダイモンジソウです。

てっきり花期は春とばかり思っていました。



DSC01141(AWB).JPG
【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8 ZA】
-- 135mm 1/160sec F2.0 ISO=100 多分割測光 AWB --

苔むした岩の上に、小さなキノコでも生えてたら良かったのに・・・なんて思いながら。。。



久しぶりに、上流のダムのさらに上流にある夕栗の滝へも行かねばなりますまい。

あまり間をおくと、道を忘れかねません。。。


ところでこの十郎滝。

林道から川へと降りる道が相当荒れています。


途中、アルミ製の足場が設けられていますが、この足元から斜面が崩落しており、相当危なっかしいです。

しかも、足場には滑り止めが設けられていますが、もはや効果を失いかけています。


行かれる方は充分にご注意くださいますようお願いいたします。

佐渡名瀑めぐり 〜 小河内・七ツ滝 〜 III

2012.06.08 Friday

 
2012年6月2日 11時42分

いよいよ七ツ滝の足元までたどり着きました。


あとは若干の登りを残すだけです。



DSC02805(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】+【ND4】
-- 24mm 1/2.5sec F22.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

最下段の滝です。

落差は5m程度でしょうか。



DSC02755(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】+【ND4】
-- 60mm 1/3sec F16.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

先によじ登ったK氏が滝の上で竿を振っています。

この最下段の滝を「7段目」と「6段目」と数えます。


滝に向かって右側の急斜面にちょうどよい倒木が寄りかかっていました。

梯子代わりに倒木を伝います。



DSC02761(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】+【ND4】
-- 16mm 1.3sec F16.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

6段目の滝の上の釜です。

見えているのは「5段目」と「4段目」です。


K氏は既に5段目の上で釣りを楽しんでいるようです。


5段目は2〜3m程度です。

しかし、ここではツルツル滑る倒木を伝ってよじ登ったため、非常に神経を使いました。



DSC02763(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】+【ND4】
-- 24mm 1.3sec F16.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

同じく4〜5段目です。

K氏の上には4段目が連なっています。

ご覧のとおり4段目の滝は相当大きいことがわかると思います。


「ここから上を見るとすごいよ!」

とK氏の声が飛んできます。


5段目を急いで登ります。



DSC02767(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】+【ND4】
-- 16mm 1/4sec F16.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そして5段目の上から望む4段目より上の滝です。

ついに七ツ滝の全貌を拝むことに成功しました。


想像以上の高さと迫力です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】+【ND4】
-- 40mm 1/20sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

それにしても、この大きな釜の周りの足場のなんと狭かったことか・・・。

全貌を望めるポイントはほんの一部しかありませんでした。



DSC02783(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】+【ND4】
-- 50mm 1/40sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

上から「1段目」「2段目」「3段目」と。

そして、手前の「4段目」です。


1段目が1番高いですね。

4段目さえ何とか越えることができれば、2段目の上部あたりまではよじ登れそうな気がします。



DSC02780(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】+【ND4】
-- 80mm 1/40sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

4年前にもう少し手前の斜面から見たこの滝は、落差はあるものの華奢で迫力は感じませんでした。

しかしこの日、この場所から見上げた七ツ滝はものすごい迫力でした。


「この迫力はカメラには収められないね・・・」

この滝壺で異口同音に4人の意見が一致です。


本当に残念ですが、あの迫力を再現することが全然出来ません。



DSC02793(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】+【ND4】
-- 16mm 1/2.5sec F22.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

七ツ滝は「ななつがたき」と読みます。

佐渡島内では最大の100mの落差を誇る滝と言われています。


4年前にこの滝を谷を隔てて眺め、「も少し上を目指したい」と思っていたんですが、ようやく目指していた場所に立つことができました。

とてもじゃありませんが、1人では来ることはできない場所です。

この最強のメンバーで来ることができて本当に良かったと思います。


ちなみに、この滝壺にも足を滑らせて落っこちていたSさん。

本当にこの日は“受難の日”でしたね。


前の晩に呑みすぎたり、遅刻の原因を「おばあさんが・・・」と訳の分からない言い訳で誤魔化そうとしたりするからそんな目に遭うんですよ。

自業自得ですね。


とりあえず、無事故で下山できて良かったのではないでしょうか?



後日、Hさんの口からは、

「上から降りた方が早いんじゃね?」

という素晴らしいご提案がございました。


これには多少のリサーチが必要でしょうが、やはりあの滝の落ち口に立ってみたいという思いはそれぞれにあったのではないでしょうか?

近々に反省会を実施し、こんな冒険をもっと恒例化したいですね。



帰路。

事故を起こすことも無く、14時30分過ぎに無事に出発地点へたどり着きました。


さて、この滝壺以降の写真は1枚もありません。

帰り道はカメラは全部リュックにしまい、三脚はHさんに持ってもらう始末・・・。

さすがに“片手間”な感覚では危険すぎました。


両手がしっかりと自由に使える状態で、渓流靴でも履いて来ないと危なくて仕方がないです。

そんな当たり前のことに今更ながらに気付かされた道中でした。



なかなか簡単に何度も来れる場所ではありませんが、また今回と違う季節の姿も見てみたいと思いました。

皆さん、今回は本当にありがとうございました。

そして、お疲れ様でした。

また次回もよろしくお願いいたします。



【完】

佐渡名瀑めぐり 〜 小河内・七ツ滝 〜 II

2012.06.07 Thursday

 
七ツ滝を目指した私たち一向は、魚留滝の滝壺で最初の決断を迫られていました。
(“最初の”とは言いますが、後にも先にも、今回の行程で“決断”を迫られたのはこの時だけです。しかも、全然緊迫していないです・・・)

既にトラブルも発生していたこともあり、これ以上のトラブルは全体の士気の低下にも繋がる恐れがあったため、ここは素直に引き返すことを選択しました。
(実際、そこまで深刻に考えた人間がいるはずもありませんが・・・)


しかも、トラブルといったって、たかがSさん1人が勝手に川へ落ちただけのことです。

何なら、この大事な日を2日酔いで迎えたSさん本人の自己管理能力が著しく欠如しているだけの話です。

私に言わせれば「ザマを見ろ」といったところです。



DSC02712(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/30sec F5.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そしてもと来た道を素直に引き返します。

引き続き「泳げば・・・」という声がかかっていましたが、Sさんのお気に召さなかったようで。。。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/80sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

高巻の最中に見つけた花です。


この葉っぱに、桜のような花・・・。

見たことがありません。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/160sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

高巻きを終え、再び川沿いへ戻ってきました。


小さな滝を巻く割にずいぶんと骨の折れる高巻きでした。

しかも、崖スレスレのところを歩かざるを得ないルートのため、結構おっかなかったりします。


4年前に来たときは明確な踏み跡があったんですが、今回は全然判りませんでした。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/20sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

見覚えのある釜です。

徐々に渓相が変わってきました。


DSC02716(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 26mm 1/25sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

この釜にたどり着く直前、私の前方を歩いていたK氏の姿が突如として消えたような気がしました。


「まさか、K氏に限って・・・」

なんて思っていたんですが、追いついてみると半身水に濡れたK氏がいました。


弘法にも筆の誤りは・・・あるんですね。

Sさんに続き、K氏もまさかの水没です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 40mm 1/20sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

釜を過ぎた廊下は魅力的でした。

水量が多ければ、もっと魅力的なゴルジュだったのではないでしょうか。。。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/20sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

出発してから既に2時間半が経過していました。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/20sec F11.0 ISO=100 多分割測光WB=太陽光 --

4年前に一緒にここを歩いた私とSさんですが、お互いの記憶にはずいぶんと差があったようです。


私はこれくらいの時間と距離は当然と思っていたんですが、Sさんにすると随分長い距離に感じていたようです。

まぁ、ゆっくりゆっくり道草をしながら歩いてきたので、時間は随分とかかっていたのは事実です。


しかし、Sさんは、この段になって「やっと酔いが覚めてきました・・・」という状態でした。

今回は彼にとって相当辛い道のりだったのではないでしょうか・・・?



DSC02725(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/13sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

道中、K氏が何度か口にしていましたが「宮崎 駿 ワールド」を髣髴とさせる風光明媚な光景でした。


Hさんも「ウチの庭園にも欲しいな・・・」と呟いておられました。

これを庭で再現するには骨が折れそうですが・・・。



DSC02727(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- シャッタースピード優先 16mm 1/2.5sec F22.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 -0.7EV --



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- シャッタースピード優先 35mm 1/5sec F25.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 -0.7EV --



DSC02731(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- シャッタースピード優先 50mm 1/5sec F29.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 -0.7EV --

この滑床もハッキリと記憶にある岩場でした。

しかし、前回のようなフェルト地の靴底ではなかったため、とにかく滑りました・・・。


この岩場を越えて少し進むと、いよいよ七ツ滝を確認できるポイントがあったハズです。

そのあたりの記憶に間違いは無かったんですが、季節柄、木の葉が生い茂っており、滝を確認することはできませんでした。



DSC02732(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/40sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そしていよいよ滝を目前にした最大の難所にやってきました。

先を行っていたHさんとSさんもこの難所を前に立ち止まっていました。



DSC02734(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/60sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

難所といったって全然大したことは無いんでしょうけど、私たちにとっては「長靴に水が入りそうな場所」=「難所」です。

既に1度水没したK氏とSさんは割とフツーにこの切り立った滑床を進んで行きました。


私とHさんは苦労しました。


1度は「高巻きしよう」と引き返し、右岸の斜面をよじ登ろうともしました。

しかし、じっと立っているだけでもズルズルと滑るような斜面に高巻きどころではなくなり、「濡れよう!」と意を決しました。



DSC02737(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/30sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

何とかこの難所を乗り越えました。

長靴に水が入ることもありませんでした。

その気になれば出来るもんです。



DSC02739(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/20sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

さらに滑床が続きます。

4年前にこの滝を目指して歩いた時の記憶の最後の景色がこの場所です。


その時は、手前左に見える岩のあたりから斜面をよじ登り、谷を挟んで滝が見える場所へたどり着きました。

そして、その場所が最終到達地点でした。


この日は滝の中腹を目指し、未踏の地へと足を踏み入れます。



DSC02742(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/15sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

滑床を進むと、川が90度左へ折れていました。

そしてそこには釜が現れました。


写真の向かって左側の岩場を進み、流れの中にある倒木の上を伝います。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/15sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

倒木を伝い、狭い岩場へ飛び移りました。

振り返って一息です。


さすがは佐渡一を誇る大滝です。

最後の最後まで侵入者を拒むように難所が続きます。



DSC02743(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/25sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

狭い岩場の先には大きな深い釜が待ち受けていました。

「これでもか」といった感じです・・・。


向かって右側の斜面を滑らないように慎重に進み、流れの手前から木々を伝って上へと進みます。



DSC02807(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/5sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

最後の釜を越え、振り返ってまた一息つきます。

ここも見事な天然ウォータースライダーです。


「無事に帰れるかなぁ・・・」

と、ちょっぴり不安にもなりました。



DSC02748(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/30sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

最後の滑床を越えると比較的広い河原に到着しました。

目の前にドーンと滝を拝めるのかと思っていたんですが、一筋縄には行きません。

写真の左奥に見えるのが七ツ滝の最下段のようです。


SさんとHさんがホッとした面持ちで一服しておりました。

「あれ? K氏は?」

と行方を目で追うと、早速最下段の滝に取り付き、乗り越えようとしている姿が見えました。



はやる気持ちを抑えながらも、私も後を追いました。

リュックを置き、三脚を伸ばし、α100α550を首からぶら下げながらK氏を追いました。



【続く】

佐渡名瀑めぐり 〜 小河内・七ツ滝 〜

2012.06.06 Wednesday

JUGEMテーマ:地域/ローカル

2008年4月以来4年ぶりに「七ツ滝(ななつがたき)」を目指しました。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 1/50sec F22.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

6月2日 8時10分

猛者どもが関(せき)に集いました。


山歩きや渓流の登攀、ルートファインディングに長け、さらには庭造りを得意とするHさん。

渓流釣り師で大酒飲み、かつて小野見川を一緒に遡行したK氏。

前回の七ツ滝アタックでも行動を共にしたんですが、やたらと遭難したがるSさん。

そして私と・・・。


今回はこの4人で“佐渡島内で最大”と言われる滝を目指しました。

ちなみに、“猛者”とは前2人のことでして、私を含めた後ろ2人は限りなく“弱者”です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 18mm 1/320sec F22.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

本当は8時出発予定だったんですが、前日に飲みすぎたり、おばあちゃんの具合が悪かったり、片方の目にコンタクトを2枚入れてしまったりと、
色々なトラブルを起こす人間がいたりしたため、30分遅れて小河内(こごうち)の河口を出発です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 18mm 1/40sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

8時30分

大河内の支流でもある小河内の出合いを出発です。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/250sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

水量の少なさに驚きつつも、さっそく竿を振るK氏です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/25sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

序盤戦はかつての林道跡を進みます。

4年前にも同じルートを歩いたSさんと、記憶を照合しながら足を進めます。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/100sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

林道跡の沈下橋です。


「あ〜、こんな場所あったなぁ」

しっかり覚えているつもりでも、記憶は曖昧なもんです。


でも、そこを通ると思い出しますね。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/125sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

出発から約50分。

最終堰堤に到着しました。



DSC02659(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/60sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

最終堰堤から見下ろした下流方面です。

写真右側の草薮を掻き分けながらここまで歩いてきました。


やはり、この季節になってしまうと道は草木に覆われてしまっています。

時折ルートを見失いそうになりながらも何とか歩を進めてきました。


林道跡はここまでです。

ここからは文字通り“道なき道”を進むことになります。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 20mm 1/30sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

竿を振るK氏です。


もし万が一、遭難でもしたら食料の確保はK氏の腕にかかってくる訳ですから、その挙動に一同が注目です。

特に昨年からの“似非渓流釣り師”のSさんは興味津々です。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/640sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

そしてついにK氏の振るう釣り糸がピンと張りました。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/2,500sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

“ナイスキャッチ”です。



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【α77】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
-- 135mm 1/500sec F2.8 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

「なかなかの目方」を釣り上げたようです。


序盤は「全然当たりが無い」と嘆いていたK氏ですが、いよいよ本領発揮です。

それにしてもキレイですね。。。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/20sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

最終堰堤(地図には堰堤のマークが5つありますが、実際には6つあります)を越えてからは左岸(向かって右側)を進むのが定石とのことなんですが、
この日は愚直に流れを遡行します。

そのあたり、水量が少ないことも幸いしました。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/20sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/30sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/30sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/30sec F8.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

しばらくは鬱蒼とした感じが続きます。

前回は胸までのウェーダーを着用してきたため、ちょっとやそっとの深みなんか気にしなかったんですが、
今回はスパイクも無いただの長靴です。


さらには、α100を首から提げ、α77を右手に持ち、リュックにはα550を忍ばせ、ショルダーストラップの付け根に三脚をぶら下げていたため、
重たいやら動きづらいやら・・・。

ちと無謀でした。。。



さてここで、この七ツ滝への行程をざっとご説明いたしますと、3つに区分できると思います。


1) まず、出合いから最終堰堤まで。(堰堤を作った当時の林道跡が残っています)

2) 最終堰堤から魚留滝まで。(左岸には、“有るか無いか”の程度の獣道。川は浅くて平坦)

3) 魚留滝から滝壺まで。(滝壺に近づくにつれて滑床が多くなり、釜や淵、難所がちらほら・・・)


そしてこのとき、私たちは魚留滝の少し手前まで足を進めていました。

この魚留滝は、切り立った岩壁の奥にあり、手前には私たちの身長ほどの深さがありそうな淵もあるため、4年前は高巻きしました。
(この高巻きの直前にSさんが行方をくらますという暴挙に出たんですが・・・)

しかし、今回は何となく真っ直ぐに魚留滝へ向かうルートが採られました。

そして、ハプニングが発生しました。



DSC02693(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/50sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 多分割測光 --

私はその瞬間を見てはいなかったんですが、不用意に淵へ向かって進んだSさんが深みにはまって転倒し(ほぼ)全身ズブ濡れになりました。

写真は、ショックで呆然のSさん(手前)と、先に淵を越え「これを渡って来いよ」と橋を渡してくれているHさんです。

しかしこの直後、Sさんが渡ろうとした橋はポキっと折れてしまいました。

Sさん、再度まさかの転倒です。


一同爆笑。


さすがは“持っている男”Sさんです。

いつも良い仕事をしてくれます。



DSC02697(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/40sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

右岸から淵を越えることを諦め、素直に左岸の岩壁をトラバースするSさん。


既に全身ズブ濡れなだけに、「泳げばいいじゃん」と外野は好き勝手をいいますが、それはSさんのお気に召さなかったようです。



DSC02699(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/20sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

淵を越えると新たな淵が続きます。

狭い足場を進みます。



DSC02705(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- シャッタースピード優先 16mm 1/2.5sec F18.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 -0.7EV --

そして魚留滝に到着です。

落差は5m程度。

四方を崖に囲まれた狭い滝壺でした。


早速K氏が竿を振っていましたが当たりは無かったようです。



DSC02707(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/13sec F5.0 ISO=100 多分割測光 WB=太陽光 --

魚留滝から手前の淵を振り返ります。

さながら、天然のウォータースライダーです。


「是非!」とSさんにお勧めしたんですが、ここもお気に召さなかったようです。



さて、滝壺から崖上を見つめ、Hさんがルートの掘削を試みたんですが、浮石が多く難色を示しました。

と、同時にSさんが「明らかにそこは危険だろう?」というような場所をよじ登ろうとしていました。



七ツ滝アタック。

最初の虎口を脱するために私たちが取った手段は・・・。



【続く】

佐渡名瀑めぐり〜氷結の五段滝〜

2012.01.30 Monday

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この大雪になってから、ずっと行こう行こうと思っていながら、なかなか行けずにいました。



DSC03740.JPG
【α77】+【SIGMA 8-16mm 4.5-5.6 HSM】
-- 15mm 6.0sec F7.1 ISO=50 多分割測光 WB=雪の明るい部分をグレー点指定 --

岩谷口。

跳坂の上り口にある泊川(とまりがわ)滝


通称「五段の滝」です。



DSC03742.JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 45mm 2.5sec F8.0 ISO=50 多分割測光 WB=雪の明るい部分をグレー点指定 --

毎年この時期になると氷結する滝として知られるんですが、流れそのものが氷結するまでには至らないようです。



DSC03747.JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 2.0sec F11.0 ISO=100 多分割測光 WB=雪の明るい部分をグレー点指定 --

この日は朝の9時から両津方面へ行く用事があったので、それに間に合うようにと5時半に出発してやって来ました。


この写真を撮影した時間は6時46分。

風がとても冷たく、耳が引きちぎられるような感覚でした。



DSC03749.JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 45mm 1.6sec F8.0 ISO=50 多分割測光 WB=雪の明るい部分をグレー点指定 --

滝周辺の岩壁はまさに氷の壁です。


この寒い中、滝壺には、この滝にまつわる「濡れ女伝説」に登場してくる山姥さんがいらっしゃいました。

撮影は遠慮してほしいということでしたので、レンズを向けるような野暮はいたしませんでした。

またお目にかかれたらと思います。



DSC03760.JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/6sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=雲の薄暗い部分をグレー点指定 --

ここまで来ておいて、この景色を見ないで帰る訳には行きません。

跳坂隧道の大カーブからの風景です。


最近では、坂の上からの眺めより、ここからの眺めの方がすっかりお気に入りになりました。



DSC03756.JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/6sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=雲の薄暗い部分をグレー点指定 --

手前が岩谷口の集落。

写真の中ほどに見えるのが五十浦(いかうら)集落です。


冬の寒々しい景色が似合いすぎます。



DSC03763.JPG
【α77】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/25sec F5.6 ISO=100 多分割測光 WB=空をグレー点指定 --

帰路。

禿の高トンネルを出たところからの、矢柄(やがら)集落と三島、大島です。

ここもひとつのお気に入りポイントです。



跳坂からの眺めといい、この場所の眺めといい・・・

五段の滝に来た“ついで”に撮った感がありますが、どれも“ついで”に収まるような景色ではなく、主役となれる素晴らしい風景ばかりです。

佐渡名瀑めぐり〜戸地川右俣・魚留滝〜

2011.12.06 Tuesday

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2年ぶりに戸地川の右俣に足を踏み入れました。



DSC01132(AWB).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 1/6sec F8.0 ISO=100 AWB 多分割測光 --

この日は「確認」に来ました。



DSC01135(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/3sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

この春、戸地川本流の白滝を登ったんですが、白滝街道保存会のYおじさん曰く、

「魚留滝は周辺が“七滝”になっている」

というものです。



DSC01153(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 18mm 1/2.5sec F8.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 ND8 --

「周辺に七滝があるっつったか、7段の滝になっとるっつったか…」
(周辺に七滝があるといったか、7段の滝になっているといったか…)

Yおじさんが直接目にしたものか、そのように聞かされたのかは定かではありませんが、確かに私も興味があったもので、
また、そんな話を聞かされてしまったら、是非とも自分の目で確認したくなる人間なものですから、天候も何も考えずにこの場所へ来てみました。



DSC01151(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/2.5sec F8.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 ND8 --

2年前に来た時の印象で、「500mくらいも歩けば着くだろう…」くらいに考えていたんですが、結構激しい道のりでした。



DSC01138(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/5sec F8.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 ND8 --

また、このところの雨がちな天候もあって、水量は多めでした。

何度か川を渡りながらルートを探すんですが、渡るのにも一苦労です。



DSC01149(AWB).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1.0sec F8.0 ISO=100 AWB 多分割測光 ND8 --

そして魚留滝の手前の釜に到着しました。



DSC01142(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/1.7sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

あれほどまでに美しかった釜が倒木で埋まっていました。

ここへ来る道のりも随分と様子が変わっていたようです。


年中水が流れ、時にはすさまじい洪水になったりすることもあるでしょうし、当たり前と言えば当たり前なんでしょうが、
前回来た時のような穏やかな表情ではありませんでした。



そして、前回と同様、この場所から釜を高巻きすべくガレ場の斜面をよじ登った訳なんですが、、、



20091031_1491398.jpg
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- プログラムAE 30mm 1/30sec F3.5 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 -0.3EV --

これは2年前の魚留滝です。

写っているのは3段の滝です。

しかし、これが全貌かと言うと、そうとも言い切れません。

確かにあの上があると言えばありそうにも見えます。



DSC01144(AWB).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 18mm 1/25sec F5.6 ISO=100 AWB 多分割測光 --

そしてこれがこの日見た魚留滝です。


2年前より落葉が進んだ時期ということもあり、枯れ木の隙間から3段滝のさらに上部が覗いていました。

数えてみると確かに7段の滝です。

前回私が見ていたのは下の3段だけだったようです。

ここに「魚留滝は7段ある」ことが確認できました。



何とか滝の全貌が見える足場を探そうとしたんですが、ガレ場の上は荒れ放題となっていました。

根っこから引き抜かれたような倒木が散乱し、命綱も無い私にとっては相当に危険な場所でした。

さらに、「もし足を滑らせたら…」というリアルな想像が頭をよぎってしまい、あえなく退散です。。。



DSC01154(太陽光).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/2.5sec F8.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 ND8 --

この日持参したGPSによれば、魚留滝の位置はこの辺りです。


等高線の混み合い方からも判るように、滝の周辺の岸壁は相当に切り立っています。

崖の上からロープで宙吊りにでもなれば全貌が見えそうな場所はありますが、あまりにも危険すぎます。

滝の上部に回りこむのにも相当高巻きする必要がありそうですし、かといって高巻きするほどに降りることも大変になりそうです。

ガレ場をもっと登って見晴らしの良さそうな場所を探すか、このガレ場の上部にあると言われる水路跡を利用するか、、、

いずれにしても素人の手に負える場所ではなさそうです。。。



Yおじさんに相談の上、「魚留滝街道保存会」を急遽結成してもらうのが最善の策かも知れません。。。

佐渡名瀑めぐり〜十郎滝〜

2011.11.27 Sunday

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思いがけず快晴に恵まれた日曜日でした。

こんな日に限って所用でほぼ丸1日がつぶれてしまい、自由の身になったのは既に陽も傾き、再び重い雲が張り出してきた頃です。。。



DSC01025(日陰).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 80mm 25.0sec F8.0 ISO=100 WB=日陰 多分割測光 ND8 --

16時を過ぎると既に薄闇となるこの頃なんですが、こんな時、私の取った行動は「滝へ行こう!」でした。



DSC01026(曇天).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 30.0sec F5.6 ISO=100 WB=曇天 多分割測光 ND8 --

たまたま近くを通りがかったので、この川へ降り立ってみました。



DSC01022(日陰).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 20.0sec F8.0 ISO=100 WB=日陰 多分割測光 ND8 --

旧・真野町を流れる竹田川です。



DSC01021(日陰).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 30mm 20.0sec F8.0 ISO=100 WB=日陰 多分割測光 ND8 --

この川を流れ落ちるのが、その名も高き「十郎(じゅうろう)滝」です。



DSC01018(日陰).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 10.0sec F8.0 ISO=100 WB=日陰 多分割測光 ND8 --

林道の降り口から歩いて約5分ほどのところにあります。



DSC01016(日陰).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 70mm 10.0sec F8.0 ISO=100  WB=日陰 多分割測光 ND8 --

その昔、年老いた母親の重病を治すため、毎晩この滝に打たれて国分寺の薬師如来に祈願をこめる青年がいたそうです。

そして、この青年の祈願の甲斐あってか母親の病も治ったというのですが、この青年を「十郎」といったそうです。



DSC01012(日陰).JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 10.0sec F11.0 ISO=100 WB=日陰 多分割測光 ND8 --

十郎滝の全景です。

落差は15mとされているようですが、実際に見た感じそんなに高くはなさそうです。

そして、これはいつも感じることです。


いつか、こんな風にして落差を測ってみようかと考え中です。



DSC03303(日陰).JPG
【α550】+【50mm F2.8 Macro】
-- 50mm 1/1.7sec F2.8 ISO=200 WB=日陰 多分割測光 --

薄闇と化した川沿いの獣道をもと来た方角へと戻ります。


この滝は来易いため、比較的頻繁に来ていた気でいたんですが、振り返ってみたら2009年10月28日以来でした。

毎回、思うような写真が撮れない滝です。



DSC03308(曇天).JPG
【α550】+【50mm F2.8 Macro】
-- 50mm 2.5sec F3.5 ISO=200 WB=曇天 多分割測光 --

滝そのものは小ぢんまりとしている印象があるんですが、滝つぼへ近づくと水しぶきの飛沫がかなりあります。
なので、思いっきり滝つぼに近づくことができません。(レンズ表面がかなり濡れます)

かといって、滝つぼから距離を置くと、滝の全景が見えません。(滝の手前で川がカーブしています)


一度だけ、水量が極端に少ない時に滝つぼへ踏み込んだことがあるんですが、これでは貧相な滝になってしまいます。

今日も撮影ポイントを決めるのに随分と迷いました。。。


それでも、滝しぶきのマイナスイオンを浴びたい方がいらっしゃいましたら、お手軽に行けるので一度行ってみてはいかがでしょうか?

ただし、林道の降り口(石の標柱があります)からの下りには注意が必要です。

もともと木道の階段が設置してあるんですが、今日行ったところ、一部斜面が崩れかけておりました。

お足元にはくれぐれもお気をつけください。

佐渡名瀑めぐり〜養老の滝〜

2011.08.01 Monday

JUGEMテーマ:地域/ローカル
 
先日、仕事でも訪れた養老の滝ですが、写真に収めるのはほぼ1年ぶりです。



DSC08279.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/2.5sec F11.0 ISO=100 AWB 多分割測光 --

落差は29m。

私が個人的に佐渡一美しいと思う滝です。



DSC08281.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 26mm 1/.2.5sec F11.0 ISO=100 AWB 多分割測光 --

残念ながら、滝を横切るように倒木があります。

ずいぶん前からこんな状態だと思うんですが、取り除くのも容易ではありませんね。。。



DSC08286.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/1.7sec F11.0 ISO=100 AWB 多分割測光 --

この日は雨がちな天気も手伝って、滝の水量も多く、滝周辺も全体的にしっとりとしていました。

たまに爆弾のように落ちてくる水滴には参りましたが。。。



DSC08296.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/2sec F11.0 ISO=100 AWB 多分割測光 --

実はこの日、昨夏、20数年ぶりに再会することができた幼馴染のM実ちゃんが遊びに来てくれました。

今回、M実ちゃんはお姉ちゃん一家と一緒に遊びに来てくれたんですが、この日は1日時間があるということだったので、
ちょこっと佐渡をご案内させていただくことができました。


奇遇にもお互い「滝フェチ」ということだったので、ちょっと遠かったんですがまずはこの滝に来て見ました。


全国の名だたる名瀑を巡ってらっしゃるM実ちゃんなので、佐渡の滝を見てもらうのには少々ビクビクしていたんですが、
結構楽しんでいただけたような感じだったので一安心です。



また機会があったら、新緑の季節や紅葉の季節に見に来てもらいたいですね。

(その前に、せっかく久しぶりの再会だったのに待ち合わせ時間に寝坊してすみませんでした。。。)

佐渡名瀑めぐり〜戸地川本流・白滝〜(後編)

2011.05.21 Saturday

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2011年5月某日。

午前8時40分に戸地川の二又を出発した「戸地川白滝街道保存会」は、いよいよ白滝を目の前にしていました。



DSC06665.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/10sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

不思議な床の上より、左奥に鉄ヶ滝。

そして、右側へと続く支流(写真では見えませんが)の先に白滝があります。



DSC06664.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/80sec F4.5 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 --

白滝取水口の脇にポツンと残った水量調節のバルブです。


取水口は石垣でちょっとしたダムのような囲いになっていたらしいんですが、ほぼ跡形も無く崩れ去っていました。

その姿を見て、Tさんが寂しそうなため息を漏らしていました。


このバルブも今となっては当時を伝える貴重な残留品なのかも知れません。


「白滝はもうすぐそこにある」

Yおじさんを先頭に、はやる気持ちを抑えながら支流を進みます。



そして、



DSC06591.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/8sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

ついに歓喜の瞬間です。


DSC06595.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/8sec F25.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

「白滝」がその姿を現しました。



DSC06627.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/13sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

13:20

“幻の大滝”にやっとたどり着きました。



DSC06633.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/13sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --



DSC06610.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
--16mm 1/125sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --



DSC06634.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 35mm 1/13sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

滝が見えた時、先頭のYおじさんが振り返って教えてくれたんですが、その時の誇らしげな顔がとても印象的でした。


ついで、Tさん、Mさんも滝へ到着です。

女性陣2名は残念ながら、本当に残念ながら、滝を目前にしてリタイアです。。。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/13sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

かつてはこの滝の手前の斜面で、この滝を見ながら山菜採りなんかもしたそうです。

もともと水量はそんなに多い滝ではないようなんですが、この日の水量はとても多かったそうで、

「こんなに水量の多い白滝は初めて見た」

とのことです。



DSC06637.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 40mm 1/15sec F22.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

滝に向かって右側の斜面からは上段の滝へ登れそうな感じでした。

かつては、実際にこの滝の上へも上っていたそうです。


もっと水量が少なく、滝が“シラタキ”のように流れ落ちるところから白滝と呼ばれるようになったとか。。。

当時の鉱山測量日誌の挿絵にもこの滝が描かれていますが、そこには「白糸の滝」と記してありました。



DSC06642.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/125sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/25sec F18.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --



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【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 180mm 1/3200sec F5.6 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --

と、滝つぼで歓喜の声を上げる私たちの前に現れたのはテンです。

滅多に人間なんかが来ないであろうこの場所に、いきなり4人の大男が現れたもんですから、さぞかしびっくりしたことでしょう。


しかし、チロチロと動き回っては、岩陰からヒョコっと頭を出し、こちらを不思議そうに眺めている姿はとても愛くるしいものがありました。

何度か立ち止まっては私たちと目を合わせていましたが、やがて、滝の脇の斜面に姿を消して行きました。


かつて、右俣の魚留滝でテンに出会った時にはシャッターチャンスを逃してしまったんですが、この日は運良く望遠レンズを手にしていました。

それにしても、愛しげな表情をしています。


別にこの場所を荒らしに来た訳ではないので、どうぞご心配なさらないでください。



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【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 180mm 1/2500sec F5.6 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --

落ち口の望遠です。

この支流はどのくらい続いているんでしょうか。


あの落ち口の先は、ニノ岳方面への急斜面です。

水量の少なさからも源流部に近いことが伺えます。



DSC03033.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 1/4000sec F5.0 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --

見上げた滝の落差はだいたい30mほどといったところでしょうか。


大塚山から見下ろしたこの滝の姿は、この上段の部分だったようです。

下段の部分だけでも岩壁の高さは10mくらいはありそうです。



DSC03023.JPG
【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 230mm 1/2500sec F5.6 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

この滝にいたのは、10分か20分か。。。

撮影する気がなくなりそうなほど、滝の姿に見入ってはため息ばかりついてしまいました。


この数日はすっきりと晴れることもなかったんですが、この日だけはすっきりと晴れ続けた1日でした。

そして、この冬の雪が多かったために、水量にも恵まれたようです。

さらに、この場所まで私を連れてきてくれた保存会の皆さん。。。


色々な偶然が重なって、この日のこの瞬間を迎えることができました。

感謝、感激です。



DSC06660.JPG
【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 60mm 1/10sec F29.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

最後にもう一枚だけ。。。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 28mm 1/6sec F25.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

13:53

再び、後ろ髪を引かれる思いをしながら白滝を後にし、女性陣2名が待つ昼食ポイントまで戻ってきました。


水路からのルートが断たれ、やむを得ない形で川沿いにルートを探ったのですが、結果、白滝のほかに鉄ヶ滝にも出会うことができました。


鉄ヶ滝は本流にある滝にもかかわらず、その姿は保存会の面々をして「初めて見た」とのことです。

結果として、MさんやTさんの“英断”が、思わぬ副産物を生み出してくれました。



DSC03053.JPG
【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/200sec F4.5 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

帰路に見つけた真っ白いシラネアオイです。


白滝や鉄ヶ滝の周辺は、今がまさにシラネアオイの盛りといった感じでした。

どの花もとても濃い色をしていました。


このシラネアオイも例外なく“濃い白”です。



帰路に着き始めた時は、滝へ到達したことへの満足感やら安堵感やらで、元気な一行だったんですが、やはり疲れは隠せません。

徐々に、口数も少なくなり、黙々と歩くようになってしまいました。。。



DSC03062.JPG
【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 50mm 1/30sec F5.6 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 --

高巻きルートへの入り口付近にあった標柱です。

右側は「大字戸地」ですが、左側は何と書いてあるんでしょうか?

「界」に見えなくもありませんし、「甲四四」と読めなくもありません。


存在には誰も気付かなかったそうです。。。



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往路は道を探しながら歩いたので思いのほか時間がかかりましたが、復路は早いです。

出発して1時間ちょっとで、帰路全工程の2/3ほどまで下ってきました。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
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15:43

ようやく二俣の砂防ダム内に入りました。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 55mm 1/20sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

朝陽に照らされていたのとはまた少し違った輝きを放っていた戸地川です。



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【α550】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/20sec F11.0 ISO=200 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

15:58

全員が無事林道終点に到着しました。

7時間半の白滝登山は終了です。


私が下山するのを待って、一足先に下山していたYおじさんが笑顔で握手を交わしてくれました。


2年半ほど前に、私が「白滝を見たい」と言ってしまったばかりに、Yおじさんにはこの日まで苦しい思いをさせてしまいました。

当時の道を知る人は数少なく、Yおじさんもたどり着けるものかどうか、相当に悩んだそうです。


私は、その話はもう頓挫したものかと思ったりもしていたんですが、Yおじさんのアツい心はずっと燃え盛っていたようです。

そして、今回、Tさんとともに「行こう!」と決心し、私の元へ「白滝登山をやろう」という計画書が届きました。



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【Tさんが作成した計画書】

失礼な話かもしれませんが、私が還暦世代になる頃、この日のような行程を歩けるかどうかの自信はありません。

まして、チームを率いるなどという大役など、まっぴらゴメンだと言うかも知れません。

全員の命を預かるという、とてつもなく重たい仕事などできればしたくないものです。

Yおじさんはそれをやってのけました。


それだけに、Yおじさんの大きな手からは、とても気持ちが伝わった気がします。



さて、登山終了後、Yおじさん宅で軽い「お疲れさん会」が開かれました。

残念ながらMさんは、19時には就寝してしまうほどお疲れだったようで不参加でした。


登山中、ずっと厳しい表情だったTさんも、ようやく和んだ表情になりました。

女性陣2人は、コロコロと笑っていました。

どの顔にも満足感がありました。

そして、事故も違反もなく?)、全員が無事に下山できたことの喜びがありました。


「俺はもう行かんぞ!」

Yおじさんは笑顔で言っていました。

Tさんも、Mさんも同感だったようです。


昨日、再び保存会のメンバーで集まりました。(Mさんは、今度は所要で欠席でした・・・)

女性陣2人は、

「また行きたい!」

という面持ちになっているようでした。


「毎年同じ日に恒例行事にしよう」と持ちかけると、Yおじさんは「う〜ん」と唸りながらも、まんざらでもなさそうに見えました。

きっと時間が経つにつれて、気持ちは変わって行くと思います。

期待したいと思います。



地元の方でも、白滝の姿を知る人は少ないようで、
ひょっとしたら今回の保存会の「白滝登山」は、ひとつの大きな扉をこじ開けるくらいのことだったのかも知れません。

そして、今度は「白滝街道」を保存し守って行くのが私たち世代の役目なのかも知れません。



とりあえず、

「また皆で一緒に行きたいな」

というのが、今の正直な気持ちです。



長い間の夢を叶えさせてくれたYおじさん。そして、保存会の方々。

本当にありがとうございました。

佐渡名瀑めぐり〜戸地川本流・白滝〜(前編)

2011.05.20 Friday

JUGEMテーマ:地域/ローカル
 
水の流れを撮りたくて、一眼レフを手に取るようになりました。

そして、佐渡の滝に惹かれ、佐渡の滝を巡るようになりました。


佐渡の名瀑を巡るようになって久しいのですが、ずっとたどり着けない場所がありました。

それが、佐渡一の清流を誇る戸地川の奥地を流れ落ちる白滝でした。


このたび、地元・戸地の有志が召集され、またその一員に加えていただき、初めてこの滝へ向かうべく戸地川へ足を踏み入れました。
(仮称で「戸地川白滝街道保存会」と名づけさせていただきます)



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2011年5月某日 午前8時40分

白滝を目指し、戸地川上流の「二俣」に降り立ちました。


この場所へ来るのは、2009年11月30日以来のことです。

その時は、この二俣から右俣を遡行し魚留滝に出会いました。

この日進むのは左俣、すなわち本流です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 26mm 1/40sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

快晴にして新緑の戸地川本流を進みます。

今回のメンバーは、還暦世代の戸地の有志5名(うち女性陣2名)と私の6名です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 24mm 1/4sec F25.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

佐渡一の清流が朝の陽の光を受けて輝いています。



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-- 16mm 1/13sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

9:06

何度か川を渡ったりしながらゴロを歩きます。

まだまだ序の口です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
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そうかと思っていたら、ふいに鬱蒼としてきました。

大きな岩もゴロゴロとしてきました。



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一気に渓流然としてきました。



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-- 28mm 1/25sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

戸地川は佐渡一の清流であると同時に佐渡一の急流でもあります。

急流に足を取られないよう、一歩一歩足場を確認しながら歩を進めます。



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長い間の念願が叶ってようやく足を踏み入れた戸地川の本流です。

「早く先を見たい」と気持ちが焦ります。


しかし、そんな焦りをじっと堪え、戸地川本流に臨むこの瞬間を全身で噛み締めながらめながら足を進めます。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
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9:58

険しい岩場を過ぎ、やや伏流状となった場所に出ました。



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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
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先を行く女性陣から歓喜の声が上がりました。

何ごとかと思った私の視線に飛び込んできたのは、シラネアオイの群れです。


9:37

出発から約1時間。標高は300mに満たないくらい。

距離的には1kmに差し掛かるあたりです。


この花を見ながら小休憩です。



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【α550】+【Sonnar T* 135mm F1.8ZA】
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傍らにはヒトリシズカです。


リーダーのYおじさんと、道案内役のTさんから、この先の道のりについて若干の説明がありました。

何でも「心臓破りの坂」があるとか。。。


私はここまで足を踏み入れること自体が初めてのことだったんですが、戸地の方にとって、白滝を含めてこのあたり一体はかつては“仕事場”だったそうです。
(かつてこの川には水力発電所があり、上流から水路で水を引いていました。その水路の建設や管理を仕事としても行っていたそうです)

なので、白滝付近までを往来する道もちゃんとあったそうで、この先のルートは、川を愚直に遡行することしか頭になかった私にとっては、一大発見です。


しかし、そんな戸地の方々も最近では白滝まで上がることも無くなり、今回の“白滝登山”は実に15年ぶりだそうです。



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小休憩から再出発です。


出発後「心臓破りの坂」の入り口を探して少々行ったり来たりとなってしまいましたが、ようやく道らしきものを見つけました。

噂にたがわぬ急斜面です。。。



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下手すると45度近い傾斜です。

こんな斜面を、川の音が聞こえなくなるくらいのところまでひたすら登ります。

特にショートカットする訳でもなく、ここを登る理由は何だろう?…と、疑問に思っていました。


ようやく斜面を登りきったところから、今度は等高線に沿うような「道」を進みます。


言われなければそれが「道」とは気づかないであろう踏み跡は確かに続いています。

その踏み跡を進むうち、すっかり聞こえなくなってしまった川の音が再び響いてきました。


眼下の木々の隙間から、連続する急流となった戸地川が見えます。

そしてそれは、踏み跡を進むにつれてあっという間に同じくらいの標高まで追いついてきました。


なるほど、この道は急流をかわすための高巻きの道だった訳です。

それにしてもハンパな高巻きではありませんでした。

しかし、私1人が川沿いを愚直に遡行するには、戸地川はあまりにも危険な急流と化していた部分です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/25sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

11:34

約2時間の高巻きから、再び川沿いへ降り立ちました。

川沿いの距離にすると300m程度しか進んでいませんでしたが、先人が築いた「道」によってこの場所まで導びかれた訳です。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
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さて、ここから先はまた川沿いを進むのかと思いきや、今度は川を渡ったガレ場をよじ登りにかかります。

見た感じ、この川沿いを進むことはさほど難しいとは思えなかったんですが。。。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
-- 16mm 1/8sec F11.0 ISO=100 WB=太陽光 多分割測光 C-PL --

ガレ場を登るうち、石垣のようなものがあることに気付きました。

「何でこんなところに石垣が?」と、信じられないような気分だったんですが、石垣を這い上がって納得です。

こちらも先人が築いた、水力発電所へ水を送る水路です。


「ここまで来れば、もうすぐそこだ!」

と、リーダーのYおじさん。


ここまで来ながら、何となく「滝にはたどり着けないんじゃないか…」という不安を抱いていた私もようやく安心することができました。

そして「あとはこの水路が滝まで導いてくれる。」

そう納得して水路を進み始めます。


しかし、一行の足が止まるのに時間はかかりませんでした。


何ということか、切り立った岸壁沿いに差し掛かったところで水路は崖崩れによって塞がれてしまっていました。

しかも、崖崩れの上には、いつまた落ちてくるかもわからないような岩壁が迫っています。

そして、水路の下は切り立った岩壁です。


「ここは危険すぎる。撤収だ!」とMさん。

「引き返すのも勇気だ」とTさん。


十分に分かってはいましたが、ここまで来て撤収とは…。

分かってはいましたが、すぐにはUターンはできませんでした。

ずっと拭えなかった不安がこれだったのかと思った瞬間でした。


しかし、仕方がありません。

後ろ髪を引かれる思いで来た道を戻りかけた時、Yおじさんが「ここは降りられないだろうか?」と打開策を打ち出しました。

なるほど、切り立った岩壁から少し離れて、若干勾配の緩そうな斜面を見つけました。


「これなら行ける」と、再び希望の明かりが灯ります。


先頭のYおじさんはスルスルと斜面を下って行き、あっという間に川沿いへ降りてしまいました。

女性陣2名はガレ場に足を取られながら、細い枝が折れそうになるくらいにぶら下がりながら、何とか下って行きます。

そんな2名を案じながらTさんはフォローしながら降りていきます。

Mさんはマイペースで降りていきます。


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12:18

みたび川沿いへ降り立ちます。


ここでお昼です。

おにぎりを頬張りながら、私は早くこの先へ進みたくて気が気でありませんでした。


進めそうな岩場なのか、やはり無理なのか。

皆が休憩しているうちに少し先を見て、「Goサイン」が出るべくアピールする腹づもりでいました。


そんな私より先に動いたのはTさんでした。

私も後を追いました。



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不意に目の前に不思議な釜と滝が姿を現しました。



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この釜を右側からかわし、川床を進みます。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
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戸地川本流には、水路へと水を取り込む取水口が4つあると聞きました。


にじき沢、砥石沢(といしざわ)、白滝、そして本流にある鉄ヶ滝(てつがたき)の取水口です。



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この滝の右上には取水口の跡らしきコンクリが見えました。



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【α100】+【Vario Sonnar T* DT16-80mm F3.5-4.5ZA】
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すなわち、これが鉄ヶ滝です。



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【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 1/4000sec F5.6 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --

この滝は、落差が10m程度と小さな滝ではありましたが、本流を流れる滝だけあって、相当の水量が勢いよく流れ落ちていました。



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【α550】+【70-400mm F4-5.6 G SSM】
-- 70mm 1/4000sec F5.6 ISO=400 WB=太陽光 多分割測光 --

ほんの数分前、一時は諦めかけた白滝への道のりですが、再び保存会の一行に笑顔と歓喜の声が上がりました。


そして、常に険しい表情で行き先を睨んでいたTさんが、支流の先に白滝の取水口を見つけました。



ついに、白滝まであと一歩のところに迫りました。

(後編へつづく)